今日の産経ニュース(9/15分)(追記・訂正あり)

■【安保法制】「議会を殺す気か!!」 民主党委員5人 特別委の運営に抗議
http://www.sankei.com/politics/news/150915/plt1509150036-n1.html
 いよいよ「今週中に可決しよう」となりふり構わなくなってるようです。そういう事態を勿論望みませんがそうなった場合のさらなる戦い(法発動、つまり自衛隊の戦地派遣の阻止運動*1など)も覚悟する必要はあるでしょう。

【追記】
■【安保法成立】共産・志位委員長「暴挙を働いたものには必ず裁きが下る」
http://www.sankei.com/politics/news/150919/plt1509190018-n1.html
 覚悟はしていましたがやはり残念です。
 まあ、志位氏と俺も同意見ですね。今後戦いを続け「政治的断罪」というかこんな無法者たちは「失脚させないといけない」。法律も発動を阻止し「廃止しないといけない」。こんな物を発動したらもはや日本は軍事的に「普通の国」であり平和国家でも何でもなくなります。
 この安倍の無法により支持率が大幅にダウンすればいいですが「右傾化が深刻な日本」ではどうなることか。まあ、とにかく「これに屈せず」安倍批判を強めていくことが何より大事でしょう。


■【経済インサイド日経新聞私の履歴書」登場企業の業績は悪化する!? 岡三証券が衝撃のリポート 大物経営者は戦々恐々
http://www.sankei.com/premium/news/150915/prm1509150002-n1.html
 産経も書いてますが何でこうなるかといえば「取り上げられるときはピーク時でその後、落ちていく」と言うケースがあるからです。別に財界人に限ったことではなくスポーツ選手など他の業界でも同じでしょう。
 つまり「出るから落ちる」のではなく「出るようになったら『これがピーク時ではないか』と警戒しないといけない」ってことですね。まあ、業績がおちたと言っても「倒産」とかそこまで酷いケースはさすがにないようですが。


■【産経抄】あこがれの職業 9月15日
http://www.sankei.com/column/news/150915/clm1509150004-n1.html

 先月末の小紙社会面の記事に対して、読者から感動した、とのお便りをいただいた。東京都品川区で今年5月に起きた殺傷事件で、包丁を振りかざす巨漢の男を素手で制圧しようとした、警視庁の女性巡査長(24)の奮闘を報じたものだ。
▼「もう一度同じような事態に遭遇しても、立ち向かうと思います」。巡査長は、指を切断しかけるほど深い傷を負いながらも、凛(りん)として語っていた。

 「感動した!ですませてええんかい」と思いますね。まあ、実際問題、「警官皆が格闘技の達人です」つうわけにもいかないのでしょうが、殉職されても困りますしねえ。何とかならないんでしょうか。


■【国会前反安保集会】本当に有識者? 首相呼び捨てで批判「安倍の頭にくぎを」「安倍は絶対倒す」「安倍を返り討ちに」
http://www.sankei.com/life/news/150915/lif1509150001-n1.html
 「はあ?」ですね。わざわざ「安倍氏」「安倍首相」と言わないと行けないのか。いやまあ、そう言う価値観もあっていいかもしれない。でもそれ産経に言う資格ないでしょう。
 じゃあ産経は敵視する人間にも常に敬称をつけてるのか、呼び捨てにしないのかと言ったらそんなことないわけですから。それどころか、「ルーピー鳩山」だの「空き菅」だの「呼び捨てどころか悪口雑言」を書いたこともあるわけです。

安倍晋三首相の呼称は登壇者の発言を尊重しました

「はあ?」ですよね。皮肉のつもりのようですが、発言の引用をする場合、勝手に改変しないなんて当たり前でしょうに。

佐高信*2
『王の頭にくぎを打つ』という言葉がある。王の頭、つまり権力者の頭にくぎを打つことが民主主義だとするならば、私たちは安倍の頭にくぎを打たなければならない。私たちの力で安倍の頭にくぎを打ちましょう。

 小生は「王の頭に」云々と言う言葉を知りませんが、まあ、どこかの国の格言なんでしょう。
 疑えば「佐高氏の創作」あるいはそこまで酷くなくても「佐高氏の勘違い」と言う可能性もありますが。
 どっちにしろこれ「安倍の頭に釘を本当に刺したい」と言ってるわけではなく、「格言を前提にした」話に過ぎないわけです。
 問題視するようなことじゃないし、タイトルに「釘」云々と書く産経のやり口は詐欺同然でしょう。「本文を読まないでタイトルだけ読む人間がだませればいい」というタイトル詐欺と言っていいんじゃないか。

*1:違憲訴訟やデモなど

*2:週刊金曜日編集委員、作家。著書『豊かさのかげに:「会社国家」ニッポン』(1992年、岩波ジュニア新書)、『戦後企業事件史』(1994年、講談社現代新書)、『孤高を恐れず:石橋湛山の志』(1998年、講談社文庫)、『湛山除名:小日本主義の運命』(2004年、岩波現代文庫)、『失言恐慌:ドキュメント銀行崩壊』(2004年、角川文庫)、『電力と国家』(2011年、集英社新書)、『不敵のジャーナリスト・筑紫哲也の流儀と思想』(2014年、集英社新書)など