「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年3/13分:荒木和博&西岡力の巻)

日本政府は金正恩を救うのか?【調査会NEWS2946】(31.3.13) : 荒木和博BLOG

 毎年日本政府がEUなどと共同で国連に提出していた(ボーガス注:北朝鮮に対する)人権状況非難決議案を今年は提出しないことにしたとのこと。

北朝鮮非難決議案 国連提出見送り 政府、拉致前進へ対話模索 :日本経済新聞
・政府は国連人権理事会に11年続けて提出してきた北朝鮮の人権侵害を非難する決議案を今年は出さないと決めた。米朝間の協議の進捗をみながら、北朝鮮による日本人拉致問題を巡って対話の糸口を模索する狙いだ。

だそうです。
 「へえ?」ですね。安倍も米朝交渉、南北交渉を見て「本気かただのパフォーマンスかはともかく」北朝鮮との交渉の姿勢を見せないとまずいと思っていると言うことでしょうか。
 仮に「ただのアリバイ作り、パフォーマンス」だとしても小生のような交渉派からすれば喜ばしいことです。そもそもこの決議、果たして何か意味があったのかと疑問に思いますし。むしろ日朝交渉の障害になってたんじゃないのか。
 もちろん荒木は「共同提案者から降りたこと」に悪口雑言ですが。しかし「共同提案から降りた程度」で「金正恩を救うのか?(制裁解除し国交正常化するのか?)」と荒木も随分と「気の早いこと」です。「日朝交渉派」の俺は「共同提案者から降りた」程度では、日朝関係の行く末にそこまで「楽観的(アンチ北朝鮮の荒木の立場では悲観的)」にはなれませんが。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2019.03.13)政府が北朝鮮人権決議の提案国から下りたことに関するコメント−西岡 力
 荒木と違い「決議案の共同提案者からは降りても、日本政府はEU提案の決議案に棄権などしないで賛成するに決まってる!。EU提案も過去の提案と内容的にあまり変わってない!。我々巣くう会は安倍総理を信じている!」という西岡です。
 「なぜ決議案共同提案者から降りた!」と悪口する荒木との違いは何でしょうか?。しかし安倍も果たしてどうする気なんでしょうかね。
 「普通に考えれば」今回は棄権*1でしょうがどうなることやら。そして「投票結果」に荒木や西岡、そして巣くう会や家族会、拉致議連がどんな言動をすることやら。
 個人的には「棄権して巣くう会や家族会がだんまり」つう無様な姿を希望しますが。


【主張】対北決議案見送り 拉致解決に適切な一手か - 産経ニュース
 普通に考えて「適切な手だと思います」ね。北朝鮮の反発を買っては日朝交渉が進みません。日朝交渉が進まないのでは拉致が解決しない。
 むしろこの決議に「拉致解決という意味」で一体何の意味があったのか。
 仮にこの決議に賛成の立場だとしても「賛成しない=反対」でなく棄権すればいいわけです。
 日本が賛成しないと成立しないのならともかくそうでないならEU諸国も「日本に賛成票を投じてほしい」とも言わないでしょう。

*1:共同提案者から降りても賛成票では降りた意味があまりないですし、一方で過去の経緯(賛成した)や「安倍や安倍支持者の本音(本音はやはりアンチ北朝鮮)」を考えれば反対票を投じるわけにも行かないでしょう。