「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(1/30分:高世仁の巻)(追記・訂正あり)

■ジャーナリストのトルコ入国拒否問題が新聞記事に
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150526
 最近は高世の文が「いたってまとも」なのであまり突っ込みようがないですね(苦笑)。「たまに高世が巣くう会テイストの北朝鮮バッシング記事書くとき」以外は普通の感想しか書いてない気がする。

 うーん、すごい!と唸ってしまう映画を試写で観てきた。
 『ルック・オブ・サイレンス』(ジョシュア・オッペンハイマー監督)。
 100万人が殺されたとされるインドネシアの930事件(1965年)を扱った『アクト・オブ・キリング』の続編だ。

 まさにインドネシア戦後史最大の闇と言っていいでしょう。もちろんこういう映画を作ったオッペンハイマー監督の心意気には感動しますが、これも「虐殺の下手人・スハルト政権が崩壊したから」こそです。
 なお、例の「自称アジアの民主主義のための団体」、実際はただの反中国極右団体「アジア自由民主連帯協議会」がこういう問題を取り上げないことは言うまでもありません(毒)。

 (注:スハルトが失脚した今も、下手人たちが未だに裁かれないで権力の座にいる一方で)殺された「共産主義者」の遺族らは、暴力を受け、財産を奪われ、今も就職差別をはじめ多くの不利益をこうむっている。理不尽きわまりない。

 全くおっしゃるとおりです。まあ、マジモンの共産主義者なら虐殺されていい、差別されていいと言うわけではないですが高世の文の「共産主義者」に「カギ括弧」がついてる点がポイントです。
 要するに「単にスハルト政権に批判的」レベルでも共産主義のレッテルが故意に貼られ虐殺されたと言う事です。

 先々週、日本のジャーナリストが次々にトルコで入国拒否にあっていると書いたが、朝日新聞が「ニュースQ3」というコーナーで記事を出した。
(中略)
 この記事では、入国拒否の原因が、日本側にあるのかトルコ側にあるのか、明らかになっていないこともあり、事態の深刻度がよくわからない。
 外務省はやっていないと言うが、この地域を取材する他のジャーナリストからの情報などを聞くと、日本側(外務省とは限らない)が、ある働きかけをしている可能性が高いと思う。
 この事態を伝えたのは、TBS「報道特集」と朝日新聞のみ。
 もっと取り上げられるべき問題である。

 まあ、「日本外務省が政治工作を否定していること」もあり取りあげづらいのでしょうが、高世の言うようにもっと取り上げられてしかるべきでしょう。


■政府は国民の命を守る責任を放棄した
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150525

 自画自賛に終始した「邦人殺害テロ事件対応検証委員会」の報告書について。
《2.12月3日から1月20日の動画公開までの間の対応》という項目に、こんな記述がある。

高世のエントリ■救出可能性大だった湯川遥菜さん
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150523
の続編です。
■救出可能性大だった湯川遥菜さん
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150523
では高世は政府報告書が「12/3までイスラム国の拉致とわからなかった」としていることを「9月に常岡氏がイスラム国に呼びつけられてること(常岡証言)」を考えれば「嘘ではないか」と批判していました。
 今回は「政府がイスラム国拉致と認識したという12/3以降の政府対応も問題だ」と言う話です。ちょっと引用が長くなりますが引用しましょう。

《被害者救出に向けた措置》はどうか。
《メールで犯人と直接交渉しなかったのはなぜか》という論点について
《12月3日に犯人と思われる者から後藤氏夫人にメールが送付された後には、犯人から政府に対する直接の接触や働きかけがない中、政府としては、テロに屈すればかえって日本人が狙われることになるため、テロには屈しないとの基本的立場を堅持しつつ、人命を第一に考え、人質を解放するために何が最も効果的な方法かとの観点に立ち、過去の類似の人質事件の経験等も踏まえて、必要な説明・助言を行う等、後藤氏夫人の支援を行った。》
(中略)
 つまり、直接に政府が乗り出すと、テロに屈するかっこうになるので、後藤さんの奥さんにアドバイスするのにとどめました、というわけだ。
 いま発売中の『GALAC』6月号は「後藤健二さんの死がテレビに残したもの」という特集を組んでいる。(私もこの中の「ジャーナリスト座談会」で発言させてもらっている)
 寄稿者の一人、半田滋*1さん(東京新聞解説委員)が報告書が出るずっと前だが、こう書いている。
「奇妙なのは菅氏(官房長官)が『交渉について、後藤夫人が民間の専門家に相談し、対応している。それを警察、外務省がサポートしてきた』と話している点だ。国内で誘拐事件が起きた場合、被害者側に対応を任せるようなことは決してない。政府は国民の命を守るという責任を放棄したといわざるを得ない」
 簡潔にしてズバリ本質をついた批判だ。

 全く同感ですね。何で政府が直接交渉しないのか。イスラム国が「絶対に政府に知らせるな、知らせたら殺す」と言っていたというなら一理あるかも知れません。国内の身代金目的誘拐だって「警察に知らせるな」といったら警察は直接交渉などせず、マスコミにも「犯人逮捕や被害者の身柄確保」までは報道自粛を要請するわけです。
 しかし高世に寄れば「テロには屈しない(報告書)」。意味がわからないですね。直接交渉したらテロに屈することになるのか。
 むしろ「別に後藤夫人に政府に知らせるなって言ってないのに、政府が交渉に乗り出さないってどういうことだ?。まさか後藤夫人が政府に知らせてないとか、政府の直接交渉を拒否したってこともないだろう」「政府は後藤を救う気がないのか?」「こうなったら後藤は生かしていても意味がないから、大々的に宣伝した上で見せしめに殺すか?」なんてとんでもないことになった可能性が否定できないでしょう。また五十嵐仁氏も
■『二人を見殺しにした安倍内閣に免罪符を与えた検証委員会の報告書』
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2015-05-23
で指摘していますが「政府報告によれば12月中にイスラム国の身柄拘束の疑いを把握していた」わけです(高世はもっと早いはずだ、嘘だと批判していますが)。
 12月中にそう言う事実を把握しながら、外務大臣政務官や外務事務方レベルならともかく、首相の安倍が1月にわざわざエジプトを訪問した上、「イスラム国と戦う周辺各国に総額2億ドル程度の支援を約束する」というスピーチをする必要があったのか。そんな行為は「イスラム国への挑発行為」「安倍は湯川や後藤を救う気がない」とイスラム国に受け止められ、湯川氏、後藤氏の立場を悪くしたんじゃないかということです。
 なお、このイスラム国事件、小生が「ブログの持ちネタ化している」北朝鮮拉致ネタとこじつければ「拉致されたら交渉で取り戻すしかない」「拉致の相手方を挑発するような行為は、拉致被害者の無事を考えたら慎むべきだ」て話ですよねえ。別に「北朝鮮批判するな」とまでは言いませんが、巣くう会みたいに「北朝鮮自衛隊レンジャー部隊を送り込んでもいいんじゃないか」などと放言するのは非常識きわまりない話です。


■救出可能性大だった湯川遥菜さん
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150523
 「救出可能性大」だったかどうかはともかく高世が批判するように「政府検証報告書がお手盛りでデタラメ」である事は否定できない事実でしょう。

 きょうのTBS「報道特集」で、この報告書の検証をしていた。
 常岡さん*2のインタビューは核心をついたものだった。
 9月、常岡さんは、「イスラム国」のウマル(オマル)・グラバー司令官から、8月に捕えられた湯川遥菜さんの裁判をするので、通訳(中田考*3さん)とともにその裁判を記録するジャーナリストとして来てほしいと言われて「イスラム国」入りしている。
 そのとき、常岡さんは、ウマル司令官から、「イスラム国」は湯川さんを身代金のネタにすることはない、拷問もしない、イスラム法に則って公正な裁きをすると告げられている。
(中略)
 裁判は、(注:イスラム国の)「首都」ラッカ*4の爆撃などの事情で「延期」になる。
 常岡さんたちはいったん帰国し、10月7日に再び日本を発って「イスラム国」に入る予定だった。ところが、その前日の6日に、常岡さんは家宅捜索を受け、「イスラム国」司令官との接触は絶たれてしまった。
 今年1月20日に、二人がこれまで処刑されたアメリカ人らと同じく、オレンジ色の服を着た映像が流れた段階では、救出の可能性はきわめて小さくなっていた。
 9月の常岡、中田の「イスラム国」訪問時から今年1月までの間に、「イスラム国」側に日本人の人質の扱いに大きな変化が起きたと考えられるわけである。
 常岡さんは「報道特集」のインタビューで、
「助けられる、自分の手の届くところにあると思っていたのを、むざむざと殺された」ことが残念でならないと語っている。警視庁公安部が結果的に湯川さんの救出を妨害したのではないかというのだ。
 だから、検証の一つのポイントは、湯川さんの救出の可能性が高かった時点で、政府がどんな情報をもち、どう助けようとしていたのか、常岡さんたちのルートを絶ったことをどう考えているのかということだと思う。
 ところが、8月に湯川さんが「イスラム国」に掴まったと思われる映像が出た直後からの政府の動きはどうだったのか。全く検証されていない。
 報告書では、《1.8月の行方不明発覚から12月3日までの対応》の中で、(注:12/3になるまで湯川氏が)掴まったのが「イスラム国」であるかどうかさえ分からなかったとしている。
(注:常岡発言からは湯川さんがイスラム国に捕まったことは12/3どころか、9月には明白だったことは否定できない事実だろうに12/3までは)「分からなかった」などという嘘で、無策をつくろおうとしているのか。

 高世の指摘は全く正論でしょう。こうした検証報道を作成し報道したTBS『報道特集』関係者をまずは称えたいと思います。
 「常岡発言が事実なら*5」、9月の時点で政府は「湯川氏がイスラム国に捕まっていた」と認識していたはずです。
 にもかかわらず「12/3まで」認識していなかったというなら
1)常岡氏が嘘をついてる
2)政府が嘘をついて無策を隠蔽しようとしている
のどちらかしか答えはありません。高世は「政府には嘘をつく動機があるが常岡氏にあるとは思えない」「常岡氏の発言は具体性に富んでおり虚言とは思われない」と言う理由で2)と判断しているようですが現時点では俺の判断も2)ですかね。
 どっちにしろ政府は常岡発言が事実でないというなら反論しないといけません。ただし、今の安倍政権は「都合の悪いことは可能な限りすっとぼける*6」と言う態度でしかもメディアがまともに批判しないというとてもまずい状況なのでこの件、うやむやになりそうでとても嫌ですね。
 うやむやにしない努力をメディア関係者、野党その他に期待したいところです。


お手盛りの邦人殺害事件検証報告書
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150522

 これについては、またいずれ書こう。実は、きょう目の手術*7をして、片目が使えない。この報告書、中身は薄いのに四十数ページもあるので、読むのが苦労なのだ。

 小生がブログ(http://igajin.blog.so-net.ne.jp/)を愛読している五十嵐仁氏はご本人もブログその他で書いておられますが、「片目が使えません」。と言うのも学生時代に「共産党学生運動」に参加されていたという五十嵐氏は共産党を敵視する極左過激派の襲撃によって負傷し片目を失明したからです。命を失わなかったことは不幸中の幸いと言えるでしょう。
 「片目を失明」しながら、「法政大学教授」と言う学問の世界*8に従事し、複数の著書もものしておられるわけですから、「スゴイ人だ」とそれだけで小生なんぞは五十嵐氏を尊敬してしまいます(もちろんそうした尊敬と『五十嵐氏の学者としての評価』はまた別ですが)。
 なお、この「お手盛り報告書」についての五十嵐氏の批判『二人を見殺しにした安倍内閣に免罪符を与えた検証委員会の報告書』(http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2015-05-23)を紹介しておきます。

http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2015-05-23
 第1に、安倍首相の中東訪問と演説の内容です。外務省が2人の拘束可能性を認知したのは14年12月3日*9だとされています。「犯行主体などについて確定的な情報には接していなかった」という状況の下で安倍首相は中東訪問を決行し、エジプトでスピーチしました。
 エジプトのシーシー政権は軍事クーデターで発足した軍部独裁政権で、エジプト最大のイスラム教組織イスラム同胞団を弾圧しています。このような状況の下で、あえてそのような国を訪問して首脳会談を行う必要があったのか、という点については具体的な検証がなされていません。
 また、動画が公開される直前の1月17日にカイロで行った「イスラム国と戦う周辺各国に総額2億ドル程度の支援を約束する」というスピーチについても、(中略)具体的な検証はなされず、「首相の中東政策スピーチの内容・表現には、問題はなかった」とされているだけです。ただし、有識者からは、「ISILにより脅迫の口実にされたとの指摘や、善悪白黒の二元論ではなく、よりしたたかな発言を追求する必要があるとの指摘」があったとされている通り、あのスピーチが身代金要求の引き金を引き、その口実とされたことは明らかではないでしょうか。
 第2に、イスラエルとの関係です。報告書では、これについて何も書かれていません。
 安倍政権になってから日本はイスラエルとの関係を深めており、今回の中東歴訪も、中心的な目的はF35戦闘機などについての軍事技術協力を進めるためで、軍需産業関連の企業関係者を多数引き連れていったのはそのためだったという見方もあります。また、1月20日の動画確認後の緊急記者会見の際に、安倍首相の背後には日本の国旗とともにイスラエルの国旗が掲げられていました。
 これら一連の事実がIS側を刺激し、邦人2人の救出を困難にしたのではないでしょうか。しかし、そもそもこのような問題意識自体がなかったようで、これらについての検証は全くなされていません。
 第3に、現地対策本部のあり方の問題です。報告書を読んで驚いたのは、今回の人質事件でヨルダンの首都アンマンにある現地対策本部で指揮をとり、テレビにもたびたび登場していた中山泰秀*10外務副大臣の名前が全く出てこないことです。
 今回の対応策における最大の失敗は、現地対策本部をヨルダンに置いたことと、その本部長として日本・イスラエル友好議員連盟の元事務局長でイスラエルとの関係強化に尽力してきた中山さんに指揮を委ねたことにあると思われますが、「ヨルダンに現地対策本部が設置されたことは適切と考えられる」とされており、この点についての突っ込んだ検証もなされていません。
 アラブ世界から敵視されているイスラエルとの関係が深い中山さんに「現地の部族長や宗教関係者に連絡」をするなど、「あらゆるルート・チャンネルを活用」することが元々期待できたのでしょうか。
(中略)
 第4に、今後の課題として、報告書では「専門家の育成・活用をはじめ、情報の収集・集約・分析能力の一層の強化に取り組む」ことや「危険なテロリストが支配する地域への邦人の渡航の抑制」などが提案されています。しかし、それよりも大切なことは、狙われないようにすることではないでしょうか。
 報告書でも「在留邦人の安全確保及びテロの未然防止に万全を期していかなければならない」とされていますが、「未然防止」のためにどうするかが明記されていません。「平和国家・日本」のイメージを壊さないようにし、アラブの国々やイスラム社会から敵視されたり憎まれたりすることを極力避けることが何よりも大切だと、なぜ書かなかったのでしょうか。
 そのような観点からすれば、安倍政権が進めようとしている「安全保障法制」による日米同盟の強化が日本と日本人の安全を高めることになるのかという問題提起もすべきだったでしょう。アメリカの「下請け役」となりイスラエルの友好国となることが、テロの標的とされることを避けるうえでプラスになるのか、と……。


集団的自衛権で詭弁を弄する安倍首相
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150521

 きょう、「イスラム国」による日本人人質事件の政府対応を検証する政府の「邦人殺害テロ事件対応検証委員会」(委員長・杉田和博*11)が21日、報告書をまとめ公表した。湯川遥菜さんの行方不明を政府が把握した昨年8月以降の対応について「救出の可能性を損ねるような誤りがあったとは言えない」と結論付けたという。
 これについては、次回書くが、予想したとおり、いいかげんなものが出たようだ。

 何せ委員長が当事者の官房副長官ですからね。ヤクザが岡っ引きをやってるようなもんです。普通はこういう場合委員長には「外部有識者」をつけるもんですがその程度のことすらやる気はないようです。

 きのうの党首討論は酷かった。
 安倍首相が民主・岡田*12代表や共産・志位委員長らの質問に正面から答えないのだ。
 集団的自衛権の行使で、自衛隊のリスクは高まるか、自衛隊の活動は相手国の領域に及ぶか、米国の戦争に巻き込まれる可能性は、などの岡田氏の質問への答えは実に不誠実だった。
 例えば、「安全が確保されている場所で後方支援を行う」。

 珍しく高世が正論です。安倍のようなダメ総理は一日も早く倒さないと行けない、改めてそう思います。と同時にまともに安倍批判しないマスコミにはうんざりしますね。


■茶番だった総連本部転売騒動
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150520
 「巣くう会などアンチ総連の右翼が騒いでも転売が無効にはならない」「転売が無効になっても拉致解決に関係ない」と言う意味では茶番でしょう。もちろん巣くう会とつるむ極右・高世の言う茶番とはそう言う意味ではなく「日本政府(安倍政権)が転売を放置するのは茶番、転売を無効にしてそして早く総連をビルからたたき出せ」という逆の意味ですが。

イルカ漁のニュース。
《国内約150の動物園と水族館で構成する公益社団法人日本動物園水族館協会」(JAZA、東京都)が、「世界動物園水族館協会」(WAZA、スイス)から会員資格を停止された問題で、JAZAは20日、WAZAに対し、残留を要望したことを明らかにした。
 加盟する国内の水族館に対しては、資格停止の理由となった「追い込み漁」で捕獲されたイルカの入手を今後は禁じるとした。
(後略)

・JAZA加盟館のウチ、関係するのは「イルカを飼ってる水族館だけであること」「イルカを飼ってる水族館にしても、イルカのためにほかのことまで犠牲にするのは躊躇があること」を考えれば予想できたJAZAの結論ではあります。
・まあ、高世のようなウヨはウケ狙いで「イルカ漁の何が悪い、WAZAはふざけてる」とか言うわけですがそう言う事言っても何がどうなるわけでもない。
 WAZAの主張が正しいかどうかは素人の俺には分かりません。
 が仮に「誤解・曲解」だとしても「WAZAの言う事なんか話にならん」と言う高世のような喧嘩腰では問題は解決しないわけです。


北朝鮮は粛清が常態化する体制
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150517

 大阪の住民投票は大接戦ではらはらさせられた。
 開票82%段階でまだ賛成が多かったが、反対が多数になることが明らかになったとテレビで報じている。
 独裁者、橋下さんは政治から退場してほしい。

 高世(id:takase22)のゲスぶりがよくわかる文章です。
 先ず第一に高世が「大阪都構想住民投票決定後(つまり大阪都構想が「単なる橋下維新の脳内構想」ではなく現実の政治問題化してから)」、「大阪都構想」について、これ以前に自ブログで詳しく論じたことなど、確か1度もありません(都構想、橋下、維新、大阪などでサイト内検索してもこの記事以外に都構想関係の記事は何一つヒットしません)。安倍の集団的自衛権特定秘密保護法案などについては批判文章を何度か書いた高世ですが、何故か高世にとって大阪都構想は「絶対触れたくないタブー的存在」だったようです。今の高世はよほど「関西マスコミがメシの種(仕事の依頼主)」なんでしょうか。
 第二にエントリタイトルが「北朝鮮」。「大阪都構想」「橋下維新」の文字はどこにもありません。
 結局「橋下応援団も同然」の関西のテレビ局各社と仕事でつきあいがあるから、「都構想住民投票結果が分かるまで」は「関西マスコミから仕事を切られること」が怖くて何一つ橋下都構想批判ができなかったヘタレの高世ですが、「橋下が敗北、政界引退を表明した今」、安心(?)して橋下の悪口が言えるようになったので、「橋下に悪口雑言」して「権力批判者ぶってるだけ」の話です。
 高世は以前「朝鮮総連タブーがある、それをブログに書いた私は干されるかも」とか自ブログでほざいてましたが何のことはない、高世にとっての「現在最大のメディアタブー」は「橋下維新」「関西マスコミ」だったわけです。
 橋下都構想について1度もエントリで触れず「高世は社会派ブロガーぶってる癖にあれだけ世間の話題になった都構想に自ブログで1度も触れないってどういうことよ?」「高世はどんだけ橋下や関西マスコミにびびってるんだよ(嘲笑)」と世間からバカにされることに「プライドが高いらしい」高世は耐えられなかったのでしょう。だから「都構想住民投票結果の判明後」という最後の最後に「橋下批判を俺、高世はした」というアリバイづくりをしたと。
 しかしそれでも、エントリタイトルに「都構想」「橋下」「維新」と言った文字が入れられず、「独裁者・橋下は退場せよ」としながらも結局「都構想についてどう思うか自分の考えを未だに言えない」というのだから高世の「橋下維新や関西マスコミに対するびびりぶり」は尋常じゃありません。こんな中途半端なことして恥をさらすくらいなら最後まで橋下都構想について何一つ触れない方がいいんじゃないんですかねえ、高世さん(毒)。まあ、高世はおそらくこれで「都構想批判を俺はしました」ということにして今後は都構想については今まで通り何も言わないでしょうね。つうか高世の場合、都構想云々以前に橋下維新に対する批判を全然していませんが。

北朝鮮でまた、金正恩の側近と見られた大幹部が粛清されたもようだ。

 国防相粛清疑惑報道があっても、高世が北朝鮮非難記事を書かないので、てっきり「高世は北朝鮮非難はやめたのか」と思ってたのですが残念ながら違ったようです。
 なお、別エントリでも触れましたが「北朝鮮は国防相氏の処刑を公式には発表していない(単に韓国政府が粛清の疑いを指摘しただけ)」「国防相氏の登場する記録映像が未だに朝鮮中央テレビで放送されている」ということで「左遷はされたのだろうが粛清(死刑)はされてない」と言う説も有力です。
 しかし、そう言う説に全く触れない辺りがさすが「反北朝鮮極右」の高世です。もちろん高世が粛清説に立つのは奴の自由です。しかし、その場合でも、少なくとも「粛清否定説」に触れた上で、「だが私は粛清はあったと思う」という話をすべきでしょう。
 けれども、粛清否定説を紹介しないで「なかったこと」にしてしまうのだから全くジャーナリストの風上にも置けない糞野郎です。高世はいい加減、ジャーナリストの肩書きをごみ箱にでも捨てて、「反北朝鮮右翼活動家」を名乗ったらどうなんでしょうか。

 金正恩は損得をわきまえており、合理的な判断を下すはずだという一部の専門家の描く指導者像は幻にすぎない。

 まあ高世としては「今回の粛清は非合理だ、だから金正恩は非常識人だ、交渉相手にはなり得ない」、そう言うことにして日朝交渉を否定したいのでしょう(否定して拉致その他の問題を高世はどう解決する気かと聞きたいですが)。たとえば「ロシアへの北朝鮮の接近」なんぞ、「合理的判断の現れ」でしょうが「北朝鮮は交渉相手にはならない」と言う結論ありきの高世にとってはそんなことはどうでもいいわけです。
 つうかこんな事言ってたら「文革は非常識だ、だから文革の仕掛け人である毛沢東なんかと国交正常化なんかできない」なんて話にもなりますが、実際には毛沢東生前に日本は国交を樹立してるわけです。つうかニクソン毛沢東生前に訪中してますし(苦笑)。まあ言うまでもなく田中内閣当時は高世みたいな

 毛沢東は損得をわきまえており、合理的な判断を下すはずだという一部の専門家の描く指導者像は幻にすぎない。毛は非常識な文革の実行者だ

なんてウヨがごろごろいて国交正常化に反対していた。そういうウヨを抑え込んで田中首相・大平外相コンビは国交樹立という難事業を実現し歴史に名を残すわけです。やはり田中*13、大平*14コンビは「偉大な政治家だった」と言えるでしょうね。


■「専守防衛」は弱い防衛力を意味しない
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150516
 まあ、北朝鮮ネタを「カネが儲からない」と言う理由で銭ゲバ・高世があまりやらなくなった「らしい」ことは素直に喜びたいと思います。今のところ「国防相粛清ネタ」をやる気はないようです。

 このブログで何度か指摘してきたが、中国は、彼我の力関係を測って大丈夫と見れば一気に力づくで島を獲ってしまう。
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140508
 偶発的な行動ではなく、戦略的にやっているのだが、これは尖閣でも全く同じだ。

 高世(id:takase22)は本当にばかですね。ほかの島についての知識は小生知りません*15尖閣なんか中国が仕掛けてきたと言うよりは「尖閣に侵入した漁船船長を、『国外退去』で穏便に済ませた過去の自民党内閣と違い、愚かにも逮捕した鳩山内閣」「都で尖閣を購入したいと言い出した石原都知事(当時)」「尖閣を国有化した野田内閣」「公民教科書で尖閣領有権を宣伝することに決めた安倍内閣」とか「日本側が仕掛けてる」んじゃないですか。もともと「日中国交正常化の時に棚上げで片をつけたモン」を「俺はアレのもんだ」と叫んで「棚上げの約束」を平然と反故にすれば中国だってそれ相応の対応を取るでしょうよ。中国からすれば「手前で喧嘩を売ってきた癖に、俺に責任転嫁か。なめるのも大概にしろよ」と怒り心頭でしょう。
 これは尖閣だけじゃなくて「日韓国交正常化時に棚上げ合意したであろう」竹島も同じで「稲田の竹島訪問計画」「公民教科書で竹島領有権を宣伝することに決めた安倍内閣」だの「日本の挑発」が原因ですが。何というか「日韓国交正常化や日中国交正常化に努力し、領土問題を棚上げで決着させた諸先輩方(佐藤内閣の椎名*16外相、田中内閣の大平*17外相など)のことをお前らはどう思ってるんだ。棚上げ合意なんかして国賊だとでも思ってるのか?。それとも『当時とは事情が変わった』と強弁する気か?」と安倍自民には聞きたくなりますね。まあ、椎名だの大平だのが存命なら「自分が実現した棚上げ合意」を勝手に反故にして「日中、日韓関係を悪化させた連中」に「俺の努力を無駄にしやがって」と怒り心頭でしょう。
 俺が子どもの頃なんか「北方領土以外の領有権は教科書では曖昧な記述だったこと*18竹島だの尖閣だのについて知ったのは早くても高校以降ですね)」を思えば何つうか「小学校教科書にすら記載が詳しくあるらしい」そうでがっくりしますね。日本政府は隣国中韓との関係をどう考えてるのかと。
 そんな日本の現状を何一つ批判しないのだから、所詮、「中道ぶっても」、高世などアンチ中国、アンチ韓国のキチガイウヨのゲス野郎の訳です。
 こんなゲス野郎が父親って娘も本当にかわいそうだと思います。あほな父親にげんなりしないんでしょうか。「親も親なら子も子」「所詮蛙の子はカエルなのか」なのか。
 そしてこんなゲスとつきあえる人間の神経はマジでわかりませんね。俺がテレビ局員だったら高世なんぞに仕事なんか頼みませんよ。

私は集団的自衛権の行使には反対だが、防衛力を強化することは重要だと考えている。

 ばかばかしい。今の日本の防衛力は充分強力ですよ。「強力だからこそ」米国は日本に集団的自衛権行使を求めてくるし、安倍もそれにノリノリの訳です。自衛隊がしょっぱい軍事力しか持ってなかったら、米国が「集団的自衛権行使」なんか要求するわけがないでしょう。そんなしょっぱい軍事組織は米軍の足手まといになるだけです。
 大体中国が尖閣に攻めてくるなんて妄想もいいところです。高世みたいな馬鹿な事言って中国を敵視し軍拡を推進しようというのは充分極右であり、憲法九条に反する違憲行為でしょう。税金の無駄遣いでもある。「少子化対策」「高齢化に対応した福祉」「高度成長時代に作って老朽化で補修が必要な箱物」とかいろいろ税金を使うべき話があるのに「尖閣の防衛」なんて寝言に大金を使おうなんて正気じゃありません。兵器なんてもんは福祉や教育、環境ビジネスなんかと違って基本的に軍需産業しか儲かりません。国民に何のメリットもない。
 日中関係を悪化させることは日中貿易に悪影響という意味で景気にもよろしくない。またそうした軍拡が「竹島奪還」「北方領土奪還」に使われない保証は「少なくとも形式論理的にはない*19」以上、そう言う行為は韓国やロシアとの関係も悪化させるでしょうね。

専守防衛」というと、えてして防衛力が弱くてよいという意味にとられがちだ。

 少なくとも「海外侵攻できる軍事力」よりは弱くないと、とても「専守防衛力」とは言えないでしょうね。極端な話、長距離ミサイルや大規模な空母艦隊を保有して「専守防衛力だ」と言っても説得力はありません。
 大体「専守防衛だ」と言ったところで、軍拡すればそれは確実に「専守防衛」ではすまなくなりますよ。「持っていると使いたくなるもん」が軍事力というもんです。使う必要がないのなら最初から持ってる必要はない。軍縮すればいいわけです。日常の通勤、通学、買い物に「F1レース用のスポーツカー」なんか必要ないのと同じ事でしょう。

「この国に手を出したらえらいことになる」と相手国に思わせるだけの「力」と意思を保持することが、最終的な抑止力である。

 今の日本自衛隊は充分それだけの力がありますよ。だからこそ安倍の安保政策を中韓は警戒してるんじゃないですか。自衛隊にしょぼい力しかなかったら誰も警戒なんかしません。
 どんだけ高世(id:takase22)は極右の軍国主義者で反中国なのか。こんな高世がリベラル面して、「自称リベラルの皆さん」ともおつきあいがあるらしいんだから呆れますね。
 大体、軍事力の有無に関係なく国際的評価を考えれば「島の奪還」なんてことはそうそうできるもんじゃありません。そんなことやらかしたら「野蛮国家」と非難されてしまう。日本が「北方領土」「竹島」を奪還しないのはそう言うことです。
 中国だって香港、マカオは平和的に取り戻したのであり「軍事力で奪還」なんかしなかったわけです。つうか高世もどんだけ日本の政治力とか経済力とか軽く見てるんですかね。「軍事力がしょぼければ*20」日本の政治力、経済力に関係なく中国は尖閣を奪還するなんてそんなことはないわけです。

武装*21が平和につながるのではない。

 俺はハト派なのでむしろタカ派・高世と違い「困難な道であっても軍縮の方向に踏み出すべし」と思いますね。いずれにせよ日本の自衛隊は「極右軍国主義者」高世が言うほど、しょっぱいせこいもんじゃありません。

安倍政権の暴走を批判することと、しっかりした防衛力の構築はまた別に考えるべき問題である。

 やれやれです。極右高世にとっては「集団的自衛権は暴走」だが「中国との尖閣問題を口実にした軍拡」は暴走ではないようです。
 もちろん「左派・ハト派の立場」なら当然安倍の態度は暴走です。しかし左派でなくても「歴代自民党政権の対中国外交(いわゆる保守本流)」から考えれば安倍の「中国との尖閣問題を口実にした軍拡」は立派な暴走です。保守本流はそんなタカ派外交安保政策で中国には接してこなかったわけです。
 そして「反中国」安倍からすれば「高世のような態度」はむしろ「御の字」じゃないですかね。
 従来なら自民党支持者からも批判が出たであろう安倍の軍国主義政策を極右・高世は正当化してるわけですから。「集団的自衛権を否定したところで別の俺の政策を支持してくれるのなら、いずれ高世は俺の全面支持に転ぶだろう」と思ってるでしょう。
 むしろ批判されるべきは「靖国参拝」などで日中関係を悪化させながら、その関係悪化を「軍拡に悪用している安倍」でしょうが、極右・反中国の高世にはそういう理解はないのでしょう。
 つうか今のテレビ局が「反中国は受ける」と思ってか、「反中国」にシフトを切ってるので「金儲けの観点」で高世は中国叩きに荷担してるだけでしょう。「拉致が風化して北朝鮮ネタから銭ゲバ爺高世がいなくなったことは大変いいこと」ですが今度は「尖閣ネタが儲かる」との判断の下、銭ゲバ・高世は中国叩きにシフトしたようでこれは全くもって迷惑なことです。「日中友好を破壊する国益阻害分子=高世」といって問題ないでしょう。「カネのことしか考えてない銭ゲバ・高世」には本当に政治のことを語って欲しくないですね。高世みたいなゲスがでかい面するぐらいならテレビドキュメンタリー枠なんかなくていいよと思いたくなります(まあ、それは冗談ですし、テレビドキュメンタリー枠がなくなれば銭ゲバ・高世はドキュメンタリー作成をやめて「結婚式、七五三、葬儀など冠婚葬祭の記録ビデオ作成」「宗教団体や企業の広報ビデオ作成」とか別の商売に本格的に乗り出すだけでしょうが)。


専守防衛の原点に返れ
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150515
 「さんざん安倍応援団の救う会や家族会と調子あわせてきた分際で何が安倍政権は『専守防衛の原点に返れ、と言う東京新聞社説に同感』だ。高世(id:takase22)はふざけんな」と思いますがそれはさておき。
 まあ拉致が風化した今、高世にとって「安倍応援団」の救う会や家族会と調子を合わせることはもはや「おいしいことではなくなってきた」のでしょう。高世が最近自ブログで宣伝してる仕事も「カンボジアNPO活動する日本人」「猿回しの村崎太郎氏」など拉致は全然関係ありません。
 例の「北朝鮮防相氏粛清話」で北朝鮮に悪口雑言でもかますかと思いきや今のところそういうのは無しです。
 高世は近年、特定秘密保護法問題、集団的自衛権問題などで「穏健保守(または中道保守、中道右派中道左派)」ぶっており、安倍の極右路線を「批判するかのような態度」をとってきました。共産党衆院選での議席増も確か積極的には肯定しないものの、「自民が伸びるよりはマシだった」とも書いている。
 「拉致ドキュメンタリーで金儲け始めるまでは」もともとはそう言う「反右翼的な」スタンスのドキュメンタリーで金儲けしてきた男だけに「拉致が風化した今」、「安倍批判の方が美味しい」と言う判断なのでしょう。
 高世には「産経・阿比留や櫻井よしこのような右翼的金儲け」は今さらできない。
 「汚いな、さすが高世汚い」と思いますが「金儲けのことしか考えてないであろうゲスの高世」が「金儲けの観点から安倍批判に切り替えたこと(その結果拉致から手を引きつつあること)」はまあ、「ある意味」悪いことではない気もします。

もう行政に、あれやって、これやって、と頼る時代ではない。

 いやいや「行政以外」、たとえば市民団体の重要性はそれはそれとして最終的なセーフティネットは行政でしょうよ。行政の役割を全部ほかに移すなんてできるわけもないでしょう。
 大体誤解してる人も多いようですが、日本は先進国と比べて福祉や教育には全然税金支出をしてませんからむしろ「欧米並み」にもっと金をかけるべきです。


■また一人、トルコへの入国を拒否された
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150514

 昨夜は、猿まわし師の村崎太郎さんと『情熱大陸』の反省会。
 「日光さる軍団劇場」は、おかげさまで、連休中は、毎回満席でした、とのこと。
http://www.osaruland.jp/
 ただ、放送に対しては、「動物虐待だ!」「お猿さんがかわいそう」との声がネットにたくさん上がった。
 「動物虐待」をいうなら、イルカショーやサーカスの動物芸など、みな、厳しい仕込みが伴うし、犬ぞりレースにいたっては、過酷さに命を落とすこともある。

 おっしゃるとおりで「動物芸だから仕方ない」で動物虐待が野放しになっても困りますが、一方で「猿回しの仕込み」が動物虐待ならあらゆる動物芸の仕込みは動物虐待でしょう。「そうだ、動物芸なんかやめちまえ」とそこまで徹底すればある意味論理一貫してますがそれがいいとは俺個人は思いません。

村崎さんの人生にとって少しでもプラスになれば、番組を制作したものとしてうれしい。

 まあ、日光さる軍団の宣伝になった、村崎氏の金儲けにプラスになったと言う意味では村崎氏にとって御の字じゃないんですかね。それが「人生にプラスかどうか」は知りませんけど(毒)。
 まあ、なんだかんだ言って高世やテレビ局側はともかく、村崎氏は「広報ビデオの全国放映ができて良かった」という「銭ゲバなこと*22」を考えてるのでしょうし、「村崎氏全面協力」という番組の性格上「村崎万歳の広報ビデオ」も同然の代物*23でしかないわけですが。

 また一人、日本人ジャーナリストがトルコへの入国を拒否され強制送還されたのだ。
 アフガンなどの戦場の最前線を撮り続けている横田徹さんだ。
(中略)
 鈴木美優さんの一件があったばかりで、横田さんもやられるのでは、と注目していたら、案の定だった。
(中略)
 なぜ、日本人ジャーナリストが、続けてトルコへの入国を拒否される*24のか。
 この背景に何があるのか。
 はっきりさせるべき重大な問題だ。

 うーんどうなんでしょうね。高世は「日本がトルコに入国拒否を働きかけてる」と見てるようですがどうなのか。よほど堅い証拠がないと「トルコ政府相手に裁判で争って、裁判勝利でトルコの非を認めさせる」程度の事*25しかできず、日本側の追及は難しいでしょう。
 その裁判も長期戦になるでしょうから短期的には「ブラックリストに載らないように注意してトルコ入国をはかる」しかできないでしょうね。鈴木さんや横田さんについていえば短期的には「トルコ入国」は無理でしょう。


■ヒトがサルにかみつくとき
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150504

番組を観て、猿まわしは動物虐待じゃないのか、と思った人もいるだろう。

 まあ、ただそれ言ったら動物の調教は猿回しに限らずサーカスにせよ何にせよ基本全部、「虐待」でしょう。動物が「調教」を喜んで受けてるなんてことはないし、調教において「ムチなどの暴力ゼロ、エサなどのアメしかない」てわけにもいかないでしょう。動物芸を全否定する立場にでもならないと猿回しへの「虐待」という批判は無意味でしょう。


情熱大陸「猿まわし師 村崎太郎
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150501

テレビ界の熾烈な視聴率競争のなか、一つの制作会社が、同じ時間帯に放送される他局の番組の制作に関与することは許されるのか、という問題である。

 高世の文章を読んで「電通の広告業支配」を思い浮かびました。何で電通のシェア(確か5割超えてる)が異常に高いかというと「一つの広告会社・電通が同業他社企業CMの製作に関わってるから」です。そう言うことについて法的規制も業界規制も何もない。アサヒビールの広告もキリンビールの広告も、サッポロの広告もサントリーの広告も電通でやるようなことが平気で行われてる。よく考えたら変な話ですし「それでええんか、業界ルールでもええから『1業種は1社のみ』にすべきと違うのか」と言う批判が以前からあります。
 それに比べたら高世の言ってる事なんて全然良心的な話です。「一局の製作しかやりません」なんて贅沢が言えるわけがないし、「同じ時間帯になる可能性があるからやらない」と言うわけにも行かないでしょう。
 さて情熱大陸で今度取り上げられるという村崎太郎氏ですが高世が書くように「被差別部落(高世の言葉だと未解放部落)の出身」であり、そもそも猿回し芸自体がもともと「被差別部落民の特殊技能」だったわけです。たださまざまな娯楽に押され、人気が落ちるとともに「知ってる人は猿回し芸人が被差別部落民と知ってる=猿回し芸をすること自体がカミングアウトも同然」つうことですたれていたのが、高世が書くような事情で復興したわけです。
 ちなみに、「村崎太郎」でググったらなかなか面白いことを知ったのでここにメモっておきます。村崎氏のお父さんが「共産党光市議」、おじさんが「全解連副議長」を務めたほどの活動家とは知りませんでした。村崎氏がどういう思想傾向なのかは知りませんが。まあ、巣くう会とつるんで拉致で儲けてきた高世がこういうネタで「未解放部落問題に関心のある善良な俺」アピールすることはある意味悪いことではない気がします(毒)。
 なお、前も書きましたが「自称保守」がこうした「民族文化の復興」に無関心で、むしろ左派が関心あったりするのは「何だかなあ」と、不快というか困惑するというか「日本の自称保守て何を保守してるんだ?」つうか、複雑な感情を感じます。

村崎義正(1933年3月7日〜1990年2月23日:ウィキペ参照)
・猿まわし師、元山口県光市議会議員。山口県光市出身。「周防猿まわしの会」初代会長。
・1960年に「部落解放同盟」に参加し、1961年に支部を結成。部落解放同盟の分裂後は、部落解放同盟正常化全国連絡会議(正常化連)を経て、正常化連が発展してできた日本共産党系の同和団体・全国部落解放運動連合会(全解連、2004年に全国人権連(全国地域人権運動総連合)に発展的解消)の山口県連合会副委員長を務めた。その他の役職には、「全国生活と健康を守る会連合会」理事がある。
 1970年に光市の市議会議員に初当選。3期務めた市議時代は日本共産党に所属していたが、保守系でないにも関わらず、議会運営委員長を務めるなど保革を超えて人望があった。
・光市議に初当選と同じ年の1970年、俳優の小沢昭一*26がレコード『日本の放浪芸』シリーズのために光市を訪れたことをきっかけに、1963年に途絶えていた猿まわし芸を復活させることを決意。民俗学者宮本常一*27や民俗文化映像研究所の姫田忠義、過去の猿まわし師の実態を調査・研究していた詩人で社会教育家の丸岡忠雄や末弟の村崎修二の協力を得て、1977年12月2日に周防猿まわしの会を結成して初代の会長に就任。
 1982年にはそれまで務めて来た光市市議を辞して、猿まわしに専念するようになった。以後、猿まわし芸のための常設の劇場を設けたり、後継者育成、猿回しに関する執筆活動など、猿まわし芸の振興に尽くした。1990年、脳血栓により死去。2009年現在も関係者が当人の遺志を継ぎ、猿まわし発展の為に尽くしている。
 息子に、「周防猿まわしの会」の運営に携わる村崎與一(長男)、村崎梅二郎(次男)、猿まわし師の村崎太郎(四男)、村崎五郎(五男)がいる。全解連副議長、全国人権連副議長を務めた村崎勝利は弟である。「最後の猿まわし師」と言われた重岡武寿・博美兄弟の兄・武寿の妻は、いとこにあたった。

雑誌では、村崎太郎さんはこう紹介されている。
《村崎家四男、光高校三年在学中の17歳。高石ともやとザ・ナターシャセブンを信奉

 どうでもいいことですがググったら「高石ともや」と「ザ・ナターシャセブン」ではなく「高石ともやとザ・ナターシャセブン」のようです。
 「内山田洋とクール・ファイブ」「ハナ肇とクレージーキャッツ」など昔は良くあったパターンのグループ名ではあります。

太郎さんが書いた本には、子どもの頃、辛い差別を受けた体験や、日本一の猿まわしになって未解放部落の仲間を元気づけたいという決意が吐露され、重いものを背負っての出発であったことがつづられている。

 高世が著書名を書かないのでどの著書かわかりませんがググったところ、村崎氏には『ボロを着た王子様』(2009年、ポプラ社)、『橋はかかる』(細君の栗原美和子氏との共著、2010年、ポプラ社)と言った著書があります。
 また細君・栗原氏には『太郎が恋をする頃までには…』(2010年、幻冬舎文庫)と言った著書があります。


■特定の方向のある、なしくずしの変化が
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150428
 クローズアップ現代のやらせ疑惑についてNHKが「やらせではないが過剰な演出だった」としたことについて

「非を認めたことは良かったが、中途半端」
「アレは演出などと言う甘い物ではなくやらせ。再現映像を『これは再現映像です』と断らないでまるで、『実際にあったことをリアルタイムで報じた』ように放送することは明らかにやらせではないか」
「つうかNHK的に『過剰な演出』と『やらせ』の違いて何なのか?」
「こんなんで権力批判ができるのか、いや取材相手や視聴者の信頼が得られると思ってるのか」

と言う主旨の批判をする高世です。全く同感です。

古賀氏の行動については、私は肯定できない。

 古賀氏の行動を云々するよりそれを理由に担当者を処分したテレ朝経営陣を高世は批判したらどうなんですかね。「古賀氏の行動への評価」に拘わらず、こんなんは明らかに不当処分でしょう。しかも「自民党に呼びつけられてからの処分」では自民党に処分を要求されて屈したのではないかと言う疑惑が濃厚でしょう。


自民党こそ放送法違反だ
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150425
■日本の伝統にある民主主義−寄り合い
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150424
での高世の自民党批判「メディアを呼びつけ恫喝するとは何を考えてるのか」の続編です。もうタイトルだけで「ガッテン、ガッテン」で特に付け加えることもないですね。日本社会も自民党も本当に劣化したもんだと悲しくなります。せめてもの救いは「野党(特に最大野党民主党*28)の批判」でしょう。
 高世に寄ればあの池上彰で「すら」この件で自民党を批判してることもまあ、救いではあるでしょう。池上って率直に言って「政権批判なんかまずしない人間」ですからね。池上のように「テレビや出版業界の売れっ子」になるにはそうでないといけないわけです。そうでないとテレビ局や出版社に干されてしまう。そんな「世渡り上手な池上さん」すら批判する暴挙が自民の恫喝の訳です(まあ書籍では批判してもテレビでは批判しないであろう辺りは池上の世渡り上手なところですが)。


■日本の伝統にある民主主義−寄り合い
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150424

 番組編集でこもっていると、世間の動きにうとくなるが、たまたま見たテレビニュースで、自民党がテレ朝とNHKの幹部を呼び出して番組内容を聴取したことを知った。
 メディア、とくにテレビを飼い犬のようにしようという意図がはっきり見える。安倍内閣はかくも品のない粗野な形で支配を強めようとしている。
 これに対し、テレビ東京高橋雄一社長が、23日の定例会見で「政権政党の力を持っている方が、番組内容に関してテレビ局の人間に話をさせ、圧力があるとかないとか臆測を呼ぶこと自体、決して好ましいことではない。そういう状況はできるだけ避けていただきたい」、「取材の自由や言論にかかわるものについて、そうした(聴取の)場を設定されると、呼ぶ側の真意にかかわらず臆測を呼ぶ」と述べたという。
 そのとおり、がんばれとエールを送りたい。
 こんな当然のことを言うこと自体を応援しなければならないとは、考えてみれば変な話である。

 変つうか日本人として恥ずかしいですよね。自民党も日本社会も劣化してるなと。
 プーチンロシアだの中国だの*29、国際的に「メディア統制の強い国」とされる国とやってること大して変わらない。
 ただ高世について言えば「安倍応援団の救う会と癒着してきた分際で今さらなんだ」という怒りを感じますね。まあ、巣くう会とつるんでても今や金にならないし、安倍がやばすぎるんで、奴のメディア対応を放置したら「政権与党ににらまれるくらいならドキュメンタリーなんかやめちまおうぜ」となって高世の商売にも悪影響が出かねないが故のこの発言でしょうが(毒)。

私を案内してくれた老人が「どうであろう、せっかくだから貸してあげては……」と一同にはかった。「あんたが、そういわれるなら、もう誰も異存はなかろう」と一人が答え、区長が「それでは私が責任をおいますから」といい、私がその場で借用証をかくと、区長はそれをよみあげて「これでようございますか」といった。「はァそれで結構でございます」と座の中から声があがると、区長は区長のまえの板敷の上に朝からおかれたままになっている古文書を手にとって私に渡してくれた。私はそれをうけとってお礼をいって外へ出た

この一文は重要だと思いますね。もちろん

日本中の村がこのようであったとはいわぬ。

宮本常一が書いてるように「この寄り合い風景を一般化していいか」という問題もありますがそもそもこの寄り合いは「民主主義」なのか。
 まあ、「寄り合いをやらずに有力者が専断的に決める」のよりはましでしょうが、最終決定は宮本の描写では選挙でも何でもないわけです。
 「もう十分話し合ったんだし、結論出そうぜ、相手は学者先生やし、信用できると思う。ワシは貸してもええ思うんやけど」と有力者Aが言って「そうやな、ワシもそう思うわ、ワシとAさんが万が一の時は責任を負うつう事でどうやろ」と有力者Bが言って「Aさん、Bさんがそこまで言うのならそれでええ」て皆が言う、てこれ民主主義ってのとはちょっと違うと思いますけどね。むしろ「貸すという結論」は有力者の中ではほぼ決まってるけど、セレモニー的、ガス抜き的に寄り合いやってるだけじゃないのか。
 「あの人の言う事やから納得できる」てそれ論理と言うよりは「極めて情緒的」ですよねえ。そういうのが「おらが村の先生」「先生の言う事やから支持する」「先生の息子さん、娘さんだから支持しよう(二世議員支持の論理)」という極めて問題のある今の日本政治と関係してるんじゃないか。
 まあ、仮に民主主義だとしても安倍が好き勝手やってるのに対してこんなん持ち出してなんか意味あるのかと思いますが。

民主主義は戦後、アメリカから与えられたものではない。

 そりゃ戦前から一応日本には議会がありますからね。ただ「治安維持法共産党を弾圧する*30」とか「国民主権じゃなくて天皇主権」とか「問題がある欠陥民主主義」だから戦後、「新憲法による天皇の象徴化(天皇主権から国民主権へ)」「治安維持法の廃止」など、「GHQによる一定の民主改革」がされたわけです。


■伝統の上に新たなものを
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150412
 高世がここで紹介する話、「いい話だ」と思うので特にコメントすることもあまりないですね。

伝統を大事にする保守主義は、私が大いに評価するところだ。

 高世の言いたいことは「何となくわかる」のですがよく考えると変な話です。
 「保守」というのは「保ち守ること」なのだから、「伝統を大事にする」のはある意味当たり前の話です。
 「伝統を大事にしない保守主義」というのは「丸い三角」みたいな変な話ですが、「伝統を大事にしない日本右翼」といえば何というか矛盾しないんじゃないか。
 日本というのは「明治維新以降」、欧米に追いつけ追い越せ、近代化して富国強兵*31しないといかん、でやってきて、その中で「伝統にしがみついていてはいかん」ということでいろいろと伝統を切り捨ててったわけです。生活も欧米化していった。今時和服を日常着る人はあまりいないし、三度の食事がいつも和食ですという人も少ないんじゃないか(小生はカレーとかハンバーグとか食いますから)。
 もちろんその中には切り捨てられて当然の伝統(例:仇討ち、腹切り)もあったでしょうが、そうでない伝統もあった。そして切り捨ててった明治新政府自民党政権、こうした政権の支持者は当然ながら「左翼ではない」わけです。
 だから何というか「欧米の右翼」はどうか知りませんが、日本の右翼というのは「伝統の維持」に必ずしも関心がないわけです。
 「夫婦同姓は日本の伝統だ」「天皇制は日本の伝統だ」などと右翼は言いますが、じゃあ、「日本の伝統・文楽を敵視する橋下を許すな」と日本右翼が言うかと言ったら日本右翼は必ずしもそういう事言わない。むしろ共産党なんかが「日本が世界に誇る伝統文化・文楽を橋下市長はなんだと思ってるのか」と批判したりする。
 日本右翼の伝統云々とは「単に彼らの右翼イデオロギー国家神道?)に合致するもののみ保守する」という極めて恣意的なもんのわけです。


■地方選挙 「NG候補」の見分け方
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150411
【4/12追記】
1)小生も埼玉県議選、どうしようか悩みましたがうちの親父が選挙当日、「C候補に入れて欲しい」つうから、「棄権か白票にしようか」とも思ったんですが、まあ、「どうしても彼に投票したいという候補が一人もいない*32」し、「どうせ低投票率で後援会票、業界票などの組織票が物言う選挙になって俺だのオヤジだのの票は埋没する*33」だろうし、たまには息子としてオヤジにあわせてやってもいいかなと。小心者なのでオヤジともめるのも嫌かなと(全くもってデタラメな投票でサーセン)。ただ「積極的なC支持」ではないので「C山太郎(仮称)」とあるところを「C」とだけ殴り書きで投票しましたけど。つまり「安倍晋三」と書くべき所「あ」とだけ書いて出したような話です。
 まあ、うちの親父は日頃の言動から見て「自民・甲代議士支持(別に維新・乙代議士支持ではない)」「上田知事支持」のようですから、「代理戦争的な理解でC支持」ではないんでしょう。
 「親分が維新・乙代議士であっても、俺、Cさん*34とはいろいろつきあいがあるし」みたいなことでしょう。田舎の選挙(特に地方議員選)なんて往々にしてそんなもんです。全然政策選挙じゃない。
 珍しく、どこぞのマスコミ*35出口調査をやっていてオヤジがそれにあたりました(俺とオヤジが歩いてるところへ明らかに調査員らしき風貌*36の調査員が向かってきたので「そういうのが苦手な小心者」の俺は、下向いて逃げ腰だったので調査員はオヤジに調査票渡したようです)。でオヤジは「支持政党:自民」「投票候補:C」で返したと。調査員が「これでいいんですか?」と聞き返したそうです。まあ、「民主&A*37」、「自民&B」「維新&C」てのが世間的には自然なんでしょうね。
2)4/12(日)17時現在の投票率が、小生の自治体の選管から「防災放送」で発表されましたが「24%」だそうです。これは「20時までで30%超えるかどうかが怪しい」ですね。
 まあ超えてもせいぜい30%台で40%乗るのは厳しいか。ほかの選挙区もそんなところが多いんですかね。「低投票率」は「組織票がものをいってしまう」「政治的無関心を助長する」などという意味で喜ばしいことでは勿論ありませんが「候補者が政策をまともに訴えない」「メディアも政治をまともに報じない」という候補者側、メディア側の問題を考えると有権者を一概に批判しづらいところではあります。自民大勝てこともないでしょうが、残念ながら統一選では「安倍にダメージ」というのはやはり厳しいですかね。まあ、「安倍応援団・維新に一定のダメージ」を期待したいところではあります。
 そうなれば安倍の国会運営にも影響する可能性が出てきますしね。
3)まあ小生の選挙区の結果について言えば「C候補」「B候補」の順で当選し「A候補」が落選です。小生的には「現職で上田知事が支持するA候補」「自民代議士の支援するB候補」が当選して「維新代議士の支援するC候補」が割を食うかと思ってましたが、「小生が地元政治に音痴」つうことですね(ただし2000票差程度の差で当選者と落選者の間にダンチの差がついてるわけではないが)。やはり上田の野望「埼玉版維新の会」は「可もなく不可もなく」と言う形で終わったようです(最大会派は自民)。
【追記終わり】

地方議員の信じられない不祥事が世間を騒がしているが、あきらかに不適な人が選ばれている。
それなのに、非常に関心が低い。

 だってそういうろくでもない議員でも不祥事が「刑事処罰」にまで至らないのをいいことに「無投票再選」とか、そこまで酷くなくても「二世議員」「業界代表(農協とか土建屋とか)」などで盤石の地盤で悠々当選なんて人間が日本では少なくないですからね(もちろん政界引退に追い込まれる人間もいるが)。何も地方議員だけじゃない。地方首長や国会議員だってそうです。
 前回衆院選では、金銭疑惑が炸裂した小渕優子*38が当選してる。
 過去にも「金銭疑惑で自民離党に追い込まれた加藤紘一*39」が離党後の選挙で当選し、ほとぼりがさめるや、自民復党なんて事があるわけです。
 金銭疑惑が炸裂した渡辺喜美*40は前回衆院選で落選していますが、彼の場合「自民が対立候補をぶつけた*41」という側面が大きいでしょう。地元において渡辺への「金銭疑惑への批判がない」とは言いませんが残念ながらそれで落ちたとは言いがたいんじゃないか。
 過去においても、ロッキード事件で「懲役2年執行猶予3年、追徴金200万円の有罪判決」が確定した佐藤孝行*42が、執行猶予期間終了後、選挙に出馬、「橋本*43内閣総務庁長官*44」になるなど、自民党内でそれなりに復権するなんてこともあるわけです。
 我が埼玉でも「金銭疑惑で知事辞任に追い込まれた土屋義彦*45前知事の娘・土屋品子代議士*46*47」、「県議会議長選汚職で有罪判決が下った上、日テレの報道番組『報道特捜プロジェクト*48で公費*49でタイ・プーケットで売春観光していた疑惑が暴露された佐久間実*50自民党県議」とか金銭スキャンダル的な意味で「何でこんなのが当選するんだ」て人間が残念ながらいるわけです。
 日本人は「おらが村の先生」という意識が強すぎて汚職への批判意識が弱いんじゃないか。「汚職=税金の無駄遣い」のわけですが、まあ、税金は「自分の金」という意識が弱いのかも知れません。その一方で、税金へのたかりであるかのように「生活保護者叩き」などあるのだからわけのわからん話です。「ヤクザによる生活保護不正受給」なんてケースはごくごく少数ですし、「ヤクザの不正受給」にしたって政治家の汚職に比べたら額は低いと思うんですけどね。結局「弱気をくじき、強きを助け」だの「生活保護受給者は俺に何もしてくれないが議員の先生は箱物をたててくれた、役所の仕事(土建工事)を回してくれた、就職、進学で口利きしてくれた、選挙で出す弁当が質がいい」だのいうある意味くだらない話なんでしょうけど。

■参考(佐久間の売春観光疑惑について)

・埼玉県議会議員公費買春事件(ウィキペ参照)
 2003年11月に埼玉県議会の県議会議員6人(自民党5人*51、無所属1人)が公費を使い視察の名目でタイまで買春へ行っていた疑いが発覚した事件である。 事件は2003年12月13日(土)に放送された日テレの番組「報道特捜プロジェクト」によって周知のものとなり放送後、埼玉県庁には抗議が殺到、各新聞にも取り上げられた。
【概要】
・2003年11月12日、埼玉県議会の海外視察で自民党県議ら6人がバンコク渡航、現地で夕食後、宿泊先のホテルとは別のホテルの3階にある、セクシーな衣装を身にまとった女性を指名するマッサージ店へと移動し、2時間滞在。カンボジアでの視察をはさみ再びタイへと移動。16日夜、バンコクにある女性を指名するクラブへ移動し、議員らがそれぞれ一人ずつ女性を指名し、店内奥へと消えた。遊び終えた議員達が外へと出てきた後、一人の議員が指名した女性を連れタクシーで宿泊先のホテルへ戻り、エレベーターで同じ階へと降りていった。
【事件報道後】
・番組には1500を越える意見が寄せられ、6人を匿名で報道したことに対し、なぜ議員の顔や氏名を公表しないのかとの指摘が多く寄せられたため、引き続き番組で取り上げるとしていたが、6人が法的対応も考えると日テレに抗議したためか、続編の放送は中止された。
 6人は視察費用530万円を一旦は県議会議長宛てに返還し、議長もこれを一時的に預かったものの、のちに全額6人に返金された。6人は報告書を提出、視察団団長の斎藤正明県議(自民党)は「買春という事実は全くない」「女性とカラオケをしていただけ」「(女性をホテルの自室に呼び込んだのは)ホテルに送ってもらったお礼にお土産を渡しただけ」と釈明。自民党県議団は「報告書を信じるしかない」としたが、県議会へは真相の究明や議員辞職を求める多数の抗議が寄せられ、埼玉県議会や県下市町村議会で非難決議が議題に挙がったが、自民党の反対で否決され、事件発覚後も6人は辞職する事はなく、6人の中から2005年、2006年とたて続けに議長に就任するものが出、真相が県議会で究明される事はなかった。
 また2007年の県議選では、この事件の該当者6人中4人が落選したが、疑惑をもたれた自民党県議5名は、いずれも自民党会派内では当時、主流派の議員であったため、自民党県議団内からは「自民党反主流派の差し金ではないか」との声も上がったという。

 史上最低の投票率になるのでは、と懸念されている。
 無投票当選が多いという事情もあるが、誰に入れたらいいかわからないので投票しないという人も多い。

 拙エントリ(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20150403/5632178906)で書きましたが、まあ、小生の選挙区(埼玉県議選)もそうなのであまりそういう人に文句言う気になりませんね。
 「誰に入れたらいいかわからない」になる大きな理由は「政策選挙じゃないから」「候補者たちが政策をきちんと提示しないから(選挙カーでただただ名前の連呼とか)」「メディアも候補者への政策追及とか全然しないから」という面が大きいですからね。大阪だと橋下が持ち出した「都構想に賛成か反対か」てネタがありますけど(俺の理解では、都構想について民主、共産は反対、自民は「盟友・公明党住民投票に賛成し、橋下に協力した」「安倍が改憲などでの維新の協力を望んで橋下都構想批判を控えてる」と言う意味で疑問符はつくが一応反対、公明は「住民投票に賛成しただけで都構想への態度は白紙」と言い訳してるが「住民投票に賛成した時点」で賛成と見なすべき、維新は当然賛成、といった色分けですね)
 選挙民ばかり批判出来ない。
 ただし「共産党は選択肢じゃない」という考えには共産支持者として「選択肢だろうよ、アンチ自民を自認するなら共産に投票しろよ」と思いますけど。そう言う意味では「保守派だと自認してるが、有力な自民批判勢力として当面、共産党に投票する、ほか(民主、維新、社民、生活)は現時点では評価出来ない」とブクマやエントリで公言してるid:Mukkeさんはその限りにおいては俺は評価してますし共産支持者として感謝もしてます。「その限りにおいて」はですが。

相川俊英*52さんの「「選んではいけないNG候補」の見分け方 5箇条」を紹介しよう。

で相川さん曰く

http://politas.jp/features/5/article/356
棄権してしまってはいけない。なぜなら、棄権は現状をより悪化させることにしかならない*53からだ。

 よりマシな候補がいればその通りなんですけどね。小生の選挙区(埼玉県議選)のように「誰を選んでも大して変わらない」ようにしか見えないときにはとても投票する気になりませんね。たぶん小生の明日の埼玉県議選投票は「棄権か白票」になると思います(追記:上に書きましたが結局親父の依頼に応じるという妥協になりました。)。まあ、そういうことですが小生としては明日の統一地方選共産党議席が少しでも増えれば、そして自民や維新といった俺が評価してない政党の候補が少しでも減れば言う事ないですね。あまり高望みはしません。まああえて高望み(?)すれば「大阪都構想についての住民投票前に維新の議員が大阪市議選で減少して、橋下一派がダメージ受け、都構想の実現可能性が減れば」言う事ないですね。

1つは、ホームページやフェイスブック、ポスターなどで知事や市区町村長、国会議員、地元外の著名人との関係の深さをしきりにアピールする候補者だ。

いやいや日本の政治家はほとんどそうですけど。小生の選挙区(埼玉県議選)を例にとると

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20150403/5632178906
A候補:上田埼玉県知事がプッシュの現職。
B候補:自民党の甲代議士がプッシュの新人
C候補:比例復活当選した「維新の党」乙代議士がプッシュの新人

だと全員、「知事や市区町村長、国会議員、地元外の著名人との関係の深さをしきりにアピールする候補者」のわけです。
 ホームページやフェイスブックまではチェックしてませんが、ポスターは「A&上田」「B&甲代議士」「C&乙代議士」て構図です。選挙応援もいくら子分が大事とは言え、まあ、「全ての場所で、上田、甲、乙が子分につきっきり」というほど「上田、甲、乙」も暇じゃないわけですが、「選挙事務所開き」とか「選挙区中心部(いわゆる繁華街など)での応援」とか「こういう場には親分がいた方がいいよね」て場所には親分が短時間であっても登場して子分の支援を訴えるわけです。
 つうか完全にこの選挙「上田県知事と甲代議士と乙代議士の代理戦争」でしょう。
 相川さんのこの判断基準では小生の選挙区では「棄権」しか手がない。
 ちなみに「ウヨ嫌い」の俺が「投票してはいけない基準」としてあげたいのは「ウヨかどうか」ですね。「ウヨ言動を隠してる人間」だとなかなか判断は難しい*54でしょうが、安倍晋三稲田朋美並みにもろだしだと判断は容易です。ただ日本の地方議員選挙では安倍、稲田並みの極右で、それを全く隠してない人間でも無投票当選(そこまで酷くなくても悠々当選)とか「対立候補が出て激戦でも対立候補も似たり寄ったりのウヨ」てケース*55が多くてうんざりさせられますが。小生が共産支持の大きな理由は「日本の保守政治家にあまりにも極右が多すぎるから」ですね。「保守政治家に極右が多すぎる」その結果が今の安倍政権の訳ですし。もう少しまともな保守政治家がもっと出て欲しいんですが。小生、共産支持者ではありますが「何が何でも共産」てほどのコアな支持者でないですからまともな保守政治家がいれば支持するのにためらいはないですね。
 また「敵ながらあっぱれ」と言いたいという意味でも、「あまり変な奴が保守政治家としてごろごろいると後の修正が困難で困る(共産も別に何でもできる神様仏様じゃないわけですから)」と言う意味でもまともな保守政治家がもっと増えて欲しいところです。

 2つめは、自分の手柄話ばかりする人*56や逆に自分の意見を言わない候補者だ。
 3つめは、自分の地元や支持団体、支持者にばかり目を向けている候補者だ。
 4つめのポイントは、選挙公約である。具体性に乏しく、スローガンやポエムのような公約*57を掲げている人はNG。逆にあれもこれもとテンコ盛りしている人や政党やどこかのマニフェストのコピー&ぺーストのようなものを載せている人も避けた方が良い。公約や選挙公報を読んでその候補者の思い*58が伝わってこなかったら、パスすべきだ。
 5つめは、自分のビジュアルやイメージを常に意識し、それをアピールするような候補者*59だ。「人は見た目が大事」というが、見た目だけで議員を選ぶとトンデモないことになる。

 これも日本の政治家ってそんなんバッカだと思いますけど。相川さんの善意は疑いませんが、日本においてはほとんど役に立たない基準でしょう。つうのもこの「ダメ政治家認定基準」に合致しない政治家がほとんどいないからです。この基準を適用したら多くの選挙区で出る結論は「棄権がモアベター」「それが嫌なら自分で市民運動でも組織して自前の候補を擁立する(ハードル高すぎですけど)」という結論しか出ないでしょう。はてなブックマークでも「言いたいことは分かるけどそんな候補は俺の選挙区に一人もいねえよ」「相川ってバカじゃね?」などとぼやきが出ています。
 つうか「脚注でもさんざん罵倒させていただきましたが」、中田・元横浜市長や橋下・現大阪市長(前大阪府知事)の提灯本を過去に書いた人間「相川氏」*60に偉そうに説教されても不快感しかないんですが。

*1:著書『闘えない軍隊:肥大化する自衛隊の苦悶』(2005年、講談社+α新書)、『「戦地」派遣:変わる自衛隊』(2009年、岩波新書)、『3・11後の自衛隊:迷走する安全保障政策のゆくえ』(2012年、岩波ブックレット)、『自衛隊vs.北朝鮮』(2013年、新潮新書)、『集団的自衛権のトリックと安倍改憲』(2013年、高文研)、『Q&Aまるわかり集団的自衛権』(2014年、旬報社)、『日本は戦争をするのか:集団的自衛権自衛隊』(2014年、岩波新書)など

*2:著書『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社

*3:著書『イスラームのロジック:アッラーフから原理主義まで』(2001年、講談社選書メチエ)、『ビンラディンの論理』(2001年、小学館文庫)、『イスラーム・生と死と聖戦』(2015年、集英社新書)など

*4:シリアの都市

*5:常岡氏に嘘をつく理由があるとも思えないということで事実と高世は判断していますし、現時点ではその判断に俺も賛同しますが

*6:常岡発言が事実の場合は勿論「都合が悪い」でしょうが「事実でなくても」下手にこの問題を扱うとやぶ蛇だということで安倍政権がすっとぼける可能性はあります。

*7:年齢からし緑内障白内障か?

*8:当然、資料を読まざるを得ない。

*9:ただし高世がエントリ(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20150523)で指摘するとおりこれ以前に把握していた疑いがある。

*10:第1次安倍、福田内閣外務大臣政務官、第2次、第3次安倍内閣外務副大臣を歴任

*11:元警察官僚。警察庁警備局長、内閣官房内閣情報調査室長、内閣情報官、内閣危機管理監などを経て、現在、第二次安倍内閣官房副長官

*12:民主党幹事長(鳩山代表時代)、鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行政刷新担当相などを経て現在、民主党代表

*13:岸内閣郵政相、自民党政務調査会長(池田総裁時代)、池田内閣蔵相、自民党幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相などを経て首相

*14:池田内閣官房長官、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*15:ただほかの島だってフィリピンやベトナムとそれなりの交渉をする用意はあるでしょう。軍事力オンリーで片をつけるほど中国もおそらく無謀じゃない。

*16:佐藤内閣外相として日韓国交正常化を実現。「佐藤内閣外相」のほかにも岸内閣官房長官、池田内閣通産相自民党副総裁(田中総裁時代)などの要職を歴任。

*17:池田内閣官房長官、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相。田中内閣外相時代に日中国交正常化を実現。

*18:むろん政治的配慮でしょう。昔の自民党にはそう言う常識があったんですけどねえ。

*19:まあそこまでやるほど安倍も自民もキチガイではないとは思いますが

*20:実際にはしょぼい、なんてとてもいえませんが

*21:「高世のような軍拡路線」と「非武装」しか日本国に道がないわけでは無論ありません。「軍縮」と言う道がある。大体いわゆる「非武装論者」でも「最終目標」「長期的目標」ならともかく「即時非武装」なんて人はまずいません。短期的目標は軍縮でしょう。

*22:まあ建前では広報用ビデオ作成じゃないから制作費を全部、村崎氏が払うなんてことはなかったんでしょうしね。村崎氏にとって「実にお得な話」です。

*23:まあ村崎批判する必要がなければ批判しなくていいんですけど。

*24:トルコの無茶を批判することは当然として「情報がトルコに漏れるなんて鈴木よ、横田よ、お前ら情報管理が甘いんじゃねえの?」と言う疑問は感じます。

*25:それだって難しいでしょうが

*26:著書『日本の放浪芸』(1982年、角川文庫→後に2006年、岩波現代文庫)、『芸人の肖像』(2012年、ちくま新書)など

*27:著書『絵巻物に見る日本庶民生活誌』(1981年、中公新書)、『忘れられた日本人』(1984年、岩波文庫)、『民俗学の旅』(1993年、講談社学術文庫)、『日本の村・海をひらいた人々』(1995年、ちくま文庫)、『日本文化の形成』(2005年、講談社学術文庫)、『山に生きる人びと』(2011年、河出文庫)、『生きていく民俗:生業の推移』(2012年、河出文庫)、『イザベラ・バードの旅:「日本奥地紀行」を読む』(2014年、講談社学術文庫)など

*28:民主党には安倍と同レベルの極右がごろごろいるのでこの件では何も言わず黙りかと疑っていました。

*29:まあ外国を出す必要はないと言えばないんですが

*30:最終的には大本とか創価学会とか共産党以外まで弾圧してますし、「横浜事件」なんてでっちあげもやってます

*31:1945年以降は憲法九条によって「少なくとも建前は」、「強兵」なしの「富国」になりますが

*32:いたら「オヤジの依頼は無視して」自分の意思で投票しますけど。国政選挙での共産候補とか。一応、投票場所にはしきりがあって秘密投票の訳ですしね。

*33:まあそれ言ったら多くの選挙は無意味になってしまいますが

*34:あるいはC候補の支持者か?

*35:オヤジ曰く朝日新聞だそうです。俺が見た調査員のスタッフジャンパーらしきものには「何とかTV」と書いてあったので「テレビ埼玉あたりじゃないの?」と聞きましたが、オヤジが朝日だと言うからには朝日なんでしょう。

*36:スタッフジャンパーらしきものを着てて、調査票らしきものをもってる

*37:A候補を支持する上田知事は民主党出身なので

*38:第三次安倍内閣経産相

*39:中曽根内閣防衛庁長官、宮沢内閣官房長官自民党政務調査会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)を歴任

*40:第一次安倍内閣行革担当相、みんなの党代表を歴任

*41:つまりは安倍や栃木自民党にとってもはや渡辺など重要な人間ではないわけです。そしてそれに対して「郵政刺客選挙で勝利した平沼赳夫野田聖子ほどの力はもはや渡辺にはない」わけです。

*42:事件当時、田中内閣運輸政務次官

*43:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、自民党幹事長(宇野総裁時代)、政務調査会長(河野総裁時代)、村山内閣通産相などを経て首相

*44:ただしこのときは世論の批判で数日での退任に追い込まれていますが

*45:佐藤内閣防衛政務次官、大平内閣環境庁長官参院議長を歴任

*46:小泉内閣外務大臣政務官、第1次安倍内閣環境副大臣、第2次安倍内閣厚労副大臣を歴任

*47:父親の支援を受けてる以上、父と娘は別とは言えないでしょう

*48:1993年〜2008年まで日テレで放送された報道番組。

*49:要するに視察名目の公費出張です

*50:数々のスキャンダル発覚で一時期に比べたら佐久間の政治力はかなり落ちたとは言われていますが

*51:もちろんこの1人が佐久間

*52:著書『横浜改革:中田市長1000日の闘い』(2005年、ブックマン社)、『マンガでわかる大阪都構想と橋下維新』(2012年、日本文芸社)、『トンデモ地方議員の問題』(2014年、ディスカヴァー・トゥエンティワン新書)、『反骨の市町村:国に頼るからバカを見る』(2015年、講談社)など。高世曰く「相川さんを信頼してる」そうだがあの中田や橋下の提灯本なんか書いてる時点で相川氏は低能三流売文屋と見なすべきだろう。まあ高世自体が低能三流テレビ屋だが。高世と相川氏には「低能ウスラバカは黙れ」「つうか東尋坊にでも身を投げて死ねよ、カス」といいたい。

*53:積極的に棄権をお勧めする気はもちろんありませんが「ろくでもない候補に投票するぐらいなら」棄権の方がマシでしょう。

*54:かなりその候補の過去の言動などを調べないといけないでしょう

*55:以前拙エントリで批判的に取り上げた、極右の鈴木正人・埼玉県議(県議会会派「刷新の会」代表)はこの「悠々当選」という残念なケースの典型例で本当にうんざりです。

*56:つうかそれって相川さんが提灯本を過去に書いた中田・元横浜市長や橋下・現大阪市長(前大阪府知事)が典型だと思いますけど(毒)。橋下の場合「自慢話をする」程度では済まず明らかな失敗(例:校長公募)すら非を認めないんだから論外です。

*57:つうかそれって相川さんが提灯本を過去に書いた橋下・現大阪市長(前大阪府知事)の「大阪都構想」が典型だと思いますけど(毒)。

*58:「思い」なんて抽象的な曖昧なものより「その政策を自分が支持できるか」が一番大事でしょうに。それに「思いが強いかどうか」と正しいかどうかは関係ないわけです。安倍晋三改憲への思いは強いでしょうがそんなん俺は支持する気はないですよ。マジで相川さんてウスラバカですよね(毒)。

*59:程度問題ではありますが政治家に限らず「自分のイメージやビジュアル」を全く意識しない人は普通いないでしょう。「中身も大事だが包装も大事」なわけです。「包装に無頓着すぎると中身が疑われても」仕方がないでしょう。それに、「イメージばかり意識する」って相川さんが提灯本を過去に書いた中田・元横浜市長や橋下・現大阪市長(前大阪府知事)が典型だと思いますけど(毒)。

*60:人を見る目がないのか、中田や橋下に飲食や金銭で懐柔、買収されたのか知りませんが