今日の産経ニュース(2/21分)(追記・訂正あり)

■【緯度経度】歴史認識が問われる韓国 ソウル・黒田勝弘
http://www.sankei.com/column/news/150221/clm1502210006-n1.html
 黒田はぐちゃぐちゃ訳のわからないことを抜かしてます*1が、まあ、「プーチン大統領からわざわざ招待された」のに断るのも無礼ですし、世界各国から参加がある*2のでしょうから、朴大統領か、それに匹敵する人間(首相、外相など)が出席するんじゃないですかね。北朝鮮からの出席者と、韓国からの出席者でロシアでの南北首脳会談が行われるのか、それを前提にした上での「プーチン氏の南北首脳招待」なのかはわかりません。
 どっちにしろ日本には関係のない話です。

 中国は昨年7月、訪韓した習近平国家主席が「抗日戦勝70周年記念行事」の共同開催を提案している。

 これまた黒田は訳のわからないことを抜かしています*3が韓国にとって悩ましいのは黒田が言うようなことではなく
1)共同開催した場合の国内外の反応がどうなるか
2)共同開催を断った場合の中国の反応がどうなるか
でしょうね。


■【中高生のための国民の憲法講座】第85講 国歌斉唱をめぐる最高裁判決 百地章先生
http://www.sankei.com/life/news/150221/lif1502210028-n1.html

 今年も卒業式シーズンを迎えましたが、国旗国歌をめぐるかつてのような激しい混乱はみられなくなりました。
 これも平成11年に国旗国歌法が制定され、教育関係者の皆さんが教育正常化のため大変な努力をされてきたからだと思います。

 のっけから「教育正常化」云々と、憲法学者と言うよりは「右翼活動家」としか思えない発言が躊躇なくできるところはさすが百地です(もちろん褒めてない。むしろ呆れてる)。
 また「国歌斉唱の職務命令を最高裁は合憲とした*4」と都合のいいところは最高裁を持ち上げながら「最高裁が『減給や停職と言った厳しい処分はいきなり下すべきではない、戒告が原則であるべき*5』としていること」については「教員に甘すぎる」と罵倒しているところ*6も実にご都合主義です。つうか単なる百地の右翼活動家としての意見表明に過ぎず、全然、憲法講座になってないと思いますが。


■【日本人の座標軸(32)】吉田松陰は「議論より行動」の人…自決した「憂国の志士」に思う
http://www.sankei.com/west/news/150221/wst1502210005-n1.html
 一般に「生野の変」「生野の乱」と呼ばれる事件をためらいなく「生野義挙」、つまり「正義の行い」と書けちゃうところはさすが産経コラムです。「当地ではそう呼ばれてる」て山口県て「明治維新の志士の故郷」とはいえ、本当にそんな右翼県なんですかね。

*1:引用は省略します

*2:オバマウクライナ問題を理由に欠席の意思を表明してるようですが

*3:引用は省略します

*4:ご存じの方もいるでしょうがもちろん批判する学者もいるわけです。つうか多分批判する学者の方が多い。

*5:俺は戒告だって不当だと思いますが

*6:まあ、百地が「愛媛玉串料訴訟違憲判決」「外国人参政権容認判決」など自分に都合の悪い最高裁判決を罵倒するのはいつものことですが