今日の産経ニュース(10/24分)(追記・訂正あり)

反日暴走外交のツケ 韓国「通貨スワップ必要」 資金流出でドル枯渇懸念
http://www.sankei.com/world/news/151024/wor1510240049-n1.html
 まあ、実に産経らしいですね。

(ボーガス注:韓国の外貨不足は)日本にとっては何の痛みもないが、韓国にとっては取り返しのつかない打撃だろう

なんてことはありえないでしょう。経済音痴なので「スワップ協定」その他について実際どう理解すべきなのかは知りません。しかし、いずれにせよ隣国・韓国の経済が「取り返しのつかない打撃」を受ければ、それは日本にも当然響いてくる。「何の痛みもない」なんてことはありえない。その程度の事が「嫌韓国」でわからないんだから大した「自称・産業経済新聞」です。


■米中“洋上決戦”Xデー 米空母機動部隊派遣も 軍事専門家「中国が仕掛ける…」
http://www.sankei.com/world/news/151024/wor1510240046-n2.html
 まあ、ばかばかしいですね。中国にせよ米国にせよ南シナ海でドンパチやる程野蛮で無謀じゃないでしょう。
 大体産経が名前を出す「自称専門家」は「佐藤守・元空将(軍事評論家)」、「軍事ジャーナリストの井上和彦氏」といった「産経御用達の極右活動家」だから話になりません。


■【歴史戦】台湾・軍事博物館に「慰安婦」コーナー 馬*1総統が設置を表明「長い間待っていた」…「抗日」展示充実も
http://www.sankei.com/world/news/151024/wor1510240053-n1.html

「抗日戦争」の展示を充実させる方針も強調。(ボーガス注:日清戦争清朝が敗れて下関条約で)台湾が日本に割譲される20年以上前に起きた1874年の「牡丹社事件」も、「民族と国家を守った歴史」として展示に加えるとした。同事件は、(ボーガス注:台湾)先住民による宮古島島民殺害を機に起きた(ボーガス注:明治新政府のいわゆる)台湾出兵を指す。

 慰安婦の件も勿論重要ですが個人的な関心から今回は「台湾の抗日」についてコメントしてみます。
 要するに日本で一般に「台湾出兵」と言われる事件は向こうでは「牡丹社事件」と言われるわけです。
 一般に、「日本の中国侵略」と言った場合、中国でも日本でも「1894年の日清戦争(つまり大陸中国との戦争)以降の中国侵略」を意味する*2ようですが、馬総統は「台湾は1874年から日本の侵略を受けていた」と最近強調しているようです。
 我々日本人も「日本の戦争への反省とか、台湾との友好とか言う意味で、台湾出兵にもっと注目した方がいいのかな」つう気はします。
 それはともかくこれは「馬総統流の台湾独自性のアピール」つう面もあると思います。要するに「台湾と中国には色々と違いがあるんだ」つうことですね。ただし、産経などは「馬は反日だ、許せない」「李登輝陳水扁は本当に良かった」位にしか思ってないでしょう。

*1:連戦内閣法相、台北市長などを経て台湾総統

*2:中国においても台湾出兵はそんなに注目されてないようです。