「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(9/16分:「巣食う会福岡」&北朝鮮最新ニュースほかの巻)(追記・訂正あり)

 救う会福岡ネタ以外にも色々書いています。このエントリ日付と『取り上げた記事の日付』にズレがある点はご容赦下さい。
■10/7北朝鮮人権侵害問題啓発集会 in九州 &国民大行進
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1740

場所 警固公園(福岡市中央区天神2-2)
※本年は福岡市役所が使用できないため、屋外開催となりますのでご注意ください。

 何で使用できないのか気になるところです。何か問題を起こして使用不可にでもなったのか。


■現代コリアインタビュー『水から見た北朝鮮:グローバルウォーター・ジャパン代表吉村和就さん*1』(2016年4月18日)(田中良和*2
 佐藤勝巳(故人、元救う会会長)、西岡力(東京基督教大教授、救う会会長)、荒木和博(拓殖大教授、特定失踪者問題調査会代表、元巣くう会事務局長)が集っていた現代コリアは既に廃刊し、現代コリアをつくっていた現代コリア研究所も消滅してますが、一部残党がネット上にホームページ(https://gendaikorea.jimdo.com/)をつくって活動しているようです(なお、荒木や西岡の文章がサイトにないのが興味深い。荒木や西岡にとって現代コリアはもうどうでもいいのでしょう)。
 基本、「北朝鮮や中国への悪口雑言」「朴クネ擁護」といった「救う会テイスト」のくだらない文章ばかりですが、まともな文章を一つ紹介しましょう。

 水問題のコンサルタント、グローバルウォーター・ジャパンの吉村和就代表が2015年10月、北朝鮮を訪問した。核やミサイルの開発・実験で世界の耳目を集める北朝鮮だが、人間の生活に欠かせない水から見るとどんな国なのか。吉村氏に聞いてみた。(田中良和)
(中略)
田中
 上水道の現状は。
吉村
 平壌市内の外国人向けのホテルでは、蛇口から水が出た。だが、東京から持参した粉末の薬品を水道水に入れてみると、塩素消毒されていないことがわかった。

 さすがに消毒しないで水を飲むわけもないでしょうから吉村氏の指摘が正しいとして庶民がどうしてるのか気になるところです。加熱殺菌しているのか、はたまた塩素を自分でぶち込んで「自分で殺菌消毒してる」のか。

吉村
 国連児童基金ユニセフ)の「世界子供白書2015」によると、2013年の5歳未満児の出生1,000人当たりの死亡率(推計値)は、北朝鮮は27人。日本(3人)、韓国(4人)はもとより、中国(13人)やベトナム(24人)などを上回っている*3。汚染された水と栄養失調が原因とみられる。
(中略)
田中
 北朝鮮の水事情を改善するにはどうしたらよいですか。
吉村
 水道の視察で世界85カ国ほどを訪れたが、北朝鮮はちゃんと立派な台所があって、ぴかぴかにめっきされた蛇口がありながら水が出ないので驚いた。便器も日本製が入っていて水が出ない。
 旧ソ連の援助でつくったとみられる水インフラはあるが、老朽化して使えなくなっている。取水設備、浄水場、配管、水洗を含む給水など新たに水インフラの整備が必要だ。それには約1・5兆円かかるとみられる。
 電力不足、水問題を解決してこそ、衛生状態の改善や食糧増産につなげることができる。
■吉村和就(よしむら・かずなり)
 1948年12月15日 秋田市生まれ。1972年に秋田大学教育学部理科を卒業し、荏原インフィルコ*4に入社、浄水場をつくって水を配るなど水処理エンジニアリングを担当。荏原製作所経営企画部長を経て国連に出向、1998年から3年間、国連経済社会局環境審議官を務める。帰国後、荏原製作所を早期退職し、2005年、水資源から上下水道まで水問題を総合的に扱うグローバルウォーター・ジャパン(http://gwaterjapan.com/)を設立。2015年10月6日から10日まで、北朝鮮の友好団体「東京・平壌虹の架け橋」第4次訪朝団(江口済三郎*5団長)の一員として訪朝した。

 この吉村インタビューと「蓮池兄弟の主張(軍事転用されないインフラ支援で拉致解決を目指そう)」をつなげれば「拉致解決のための水道インフラ支援」ということが考えられるでしょう。
 まあ救う会ウヨ連中は「水道が老朽化してるのか、ざまあ」としか思ってないのでしょうが。
 なお、この吉村氏に対しては朝鮮総連機関紙「朝鮮新報」も以下の通りインタビューしていますので紹介しておきます。

http://chosonsinbo.com/jp/2016/02/20160203riyo/
■朝鮮新報【インタビュー】朝鮮の水問題を考える/グローバルウォーター・ジャパン吉村和就代表
 昨年10月、「東京・平壌虹の架け橋」第4次訪朝団(団長―江口済三郎代表)の一員として初めて朝鮮を訪れた、水問題の第一人者であるグローバルウォーター・ジャパンの吉村和就代表(66)に話を聞いた。
インタビュアー
 朝鮮を訪問したきっかけは。
吉村
 国連ニューヨーク本部勤務時代から水の専門家として多くの途上国や紛争国の水問題解決に従事してきたが、いまだ朝鮮を訪れたことはなかった。朝鮮の水問題に関して信頼できる情報は極端に少ないため、現地で直接水インフラ事情を確認したかった。
インタビュアー
 印象深かったことは。
吉村
 今回、朝鮮側の水問題担当者と面会する時間はとれなかったが、自分なりに各所を見て回りながら感じたことは多い。
(中略)
 平壌から板門店に行く途中までにある農村部をバスの中から見ると、秋田出身で幼い頃から田んぼに見慣れてきた私には、やせ細った水田や畑地が目についた。河川の水が少ないことも気がかりだった。
 朝鮮の年間降雨量は例年1,000〜1,200ミリで世界の平均(800ミリ)よりもはるかに多い。近年は洪水や干ばつが頻発していてその被害も大きいというが、水インフラ(ダム、水路、湖沼など)がしっかりしていれば水道、灌漑などがきちっと出来ると思う。水資源を確保することは、食糧、エネルギーを支えることにもつながる。
インタビュアー
 電力事情が厳しい中、国土の80%が山であり、質の良い湧き水などが豊富な朝鮮では現在、自然の地形を利用した水路(「自然流れ式水路」)を各地に建設し、灌漑や上水道事業に役立てようとしている。
吉村
 ダムの建設を通じて、発電、灌漑、洪水を防ぐための治水、水道供給などをトータルで行えるようにする方式も勧めたい。
 最近、白頭山地域(両江道)に大規模な発電所白頭山英雄青年発電所)が建設されたという。現場の詳しいことはわからないが、山間の流域を総合的に開発すべきというのが私の意見だ。
 例えばダムとセットで上流側に浄水場も作る。浄水場があれば下流地域に安全な水を重力で供給できるし、浄水場から出る汚泥には落ち葉などの有機物が含まれているため、乾燥させれば畑や水田の肥料として利用することができ、一石二鳥だ。
インタビュアー
 今後の経済発展にともない、水需要はさらに拡大していくと思われる。
吉村
 水はあらゆる経済活動に密接に関わる天然資源だ。水需要の拡大に加え、地球温暖化の影響から頻発する干ばつや洪水によって水資源が不安定化するなど、今後は地球規模で水の必要量を賄うのが非常に困難になることが予想されている。
 朝鮮は陸地表面に存在する表流水や地下水が豊富であるが、それには限りがある。
 持続可能な水資源を確保するには、下水の再生利用なども要となる。下水処理場で出た汚泥は有機物を多く含むため、エネルギー資源(バイオマス燃料)として活用することなどもできる。
 単に水を綺麗にするだけではなくて、浄水・下水処理の装置そのものがエネルギーと資源を生み出すという考えを持つ必要がある。
 私は水問題の専門家として、今後、日本の保有する水処理技術を活かして、朝鮮の水問題を解決し、ひいてはエネルギー、食糧問題が改善されることを期待したい。
■プロフィール
吉村和就(よしむら・かずなり)
 グローバルウォーター・ジャパン代表。国連テクニカルアドバイザー。経済産業省「水ビジネス国際展開研究会」委員。日本を代表する水環境問題の専門家の一人であり、国連本部勤務の経験を踏まえ、日本の環境技術を世界に広める努力を続けている。


■朝鮮新報『否定された「北朝鮮犯行」説:朝鮮・マレーシア、両国関係の発展を確認』
http://chosonsinbo.com/jp/2017/04/0001-2/

 双方が両国公民の出国禁止措置を解除したことにより、マレーシアの警察が「殺人事件*6」の「容疑者」とした駐マレーシア朝鮮大使館2等書記官と高麗航空の従業員は朝鮮に帰国した。
(中略)
 今回の事件に朝鮮側が何の関わりもなかったことが確認されている。

 まあ少なくとも「形式論理的には」そう言うコトは可能でしょう。容疑者とされた人物が帰国許可されたわけですから。それは少なくとも形式論理的には「マレーシア捜査当局の当初描いたシナリオに欠陥があったと言う事」であり、それは「北朝鮮犯行説が成立するか怪しい」ということになります。
 もちろん「在北朝鮮・マレーシア大使館員」が出国拒否されてたと言う事情を考えればそういう形式論理は「無条件で支持できる代物ではない」ですが。

 朝鮮に対する国際的な嫌悪感を醸成しようと、2月から大々的なキャンペーンを展開してきた勢力は、今回の事件が朝鮮とマレーシアの国交断絶に至るだろうと騒ぎ立てたが、実際は正反対の結果となった。
 朝鮮とマレーシアは、両国の関係を事件以前に原状回復させるだけでなく、それ以上の進展を目指すことにした。共同声明によると、双方はビザなし渡航の再導入について肯定的に討議することにし、双務関係をより高い段階へ発展させるために努力することで合意した。

 「否定された北朝鮮犯行説」と言う主張の是非はともかく、「北朝鮮とマレーシアが断交していないこと」は朝鮮新報の指摘どおりです。そのことの意味を「家族会や救う会」はまじめに考えるべきでしょう。つまり北朝鮮は彼らが言うほどには孤立しておらず手強い相手だと言う事ですが。


■エキサイトニュース『<北朝鮮拉致>「たとえヤケドしても、実効ある解決策打ち出せ」、圧力だけの対応を批判=「米韓、融和へ動く」―飯島内閣官房参与

http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20170401/Recordchina_20170401002.html
 2017年3月30日、飯島勲内閣官房参与は日本記者クラブで会見し、北朝鮮拉致問題に触れ、米中首脳会談が4月上旬に開催される中で、米朝関係が動き出し、首脳会談もあり得る、と指摘。「北朝鮮拉致問題を解決するためには、日本もこれまでと違った方策で取り組むべきだ。たとえヤケドしようと米国が動く前に、一日も早く手を出して解決してほしい」と述べ、トップ会談など、従来の圧力一辺倒と異なる実効ある対応策を求めた。
 飯島氏は小泉*7元首相の秘書官を務め、2002年の小泉首相訪朝にも関わった。13年5月、安倍政権の要人として初めて北朝鮮平壌を訪問している。発言要旨は次の通り。
 北朝鮮問題は中国にも責任があるが、米中首脳会談も4月上旬に開催される中で、米朝関係が動き出すかもしれない。かつてキッシンジャー*8米大統領補佐官が動いて、電撃的な米中首脳会談が実現したように、米朝トップ会談*9も十分あり得る。
 北朝鮮拉致問題を解決するためには、日本もこれまでと違った方策で取り組むべきだ。米国が動く前に、たとえヤケドしようと一日も早く手を出して解決してほしい。
 北朝鮮と国交を結んでいる国は、162カ国と圧倒的多数である。国交がない国は日本、米国、韓国など少数である。国連で経済制裁しても、効き目は限定される。
 5月の韓国大統領選の後、南北融和派の大統領が誕生する。日本政府は拉致被害者の安否確認と生存者の帰国を北朝鮮に要求し、実現に動けば見返りに制裁解除を検討すべきだ。

 小泉訪朝の立役者の一人らしい発言です。俺も大筋で同感ですが救う会、家族会はこうした声を無視し、飯島氏を敵視するのでしょう。しかし飯島氏が「内閣官房参与」であることは一体どう理解したらいいのでしょうかね?。日朝外交において、安倍が飯島氏の主張のように動いてるとはとても思えないので全く不思議です。


■ロイター『米国が北朝鮮を攻撃する「Xデー」はいつか』
http://toyokeizai.net/articles/-/165672
 そんなXデーはないでしょうね(あっても困りますが)。
 先ず第一に北朝鮮の反撃で何人死ぬか分からない。第二にそんな事をすればほぼ確実に中露が介入してくるでしょう。「北朝鮮が韓国攻撃すれば」見捨てるであろう中露も「米韓が侵攻してきたら」北朝鮮の友好国として面子に賭けても、米韓に対抗してくるでしょう。
 第三にイラクやシリアのように内戦化したら目も当てられなくなる。
 第四に今の米国にとって大事なのはやはりアフガンやイラク、シリアでしょう。それらが解決してないのに北朝鮮に手を出すのは愚策です。


■産経『EU本部で5月に初の拉致シンポ 加藤勝信拉致担当相が訪問、欧州の世論喚起狙う』
http://www.sankei.com/world/news/170402/wor1704020007-n1.html
 何故「初なのか」といえば「やっても意味がないから」でしょう。だから今までこんなことはしてこなかった。
 こんなことをやるより日朝交渉に力を入れた方がいい。とはいえおそらく「将来的にはともかく」今すぐには日朝交渉の成果が出せず、一方「何かやってるというアリバイづくりで家族会、救う会をなだめるため」にこういうことをやるわけでしょう。実にくだらない話です。

 加藤氏は拉致問題への協力を訴えるため、EUのトゥスク*10大統領、欧州委員会のユンケル*11委員長との会談も調整している。

 拉致など会談に持ち出してどんな成果があるのか。
 向こうから「何かできることがあればするが、日本としては拉致問題解決のために我々EUに一体何をして欲しいのか」と聞かれて、ろくに何も答えられず、向こうに「一体何のために拉致のことなんか会談に持ち出したのか」と呆れられるのがオチでしょう。
 まあ実際には拉致以外が会談のメインじゃないかと思いますが。

 EUには北朝鮮との政治対話の枠組みがあり、加藤氏はEU代表団の関係者とも接触し、訪朝時に北朝鮮側に拉致問題の解決を提起するよう要請する考えだ。

 まあそう言う要請を日本がすればEU諸国も北朝鮮に「伝えるだけは伝える」でしょう。ただし中国やロシア、韓国と言った六カ国協議参加国ほどの影響力はないEUにどれほどのことが期待できるのかと言ったら殆ど期待できないでしょう。


■朝鮮新報『オープンから丸3年/観光客でにぎわう馬息嶺スキー場』
http://chosonsinbo.com/jp/2017/03/yr0331-2/

 2013年12月31日にオープンした馬息嶺スキー場(江原道元山市*12)は朝鮮国内外の冬のスポーツ観光の目玉だ。
(中略)
 ロシアや中国、イギリス、スイス等、世界各国から訪れる旅行客は年間約2000人にのぼる。その反応も上々だ。今年の2月に訪問したスイススキー専門家代表団は、「馬息嶺スキー場はまさに最上級だ」とスキー場に設置されている訪問帳にメッセージを残し、あるフランスの旅行客は大変雪質がよく、アルプスでのスキーを彷彿とさせると称賛を惜しまなかったという。
 馬息嶺ホテルの高いホスピタリティも人気の秘訣だ。
(中略)
 ラウンジ、バー、プール、ダンスホールなどサービス施設も充実しており、外国語に堪能なスタッフが順次対応している。ホテル内のレストランでは馬息嶺で獲れた山菜を使った「山菜石焼ピピンバ」などのご当地料理が提供され、人気を集めている。

 記事を信じるならばなかなか盛況なようです。


ハンギョレ北朝鮮・馬息嶺スキー場を平昌冬季五輪練習場に 江原道議会が統一部に提案』
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/22601.html
 実際問題難しいでしょうがこういう南北宥和の動きは歓迎したいですね。


■デイリーNK『スノボ界のレジェンドと行く「北朝鮮馬息嶺ツアー」』

http://dailynk.jp/archives/59332
 スノーボード界の「生ける伝説」ノルウェーテリエ・ハーコンセン選手が、北朝鮮を訪れることになった。
 ニューヨークに本社を置く北朝鮮専門旅行会社「ウリ・ツアーズ」によると、同社とスノーボード専門誌「スノーボード・マガジン」がコラボした馬息嶺(マシンリョン)スキー場のスノーボードツアーに、テリエ・ハーコンセン、ダン・ライダール、マイク・ラヴルスソの3人のプロボーダーが参加する。
 ツアーは、まず北京から空路で平壌を訪れる。平壌市内を観光後、ヘリコプターで馬息嶺に向かい、4日間スノーボードを楽しむという。全日程は、7泊8日で交通費、宿泊費、食費込みで2400ドル。プロボーダーと一緒に回るツアーということもあり、既に申し込みは締め切られている。
 参加するプロボーダーのなかでも、ハーコンセン選手は、スノーボードヨーロッパ選手権で5回に渡って優勝するなど、スノボ界のレジェンドとして広く知られた名選手。同選手が訪朝する裏には、馬息嶺スキー場を世界に宣伝したい北朝鮮当局の意図があるようだ。

 まあ観光開発は国民生活向上という意味でいいことです。


スプートニク日本『日本は拉致被害者救出のため「進軍」を計画する価値があるか?』(ドミトリー・ヴェルホトゥロフ)
https://jp.sputniknews.com/opinion/201703273476889/

 日本政府には、双方に数多くの犠牲者を生む恐れのある軍事作戦を試みないよう、良識を十分に持ってほしいと筆者は願うばかりだ。北朝鮮の沿岸部は、防衛に向けかなり強力な準備がなされているし、朝鮮人民軍は、様々なデータがあるが、その兵員数は140万から380万と見積もられており、ロケットランチャーを含め、装備もそう悪くない。それゆえ北朝鮮への「進軍」は、日本にとって、拉致被害者の何倍もの数の負傷者や捕虜をもたらすものに変わる可能性がある事を忘れてはならない。

 まあ、そういうことですね。「自衛隊で救出」なんて、まともな人間なら言えないレベルの与太です。


■産経『【久保田るり子*13朝鮮半島ウオッチ】中朝国境から、38度線から…金正男氏暗殺情報「ヒタヒタ国内」に「ピリピリ正恩政権」』
http://www.sankei.com/premium/news/170405/prm1704050001-n1.html

 北朝鮮はマレーシアとの人質交渉で“満額回答”を引き出した。事件に関与の疑いが持たれている2等書記官と高麗航空職員の2人を引き取り、遺体も奪還した。さらに事件を受けマレーシア政府が停止したビザなし渡航も復活させて確保した。友好関係も確認、両国関係を事件前の状態に戻すことに成功した。
 一方、マレーシア側はナジブ首相の声明で「この深刻な犯罪に対する警察の捜査は継続する」としたものの、北朝鮮との交渉で取れたのは容疑者2人の形だけの事情聴取だけに終わり、(ボーガス注:マレーシア捜査当局が)主犯格(ボーガス注:とする容疑者)はすでに(ボーガス注:北朝鮮に)帰国していることから関係者から迫る事件解明はほぼ不可能。殺害に神経剤VXが使われたことも北朝鮮関与の有力な要素だが、このVXが北朝鮮製との証明も困難だ。
 マレーシアがここまで譲歩したのは、北朝鮮に足止めされた9人人質を取り戻すことを最優先にしたことのほか、両国関係が相互依存からなっているためでもある。
 北朝鮮にとってマレーシアはビザなし交流が出来る工作拠点国として重要な友好国。一方のマレーシアにとっても北朝鮮は、鉱山などの労働力不足が深刻な近年、北朝鮮の出稼ぎ労働者に頼ってきた事情がある。事件直後、駐北朝鮮マレーシア大使を召還するなど強気に出たマレーシアだが、その後は両国の国交断絶を強く否定するなど微妙な立場をみせてきた。

 北朝鮮孤立論を唱える産経が珍しく「そんなに話は単純ではないこと」を認めています。


■産経【古森義久の緯度経度】朝鮮半島有事の危機はすぐそこに来ている! トランプ政権内外で「予防攻撃」論相次ぐ理由とは
http://www.sankei.com/world/news/170401/wor1704010019-n1.html
 「予防攻撃=先制攻撃の言い換え」なんぞすべきでもないし、できるモンじゃないでしょう。
 「イラク、シリア、アフガン」で米軍が展開してるのにアメリカから北朝鮮相手に戦争を始めるなんて愚行の極みです。そんなことは中露も決して容認しないし、そう言うコトを言えば言うほど北朝鮮に軍拡の口実を与えるようなモンです。


毎日新聞社説『金正男氏の遺体移送 人質でもぎとった北朝鮮
http://mainichi.jp/articles/20170401/ddm/005/070/054000c

 人質を取って他国に要求を突き付ける行為は、まともな国家のすることではない。

 そんなきれい事言ったって糞の役にも立たないんですけどね。むしろ「我々もマレーシアを見習って北朝鮮に対してお土産を出すことで拉致を解決しよう」と何故言えないのか。
 もう俺はそう言うところ本当に「現実主義」ですから。

 北朝鮮金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は今年元日の演説で、友好的な国との協力拡大を語っていた。伝統的友好国であるマレーシアに対する身勝手な対応は、その言葉がうわべだけのものであることを証明した。

 まあそこは*14「友好国なら曖昧に片付けるべきだろ」とか「北朝鮮の犯行だと叫んだ時点で友好国じゃない」とか北朝鮮なりの論理があるのでしょう。
 安倍が日韓友好、日中友好を口にしながらやれ「南京事件資料をユネスコ世界遺産登録するな」だの「慰安婦銅像を撤去しろ」だの叫んでるのと同じ話です(皮肉のつもり)。
 どっちにしろ「部外者」日本には関係ない話でしょう。マレーシアと北朝鮮で片付けて頂ければそれでいい。

だが、これで幕引きにしてはいけない。

 いやぶっちゃけ「森友疑惑幕引き」ならまだしも、「正男の遺族でもない」俺的にはこの件はどうでもいいですが。何で毎日新聞的に「幕引きにしたらいけない」のかよくわかりません。「拉致問題を抱える日本」としてはこの件でうかつに北朝鮮非難なんぞやると拉致解決が遠のきかねないんですが。
 「北朝鮮との間には懸案問題はない」であろう英国やフランスならまだしも。

国連人権理事会が設置した調査委員会は、金委員長の関与の下で「人道に対する罪」が犯されていると批判する報告書を発表している。国際刑事裁判所(ICC)への提訴を求める動きもある。

 ばかばかしい。ICC提訴なんかできるわけがないでしょう。


東洋経済オンライン『機能不全のトランプ政権が北朝鮮を抑える策:中国と冷静な信頼関係を築ければ道は開ける』趙明昊(中国の外交シンクタンク研究員)
http://toyokeizai.net/articles/-/164729
 まあ小生も同感ですね。北朝鮮に対する中国の影響力を考えたら「中国と対立すること」は北朝鮮問題解決において大きなハンデになります。


NHK『ロシアで労働許可・北朝鮮労働者が増 関係重視の表れか』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170402/k10010934601000.html
朝鮮日報北朝鮮労働者、ロシアW杯競技場建設現場で奴隷労働』
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/31/2017033100830.html
 実際、朝鮮日報が報じるように奴隷労働があったのか知りませんが、いずれにせよ「ロシアで北朝鮮労働者が多数働いている」のは事実であり、そうしたロシアが「北朝鮮崩壊など望んでない」のは確かでしょう。NHKの報道もそれを裏付けています。


朝日新聞『韓国与党の大統領選候補「朴氏を許してあげてほしい」』
http://www.asahi.com/articles/ASK302W6TK30UHBI00D.html
 未だに朴クネをかばうとは正気とは思えませんが「自民党における岸信介*15元首相(佐藤栄作*16元首相の兄、安倍晋太郎*17元幹事長の義父、安倍晋三*18現首相の祖父)」並みに「韓国与党における朴チョンヒ(朴クネの父、元大統領)」の影響力がでかいってことでしょうか。
 あんな奴許せって言われても「はあ?」ですよね。朴批判派からすれば「逮捕起訴するなつうことか?」「ふざけんな」「絶対にお前の党には大統領選で投票しない」て話でしかない。


■大森勝久ブログ『トランプ大統領は国民を洗脳しその包囲によって議会支配を目指す』
http://ameblo.jp/omorikatsuhisa/entry-12261304544.html

 トランプ大統領は2月8日に、中国の習近平国家主席に米中関係の発展を呼びかける書簡を送っている。書簡で「習主席と共に、米中双方に利益をもたらす建設的な関係を発展させていくことを楽しみにしている」と呼びかけた(ホワイトハウスのスパイサー*19報道官。2月9日付読売新聞夕刊)。翌9日にトランプ大統領習近平主席と電話会談を行っている。ホワイトハウスによると、トランプ大統領は習氏の求めに応じて、台湾を中国の一部とみなす「1つの中国」原則を尊重することに同意した。双方が自国への訪問を要請した。会談は極めて友好的な雰囲気で行われたのである(2月10日付読売新聞夕刊)。
(中略)
 2月10日の共同記者会見で、記者はトランプ大統領に次のように質問した。
「中国が南・東シナ海で強硬姿勢、北朝鮮は核・ミサイル開発に拍車をかけた。トランプ政権はこの地域が直面する状況にどう対応するか。大統領は中国の為替政策を問題視しているが、中国が大統領の望む方針に転換した場合、米国のアジア太平洋地域への対応に変化はあるか」。
 トランプ大統領は、「皆さんご存じの通り、私は昨日、中国の国家主席ととても良い会話をした。とても温かい話し合いだった。我々はこれからうまくやっていけると思う。これは日本にとってもとても有益だと思う。我々は昨夜とても良い話し合いを行い、いろいろな課題について取り組んでいく。我々は様々な中国代表と話をしている。これが中国、日本、米国にとっても、地域全体にとっても、とても良い結果をもたらすと信じている」と答えたのである。

 この点について悪口雑言する大森氏ですが基本的にヒラリー*20だろうと誰だろうと中国敵視なんてできるわけがないでしょう。

 「トランプ大統領大統領令などは、国民に明確に支持されている*21から正しいのだ」と主張する人が日本の保守派にはいるが、国民の支持は正しさの証明には決してならない。「法の支配」に合致しているかどうかが正しさの基準である。私たちは「法の支配」の思想を獲得していかなくてはならない。
 ヒトラーはデフレという厳しい経済状況下において、巧みな煽動によって国民を洗脳し、国民の支持(選挙)によって首相になった*22のだ。

 大森氏の「法の支配(法治主義や人権擁護)」理解が極めて特異で尋常でないと言う問題をひとまず置けば言ってることは正論です。国民の支持は決して「その政策が法の支配(法治主義や人権擁護)に合致していること」を残念ながら意味しません。だからこそ例えば「太平洋戦争時の日系強制収容所送り」は後に米国で違法行為と見なされたわけです。


毎日新聞『中国・習主席、北朝鮮と米韓に自制要求 首脳会談で提案へ』
http://mainichi.jp/articles/20170401/k00/00m/030/078000c

 4月6、7日に訪米する中国の習近平*23国家主席が、トランプ米大統領との初の首脳会談で、北朝鮮の核・ミサイル開発と米韓の大規模軍事演習を同時に一時停止する提案をする方針が明らかになった。

 中国としては米韓が一方的に北朝鮮を非難する行為には同調する気はないわけです。


聯合ニュース北朝鮮 観光・スポーツ通じ経済活性化狙う=韓国統一部』
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2017/03/31/0300000000AJP20170331004200882.HTML

 韓国統一部は31日、北朝鮮が近年観光客の誘致や各種スポーツ大会の開催を通じて経済活性化を推進していると明らかにした。

 まあ悪い事ではない。ただし「米軍の侵攻が怖いのか」、それでも核は手放さないわけです。
 まあ正直「通常兵力も相当なもん(少なくともアラブ諸国よりは上)なのに核を持ってるイスラエル」のほうがよほど「通常兵力が韓国に劣る」北朝鮮より脅威だと思いますね。


■【北朝鮮情勢】麻生太郎*24財務相北朝鮮情勢「新聞が書いているより深刻」 有事の難民日本流入、可能性は「ゼロではない」
http://www.sankei.com/economy/news/170331/ecn1703310027-n1.html
 やれやれですね。「有事になれば」確かに難民の可能性はあるでしょうし、その場合、経済にもマイナスになるでしょう。そういうだけ「無責任に北朝鮮打倒論を唱える救う会id:noharra」より麻生はまともです。
 とはいえ有事の可能性はまずない。北朝鮮も韓国も米国も常識があればそんな事はしないでしょう。
 というかこういう事を「新橋ガード下」の酔っぱらいのオヤジが言うならともかく「副総理・財務相」が言う影響を考えて欲しいところですが、まあ、暴言王・麻生などその辺の酔っぱらいのオヤジと大して見識も変わらないし、世間も麻生など評価してないからか、経済に影響がないらしいのが「財務相がそこまで世間にバカにされてる」と言う意味で「何とも悲しい*25ところ」です。
 「もしかして森友隠し?」と思いましたが仮にそうだとしてもレベルが低い。

 麻生氏は「(朝鮮戦争のあった)昭和25、26年、おれの住んでいる筑豊、北九州じゃ『北朝鮮機が入ってきました。電気は消してください』というのをやっていた」と説明。

 いや朝鮮戦争時は「韓国と北朝鮮の政治力、経済力、軍事力がほぼ互角」「当初、北朝鮮の奇襲を予想してなかった韓国軍は連戦連敗」「北朝鮮軍をソ連、中国が支援」ですからね。
 今と全然状況が違う。


■NHK『韓国 パク前大統領を逮捕 収賄などの疑いで』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170331/k10010931721000.html
 もはや予想の範囲内ですが朴が逮捕されました。しかしここまで来るには「ろうそくデモ」など市民運動の努力があり、少なくとも「国会で弾劾決議が可決されるまでは」朴失脚の保障はありませんでした。こうした成果を生んだ韓国民主主義には感動します。少なくとも安倍の無法を今だ十分にはただせていない日本民主主義よりはずっとマシです。
 今後は「朴が起訴され有罪判決が出るのか」「朴の残した問題(政財官癒着、教科書国定化、冷却化した南北関係など)の後始末」が問題になるわけです。まずは朴与党下野、野党政権奪還が求められると思います。


朝日新聞『韓国野党、「少女像」設置支援へ法案 与党揺さぶる狙い』
http://www.asahi.com/articles/ASK3Y3TY3K3YUTFK003.html
 いやいや何で素直に「慰安婦や支援団体の立場に立とうとしている」と評価できないんですかね。
 野党の森友疑惑追及について「与党自公を揺さぶる狙い」と書くくらいに、あるいは民主党などによる「トランプ政権の移民政策への批判」について「与党共和党揺さぶる狙い」と書くくらいに、くだらない記事です。
 最近の朝日を見てると「産経と何一つ変わらないヤン」つう記事が多すぎます。
 そもそも朝日は少女像についてどう思ってるのか。「少女像撤去を主張する」産経や安倍政権と同意見なのか。「本心そうなのか」、「安倍に媚びてるのか」はともかくたぶん「産経と同意見」なんでしょうけど。


朝日新聞『「トランプ政権は大胆に政策転換すべき」 北朝鮮が論評』(ソウル=牧野愛博*26
http://www.asahi.com/articles/ASK3W6CZ1K3WUHBI02S.html

 北朝鮮の労働新聞(電子版)は27日付の論評で、「トランプ行政府が対朝鮮政策を確定していないというが、オバマ(前政権)の失敗した戦略的忍耐政策と大きく差がつくことはない」と主張した。
 論評は「そのような政策は米国にもっと不利な結果だけを招くだろう」と警告。「わが国が核保有国の前列に堂々と入った」とし、米国に対して「今からでも大胆に政策転換をすべきである」と迫った。
 北朝鮮では現在、弾道ミサイルを搭載した複数の移動発射台が展開しているほか、豊渓里(プンゲリ)の核実験場でも活発な動きが確認されている。論評は、北朝鮮が今後、軍事挑発を行うにあたり、責任を米国に押しつける意図もあるとみられる。

 北朝鮮問題って何でこういう変な物言いが横行してるんでしょうね。
「論評は、北朝鮮が今後、軍事挑発を行うにあたり、責任を米国に押しつける意図もあるとみられる」
 いや「米国が北朝鮮との対話に応じないため」に結果的にはそうなるかもしれませんが、これ素直に考えて「トランプが金大中的対話路線、太陽政策的路線に動けばワシら北朝鮮政府もそれなりの対応をするでえ(まずはミサイル発射や核実験の停止?)」「米国が、ワシらが主張する無条件の対話に応じれば、交渉の進展によっては核廃棄など米国の要望に応じることもありうるけど、核廃棄前提の交渉には応じる気はないでえ。核廃棄した後で政権転覆されたカダフィの二の舞は嫌やから」「とにかくまず無条件の対話に応じて欲しいんや。応じないつうなら粛々と核実験やミサイル発射実験をすすめるだけや」つう話でしょう。
 別に北朝鮮は好きで「朝日の言う軍事挑発」をしてるわけではない。
1)「核実験やミサイル発射実験を中止する代わりに米国はお土産(制裁解除など)をくれ」つう瀬戸際外交
2)「米国が公式に対話路線をとらない以上、米軍の軍事侵攻に備えていろいろ自衛策(?)をやらざるをえない」つう純粋な軍事的な話か
はともかく「米国が対話路線じゃないから」北朝鮮は軍事的活動を色々やるわけです。
 米国が対話路線に切り替えれば軍事挑発とやらは減る、ないし、なくなるでしょうね。
 お断りしておきますが俺は「米国は金正恩政権と対話しろ」と言ってるわけではありません(ハト派で『対北朝鮮対話路線、融和路線支持』『金大中盧武鉉太陽政策の支持者』なので個人的には対話すべきだと思いますが) 
 言いたいことは「北朝鮮が対話を求めていることは明白*27」なのに「求めてないかのように記事を書く」朝日ってバカなの?、それとも北朝鮮との対話を否定して北朝鮮脅威論を煽ってる産経の同類なの?、つう朝日批判です。


■朝鮮新報『「共和国*28ポップス」から見る朝鮮の変化〜平壌放送*29から牡丹峰楽団*30まで〜』(北岡裕)
http://chosonsinbo.com/jp/2012/11/koreanpops/

 某テレビ局*31のコピーをそのまま拝借するなら「きっかけは、平壌放送」。
 中学生のときはじめて平壌放送を耳にしてから、共和国ポップスとの付き合いは20年以上になる。
(中略)
 今年*32の夏には共和国ポップスについて「新聞・テレビが伝えなかった北朝鮮」(角川書店小倉紀蔵*33編)という本を書く機会も頂いた。
(中略)
 朝鮮語がわからなかった中高生の頃は、夜10時の報道のあとに流れる「あなた*34がいなければ祖国もない」、「金正日将軍の歌」の勇壮なメロディは、もうひと頑張りのカンフル剤だった。

 なかなかユニークな中高生時代だったんだなと吹き出しました。北岡氏は「1976年生まれ*35」なので中高生というと既に「大韓機爆破(1988年)」「北朝鮮核問題とカーター訪朝(1994年)」と北朝鮮の問題点はある程度表面化してるんですけどね。
 まあ、以前ネタにした「ロシアファン」を公言してる声優「上坂すみれさん(1991年生まれ)」のように政治的な関心からの接近ではなかったんでしょうけど。


霞山会*36・ダイナミックワールド『「核は経済成長の原資」―現地案内員が語った北の「核」のもうひとつの性格』(北岡裕)
http://www.kazankai.org/asia.html?no=2

 念のため断っておくが私は、拉致問題を是認できないのはもちろん、北朝鮮核武装を容認する立場ではない。そして北朝鮮からも世界各国からも核兵器が無くなり平和な世界になることを心から希求している。
 2013年の訪朝時のこと。平壌市内をバスで移動していた時のことだ。市内のあちこちで大がかりな建設工事が行われていて、その様子を窓から興味深く眺めていた私たち日本人ツアー一行に向かい案内員が話し始めた。
「ただ今みなさまにご覧いただいています通り、平壌市内のあちこちで工事が行われています。さて、その原資はいったい何かわかりますか」。
 案内員は続ける。
「実はこの原資はですね、核なのです」。
 彼によると核を持ったことによって通常兵器への負担が減りそれを民生に、すなわち建設工事に向けることが出来たというのだ。ここで彼の言う原資とは資金だけではない。資金に加えて資材と人材もそれにあたる。確かに工事現場をよく見ると軍服姿の兵隊の姿が目立つ。核を持ったことで、本来なら前線に貼りついていなければならなかった兵隊を、建設工事に多く動員することが出来るようになったというのが彼の主張であった。
 北朝鮮は「核と経済の並進路線」を訴えている。核と経済は別れて並進しているのではなく絡み合っている。

 なるほどそういうことなのか、と思いました。なるほど確かにそう言う価値観なら核はそう簡単には廃棄しないでしょう。
 そして「核を廃棄して欲しいなら経済支援してくれ」という論理も確かに出てくるでしょう。


■レコードチャイナ『<コラム>20年前の韓国で相次いだ事件から想う、北朝鮮崩壊論は「閉店セール」に似ている』(北岡裕)
http://www.recordchina.co.jp/b173623-s108-c10.html

 クアラルンプールでの殺害事件から、20年前の韓国での出来事を思い出した。97年2月、私はソウルの大学に短期留学していた。そこに突然飛び込んできたのが黄長[火華]氏の亡命のニュース。当時、朝鮮労働党書記であり金日成主席、金正日総書記の側近中の側近だった彼は脱北者の中で現在でも最高位の人物といえる。
 続いて発生したのが韓国に亡命していた李韓永氏の殺害。李氏は金正男氏の従兄にあたる。
(中略)
 さらに金正日総書記の体制は始まったばかりで、厳しい経済難の話も伝わって来た。90年代後半は「苦難の行軍」時代と呼ばれ多くの餓死者も出たとされる時期。在日朝鮮人の方も、現地で会う案内員もこの時期のことについては「あの時期は本当に苦しかった」と認める。
 率直に言ってその時、北朝鮮の体制が今日まで続くとは思っていなかった。数年のうちに体制は崩壊するであろうと見ていた。だが今も体制は続いている。

 もちろん「中国、ロシアの支援」「金大中盧武鉉政権の太陽政策」「在日朝鮮人の支援」などいろいろなファクターは考えられるでしょう。
 ただそもそも国なんてモンはそう簡単に崩壊しないし、変な崩壊(内戦状態)をされるくらいなら現状維持の方がマシではあります。

 突飛な例えかも知れないが、北朝鮮早期崩壊論は「閉店セール」に似ている。もちろん戦争やクーデターなどへの備えも万全を期す必要があるが、同時に交渉交流を行う努力、北朝鮮に対しての観測気球を上げ続ける努力も必要だ。「明日には閉店するから、相手にしてもしょうがない」とすべてを遮断するのはおかしい。

・まあ救う会北朝鮮早期崩壊論は「実際には崩壊(閉店)するとはおそらく全く思ってない」と言う意味で「いわゆる閉店セール商法」に似ているでしょうね。
・まあ、マジの「閉店セール」だって実際に閉店すると決まってない時点で「閉店すると決めつける人」はまずいないでしょう。


ハンギョレ『「中国に北朝鮮核の解決求めるのは、米国にイスラエル核放棄を迫れというのと同じ:中朝専門家のジョン・ディラリー延世大学教授インタビュー』
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/26939.html
 タイトルからしてなかなかキャッチーで分かりやすいですね。
 つまり「イスラエルの核放棄に対し米国が『核放棄を言っても多分聞かない』『親米国家イスラエル政府や、米国内のイスラエルロビーともめたくない』などと乗り気でないのに何で偉そうに中国に北朝鮮核廃棄を求められるのか。中国だって『核放棄を言っても多分聞かない』『北朝鮮政府ともめたくない』言うとるやないか」つうことです。

 (ボーガス注:中国に北朝鮮核の解決求めるのは、)米国に『(ボーガス注:親米国家)サウジアラビアの人権問題を解決し、イスラエル核兵器を放棄させよ』と言っているのと同じだ

 記事本文ではサウジも出てきました(苦笑)。


マイナビニュース『北朝鮮工作員の陰謀に巻き込まれた日本人*37に迫る』
http://news.mynavi.jp/news/2017/03/29/025/

 笑福亭鶴瓶中居正広がMCを務める人気番組『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系、毎週水曜21:00〜)。3月29日の2時間SPでは、「いま世界で起きている仰天事件の真相!」をテーマに、様々なエピソードを取り上げる。
不整脈の恐怖!健康だった16歳が突然死!」では、イギリスの少女が致死性不整脈により突然死した事件を取り上げる。ある朝、前日まで元気だったのに、ダンス好きの活発な少女は息をしていなかった。医師である父も見抜くことができなかった、致死性不整脈の恐ろしさに迫る。
「治らない首の痛み……原因は一体何?」では、アメリカのトップモデルが、撮影で首を少し痛めた際のエピソードを紹介。ある首の施術を数日間にわたって受けると、なんと手が震え、言葉を発することができなくなってしまい、わずかな期間で死亡。一体何が起こったのか?
「広がってゆく腫瘍!少女の壮絶人生」では、「神経線維腫」で顔に巨大な腫瘍を抱える女性にフィーチャー。顔面移植を行い、顔を取り戻した女性。周囲から酷い扱いを受けることがあっても、決して引きこもることなく、目標を次々達成していく。その諦めない心が生んだ感動のストーリーとは。
 そして、今回の目玉となるのは、金正男の殺害で全世界から注目されている北朝鮮工作員。彼らの陰謀に巻き込まれた、日本人の知られざるストーリー*38に迫る。

 いやいや「不整脈の恐怖!健康だった16歳が突然死!」「治らない首の痛み……原因は一体何?」「広がってゆく腫瘍!少女の壮絶人生」とセットでないと、放送できないってむしろ「目玉じゃない」ですよねえ(苦笑)。しかも目玉という割にはこの記事では殆ど説明がない。
 裏番組はフジ『世界フィギュアスケート選手権2017』、テレ東『松本清張スペシャル・花実のない森』ですし、日テレの視聴率がどれほど穫れたことやら。
 なお、

 アメリカのトップモデルが、撮影で首を少し痛めた際のエピソードを紹介。ある首の施術を数日間にわたって受けると、なんと手が震え、言葉を発することができなくなってしまい、わずかな期間で死亡。

については

http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20161020/Jisin_26048.html
■エキサイトニュース『急死のプレイメイト、死因はカイロプラクティックだった』
 今年2月に米『PLAYBOY』誌のモデル、ケイティ・メイ(34)が、何の前触れもなく脳卒中を起こし、その数日後に死亡した。その原因がようやく明らかになった。
 ロサンゼルス郡検視局によると、彼女は亡くなる数日前、首にカイロプラクティックの施術を受けていた。指圧療法士が首を曲げた際、左の椎骨動脈が裂けてしまったという。椎骨動脈は、首の左右に二本通る動脈で、脳に血液を送るという重要な役割を担っている。この動脈が傷つけられたことで血流が妨げられ、脳卒中を起こしたことが直接の死因となった。
(中略)
 メイはシングルマザーとして、ミアという小学生の娘を育てていた。遺族はミアの学費をまかなうため、メイが亡くなった直後に10万ドルをゴールに設定したクラウドファンディングを開設。寄付額は10月20日時点で31,554ドルと、あまり伸びていない。

を紹介しておきます。
 致死性不整脈については

http://www.asahi.com/articles/ASK2B6TKFK2BULBJ016.html
朝日新聞『致死性不整脈とは?』
 心臓が正常に拍動できなくなる不整脈のうち、発生すると救命が難しい症状の一つ。心室細動などがある。短時間で意識がなくなり、死に至る。日本AED財団のホームページによると、国内では心臓が原因の突然死が年間7万人を超える。そのうち最も重大な直接原因と考えられている。
 心室細動は、心臓の血液を全身に送り出す心室の筋肉が震え(細動)、血液が送り出せなくなり、失神して呼吸停止になる。対処法として、電気ショックを与えるAED(自動体外式除細動器)などがある。
 広島大学の東幸仁教授(循環器内科、再生医学)によると、致死性不整脈が起こると、2秒程度で意識が失われることがあり、数分間で心臓が止まってしまうこともあるという。
 遺伝的にこうした不整脈を起こしやすいタイプもあるが、原因がわからないことの方が多く、若い現役のスポーツ選手が亡くなるケースもある。運動中に起こることもあれば、睡眠中に起こることもあるという。ウイルスが心臓に感染したことをきっかけに不整脈を起こすこともある。
 新潟大学の榛沢和彦医師(心臓血管外科)は「若い人でも突然、心室細動になることがあり、今のところ予知や予防することは難しい。ただ、心室細動はAEDなどですぐに心臓を正常なリズムに戻せれば、救命できる場合が多い。家庭などAEDが近くにない場所で起きた場合は、心臓マッサージと人工呼吸で救急車を待ってほしい」と話す。

http://www.asahi.com/articles/ASK2B62L6K2BUTFL00K.html
朝日新聞エビ中松野莉奈さん、死因は致死性不整脈か』
 アイドルグループ「私立恵比寿中学」のメンバーで、今月8日に急死した松野莉奈さん(当時18)の死因について、所属事務所は10日、取材に対し、致死性不整脈の疑いがあると明らかにした。

を紹介しておきます。


■読売『北朝鮮ミサイル 不測に備えて避難訓練重ねよ』
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20170329-OYT1T50175.html
 冗談も大概にして欲しいですね。以前も突っ込みましたがミサイルが撃ち込まれたら避難のしようなんかありませんよ。
 PAC3で打ち落とせれば御の字、失敗すれば死人が出るけど仕方がない、つう話です。まあ向こうが撃ち込むことはまずあり得ないでしょうが。


救う会・福岡の皆様へ − 退任の挨拶に代えて −
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1719
救う会福岡 代表交代のお知らせ
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1720
 まあホームページでの実質的な活動報告はずーっとないわけです。
 個人的にはこんな非常識極右団体には活動して欲しいわけでは全くないので「縮小再生産で衰退過程」なら大変いいことです。

 外務省は拉致が北朝鮮政府によると明確になっても二十九年間*39拉致被害者を取り返せなかった。最早外務省の話し合い交渉は意味をなさない。今後は防衛省拉致被害者救出と主権回復を担当すべきである。

 まあいつもの寝言ですね。拉致被害者の居場所も分からないのに自衛隊の使いようがないわけです。


■重要なお知らせ
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1718

(1)馬場代表の入院について
 当会代表の馬場能久*40は大動脈解離のため平成28年12月5日に緊急入院しました。現在は福岡逓信病院にて治療を継続しております。退院の時期に関しては未定です。
 会の運営に万全を期すため、藤井守人副代表が代表代行に指名されました。

 やれやれですね。「会の運営に万全を期す」のなら「馬場に代表を辞めてもらって、藤井を新代表にすべき」でしょう。「首相を病気辞任した石橋湛山*41を見習え」と言いたくなりますね(追記:なお結局藤井が新代表だそうです)。


北朝鮮に拉致された日本国民を救い出せない日本に未来はない
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1707

 自衛隊と外務省は何故に、我が国民を拉致し我が国の主権を侵害したまま、返そうともせずふんぞり返っている北朝鮮政府の破壊工作を行わないのか。国民を拉致し主権を侵害した外国政府の破壊工作も憲法は禁止していない。

 全く無茶苦茶ですね。破壊工作って何をやるのか。そしてそんなコトが拉致の解決に役立つのかって話です。勿論そんな行為は憲法違反でしょうがそれ以前に国際法違反だと思います。


■「なぜ拉致問題は解決できないのか?」九州の学生が憲法学者と討論
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1705
 そもそも拉致解決と憲法は関係ないし、倉山満*42なんて憲法学者じゃないでしょう(苦笑)。
 ウィキペ「倉山満」も

日本の歴史評論家、作家。「日本のこころを大切にする党」自主憲法起草委員会顧問。執筆活動等では「憲政史研究者」という肩書きを用いることがある。

として倉山を憲法学者扱いなどしていません。
 なお、倉山はウィキペディア「倉山満」によれば

・著書『嘘だらけの日米近現代史』(2012年、扶桑社新書)において
1)ソ連は世界中にスパイを放ち、特に日本の近衛内閣とアメリカのルーズベルト政権の中枢を固め、日米両国を戦争に向かわせて*43共倒れ*44に持ち込んだ、
2)当時の近衛首相の側近にはスターリンのスパイが大量に入り込んでいた*45
と述べている。

というトンデモ陰謀論者です。 
 まあ、いつもながら「巣くう会」が「極右の巣窟」となっていることがよく分かる話です。


北朝鮮の元工作員が来日して記者会見「日本人をなぜ拉致し、どう利用したのか」(全文)
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1702
 どう見ても突っ込みどころが多すぎの記者会見です。

 金正恩政権になってから人権状況の変化についても申し上げたい。就任初期、父と違う人権政策をやろうとした。北朝鮮の保衛部が人民を収監、処刑するのを制止しようとして、公文書をあげると「再考せよ」「検討せよ」と、父よりは慎重にやろうとした。そのために多くの幹部が、金正恩時代は変わるのではないかと期待した。国際社会がもっとも関心を持つ政治犯収容所についても、どの国にもある刑務所と同じように運営しよう、刑務所と合併して国際社会の批判を避けようと、実際に北朝鮮で最大規模の会寧(フェリョン)収容所を解体した。
(中略)
 2013年末に張成沢チャン・ソンテク*46が粛清された。
(中略)
 これによって金正恩の本性があらわになった。(ボーガス注:張成沢の)部下だった労働党の張秀吉(チャン・スギル)*47、リ・リョンファ*48公開処刑されたが、金正恩の指示で「死体をなくせ」と言われた。北朝鮮の処刑方式は普通、頭、胸、足に3発ずつ撃ち込むが、2人は初めて、飛行機を撃ち落とすのに使う高射銃で240発を撃ち込んだ。死体は完全にぐちゃぐちゃになった。
(中略)
 こんな処刑方式は金正日時代にはなかった。
(中略)
 北朝鮮の高官は「金正恩は気が違ったのではないか」と疑っている。処刑を目撃した人にすれば、無残きわまりないからだ。

 まあ金正恩君を「オヤジである金正日もしなかったことをする、オヤジ以上の悪」と非難してるわけですが処刑するのに「飛行機を撃ち落とすのに使う高射銃で240発打ち込む必要性」なんかないわけです。従来の処刑方法だったという「頭、胸、足に3発ずつ撃ち込む」で十分のわけです。
 どう見ても「デマじゃねえの?」感は否定できません。
 しかもこの残虐話、その前の「会寧(フェリョン)収容所を解体」とは全く整合性がとれていません。たとえ「見せかけのポーズであったとしても」収容所解体でイメージアップを狙おうとする人物が「飛行機を撃ち落とすのに使う高射銃で240発打ち込む」でしょうか?
 たぶん「その場の思いつきが金正恩。それに政府首脳が振り回される」とでも説明するのでしょうが、相手は一応国家ですからね。そこまでデタラメとも思えません。

日本政府がやっている、民間支援を含めた支援中断は非常に効果を上げている。

 一体何の効果を上げてるんだ?、と聞きたくなります。

しかしアメリカやヨーロッパは、民間団体が多くの支援をしており、政府も制止しない。

 「モニタリングをきちんとやってる人道支援」なら制止する必要ないですよね(「欧米」ですから経済交流が積極的にやられてるという話ではないでしょう)。
 かつこの脱北者が非難するほど正恩君が野蛮なら「人道支援を打ち切っても支援対象者が困るだけ」で正恩君は何とも思わないでしょう。人道支援を打ち切ったところで体制が危機に瀕するなんて事もないでしょう。いや仮に危機に瀕したとしてもそういうことが人道的に許されるかは疑問ですが。

ご存知の通り北朝鮮は5人の拉致被害者を返し、残りは「死亡した」とした。私は、死んでいないと考える。

 もちろん「いつものことですが」そう主張する根拠は何もありません。

北朝鮮は幼い工作員もいる。日本に住んでいた12、13歳を工作船で拉致して、北朝鮮の同い年の工作員を日本に送り込もうとしたが、失敗した。

 おいおいですね。さすがに「12、13歳の工作員」なんてことは向こうも考えてないでしょう。ここまで怪しい話を平然とできる神経もなかなかです。「横田めぐみ拉致も実はそう言う話だったのだ」と言い出すんでしょうか。

日本に住む在日朝鮮人の家族、北朝鮮に帰国した人の家族もスパイとして最大限活用している。

 よくもまあこういう在日差別を助長しかねない発言が平気でできるもんです。


■産経『救う会・福岡、拉致関心低下に危機感 会員数、最多時の半分以下に』
http://www.sankei.com/region/news/160619/rgn1606190038-n1.html

 電撃的な日朝首脳会談の結果、拉致被害者5人が帰国した14年、会員は700人を超えた。ところが現在は200人にまで落ち込む。
 背景には、問題の長期化がある。
(中略)
 解決の糸口が見えない状態で、救う会への入会者は減った。会員の高齢化も進み、退会を伝える連絡が相次ぐという。

 まさに「拉致被害者救出運動を極右運動にねじ曲げた」巣くう会福岡の自業自得です。産経や巣くう会福岡は「苦境を敢えて外に出すこと」で会員増を目指したいのでしょうが逆効果でしょうね。そして、こうした衰退傾向は「程度の差こそアレ」「恐らく巣くう会福岡が一番深刻な方とは言え」、他の巣くう会も多分変わらないでしょう。巣くう会は今や衰退方向に着実に向かってるわけです。いい加減家族会も救う会と縁切りすべきでしょう。

「もう一度、世論を喚起しなければならない」
 救う会は今年から、「拉致は侵略だ」という文言を使ったビラやポスターを準備した。
(中略)
 この「侵略」という言葉に行政は難色を示した。
 6月5日、九州5県*49と福岡市など*50が後援し、福岡市役所で、救う会会員や拉致被害者の家族が参加し、早期救出を訴える講演会が開かれた。
 救う会側は会場で「拉致は侵略だ!」と書かれたポスターやビラを使おうとした。これに福岡県などが「後援が難しくなる」と伝えたという。
 福岡県保護・援護課*51の担当者は「北朝鮮拉致問題は政府も『侵略』という言葉は使っていない。自治体として国の認識に先んじることはできない」とする。福岡市人権推進課の立花幸信課長も「侵略は、(北朝鮮との)戦争をイメージさせかねない*52」と述べた。
(中略)
 救う会側は、市役所の講演会での横断幕を「拉致は◯◯だ」に書き換え、市役所外での街宣活動では「拉致は侵略だ!」と訴えることにした。

 会員が減ることがさらなる「巣くう会福岡」の極右化を招き、その極右化がさらなる会員減少を招くという悪循環に入っているようです。

【追記】

有田芳生さんがリツイート
川添友幸 ‏@kawazoetomoyuk
 拉致問題解決はオールジャパンと言いながら『拉致問題は侵略だ』『拉致問題は戦争だ』と(ボーガス注:国民の意識に反した非常識な)主張しているようでは国民から広く関心や賛同は得られない

 まあそういうことですね。なおこの川添氏、巣くう会中央を批判し、巣くう会中央から追放されたとは言え、「救う会神奈川代表(救う会神奈川は組織ごと救う会から排除され今も川添氏が代表)」ですから決して穏健保守や中道、左派ではありません。立派な極右です。その彼ですらこういうわけです。


■拉致は○○だ。6月5日に福岡市役所で啓発集会
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1697
 ちなみに「○○」のところには何が入ると思いますかね。普通なら「犯罪」「テロ」「人権侵害」とか、まあそんなところでしょうか。ちなみに正解は「侵略」です。
産経新聞『「早く、早くしかいうことない」 福岡で拉致家族が早期帰国実現訴え』
http://www.sankei.com/world/news/160605/wor1606050023-n1.html
の写真を見れば分かります。
 まあ「侵略だ!」といって何がしたいんですかね。自衛権の発動とか抜かして自衛隊北朝鮮に軍事攻撃でもしたいのか。そもそも拉致を侵略とは言えないでしょうし、拉致が侵略なら「金大中拉致も韓国朴チョンヒ政権の日本侵略」になるんですけどね。そう言う理解でいいのか。それとも「外国人・金大中と日本人は別だ」とか屁理屈言い出すのか。
 それにしても集会の後援団体に堂々と「日本会議福岡」「日本会議佐賀」と書いてあるのには絶句ですね。拉致被害者救出問題とは右翼運動の「はずではない」でしょうに。うんざりしますね。


許宗萬議長ら執行部に反旗「共和国*53に堂々とおかしいと言うべきだ!」
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1678

参政権の要求などは在日朝鮮人はいったいどこの国民かと疑う。

 おいおいです。俺の理解では朝鮮総連は「外国人地方参政権要求」について否定はしていなかったとは思いますが、要求にはそれほど積極的ではなかったと思いますが(むしろ民団の方が積極的)。
 なお、このバカウヨは別に「親北朝鮮の立場でなければ参政権を与えていい、民団所属の韓国人なら与えていい*54」というわけではなく「外国人地方参政権に反対」なんでしょう。韓国人だろうが欧米人だろうが誰だろうが外国人に地方参政権を与える気はない。まあ、このバカウヨが外国人地方参政権に反対するのは彼の勝手です(俺は支持しませんが)。ただしそれは拉致問題とは全く関係ない。拉致問題がテーマのはずの「巣くう会福岡サイト」で「外国人地方参政権反対」なんて拉致と関係ない物言いがされることには心底呆れます。

朝鮮学校の無償化も同じ。国民同胞の教育は国と民族の未来がかかっている。その教育に他国の資金を使うのか。

1)公立学校に通う生徒だって数が少ないとは言え「外国籍の生徒がいること*55」、つまり学校教育とは何も「国民教育ではないこと」
2)朝鮮学校が無償化を要求するのは他の外国人学校アメリカンスクール韓国学校、華僑学校など)が無償化されているから同じ扱いを求めているだけのこと
3)このバカウヨの理屈だと朝鮮学校のみならず「現在実施されている外国人学校の無償化」も否定することになる事(まあ、バカウヨは本心では外国人学校の無償化など、朝鮮学校以外でもしたくないでしょうが)
などといったことはこのバカウヨの脳内にはないようです。つうか朝鮮学校の無償化なんて拉致と関係ねえだろ。

外国人の教育に日本政府が金を出すことには賛成だ。日本の文明と歴史を正しく理解してもらうための教育には金を出すべき。

 おいおいです。「日本の文明と歴史を正しく理解してもらうための教育」とは一体何なのか。何でそんな変な基準が誕生するのか。結局外国人学校の教育を日本人ウヨの好みにしたいだけじゃないですか。
 何もウヨ連中の攻撃ターゲットは朝鮮学校限定じゃないわけです。


■民主・緒方氏の質問は「全くの嘘」
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1674
 やれやれです。緒方氏は「蓮池本の記述は事実か」と安倍に聞いたわけですから彼を嘘つき呼ばわりすると言う事は「蓮池透は嘘つきだ」と言うに等しいのですが、緒方氏を非難したという「平野フミ子(拉致被害者・増元るみ子氏と元家族会事務局長増元照明の姉)」は蓮池氏に向かってそうはっきり言う度胸があるんでしょうか。緒方質問があるまで蓮池本を無視していた癖によくもまあ、と呆れます。
 それはともかくこの記事に名前が出てくるのが、「荒木和博」「西岡力」とウヨ活動家ばかりで、拉致被害者家族として名前が出てくるのが「平野だけ」というのが興味深い。家族会連中も巣くう会といつまでも腐れ縁とは言え、連中とつるんで蓮池氏を誹謗することには一定の躊躇があるのかも知れません。まあ、「巣くう会の誹謗を黙認してる時点」で共犯みたいなもんではありますが。


■何もしないで批判はする政治家がまだ福岡にいる
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1672

 根拠は蓮池氏の著書のみ。被害者家族の意見を聞いたらどうか。自民党は国会に拉致被害者家族を招致して真偽を正すべきである。

 やれやれです。呼ぶべきは「拉致被害者家族」ではなく「蓮池兄弟」でしょう。問題になってるのは蓮池本に書いてある「蓮池兄弟の体験」なんですから。もちろん蓮池兄弟を敵視する救う会が「蓮池兄弟を国会に呼ぶ気などあるわけもない」。自分らのコントロールが行き届いてる増元や飯塚辺りを呼んで緒方氏や蓮池兄弟に悪口雑言させる気でしょう。とは言え下手なことをやれば蓮池兄弟の反撃で安倍の首が絞まるので安倍もそんな事はしないでしょう。この「巣くう会福岡」のバカウヨも「家族を呼ぶ」云々とどこまで本気で言ってるかは疑問です。


■「拉致被害者救出と自衛隊」に出席して感じたこと。
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1670
 絶句です。というのもこの「救う会福岡の記事」では「日本国憲法GHQの押しつけだ、改憲しなければいけない」などという右翼的主張がされてるからです。まあそう言う主張がしたければ勝手にすればいいでしょう(護憲派の小生はそういう主張をもちろん支持しませんが)。
 許し難いのは「救う会福岡」が「拉致解決には改憲が必要だ」という暴論を吐いてることです。
 拉致と改憲(あるいは護憲)に関係があるのか。全く関係ないわけです。「憲法九条がない」韓国にだって拉致被害者はいるわけですから。単に拉致問題改憲の口実に使ってるだけで、こういうことは人として下劣で最低の行為としか言いようがない。こうした行為が下劣かどうかはもちろん「改憲の是非」とは関係ありません。まともな人間ならたとえ改憲派だってこんな事は言わない(ただしこういうまともでない改憲派がごろごろいるのが日本の改憲派です)。
 蓮池透氏がこうした救う会の「拉致政治利用」に怒りと反発を感じ批判を始めたのは全く当然です。むしろ蓮池氏を会から追放し、未だに救う会べったりの「拉致被害者家族会」こそ愚かしい。小生のような護憲派からすればこんなふざけた惨状では「拉致被害者家族会」に協力する気などないし、そうした考えの人は決して少なくはないでしょう。その結果が拉致敗戦ですが、まあ、家族会がそう言う認識になる事は期待薄なんでしょうね。


■偽装(荒木和博)
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1667

 「金正日主義対外情報学」には次のように書かれています。

 拉致現場には指紋、拉致機材、所持品、足跡等の些細な痕跡も残してはならない。しかし必要により敵の捜査に混乱を与えるため人為的に偽の痕跡を残すこともできる。

(中略)
 この本は非常に色々なことを示唆してくれています。その一つがこの部分。要は全く関係ないところに拉致した人の遺留品を置いて捜査を攪乱しようとしたということです。山本美保さん、秋田美輪さんの海岸に置かれたバックなどの遺留品、河田君江さん、清水桂子さん、松橋恵美子さんのあるはずのない場所に置かれた自家用車などがこれにあたります。
 皆それぞれの遺留品のあったところに捜索が集中し、これが偽装だとは当時誰も考えていません*56
 例えば山本美保さんのセカンドバックが落ちていた柏崎市の荒浜海岸、本人がそこに行くはずもなく*57、しかもセカンドバックが入っていた大きなバックはなかったことから、明らかにこの「偽の痕跡」だと言えます。

 くだらないですね。先ず第一にこの「情報学」云々が本物の北朝鮮関係資料という保証はありません。
 第二に、彼ら失踪者の失踪が自発的失踪でも事故でもなく「犯罪である」という根拠も、「遺留品が犯人の偽装」という根拠も何一つありません。
 第三に仮に「情報学が本物」で、かつ「失踪が犯罪で遺留品が犯人の偽装」だとしてもその犯人が「北朝鮮工作員」という証拠もありません。つまりは「ないないづくし」で何もないのですがにもかかわらず「特定失踪者は北朝鮮拉致」と放言できる荒木といい、そんな荒木とつきあい続ける家族会といい愚劣の極みです。


■年頭のご挨拶
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1666

(ボーガス注:KCIA(韓国中央情報部)による)金大中(ボーガス注:拉致)の時はあれほど(ボーガス注:朴チョンヒ政権の)主権侵害だと騒いだ人々は何故(ボーガス注:北朝鮮の)拉致には「主権侵害だ」「民主主義の破壊だ」と言わないのですか。

・たぶん原文「金大中の時」のままでは理解できない方もいると思うので注記しました。まあ、「団塊世代jr」「アラフォー」の俺も金大中事件をリアルでは知りませんが。
吹き出してしまいました。金大中事件の時「KCIAの犯罪を事実上不問に付すとはどういう事だ」「犯行現場から金東雲・駐日韓国大使館一等書記官の指紋が出たのに!」「金東雲の引き渡しを何故求めない!」と自民党田中角栄政権が非難されたことがウヨ連中にはよほどトラウマだったようです。
 「サヨが北朝鮮拉致を非難しないんだから*58、俺達ウヨがKCIAの拉致を黙認して何が悪い」と居直りです。つうか北朝鮮拉致事件について語る場でいきなり「金大中事件」とかわけがわかりません。俺が拉致被害者家族なら巣くう会のあほさに呆れて二の句が継げません。
 これが
1)低レベルな嫌韓国差別者が「朴チョンヒ政権も金日成政権も拉致をやった。つまり韓国民族とはそう言う(以下、自主規制)」とレイシズム発言
2)北朝鮮シンパが「韓国だって当時は拉致やってるんだから、北朝鮮拉致ぐらい大目に見ろよ」と強弁
とかならまだわかりますけどねえ。巣くう会って建前では「右翼団体ではない」んだから「俺達ウヨがKCIAの拉致を黙認して何が悪い」と言う必要は「建前の上ではない」んですが。つうか今さらそんな事を言ったって誰も賛同なんかしないしそれ以前に「やぶ蛇」でしょう。北朝鮮拉致から金大中事件を連想する人は普通いないでしょう。

昨年、代表となりましたが、実感として言えることは、私の障害*59も含めて皆さんのご協力、お手伝いがなければ「救う会福岡」は動けないということでした。どうか皆さん私と私どもの運動を助けて下さい。

 救う会福岡サイトの更新が滞ってることと併せて考えるとこういう泣き言がでるほど活動それ自体が停滞してると言う事でしょうか。もしそうなら大変いいことです。

参考

金大中事件(ウィキペ参照)
 1973年8月8日、韓国の政治家で、のちに大統領となる金大中が、韓国中央情報部(KCIA)により東京都千代田区ホテルグランドパレスから拉致されて、船で連れ去られ、5日後にソウル市内の自宅前で発見された事件である。
■事件の背景
 金大中は1971年大韓民国大統領選挙で新民党(当時)の正式候補として立候補し、民主共和党(当時)の候補・朴正煕(パク・チョンヒ)大統領(当時)にわずか97万票差で敗れた。朴は辛勝したが、金大中に危機感を覚えた。そんなさなかの大統領選直後、大型トラックが金大中の車に突っ込み、3人が死亡。金大中は腰と股関節の障害を負った。後に韓国政府はKCIAが行った交通事故を装った暗殺工作であったことを認めている。
 翌年、朴は非常事態宣言を発布し国家を戒厳令下においた(十月維新)。そのとき海外にいた金大中は韓国に帰れば殺されると判断し帰国を断念。
 1973年(昭和48年)7月、世界でも「民主主義活動家」として高い名声を得るようになっていた金大中は、講演するため東京を訪問した。
 1973年(昭和48年)8月8日午後1時19分ごろ、金大中は6、7人に襲われた。ホテルから車で関西方面(神戸)のアジトに連れて行き、その後、工作船神戸港から出国したと見られる。
 金大中は「船に乗るとき、足に重りをつけられた」「海に投げ込まれそうになった」と後日語っている。しかし事件を察知したアメリカの通報を受けた自衛隊機が拉致船を追跡し、照明弾を投下するなどして威嚇したため、拉致犯は殺害を断念し金大中を釜山まで連行し、ソウルで解放したとされている。
 事件後しばらく経ってから警視庁は事件にKCIAが関与していたと発表。捜査員はホテルの現場から金東雲・駐日韓国大使館一等書記官の指紋を検出し、営利誘拐容疑で出頭を求めたが金は外交特権を盾に拒否。金はKCIAの東京での指揮官と見られていた人物で、犯行に使われた車は在横浜副領事のものであった。日本政府は金に対しペルソナ・ノン・グラータを発動、間もなく特権に保護されて金は韓国に帰国した。
■事件のその後
 事件について、日本政府は主権侵害に対する韓国政府の謝罪と、日本捜査当局による調査を要求していたが、同年11月の金鍾泌キム・ジョンピル)首相(当時)の訪日と1975年7月の宮沢喜一*60外相(当時)の訪韓で政治決着を図り、韓国側の捜査打ち切りを確認したが、韓国政府は国家機関関与を全面否定した。
 後年、1973年11月2日に行われた田中角栄*61首相(当時)と金鍾泌首相(当時)との会談の内容を収めた機密文書が盧武鉉政権により公開(2006年2月5日)され、日韓両政府が両国関係に配慮した政治決着で穏便に事を済ませようとしていたことが明らかになった。『文藝春秋』2001年2月号の記事によると「田中角栄首相が、政治決着で解決を探る朴大統領側から少なくとも現金4億円を受け取っていた」と現金授受の場に同席した木村博保元新潟県議が証言している。また角栄の娘・田中真紀子*62によると事前に角栄は殺人をしないことを条件に拉致することを了承済であったという。
 2006年7月26日韓国政府はKCIAの組織的犯行だったとする結論を出し、国家機関が関与したことを初めて政府として認めた。2007年10月14日北海道新聞によると、「当初金氏を日本の韓国系暴力団(ボーガス注:在日韓国人ヤクザ・町井久之の東声会か?)に依頼して暗殺することがKCIA内で検討されたが、成功が困難と判断して断念したことを元KCIA職員が証言した」との記事を掲載した。なお、朴大統領の元側近は拉致の目的は金大中の海外での反政府活動を抑制するためだったとし、殺害計画の事実を否定した。

*1:著書『水ビジネス:110兆円水市場の攻防』(2009年、角川oneテーマ21)、『日本人が知らない巨大市場・水ビジネスに挑む』(共著、2009年、技術評論社)、『水に流せない「水」の話:常識がひっくり返る60の不思議』(2012年、角川文庫)、『図解入門業界研究・最新水ビジネスの動向とカラクリがよーくわかる本(第2版)』(2016年、秀和システム)など

*2:著書『「朝鮮半島」危機の構図:半島統一と日本の役割』(2006年、ミネルヴァ21世紀ライブラリー)

*3:日本、韓国、中国はともかくベトナムとの差はあまりないので「ベトナムって未だ遅れてるのかな」と思いました。

*4:社名は当時。現在の社名は水ing(スイング:公式サイトhttps://www.swing-w.com/

*5:ググったところ元中野区議(公明党

*6:カギ括弧がついてるのは朝鮮新報が「そもそも殺人か疑問」と言う態度だからです。

*7:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*8:ニクソン、フォード政権で安全保障担当大統領補佐官国務長官

*9:個人的には「大統領に当選する前のトランプがそうした動きをしていたとも思えない」ので「当面なさそうな気がします」が「ニクソンショック」を考えれば数年後にはあるかもしれません。

*10:ポーランド首相を経てEU大統領

*11:ルクセンブルク首相を経て欧州委員会委員長

*12:江原道の道都

*13:著書『金正日を告発する:黄長菀の語る朝鮮半島の実相』(2008年、産経新聞出版

*14:以下、「北朝鮮の犯行か分からない」とすると話がややこしくなるので北朝鮮犯行説を前提に話をします。

*15:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相。戦後、自民党幹事長、石橋内閣外相を経て首相

*16:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相科学技術庁長官などを経て首相

*17:三木内閣農林相、自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*18:小泉内閣官房副長官官房長官自民党幹事長(小泉総裁時代)を経て首相

*19:ブッシュ子政権で通商代表補佐官(メディア・広報担当)

*20:オバマ政権で国務長官

*21:支持が多いのは事実ですが反対世論も一方では多く到底国民大多数から支持されてるとは言えません。

*22:まあ一方では「国会議事堂放火事件を利用した共産党弾圧」「長いナイフの夜事件(エルンスト・レーム(SA最高幕僚長)、シュライヒャー前首相らヒトラー反対派を暗殺)」などもしていますので選挙オンリーではありませんが。

*23:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*24:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て第二次安倍、第三次安倍内閣副総理・財務相

*25:もちろん麻生の放言による経済への悪影響は望んでいませんが。

*26:朝日新聞ソウル支局長。著書『北朝鮮秘録:軍・経済・世襲権力の内幕』(2013年、文春新書)、『金正恩の核が北朝鮮を滅ぼす日』(2017年、講談社プラスアルファ新書)など

*27:『対話を求める手法の是非』はひとまずおきます。

*28:朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)のこと

*29:北朝鮮の海外向け放送

*30:北朝鮮の女性音楽グループ。北朝鮮の最高指導者である金正恩第一書記(当時。現・委員長)の指示により、2012年7月に結成された。レパートリーとしては政府プロパガンダ歌曲や軍歌を中心にするも、いわゆる西側諸国の音楽や北朝鮮の伝統的な民謡に至るまでを幅広く演奏している。西側文化に由来する具体的な曲としてはディズニー映画のテーマ曲がある。また、道徳的に儒教思想が強く残る北朝鮮において、牡丹峰楽団はミニスカートや半袖など、露出度の高いコスチュームで活動する存在として注目を集めてきた。

*31:フジテレビのこと

*32:2012年のこと

*33:著書『入門 朱子学陽明学』(2012年、ちくま新書)、『心で知る、韓国』(2012年、岩波現代文庫)、『新しい論語』(2013年、ちくま新書)、『北朝鮮とは何か』(2015年、藤原書店)など

*34:金正日のこと

*35:小生も「1970年代後半生まれ」なので北岡さんには割と近い年齢です。

*36:東亜同文会を前身とし、日本とアジア諸国の国際交流を目的とする団体。財団の事業の一つとして、会議室・宴会場・レストランなどの施設を持つ霞山会館を運営している。

*37:拉致被害者の事でしょうね。誰が取り上げられたのかは分かりませんが。

*38:知らない人は多いでしょうが「知られざる」ではたぶんないでしょうね。過去のその種の情報の総集編にすぎないでしょう。

*39:宇野外相、梶山国家公安委員長答弁からのカウントのようです。

*40:維新政党・新風副代表、元維新政党・新風福岡県本部代表。2007年に行われた第21回参議院議員通常選挙維新政党・新風の公認候補として福岡県選挙区から立候補したが落選している。現在、維新政党・新風福岡県本部は公式サイトは存在せず、解散したと見られる。(ウィキペ「馬場能久」参照)

*41:吉田内閣蔵相、鳩山内閣通産相などを経て首相

*42:『嘘だらけの日米近現代史』(2012年、扶桑社新書)、『嘘だらけの日中近現代史』(2013年、扶桑社新書)、『間違いだらけの憲法改正論議』(2013年、イースト新書)、『「軍国主義」が日本を救う』(2014年、徳間書店)、『負けるはずがなかった! 大東亜戦争』(2014年、アスペクト)、『反日プロパガンダ近現代史』(2014年、アスペクト)、『帝国憲法の真実』(2014年、扶桑社新書)、『嘘だらけの日露近現代史』(2015年、扶桑社新書)、『嘘だらけの日英近現代史』(2016年、扶桑社新書)、『嘘だらけの日仏近現代史』(2017年、扶桑社新書)、『日本国憲法を改正できない8つの理由』(2017年、PHP文庫)などトンデモウヨ著書多数。

*43:対米開戦当時の内閣は近衛内閣ではなく東条内閣です。まあ近衛に責任がないとは言いませんが彼一人に責任転嫁できる話ではありません。

*44:ハルノートを受け入れれば戦争は起こりませんでした。そこには「日本がハルノートを受け入れて戦争を回避できるはず(米国)」「こんな物受け入れるくらいなら戦争する(日本)」という意思疎通の失敗がありました。

*45:近衛のブレーン組織・昭和研究会に尾崎秀実がいたことを理由とした陰謀論でしょう。ただし尾崎は昭和研究会の中心人物ではないし、昭和研究会の提言もストレートに政策になったわけではありません。

*46:失脚当時、国防副委員長、朝鮮労働党行政部長

*47:朝鮮労働党行政部副部長

*48:朝鮮労働党行政部第一副部長

*49:ただし巣くう会福岡が会サイト(http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1697)に掲載してるポスターでは「福岡県、佐賀県熊本県長崎県大分県、宮崎県」で「九州6県」です。

*50:巣くう会福岡が会サイト(http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1697)に掲載してるポスターによれば「など」とは「佐賀県佐賀市鳥栖市鳥栖市教育委員会小城市日本会議福岡、日本会議佐賀(なお日本会議は日本最大の極右団体)、福岡県教育連盟(右翼系の教員労組)」などです。

*51:業務内容は県サイト(http://www.pref.fukuoka.lg.jp/soshiki/4600508/)に寄れば『生活保護、生活困窮者自立支援、ホームレスの自立支援、戦没者遺族・戦傷病者・未帰還者留守家族及び引揚者の援護、恩給、中国帰国者等の援護』だそうです。

*52:「イメージさせかねない」つうか「北朝鮮自衛隊の戦争を煽ること」が目的だと疑われても仕方がないでしょう。実際巣くう会福岡の目的はそうでしょうが。

*53:朝鮮民主主義人民共和国、つまり北朝鮮のこと。

*54:そういう思想差別はそれはそれで問題ですが。

*55:日系ブラジル人が出稼ぎに来てる群馬県太田市静岡県浜松市なんかはわかりやすい例です。

*56:仮に偽装だとしても「偽装するには犯人がそこに行く必要がある(犯人が痕跡を残す可能性がある)」わけで捜索すること自体は勿論無意味ではありません。つうか「偽装の結果」、かえって偽装現場に犯人が自らの痕跡を残す危険性もあるわけで「ミステリードラマならともかく」実際にはそう言う偽装は「特定失踪者」云々に関係なく、まずないでしょう。別にトリック(アリバイ工作など)を使わなくても「現場に遺留品を残さなければ」警察の追及は難しいでしょうし、そもそも多くの人間は「現場に遺留品を残さないこと」には気を使っても「ややこしいトリック工作までする気にはならない」でしょう。

*57:もちろん「行くはずもなく」と言う根拠は何もありません。

*58:もちろんそんなことはありませんが

*59:障害が何を意味するのか知りませんが、障害が活動の妨げになるようなら、「相談役や顧問という少しひいた立場(名誉職)」にでもなって代表職をおりるべきでしょう。

*60:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、鈴木内閣官房長官自民党総務会長(中曽根総裁時代)、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相。

*61:岸内閣郵政相、自民党政調会長(池田総裁時代)、池田内閣蔵相、自民党幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相などを経て首相

*62:村山内閣科学技術庁長官、小泉内閣外相、野田内閣文科相を歴任