常岡浩介に突っ込む(2020年5月11日分)

常岡浩介がリツイート
◆ららら らー
【前半】
 「生命に関わることだから脱原発が最優先!」とか言ってた人たちも、やがて、TPP反対やらオスプレイ反対やら消費税増税反対ならと、他にもいろんな優先すべきことが出てきたご様子で、脱原発がすっかり背景に追いやられて行った*1。コロナ騒動を脅かす次の騒動ネタ*2も早くも出てきたようで、何よりです。
【後半】
 ただ、笑い事では済まされないのは、この一過性の大騒ぎをマジで受ける人がいること。脱原発しない日本政府が信じられないと言って、生まれたばかりの子供を連れてインド*3に移住した人がいた。インドで子供がどれだけ心身の健康リスクに晒される*4かも分からなくなるぐらい、おかしくなってたんのだろう。

 まずは【前半】にコメントです。
 呆れて二の句が継げませんね。「検察庁法改定反対運動」とは常岡と類友にとって「コロナ騒動を脅かす次の騒動ネタも早くも出てきたようで、何よりです」などと「検察庁法改定反対運動派」や「コロナ問題で様々な運動をしている人々(もちろん、それらの運動は多種多様であり、全てが正しいわけではないでしょうが)」を小ばかにするためのネタでしかないのか。どれほど常岡と類友はクズでバカなのか。
 大体「コロナ騒動を脅かす次の騒動ネタ」なんてことにはなりえないでしょうね。なぜなら、コロナ問題が早期に収束する見通しがないからです(逆に『検察庁法改定という安倍の野望が挫折した場合』、あるいは逆に『検察庁法改定が実現した場合』に検察庁法改定反対運動が急速に衰える危惧はあります。特に後者の場合(『検察庁法改定が実現した場合』)、もちろん『検察庁法の再改正』などの運動継続の必要があるので衰退は望ましいことではありません。後者の場合、今回の運動をどう発展させて継続するかが問題になるわけです*5)。
 常岡や類友は「5月末日で緊急事態宣言は解除され、宣言発動前の状態に戻る」だの「菅官房長官らが示唆するように5月14日に13の特定警戒都道府県(北海道、東京、愛知、大阪、福岡など)以外は全て宣言が解除され(以下略)」等と思ってるのかもしれませんがそんな保証はない。
 いや仮に「そのように解除されたところで」、コロナを現在、封じ込めている台湾や韓国ですら、『野球の開幕は無観客試合(韓国)』などの非常措置を執ってるのだから、『完全に宣言前に戻ること』など当面ありえません。ワクチンの開発など『コロナの治療法が確立しない限り』感染予防で対応するしかないし、その場合は韓国や台湾のように今後も一定の自粛は不可避です。
 また、宣言を解除したところで、それまでの「自粛による経済への打撃に対する対応」や「入院患者の治療」などといったコロナに関わる問題が即座に消えてなくなるわけではない。そして、「100年前のスペイン風邪」が「第一波」で終わらず、「第二波」が来たのと同様、新型コロナも第二波が来ない保証がない。
 単に「コロナ問題で政府批判する人間が気にくわないだけの政府万歳のバカ(あるいはアンチ野党のバカ)」かもしれませんが常岡も類友も認識が甘いにもほどがあるでしょう。
 なるほど
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などでわかるように政府のコロナ対応に批判的な高世仁が常岡から離れるのも当然です。
 高世がこの常岡リツイートを見れば『手前はコロナ問題を深刻に考えている俺を馬鹿にしてるのか!』と思うのは間違いないでしょうし。
 次に【後半】にコメント。
 「脱原発派を誹謗中傷して恥じない」常軌を逸した原発推進派(本心そうなのか、『原発推進派(常岡が想定する読者層や仕事依頼先)』からもらうカネ*6のためにそうしてるのかはともかく)の常岡と「類友」らしい酷い「脱原発派誹謗」ツイートです。
 インドにせよ、どこにせよ、あるいは「脱原発にせよ」他の問題にせよ「政治問題を理由に海外移住する人間」がどれほどいるのか。
 そんな人間は数少ないわけです。レアケースを一般的事実であるかのように扱って、非難するなどと言うのはまともな人間のやることではない。
 そんなことが許されるのなら原発派批判だって「放射線ホルミシス効果説(低線量の放射線被曝ならむしろ健康にいいという主張、ただし原発推進派ですら支持者は少ない(ウィキペディア放射線ホルミシス』参照))」をネタにした批判などが可能なわけです。
 ただし放射線ホルミシス効果説は「原発推進派ですら支持者は少ない」ので「個別の放射線ホルミシス効果支持者」について名前を挙げて批判するならともかく、「原発推進派=皆、放射線ホルミシス効果説支持者」のような物言いをしたらこれは完全にデマ中傷になります。
 なるほど

「イスラム国とは何か」10日発売です - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 はじめに宣伝です。
 「イスラム国」に3回潜入取材した世界で唯一のジャーナリスト常岡浩介さんの本『イスラム国とは何か』が10日に発売されます。
 ぜひお手に取ってご覧ください。私がインタビュー・構成を担当しました。

湯川さん、後藤さんを見殺しにした安倍内閣 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 『イスラム国とは何か』が10日に発売になったが、アマゾンでは現在品切れになっている。お急ぎの方は、書店でお求めください。

「不公正」に対する怒りを理解せよ - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 今朝の朝日新聞の一面に『イスラム国とは何か』の広告が載った。おお、やっと・・・
 これは、イスラム国のリアルを伝える最良の本だと思うので、多くの人に読んでほしい。

下町に愛された記者「さっちゃん」をしのぶ会 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 常岡浩介さんとの共著『イスラム国とは何か』(旬報社)で、欧米は「イスラム国」を全く理解しておらず、空爆などでイスラム国をやっつけることはできないし、このままだと泥沼に足を踏み入れることになると警告した

ということで、常岡と共著『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社)を出版しながら、その後、急速に常岡から離れていったのもよく分かります。おそらく本も大して売れず、こうした常岡のやばさに気づいた結果、離れることにしたのでしょう。
 何せ高世は
リニア推進の仕方は原発にそっくりだ - 高世仁の「諸悪莫作」日記
原発事故はマニュアル無視災害 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
原発は「次なる人災が起きるのは必定」 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
どこでも巨大地震が起きうる日本列島 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
なぜ止めないの?川内原発 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
などでわかるように、「脱原発派」であると自称しています(なお、どこでも巨大地震が起きうる日本列島 - 高世仁の「諸悪莫作」日記でわかるように高世の脱原発主張においては日本が地震国であり、どこでも福島事故のような事態が起きうることが大きい)。こんな無茶苦茶な脱原発派への誹謗をする常岡と付き合ってもメリットがあるどころか、かえってデメリットです。
 つうか原発推進派ですらある程度まともな人間はこんな常岡とは付き合いたくないでしょう。
 しかし今の常岡と付き合ってる奴って一体どんな奴なんでしょうか?。俺なら常岡とのお付き合いなど絶対に御免被りますがね。

*1:そんなことはないですね。「モリカケなどの安倍の不正」であれ「沖縄基地問題」であれ、何でアレ最初から「脱原発以外の政治問題はどうでもいい」なんて態度では多くの人はないですし、もちろん今だって脱原発派の多くは、脱原発問題に取り組んでるわけです。

*2:検察庁法改定反対運動のこと

*3:そもそもインドは原発推進国で「パキスタンパキスタンも核保有国)に対抗して核兵器まで保有してる」ので「本当かよ?」ですが。明らかに「原発推進国にして核兵器保有国」インドは「脱原発派が住むべき国ではない」ので嘘じゃないかと疑いますし、本当ならその人物はよほど認識のおかしい人でしょう(言うのも愚かなことですが脱原発を理由に移住するなら、移住先は「原発のない国」でないとおかしい)。いや仮に「インドが脱原発の立場」でも「発展途上国で医療などに問題があること」「深刻なヒンズー・イスラム対立」を考えればあまり移住先として「良い」とは思いませんが。

*4:「インドが発展途上国で医療の面で問題がある」と言いたいんですかね?

*5:まあ前者(『検察庁法改定という安倍の野望が挫折した場合』)の場合でも「安倍が無理矢理、定年延長した黒川検事長」が残るので運動の継続・発展の必要はあります。

*6:まあ仮にそうだとして常岡がどれほどカネが儲かってるのか知りませんが。