「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2/5分:荒木和博の巻ほか)(追記・訂正あり)

■蜜蜂
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news219728513-a.html
 「ミツバチが危険だと言って駆除するのに何故北朝鮮に対しては交渉路線なのか」て頭痛がしますね。そもそも荒木がやりたいこと「拉致被害者の救出」は「ミツバチにたとえるなら」蜂蜜の採取ではないのか。
 当然ながらミツバチを駆除すれば蜂蜜は手に入りません。まあ駆除の場合、最初から蜂蜜なんて考えてないわけですが。
 で「交渉しないで北朝鮮をぶっ叩け」てそれで拉致被害者が救出できるんですか、て話です。
 交渉以外に現実的な拉致被害者救出方法なんてありません。「交渉が成功するか」どうかはわかりませんが交渉するしか手がないんだから交渉するしかない。交渉しないのなら拉致被害者救出はあきらめるしかない。

 拉致被害者の救出についても国の守り*1について、「あくまで外交で」「話し合ってお互い理解して*2」という人たちの大半は、それに異議を唱える人たちと「話し合って」「お互い理解」しようなどとは最初から思っていません。逆に存在すら否定して排除しようとする人間が少なくありません。

 おいおいですね。それ逆じゃないのか。
 「あくまで外交で」と唱える蓮池透氏や田中均氏を敵視して家族会から追放したり、外務省にいられなくしたりした輩・荒木が良くもこんなふざけたことが言えたもんです。
 つうかまじめな話すれば俺は北朝鮮との間に対話は成立しうると思っています。別に北朝鮮を「素晴らしい国だ」といってるわけでは無論ない。小泉訪朝が成果を上げたわけですから対話を期待できるつう話です。
 しかし、「田中均氏や蓮池透氏を酷い目にあわせた」荒木ら救う会との間に対話が成立するとは全く思っていません。
 つうか拉致に限らず「対話しなかったら」
1)あきらめる
2)対話以外の方法で解決する
どっちかしかないわけです。
 もちろん対話以外の方法で「平和的・現実的に」片つけることが可能な場合もある。たとえば安倍の悪政ストップってのは別に安倍と対話しなくても「選挙で安倍を敗北させ下野させればいい」。
 トランプの政治的影響力排除はトランプと対話しなくても「大統領選挙で民主党がトランプに勝てばいい」。
 植村氏と櫻井よしこのトラブルについて植村氏は「よしことの対話」ではなく「裁判」という選択肢を選びました。
 でも国家間関係で「交渉、対話以外で片がつくケースなんてほとんどない」でしょう。国際社会には選挙や裁判に当たる「対話以外で問題を解決する選択肢」は将来はともかく、現在はほとんどない。フィリピンと中国の領土紛争では「フィリピンが仲裁裁判に訴えた」がそういうケースはほとんどない。しかも中国、台湾、ベトナム*3全て「どうせ出来レースでフィリピンに都合のいい仲裁結果が出るんだろうから受け入れない」と公言しているからこのケースだって「対話以外の道」で解決するかは疑問です。
 まあ、フォークランド紛争にせよ尖閣にせよ竹島にせよ、北方領土にせよ、その他どんな領土紛争にせよほとんどは「あきらめる」か「対話する」かどっちかしかないでしょう。「裁判で解決する」「軍事力で奪う*4」なんてのは現実的じゃない。
 イスラエルパレスチナ紛争だって、ロシア・ウクライナ紛争だって何だって国家間紛争、外交紛争はほとんどは「対話しか解決の方法は現実的にない」でしょう。
 それはともかく最近の荒木の口ぶりを見てるとこの男はそのうち「もはや拉致被害者の救出は無理だ、それよりも極東の安全を維持する必要がある、その為には北朝鮮を打倒すべき」と言い出すんじゃないかとすら思いますね。そして横田夫妻も含めて拉致被害者家族会が「もう拉致被害者救出はあきらめた」と言い出すんじゃないかとすら思います。


■地道な活動
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news219628512-a.html

 先日ある特定失踪者のことで情報提供がありました。かつて同じバイト先にいたという方からでした。電話されたきっかけは私鉄の駅に貼られていた東京都制作の特定失踪者ポスターを見たことだったそうです。「あのときのあの子ではないか」と思い、ポスターにあった調査会の電話番号に連絡して下さいました。
(中略)
 最近拉致問題が全く動かず、ご家族はもとより支援者、思いのあるマスコミや政府機関関係者も落ち込んでいます。
(中略)
 ただ、この電話で感じたのは、地道な活動は馬鹿にならないなあということでした。これまで各所に貼られた東京都の失踪者ポスターはおそらく何万枚とあるはずですが、それで今頃になって情報提供があるのです。
 署名活動や集会、その他のイベントも単なる消化行事になってはいけませんが、事態が沈滞しているからこそ続ける意味があるとも言えるのではないでしょうか。

 荒木も「自分らが世間から相手にされなくなっていること」を自覚せざるを得ないようです。
 そこでこういう「言い訳」をするわけですが言い訳したところで荒木らが世間に相手にされない事態は何ら変わらないでしょう。そもそも荒木の言う「情報提供」など糞の役にも立たないでしょうし。
 いい加減、家族会も荒木らと縁切りすべきです。
 そもそも何万枚もポスターを貼って「糞の役にも立たない電話一本」ではコストに対してリターンがあまりに小さ過ぎます。
 たとえるなら数10万払って新聞広告を打ったが客の増加は数10人に過ぎなかった(つまり1人当たり1万円)レベルの酷さでしょう。
 なお、一般論としても「地道な活動をして成果が出ない場合」方法論が間違ってるのではないかと考えるべきでしょう(荒木らの場合明らかに方法論が間違ってる、というか拉致を解決する意志があるようには思えませんが)。
 もちろん「方法論が仮に間違っていたとしても」そうそう簡単に効果的改善論なんて出ないことが多いですし、その場合「試行錯誤してやっていく」しかないわけですが。


■委員長
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news219428510-a.html

 党大会を祝ってのパレードで絶叫する人たちを見ていると、やはりディズニーランドのパレードみたいに見えてしまいます。そのうちディズニーランドにも「委員長」とか言ってああいう人が出てくるかも知れません。

 こういうくだらない不謹慎な冗談を言える辺り荒木は正気ではありません。そして荒木以外がこんなことを言ったら怒るであろう家族会も荒木が言えば黙認ですから心底呆れます。


■国基研「習近平ポピュリズム政治と中国の現状」富坂聰*5・国基研企画委員
http://jinf.jp/news/archives/18473
 もちろん「ポピュリズム大衆迎合主義)」と言う言葉によって習閣下を小馬鹿にしてるわけですが、それはさておき。
 国基研が「中国にポピュリズムが存在すること」を認めるならばそれは「中国政治が毛沢東時代のように政府の号令でどうこうなるものではないということ」ですが、それ常日頃、国基研が言ってることと矛盾しないんですかね。まあ国基研に論理一貫性を求めても空しいですが。


■国基研『新味に欠けた北朝鮮党大会』(西岡力
http://jinf.jp/weekly/archives/18452

 インド、パキスタンイスラエル*6はNPTに加盟せずに核開発を進めたので、北朝鮮は世界で唯一、NPTに非核兵器国として加盟しながら条約を破って*7核武装した無法集団であることを忘れてはならない。

 言ってること無茶苦茶です。最初からNPTを無視してNPTに加入せずに核開発したインドやパキスタンイスラエルの方がむしろ無法者ではないのか。つうか最初から北朝鮮を罵倒するという結論ありきでしょうが。
 どっちにしろ核保有国が危険な存在であることには変わりはないわけです。
 普通の人間は「ああ、そうですか。でそれが事実として北朝鮮よりマシなら、インド、パキスタンイスラエル核兵器持っていいんですか?」「つう事はあなたの認識だとNPTに最初から非加盟なら、あるいは加盟しても脱退すれば核兵器保有していいんですか?」「そう言う認識はNPT体制を崩壊させるとは思わないんですか?、崩壊させていいんですか?。そんな人間がどうして北朝鮮の核保有を批判できるんですか?。私はあなたには到底賛同できませんね」で終わる話です。

 被害者救出交渉を優先してこなかった外務省を外して、官邸直轄で拉致被害者の一括全員帰国のための実質的協議を始めることだ。

 意味がわからないですね。外交交渉から外務省を外して誰が外交するのか。


■大森勝久ブログ『マッカーサー元帥とGHQ憲法9条解釈-日本は憲法9条(「芦田*8修正論」)によって自衛権を法的に米国と同等に行使できる』
http://1st.geocities.jp/anpo1945/ghq.html
 いわゆる芦田修正論については説明が面倒なので説明はしません。
 大森氏は「芦田修正論を採用すれば、集団的自衛権行使に支障はない」というわけですが、そんな解釈は政府公式解釈ではないし、憲法学界の通説でもないわけです。
 それを大森氏が一人で「芦田修正論を採用しないのは間違っている」といったところで何がどうなるもんでもない。


福井新聞『車ごと失踪11年、「拉致疑い」家族の決断、「わらをもつかむ思い」で実名公表』
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/accidentandincident/94691.html

 北朝鮮に拉致された疑いが排除できない行方不明者として、福井県警が3月に公表した若狭町海山の会社員田辺宗之さん=失踪当時(22)。2005年2月の夕方、勤めていた福井県敦賀市の会社を出てから、車ごと消息不明になった。

 小泉訪朝(2002年)後の失踪(2005年)を「特定失踪者だ」つうんだからもう本当に荒木の調査会は勿論、家族にも「手前、ふざけんな!」と怒りを覚えますね。ご家族も本気ではないでしょうが

・父の隆三さん(65)は「息子の生死が分からないのは本当につらい」と歯を食いしばる。母の真佐美さん(66)は「早くぎゅうっとしてあげたい」と、両手で抱きかかえるようにして涙ぐんだ。
・両親も(ボーガス注:北朝鮮)拉致に関しては半信半疑のところがあり、真佐美さんには「(ボーガス注:自発的失踪の場合)名前を公表することで、息子が帰りづらくならないだろうか」という不安もある。しかし「わらをもつかむ思い」(隆三さん)で、公表に踏み切った。

なんてことはこのような愚行(息子の失踪を荒木の調査会に持ち込むこと)を正当化しません。

「(参院議員の)アントニオ猪木さんは北朝鮮を訪問しているのに、どうして(与党の)国会議員は行ってくれないのか」。

 失踪した田辺さんのご両親(以下、田辺ご夫婦)のお言葉です。アントニオ猪木氏の訪朝や「衛藤征士郎*9の訪朝計画(結局挫折)」を罵倒した救う会、家族会とは考えが違うようです。
 つうか田辺ご夫婦の考えが自然であり、救う会や家族会の猪木氏、衛藤氏罵倒は異常だと思います。


■産経【北朝鮮拉致】「東京五輪までに必ず」…増元さん、被害者奪還への思い込め合唱
http://www.sankei.com/world/news/160326/wor1603260029-n1.html
 一寸古い記事ですが偶然気がついたので。しかし「東京五輪(2020年)までに」て,あと4年も「放置プレーも覚悟する」んですか(唖然)。
 仮に夏の参院選でアンチ安倍にとっては不幸なことに「安倍が勝ったとしても」4年後は安倍政権じゃないでしょう。増元の発言は「安倍政権に期待してない」「今年が最終決戦と救う会や家族会が吹いてるが俺はそんな自信はない」といってるのも同然です。
 つうか繰り返しますが「あと4年も放置プレーを覚悟する」て。
 まあ、無責任に「2016年、今年中に解決する」と放言されても迷惑ですが、さんざん政府を批判してる人間・増元が「あと4年の間には解決する」ねえ。ずいぶんと低い目標です。そしてそれを平然と書く産経。これが増元以外の、たとえば野田*10首相辺りが同じ事言ったらぶっ叩いてるんじゃないですかね?


南モンゴル自由民主運動基金南モンゴル自由民主運動基金講演会のお知らせ』(講師:三宅博先生)
http://smldf.org/?p=663
 講師が内モンゴル専門家でもない三宅というのもびっくりですし、三宅以外の登壇者が

荒木和博特定失踪者問題調査会代表

つうのもびっくりです(よく考えたら三宅は荒木の調査会の役員でした)。いやお前ら自称南モンゴル活動家って反中国のためなら「特定失踪者問題調査会」なんて「南モンゴル内モンゴル)と関係ない」上に「ガセネタ垂れ流す極右」ともつるむのかよ。
 節操ねえっていうか、常識ねえっていうか。そんなんで中国に勝てるとか本気で思ってるのか。


■国基研『憲法だけが止まったまま』(西修*11
http://jinf.jp/weekly/archives/18405

69年間、一度も憲法が改正されていないのは、わが国だけである。異様と言わざるをえない。

 改正する必要がなければ改正しないだけの話です。ちなみに前もブログに書いた気がしますが小生が「変えればいいのに」と思うのは小切手法ですね。「知っている人は知っていますが」面白いというかスゴイ条文が小切手法には残存しています。

第六十八条
 朝鮮、台湾、樺太*12、関東州*13南洋群島又ハ勅令ヲ以テ指定スル亜細亜洲ノ地域ニ於テ振出シ日本内地ニ於テ支払フベキ小切手ノ呈示期間ハ勅令ヲ以テ之ヲ伸長スルコトヲ得

南洋群島パラオなど」「勅令ヲ以テ指定スル亜細亜洲ノ地域=太平洋戦争中に日本ががんがん侵略していた地域(東南アジアや中国でしょう)」、つまりは「日本の植民地でも小切手法が適用になります」云々て規定でしょうが、もちろんこんな「実態に明らかに反してる規定」に今や法的効力はありません。朝鮮その他は日本の植民地じゃないし、勅令なんて今ない。
 本当は「そのうちに削除でもすべき」なんですが何で残存してるんですかね。まあ「死文化してるので残しても実害はない」んですが、こんなん残してて「日本は未だウヨ国家なのか(中韓)」と誤解されるのもしゃくですしねえ。つうかまさかとは思いますけどそういう「日本会議的な理由」で残ってるんですかねえ。

法律で対処可能の根拠として、災害対策基本法などが挙げられるが、本来、国家緊急事態というのは、法律で定められていないような、まさに異常で、かつ緊急の措置を必要とする事態が発生する場合を包含する。

 具体的にどんな状況なんだって話です。そもそも「法律で想定できないような事態」だったら「憲法に定めを作っても無意味」でしょう。極端な話、災害なり外国侵略なりで「首相以下閣僚が全て死亡」「国会議員も全て死亡」「霞が関の役人もあらかた死にました、国家中枢がほぼ壊滅状態です」位の異常事態*14が起こったら、緊急事態条項なんか作っても意味がないし、そのレベルに至らないレベルなら現行法で十分対応可能でしょう。

 近年、東日本大震災時における民主党菅直人*15首相の対応のまずさもあって、もっぱら大規模震災を国家緊急事態の対象と見る向きがあるが、もともと国家緊急事態は、外部からの武力攻撃、外部勢力の教唆*16による内乱、あるいは組織的なテロ攻撃など、憲法秩序が侵されるような事態が主対象とされる。

 震災がもっぱら持ち出されるのは
1)外国侵略や内乱、テロなど震災に比べれば非現実的想定だから
2)予想もしなかった震災ならともかく「テロや侵略なら」、『そもそも大規模なテロや侵略にならないうちに外交や警察の捜査で侵略やテロの芽を潰すのが常道だろう、大規模テロや侵略を最初から想定するなんてアホか』という批判が予想されるからでしょう。別に菅政権がどうこう言う話じゃない。


拓殖大学海外事情研究所「プーチン大統領色丹島」(名越健郎*17
http://www.kaiken.takushoku-u.ac.jp/column.html

 プーチン*18・ロシア大統領の毎年恒例の「国民とのテレビ対話」が4月14日に行われ、今回は500万件の質問から80をピックアップして回答しました。芝居じみたところもあるこの奇妙なショーは、最高指導者の意識や内外政策の方向、優先順位が暗に示されるので重要です。
 一つ気になったのは、過去14回の対話で初めて北方領土から質問が飛び出したことでした。色丹島のオストロブノイという缶詰工場で働く女性の季節労働者が大統領に、「私たちは昨年夏からここで働いていますが、給与が一切支払われません。労働条件、生活条件は恐ろしいほどです。帰ろうにも、船の切符を買う金がありません」と直訴しました。プーチン大統領はやや顔をしかめながら、やりとりしました。
「この問題を当局に提起したかね」
「はい。サハリン州の検察局に提起しました」
「それで回答は」
「何もありません」
「遺憾なことだ。検察局や労働基準局が適切に対処せねばならない。検事総長がこの番組を見ていたら、直ちにサハリン州検察局がきちんと仕事をしているか調査してほしい。労働省もだ。あとで私に報告してくれ。私からも謝罪したい。問題を必ず解決すると約束する」
 一時間後、検察が缶詰工場の捜査を開始したと発表しました。サハリン州知事らの一団が翌日、色丹を訪れるなど、大統領の鶴の一声は地方指導者を震え上がらせます。
(中略)
 質問に先立ち、テレビのリポーターは色丹の出稼ぎ労働者について、「彼らは囚人や奴隷のような扱いを受けています」と伝え、北方領土は問題の多い地域という印象を与えました。
(中略)
 5月6日のソチでの日露首脳会談を前に、急に対日積極姿勢を見せる大統領は、色丹の惨状を国民に示すことで、島の印象を悪くさせ、引き渡しの環境整備を図ったのでは−と深読みしたくなりました。

 ばかばかしい。むしろ逆でしょう。何か政治的思惑があるとしたら「色丹の苦しい立場の人たちを支援する大統領→大統領は色丹を絶対に見捨てない→日本に絶対に渡さない」というアピールでしょうね。

【追記】
毎日新聞『ロシア最高検、次席検事、色丹で事情聴取 給与未払い問題で』
http://mainichi.jp/articles/20160416/k00/00m/030/101000c

 北方領土・色丹(しこたん)島の水産加工場で働いていたロシア人元従業員らが14日、プーチン大統領に「給与未払い」を訴えた問題で、露最高検のグリャーギン次席検事が15日、調査のため現地入りした。露国営テレビがトップニュースで伝えた。日露外相会談開催中のこの動きは、プーチン大統領の行動力を示すと共に、北方領土のロシアによる実効支配を印象づける狙いがあるとみられる。
 同次席検事は、コジェミャコ・サハリン州知事らと現地入りし、住民らから事情を聴いている。
 発端は、プーチン大統領が14日に実施した毎年恒例のテレビを通じた国民との対話。サハリンからの生中継で、元従業員らが「奴隷労働だ」と訴えた。プーチン氏は謝罪すると共に速やかな捜査を約束した。
 約3時間半のテレビ対話が終わる直前、サハリン州検察は給与未払い容疑による捜査を開始したと発表。検察によると、未払い給与の総額は680万ルーブル(約1130万円)に上るとみられる。

 もちろん「賃金未払い」について捜査のメスが入ることは悪い事ではありませんがそれが「プーチンの政治パフォーマンス」になってるあたりはやはり納得しがたいものがあります。まあ、「プーチンが鶴の一声を出さないと動かないほどの疑惑」なのかも知れませんがそれは勿論大変に問題です。


産経新聞『色丹の水産加工場が破綻 ロ大統領指示で捜査中』 

http://www.sankei.com/politics/news/160513/plt1605130068-n1.html
 ロシアのプーチン大統領の指示で当局の捜査を受けた北方領土色丹島の水産加工企業「オストロブノイ」が経営破綻の状態に陥り、裁判所の管理下に置かれた。インタファクス通信などが13日報じた。
 プーチン大統領は先月、テレビ中継を通じた国民との対話で、同社で働く島民から賃金が未払いになっているとの訴えを受け、検察当局に捜査を促す発言をしていた。この結果、検察当局が捜査に乗り出し、経営破綻が露呈した。
 解雇の恐れに直面した従業員らは「私たちにはほかに働き口がない」としてプーチン氏に再び文書で直訴。捜査を中止して経営破綻から同社を救済するよう求めている。(共同)

 賃金未払い問題について政府の調査が入ったら経営破綻が表面化とは随分酷い話です。
 捜査を中止つうわけにはいかないでしょうが、まあ、「倒産して失業しても仕方ない」つうわけにもいかないので「会社を支援するか(もちろん旧経営陣は追放するが)」、「会社を潰した上で元従業員の面倒を見るか」はともかく従業員に対する何らかの救済措置は執って欲しいところです。


■中国はどう思っているのだろう 
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news21922858-e8.html
 党大会で「核開発を辞める気はない」と改めて明言したことは「事前から充分予想できたこと」とはいえ中国は不快でしょうね。それ以上のことは俺のような素人には分かりませんが。

中国の圧力で開かざるをえなかったのか、逆に中国に反発して開いたのか分かりませんが

おいおいですね。

http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news21902856-f8.html
一つの推測ですが、この党大会、中国の圧力でやらされたのではないでしょうか。

と荒木が以前主張したのは一体何だったのか。大体「中国の圧力で渋々開いた」のと「中国に反発して開いた」のでは全然違います。

今の金正恩にとって中国の圧力は嫌で嫌でしょうがないでしょう

 「圧力」が好きな人間がどこにいるんでしょうか。
 そもそも「圧力」とは「相手が嫌がるのに対してかける力」と言う意味なのですから好きなわけがない。「好ましい力」なら圧力と言わない。

 金正日は自分が後継者に決まって本格的に先頭に立ちはじめた80年代、つまり前回の党大会のころから「改革開放しろ」と繰り返し中国に言われ続けてきたので、ともかく忌避したくて仕方なかったはずです。

 開城工業団地を考えれば金正日が「改革開放をただ嫌がっていた」と見ることは明らかに適切ではないでしょう。

 習近平*19をはじめとしてあちらの皆さんも金正恩は本心では大嫌いなはずです。

 何が根拠なんですかね。いずれにせよ政治とは「好き嫌い」でやるもんではありません。習氏が金正恩君を嫌っていようが「彼と仲良くやることが利益になるなら」表面上は仲良くやるでしょう。そう言う意味で中朝関係を考える上で「好き嫌い」云々なんてことを言うのは馬鹿げています。
 何もこれは金正恩君に限らない。「靖国に真榊を出す安倍」や「チベット問題や南シナ海問題で意見を異にするオバマ」を習氏が「好きかどうかは甚だ疑問」です。嫌ってるかも知れない(つうか多分嫌ってるでしょう)。しかしそれでも習氏は「国益のため」安倍やオバマと会談するわけです。
 自らを自民党総裁の座から引きずり下ろした安倍を谷垣氏*20は嫌ってるかも知れない(多分嫌ってるでしょう)。それでも「自分の利益になると思えば」総理総裁である安倍の元で「第二次安倍内閣法相や自民党幹事長」を引き受けるわけです。
 荒木だって『荒木に必ずしも従わない安倍のこと』が好きではないでしょうがそれでも安倍攻撃をがんがんやることはできないわけです。
 つうか小生も含めてサラリーマン諸氏が「上司も部下も同僚も取引先の方々も仕事でつきあいのある方は皆素晴らしい人ばかりです」なんてことがあるかといったらまあ、そういう幸せなことは普通ない。
 あるいは結婚して「配偶者の親族が、義父も義母も義理のきょうだいも、配偶者のおじさんおばさんもいとこも皆素晴らしい人で」という幸せなことも普通ないでしょう。
 ただだからといって普通「お前なんて大嫌いだ」とは言わないわけです。それでは社会人としてやっていけない。

 国際政治の専門家、特にアメリカで勉強した人たちがやたらカテゴリー分けしたがり「AとBとCがあって、これはBに分類されて」とかやるのは「アカデミック」かも知れませんが、現実の政治はDもEもZもあり、分析するのにはほとんど役に立ちません。

 言ってることが抽象的すぎて意味不明です。もっと具体的に「誰それは北朝鮮について、こう分類した上でこう理解しているが私はこれこれこういう理由で間違ってると思う。こう理解するのが正しいと思う」と言えないんでしょうか。言えないんでしょうね。思いつきで適当なことをほざいてるだけでしょうから。

 中国の歴史はたびたび朝鮮半島に介入したときに王朝が衰亡していくのですが。

 まあそう言うことも時にあったと言うだけの話ですね。
 朝鮮戦争で介入したときは当然ながら衰亡してないわけです。
 つうか、「朝鮮半島への介入」と「王朝衰退」が関係してるケースて小生の認識では
1)「秀吉の朝鮮侵略に対し、秀吉の最終目的が明征服であることから、明が朝鮮を支援し、介入したケース(介入前から清朝に押され気味だったが介入で秀吉に勝利したものの、その結果、国力が弱ったせいかさらに押されるようになった)」
2)日清戦争(朝鮮への宗主権を巡り日本と清朝が激突、敗北した清朝が衰退)
位しか思い浮かばないんですが。他に何かありましたっけ?。ほとんどの王朝衰退ケースは「悪政による農民反乱の発生」「内紛による国力衰退」「重臣による王朝乗っ取り」「外部勢力による侵攻(例:モンゴルの宋への侵攻)」であって「朝鮮への介入」なんて王朝衰退にほとんど関係ないと思いますが。


労働党大会、本当にやってるのか?
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news21902856-f8.html
 「本当にやってるのか?」といわれるような秘密主義はよろしくないという批判であり、さすがの荒木も「実はやってない」と放言するほどバカではないようです。

そもそもこの党大会、何で開いたのでしょう。金日成*21のときから開かなくなって*22金正日*23のときは一度も開かなかったのに今回開くというのは何か意味があるはずです。

 「党大会を開かないなんておかしい」という国内外の批判に対応しました、つうだけの話でしょう。
 そもそも開かない理由は「国家の緊急事態(要するに経済困難)でそんな余裕ない」つう理由なんですから開くことによって「危機をひとまず脱出した」つうアピールもできるわけです(実際に脱出したと言えるかどうかはともかくそうしたパフォーマンスができる程度には余裕があるのでしょう)。

金日成金正日が激しく衝突したとみられる時期

 やれやれです。金親子の対立なんて「確定的事実や通説でも何でもない」のに通説であるかのように書ける荒木には呆れます。

一つの推測ですが、この党大会、中国の圧力でやらされたのではないでしょうか。

 まるきり意味不明ですね。何故中国がそんな圧力をかけなければならないのか。そして何故「中国の反対を無視して核実験やロケット(ミサイル)発射を行う」北朝鮮が「党大会を開け」という圧力には従ったのか荒木はまともに説明ができるんでしょうか。
 そもそも金正日時代、開いていなかったと言う事は荒木説(中国の圧力説)をとるならば
1)金正日時代は中国は党大会を開けと圧力をかけてなかったのに何故か金正恩時代に突如圧力がかかった
または
2)金正日時代は圧力をかけても無視していたのに金正恩時代になって何故か北朝鮮が従うようになった
のどちらかになるでしょうが、それについて荒木は説明できるのか。


■大澤昭一さんのスピーチ
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news21892856-db.html

http://b.hatena.ne.jp/entry/araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news21892856-db.html
 政府認定拉致でない「ただの失踪者」を特定失踪者とか抜かして税金で海外旅行してるんだから殺意すら覚える。巣くう会と老害・大澤昭一はせめて私費で行けよ、この野郎!。手前らのために納税した覚えはないわ

とブクマしましたが本当に頭に来ますね。救う会は勿論、大澤昭一には「ふざけんな、爺」という怒りしか湧いてきません。


■むかっとしてミサイル 
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news21872853-f3.html

 「金正日の料理人」こと藤本健二*24毎日新聞のインタビューで金正恩が「(北朝鮮の外交官が)アメリカに近づくと無理難題を突き付けてくる。むかっとしてミサイルを発射している」と発言したと話しています。
(中略)
 むかっとしてミサイルを撃つ人相手にまともな外交交渉で拉致被害者を取り返せるはずはありません。

 やれやれです。交渉を否定してどうやって解決するのか。呆れて二の句が継げません。

それともヨイショして喜ばせて返させるんでしょうか。それなら外務省を使わないで吉本の芸人さんでも送り込んだ方が良い*25のでは。

 小生が拉致被害者家族なら「よいしょして取り戻せるなら是非そうして下さい」といいますね。よいしょどころか交渉すら否定する荒木を支持する家族会は全く理解できません。


■大澤昭一さんニューヨークでの政府行事に参加
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news21862851-f1.html
 拉致でも何でもない特定失踪者の親族が政府行事に参加というのだから呆れて二の句が継げません。


■歴史は断絶していない 
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news21852851-29.html
 そりゃ歴史には断絶面と連続面がありますのである面を見れば連続してるしある面を見れば断絶しているわけです。すべてが連続してるわけでもなければ全てが断絶してるわけでもない。
 したがって「歴史は断絶していない」というのは抽象的に言えばその通りです。ただし具体的な物言いの場合間違ってることもある。
 たとえば「未だに日本の神社関係者が明治以来の国家神道の残滓を排除できてない、平気でA級戦犯合祀をやって恥じない」と言う意味では「歴史は断絶してない」わけです。
 あるいは「未だに米国で黒人差別が続いてる」と言う意味でも歴史は断絶してない。これらの「歴史は断絶していない」主張は間違ってないでしょう。
 一方で「日本共産党は未だに暴力革命を目指してる」「創価学会は未だに国教化を、国立戒壇を目指してる」だのといったらこの「連続論」は嘘のわけです。昔はともかく、共産党は暴力革命論じゃないし創価学会も国教化なぞ目指してない。
 従って問題は「その断絶してないという物言いがはたしてその物言いについては正しいと言えるかどうか」つう話のわけです。では荒木の場合はどうか。結論だけ言えばお話にならないですね。

 今回議論の中であらためて痛感したことの一つに「戦前戦後で歴史は断絶していない」ということがありました。下に載せたのは昭和12年(1937)5月29日付の読売新聞の記事ですが、朝鮮人ソ連スパイ摘発の記事です。
(中略)
 北朝鮮の工作機関がソ連の下請けをしていたことはないだろうかという疑問も持っています。

 疑問を持つのは荒木の勝手ですが根拠レスではお話になりません(読売の記事など根拠になりません)。大体そんな話が拉致の解決と何の関係があるのか。

 私たちは「戦後」というのが世界共通のような気がしています*26が、戦った相手の米国はその後も(ボーガス注:ベトナム戦争湾岸戦争イラク戦争など)限りなく戦争をしていますし、韓国なら現在も(ボーガス注:朝鮮戦争は和平協定を結んでおらず、建前では停戦に過ぎず国境線も建前では軍事境界線に過ぎないため)「戦中」です。

 でそれがどうかしたのかという話です。拉致と何の関係があるのか。

かってに昭和20年8月15日以降を「戦後」と言っているのは日本だけではないか、もう一度そこを見直してみたらもっと色々なことが分かるような気がします。

 勝手も何も日本が「国家として戦争に参戦したのは太平洋戦争が最後」なのだから「昭和20年8月15日*27以降は戦後」で何の問題もないでしょう(安倍の戦争法が発動されれば「新たな戦中」が始まる危険性がありますが)。「いや世界ではまだ戦争が終わってない、今もアフガンやシリアでは内戦が続いてる」てそんなん関係ないでしょう。じゃあ今の日本は戦中なのか。「今の日本は戦中です」といって荒木は何をどうしたいのか。「見直し」とやらをしたら何がどうわかるのか。
 そもそもそんな事が拉致とどう関係するのか。こんな意味不明なことを放言できる荒木とつきあえる家族会は本当に理解できません。


■1970年代
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/04/1970news2184284.html

昭和45年を前後して(つまり1970年代)に日本の中に何かの変化があったのではないかということです。

 言ってることがまるきり意味不明です。そりゃ1970年代に限らず、1940年代でアレ、1950年代でアレ、いつであれたいていの時代には何かの変化があるでしょう。
 問題はその変化が何なのかということでしょう。荒木ら救う会の場合、それプラス「その変化を論じる事が拉致解決に意味があるか」と言う問題がプラスされます。つまりは「これこれこういう変化が1970年代にあってそれが拉致問題にこれこれこういう形で影響した」という具体的な議論が成り立つならともかく「1970年代って日本社会に変化があったんじゃないかと思う、その変化がもしかしたら拉致問題に影響したんじゃないかと思う」などと「雲をつかむような意味不明なこと」を言ったところで荒木らの目的である「はず」の拉致解決という意味では糞の役にも立ちません。

 官邸の拉致問題に関するホームページの「北朝鮮による拉致問題とは」という部分には冒頭次のように書かれています。
「1970年頃から80年頃にかけて、北朝鮮による日本人拉致が多発しました。現在、17名が政府によって拉致被害者として認定されています。」

 これについては荒木の言うような「1970年代に日本に変化ガー」なんてことを言わなくても説明はつくでしょう。1968年(昭和43年)に青瓦台(韓国の大統領公邸)襲撃事件が起こり、韓国側の「密入国に対するガード」は非常に堅くなります。このガードを逃れる方策が拉致だったのではないかというのが通説的見解です。
 1980年以降拉致がほとんどない(少なくとも政府認定拉致にはない)のは「思ったほど拉致がうまくいかないので辞めた」と考えればいいのではないか。あるいは1979年の朴チョンヒ暗殺とその後の韓国社会の変化が影響してるのかも知れませんが。いずれにせよこういうことは「状況証拠から推定するほかない」上にその推定が正しい保証はありません。しかも拉致被害者救出という意味では「何故1970年代に集中してるのか」というのは必ずしも論じる必要はどこにもないでしょう。とにかく「拉致被害者帰国ができればいい」わけです。

 何か他人事みたいな書き方ですが、政府が長年そういう対応をしてきたことも、単に不作為というようなことではない、はるかに奥深い問題があるような気がしています。

 意味不明な事言ってないで何が「奥深い問題」だか言ってみろって話です。
1)言ったら名誉毀損になりかねないような与太
2)そもそも思わせぶりな事言ってるだけで本当は何も考えてない
のどっちかだから言えないのでしょうが。

 13年前、調査会を立ち上げたとき、次から次へと届くご家族からの問合せを見ていて、底なし沼に足を突っ込んでいるような感覚にとらわれました。今それに似た感覚をもう一度感じているところです。

 無責任に楽観論を唱えられても困りますが、今頃になって「底なし沼」なんて無責任にも程があるでしょう。良く家族会もこんな男とつきあえるもんです。

昭和27年(1952)4月28日 主権回復

 「サンフランシスコ講和条約調印による独立回復」と書かず「主権回復」と右翼的な表現をする辺りが荒木らしい。つうか確かにこれは「戦後日本の重要な政治的事件」ですけど「竹島問題*28」ならまだしも拉致とまるきり関係ないでしょうに。「このとき、日朝間で国交が樹立しなかったことが拉致の遠因です」とか言うんでしょうか。まあ、遠因ではあるでしょうけどね(苦笑)。拉致が起こるのは1970年代に入ってから*29ですし、直接の原因ではない。

昭和36年(1961)5月16日 韓国で軍事革命(朴正煕権力を掌握)

 クーデターといわない辺りが実に荒木らしい。

昭和38年(1963)5月11日 寺越事件

 当人が拉致を否定してるのだからいい加減、事件呼ばわりは辞めたらどうなのか。

昭和52年(1977) ダッカ・ハイジャック事件

 北朝鮮の拉致と関係ないでしょうに。

昭和54年(1979)10月26日 朴正煕大統領暗殺

 朴暗殺について触れてもその後の「光州事件」について触れない辺りが実に荒木らしい。つうか光州事件に触れないのはまあいいとしてもせめて「全斗煥が実権を掌握」位書いたらどうなんでしょうか。

平成2年(1990)9月 金丸*30・田辺*31訪朝団

 荒木にとって金丸・田辺訪朝団は非難の対象でしかないのでしょうが、小生なんかは「1990年代になるまで裏交渉はともかく、表に出る形で政府要人(金丸氏)が北朝鮮と交渉することはなかったのか」と思うと複雑な気持ちになります。


原田大二郎*32さんら「しおかぜ」収録
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/04/news218228426-8.html
 原田大二郎以外は聞いたこともない無名俳優で吹き出しました。正直、原田ほどのキャリアの持ち主ならこんな無名俳優たちとは普通共演しないでしょう。原田の気持ちがよく分かりません。
 今、原田大二郎って売れてないんですかね?。それとも原田大二郎とはウヨなのか?
 しかし原田が「横田滋役」ねえ。年齢(原田が72歳、横田パパが83歳)はともかく見た目は「昔は二枚目俳優だった原田」と「アンパンマンみたいな横田パパ」では大分違うと思いますが。


■安達俊之さんと非公開女性の事件
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/04/news218128425-9.html

 昭和56年(1981)6月20日に勤務先の同僚女性と失踪した石川県鶴来町(現在の白山市)の安達俊之さん(当時18歳)はアベック・夫婦での拉致・失踪が1970年代に集中しているなかで唯一(調査会のデータでは)1980年代の失踪です。地村保志さんが平壌で目撃したという話もあり、状況等からして拉致濃厚と判断しています。

 「地村保志さんが平壌で目撃したという話もあり」とは実に奇妙な表現です。
 なぜ「地村保志さんが平壌で安達さんらしき男を目撃したと私、荒木に語りました」などという自然な表現ではないのか。
 そして何故地村さんがそう語ってるのに安達さんが政府に拉致認定されないのか。本当に地村さんがそう言っていたら勘違いや虚言*33ではないかと「疑う理由がない限り」認定されるでしょう。
 いや、それが事実なら今までそんな報道は私が知る限り1度もされてないのは何故なのか(いや、過去にされていた、お前が知らないだけだ、という方がいるならご教示頂きたいところです)。
 安達さんと地村さんの名前でググっても「荒木と同レベルの怪しい話はヒットしても」それらしいまともな記事は出てきません。
 ここからは当然ながら「荒木のいう地村氏の目撃証言」とは「地村さんも日本政府も公式には認めていないけれど地村さんが政府にそう語ったらしいんですよ、政府筋からそう聞きました。その政府筋については名前は言えませんが」というとてつもなく怪しい話、はっきり言ってしまえば荒木のガセネタではないのかという疑惑が生じます。
 もちろん「地村氏に迷惑をかける形でガセネタを垂れ流す」などと言う「地村氏の怒りを買う事」は常人にはできる話ではありません。ただし、荒木なら「私が言ったんじゃない、政府筋が言ったんだ」と臆面もなくデマったとしても俺は何ら不思議とは思いません。「蓮池透・家族会除名劇の黒幕の一人」「特定失踪者というデマを垂れ流す男」荒木とはそう言う男でしょう。「お母さんが行方不明の曽我さんを除いて」蓮池夫妻、地村夫妻と言った帰国拉致被害者が荒木を相手にしないのがよく分かる話ではあります。その曽我さんも「自分だけが救う会に関わってるだけ」で夫や娘は関わらないわけです。
 地村さんが蓮池透さんのように荒木批判しないのは「関わり合いになりたくないから」でしょう。 「そんな目撃はしたことがないし当然、そんな発言はしたこともない。荒木氏は事実に反する発言をしないで下さい」と地村氏が荒木を批判しても荒木は反省、謝罪する人間じゃないですから。逆ギレした荒木に「地村氏は嘘をついている」などと攻撃*34されても迷惑です。しかし地村さんは「批判はしない物の」、荒木ら救う会とはつきあわない、相手にしない、巣くう会の集会には出ない、拉致問題については基本的に社交儀礼以上のことは言わない(蓮池兄弟のように講演したり本を書いたりしない)、勤務する市役所の仕事*35など拉致と関係ない事に全力投球すると言う形で、「荒木ら救う会への抗議意思」を示してるんじゃないですかね。


■続・横田めぐみさん拉致について 
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/04/news218028423-a.html

 当時の橋本龍太郎*36総理はこの質問の後まもなく、密使を平壌に送ったと言われています。そしてその密使は平壌の市内を車で走る中で、同乗していた人間からアパートを指さされ、「あそこに横田めぐみがいる」と言われたとの話もあります。

 まあ荒木の言う事では本当かどうか分かりません。そもそも密使を送るには「橋本氏と北朝鮮との間」にそれなりの信頼関係がなければ送れませんが、そんな信頼関係は果たしてあったのか?
 しかし、それが事実ならそれこそ「密使外交的な形」つまりは「北朝鮮の面子を立てる形」でしか拉致問題は解決しないって事じゃないんですかね?。こういう話を紹介しながらそう言う結論にならない荒木は全く理解できません。

 この話は橋本総理も、密使として平壌に赴いた人物も既に亡くなっているため、その真実は分かりません。

 荒木の言う「既になくなった密使として平壌に赴いた人物」とは一体誰のことなんでしょうか?

第100、第200の横田めぐみがいるのではないでしょうか。

 もちろんそんな事を根拠レスで放言したところで何の意味もありません。


横田めぐみさん拉致について 
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/04/news217928422-7.html

 拉致問題が国民的関心事になるきっかけは、言うまでもなく横田めぐみさん拉致が明らかになったことでした。
 少女失踪事件が明らかになったのは平成8年(1996)10月号の月刊「現代コリア」に当時朝日放送にいた石高健次氏*37が寄稿した論文の中で言及されたことでした。

 現代コリアつうのは昔荒木が関わってた雑誌です(今は廃刊)。荒木にとっては「栄光の歴史」のわけです。しかし「俺も昔(今から約19年半前)はすごかったんだ」と言い出すのは「今がダメだと自分で自覚してるから」でしょう。昔の自慢話は「しなくて結構」なので「何か今希望が持てること(もちろんまともな根拠があること)」を言って欲しいもんです。恐らく言えないのでしょうが。
 なお、めぐみさんが話題になったことは「彼女以外の拉致被害者が注目されなくなった」「横田ママが完全に頭に乗ってどうしようもない高慢ちき人間になってしまった」と言う意味では「結果論ですが」極めてまずいことだったと思います。
 今さら言っても仕方のないことですが「めぐみさんを必要以上に騒いだこと」は重大な過ちだったと思います。

ただはっきりと言えるのは、「私たちには希望を持ち続ける権利がある」ということだと思います。希望を持ち続けている限り、必ず道は開けるはずです。

 バカバカしい。もちろん誰にだって希望を持つ権利はある。
 しかし「志望校に合格したい」「志望企業に就職したい」「プロの作家(あるいは俳優、歌手、野球選手など)になりたい」「ゴルフがうまくなりたい」、「ダイエットしたい」、何でもいいですが希望を叶えるには「正しい努力」が必要です。間違った努力をしても希望は実現しません。


■中央メーデー参加
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/04/news217828421-9.html
 いくら荒木が「旧民社党職員」で連合に旧民社系労組が多数存在しているとはいえ何でこういう馬鹿げたブースの設置を連合はメーデーで許すんでしょうか。心底呆れます。


■ミサイル失敗と核実験
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/04/news217728420-c.html

 「専守防衛」だけではなく、拉致被害者の救出や、本当の意味の国防のために、こちらからもっと積極的な対応ができるのではないでしょうか。別に爆弾を落とさなくても、情報戦や謀略戦でも、攻撃はいくらでもできるように思います。

 全くもっていつもながら無内容な記事です。「本当の意味の国防」「積極的な対応」「情報戦や謀略戦」「いくらでもできるように思う攻撃」とは具体的に何なんでしょうか。俺が拉致被害者家族なら「くだらない言葉遊びは結構ですから、何をどうすれば拉致被害者が救出できると思うのか、わかりやすく言ってみてください。言えないなら表舞台から黙ってて立ち去ってください」と荒木に言ってるところです。何で家族会ってこんな頼りにならない男に盲従するんでしょうか。


■朝日慰安婦報道の背景を分析する 
http://yoshiko-sakurai.jp/2016/05/12/6355

朝鮮半島から20万人、中国から20万人、合わせて40万人もの女性をそのような悲惨な運命に突き落としたという濡れ衣の情報が、主にアメリカを舞台として韓国系及び中国系団体によって流布されている。その原因を作ったのは、どう考えても朝日新聞である。

 よしこも本気ではないでしょうが「朝日にはそんな力はありません」。もちろん朝日も慰安婦報道をしましたが、朝日以外のメディアも報道していました。また事実でもないことを「河野談話」「アジア女性基金」「国連クマラスワミ報告」「国連マクドガル報告」「米国下院や米国自治体議会の慰安婦決議」にする力は朝日にはない。
 よしこの主張「朝日のせいでデマが国際的常識になった」が事実なら
1)国際社会は朝日の嘘にだまされるほどバカ(しかしよしこらは頭がいいのでだまされなかった)、あるいは
2)国際社会は嘘を嘘と知りながら朝日の嘘に荷担した
ということになります。そんなことはありえないし、それが事実でも朝日だけ批判しても何もどうにもなりません。 
 そもそも朝日は「慰安婦の数について朝鮮半島から20万人、中国から20万人、合わせて40万人という断定的な報道をしたこと」はないと思います。また、よしこが問題視してるのも「慰安婦は悲惨な境遇ではないし日本の行為も違法ではない」ということであって数ではないでしょう。
 

 この私の姿勢に関して、札幌市内の司法記者クラブでの記者会見で、北海道新聞の女性記者が繰り返し尋ねた。産経も読売も慰安婦報道で間違ってきた。にも拘らず、なぜ朝日だけを批判するのかという問いだ。

 正確には「よしこが非難する植村氏の記事内容とほとんど同じ内容を、植村記事と同時期読売や産経も記事として報じてきた。植村氏の記事が仮に事実誤認だとしても植村氏だけ糞味噌に罵倒するのは筋が通らないのではないか」という話です。もちろんよしこらウヨの行為に筋なんかありません。よしこらウヨが仲間扱いする読売や産経は「昔はともかく今は社論として河野談話否定論*38らしい」し、植村氏はもちろん「河野談話支持だから」叩く、そう言う無茶苦茶な話です。よしこもまともに回答できるわけもなく「とにかく朝日が一番悪いんだ」と「朝日が一番悪い時とする根拠も出さずに」放言するだけです。

 それにしても朝日新聞はなぜ、このような慰安婦報道をしたのか。そのことを理解する一助となるのが、「朝日新聞記者有志」による『朝日新聞 日本型組織の崩壊』(文春新書)や、長谷川煕氏の『崩壊 朝日新聞』(ワック)である。

 朝日批判するなとは言いませんが朝日批判の根拠が「慰安婦報道」であげく「まともな本もいくつかある文春新書*39」ならまだしも、ワックなんて常識人にとっては植村氏より長谷川某のほうがよほど朝日の恥です。

 長谷川氏は91年11月、日本の対米英開戦50周年に関する取材で、松井氏の告発記事の現地、ヌグリスンビラン州を訪れた。そこで中年の華人の思いがけない訴えを聞いた。
「『シンガポールにいるという日本の朝日新聞の女性の記者が、虐殺は日本軍がやったことにしておきなさい、かまわない、と言ったんです』
 そして、その女性記者の名前を『マツイ』と述べた」

 長谷川本の記述だそうです。しかし松井やより*40(2002年死去)は既に故人です。反論のしようがない。大体なぜ長谷川は松井氏存命中にそうした批判をしなかったのか。死人に口なしをいいことに誹謗してるのではないか。
 なお、「日本軍がやったことにしておけばいい」も何もシンガポールで日本軍による華僑虐殺があったことは事実であり、戦後のBC級戦犯裁判でも有罪判決が下っています。もちろん日本もその判決を受け入れている。
 小生は読んでいませんが、これについては林博史シンガポール華僑粛清』(2007年、高文研)という研究書もあります。そう言う意味でも長谷川の松井非難は非常に怪しい代物です。

 松井氏は00年、昭和天皇をはじめとする人々を被告として「女性国際戦犯法廷」を開催*41した。被告人は全員死者*42であり、弁護人も証人*43もいない。

 やれやれですね。この法廷では「日本側の釈明があれば聞きます」ということで法廷側から日本政府に意見照会がされています(ただし日本政府は「特にない」として無回答)。また、過去の日本政府の主張を元に「日本側の予想される主張」が「弁護役の人間」から指摘されています。
 そう言う意味では「弁護役がいなかったかのような」よしこの記述は明らかに問題です。
 そうした法廷側の行為を否定的に評価するにしても「弁護の問題」を法廷側は全く無視していたわけではない。
 それにしても「弁解できない死者(昭和天皇)を攻撃するのは不当」というなら、長谷川の行為「松井氏死後の松井非難」は何なのか。全く筋のとおらない長谷川とよしこです。

 昭和天皇を「有罪」と断じたこの企画は、「昭和天皇が木に縛り付けられて目隠しされ、そこに2挺の拳銃が向けられている」「韓国の元慰安婦が描いた」絵をヒントに生まれたそうだ。

 「生まれたそうだ」とする根拠は一体何なんでしょうか?。法廷側関係者が誰かそう言っているのか?。何故か根拠を示さないよしこです。よしこの放言、デマカセの疑いが否定できません。
 そもそも仮にそれが「事実だとしても」法廷が採用した証拠や、証拠を元に構築した論理展開に問題がなければ判決には何の問題もないのですが。


櫻井よしこ『世界に流布、中国の慰安婦40万人説』
http://yoshiko-sakurai.jp/2016/04/28/6348
 小生も無知ですので「40万人説なんて中国が唱えてるのか」「唱えてるとしてそれは推定数として適切なのか」分かりませんのでコメントはしません。
 いずれにせよ「40万人説を批判する」ならそれなりの根拠を提示した上で「推定は不可能」でも「もっと少なくて10万」でも何でもいいので自らの考えを示すべきでしょう。よしこのようにろくな根拠も上げずに「多すぎる」なんて言うのは論外です。
 また「数がどうでもいい」とは言いませんが数の大小に関係なく「慰安婦戦争犯罪」のわけです。
 そもそもよしこが数を「多すぎるんじゃないか」と問題にするのは「日本の加害の場合」ばかりで、「日本の被害の場合」そんな事言わないんだからインチキです。

 中国が昨年の「南京大虐殺」に続いてユネスコの記憶遺産に慰安婦を登録すべく準備中であるのは周知の事実だ。日本政府は阻止できるのか。

 まともな資料であれば「河野談話が未だに政府見解の日本」は阻止する必要はどこにもない、つうか「建前上」阻止できませんが。
 つうか、よしこの場合「そもそも慰安婦は違法じゃない」というから話になりません。

 蘇智良氏の著書は出版元がオックスフォード大学だという点で権威の衣をまとう。本の裏表紙には慰安婦問題の権威の1人とされるマクドゥーガル氏の推薦文も載っている。

 まあ、これだけでは「中国人歴史学者」蘇氏の慰安婦研究本について何とも評価できませんがたいていの人間は「読まないと何とも言えないけど、オックスフォード大学出版部門から出版されて、マクドーガル報告のマクドーガル氏の推薦文ついてるならよしこが言うほど酷くはないだろう」と思うでしょうね。

「私のようないわば保守系NGOの一員から見ると、外務省の動きは理解を超えています。外務省は日弁連を中心とした反日的言動を展開するNGOと、協賛でイベントを行っているのです。勿論その中で慰安婦も、反日的な形で取り上げています」

 日弁連と合同でイベントをやると「反日行為」なんだそうです。まあ確かに日弁連河野談話否定論じゃないですけど。外国人が聞いたら「日弁連反日団体?。ホワイ?」と目を丸くするでしょうね。

【追記】

http://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702304057704579647283156181394
 米バッサー大学アジア研究学部の丘培培(Qiu Peipei)教授は近著「Chinese Comfort Women(中国人慰安婦)」で、第二次世界大戦中の日本による侵略の中で最もトラウマに満ちた側面に新たな視点を提供した。この本の執筆には上海師範大学の蘇智良教授と陳麗菲教授も共著者として加わっている。
 これまで研究者らは慰安婦の総数が最大で20万人に上り、大半が朝鮮人だったと見ていた。だが、丘教授の著書によるとアジア全体で40万人の慰安婦が存在し、少なくともその半数が中国人だった可能性があるという。

 このハフィントンポストの記事からは「よしこの主張に問題があること」がわかります。
 ハフィントンポスト記事に寄れば「中国人慰安婦」の著者は

米バッサー大学アジア研究学部の丘培培(Qiu Peipei)教授と上海師範大学の蘇智良教授と陳麗菲教授の三人

です。よしこが「バッサー大学」丘教授の名前を出さないのは「中国の陰謀」を叫ぶ上で都合が悪いからでしょう。


櫻井よしこ「どの候補も評価できない米大統領選、メディアの攻撃で人材劣化の米国政治」
http://yoshiko-sakurai.jp/2016/04/23/6345
 勿論「共和党万歳右翼」よしこが「サンダース(バーモント州選出上院議員)でアレ、ヒラリー(元国務長官)でアレ」民主党候補を評価しないのは大変よく分かります。特に「社民主義的なサンダース」は右翼よしこにとって全く評価に値しないでしょう。
 しかし「共和党候補(トランプとテッド・クルーズテキサス州選出上院議員))」も評価しないんだそうです。まあ、まともな穏健保守にとってはトランプもクルーズも評価に値しませんが「それをトランプ以下、クルーズ以下のトンデモ右翼・よしこが言うか」ですね。よしこと比べたらトランプもクルーズもずっとまともでしょう。
 別によしこがトランプやクルーズを評価しないのは「よしこの良識」というよりは単に「トランプやクルーズがいわゆる共和党主流派ではないから」、ただそれだけのくだらない話でしょう(恐らく、父、兄が大統領だったジェブ・ブッシュフロリダ州知事が主流だったのでしょう)。トランプやクルーズが主流派ならよしこは彼らを持ち上げているでしょう。

 ラスベガス在住のイタリア人の級友はドナルド・トランプ氏を酷評した。
「1200万人を超える不法移民を全員追い返すとも言うけど、そうしたらラスベガスのレストランは全て閉店でしょうね。だって働く人がいなくなるもの」

 恐らく「移民が不法移民も含めて米国経済の主要な要素になってるため、そう簡単に移民排斥なんかできない、無理にやったらかえって米国経済が破綻する」という「ラスベガス在住のイタリア人の級友*44」の指摘は間違いではないでしょう。
 しかしこうした主張を好意的に紹介するよしこ本人は「中国経済が中国人観光客や日本企業の製品輸出先という形で日本経済の主要な要素になってる、下手に中国敵視したら日本経済が破綻する」のに無責任に打倒中国を叫ぶのだから呆れます。
 よしこが「打倒中国ができると思ってるバカ」か「できないと知りながら無責任に放言するバカ」か知りませんがどうしようもないバカです。


櫻井よしこ*45ヤルタ協定が招いたモンゴル*46の悲劇」
http://yoshiko-sakurai.jp/2016/04/21/6334
 予備知識のある方ならよしこの話が楊海英*47の与太の二番煎じだと言う事がすぐ分かるでしょう。

「日本はかつての植民地や勢力圏の国々に対して、もっと積極的に関与していった方がいい。フランスのように、旧植民地に対して責任ある前向きの関与があった方がいい」
 こう語るのは静岡大学教授の楊海英氏だ。

 そのフランスの関与とやらは現地民に評価されてるんでしょうか?
 いずれにせよ「旧植民地(旧満州国の一部)」なんてあほな理由で内モンゴルに何か言うくらいならまだ「内モンゴル民族活動家とか言う人種がああだこうだ言ってるみたいですけど民族自治的な意味で問題ないんですか?。隣国として少し気になるんで言わせてもらいました」と普通に苦言を呈した方がずっとマシでしょう。まあ楊はよしこら日本ウヨに媚びるためにこういう事言ってるんでしょうけど。

漢人は19世紀末から一方的にモンゴルの草原に押し寄せ、モンゴル人から土地を奪い開墾した。

 アホかとしか言いようがないですね。今さら遊牧で食っていけるわけもないでしょう。

「日本の学界では植民地は悪だという歴史観が主*48だと思いますが、モンゴル人の見方は異なります。日露戦争以降、新たに登場した近代国家・日本の協力を得て、我々は中国から独立したいと考えた。アジアの殆んどの国が西欧の植民地からの解放を目指しましたが、中央ユーラシアの遊牧民が目指したのは中国からの独立でした。遊牧民にとってロシアは仲間で、日本は頼りになる存在でした。それがモンゴルの歴史の真実です」

 まあ反中国をこじらせて日本ウヨと野合することに全くためらいのない「内モンゴルペマ・ギャルポ」楊海英のいうことなので「ロシア*49や日本は仲間だ」「外モンゴル旧ソ連(ロシア)の衛星国だったことも、日本が満州国の一部として内モンゴルを植民地支配したことも、中国(つうか毛沢東?)の内モンゴル支配の酷さに比べたら大した問題じゃない」というのは話半分に聞いておきます。そもそも楊の著書『日本陸軍とモンゴル』(中公新書)についてのネット書評に寄れば

http://blog.livedoor.jp/yamasitayu/archives/52126302.html
ソ連の侵攻を知ったジョンジョールジャブは、8月11日に日系将校を殺して、日本軍の裏切ります。

ですから満州国のモンゴル人将校(例:ジョンジャールジャブ)と日本人の間には「党利党略によるつながり」はあっても、よしこらウヨが強弁するような「精神的つながり」などなかったわけです。
 「ソ連が侵攻した以上」日本に媚びる必要はない、何よりも大事なのは「内モンゴル民族自決」だということでしょう。

だが、敗戦で日本は(ボーガス注:満州国の一部だった内モンゴルから)撤退し、代わりに中国が「永遠に」残ることになったと、氏は嘆くのだ。

 やれやれですね。当時の政治情勢では「日本勝利」などありえませんが仮に日本が勝利すれば「今も内モンゴルは日本の植民地だったかも知れない」のによくもこんな事が言えたもんです。

 楊氏は、文化大革命(1966〜76)開始から50年に当たる今年、『中国文化大革命と国際社会』*50という論文集*51を発表した。その中で、南米*52インドネシア*53などの東南アジア*54、ネパール*55、日本*56、フランス*57、イギリス、アフリカ諸国*58など、中国が如何に多くの国々に干渉し、革命思想を輸出してきたかを描いた。

 ぶっちゃけ「隣国(たとえばインドやネパール、北朝鮮)」ならともかく「遠く離れたインドネシア、南米やアフリカ、フランス、英国」などに中国が介入できるわけもないでしょう。そんな政治力は当時の中国にはない。むしろ「政治介入」というなら「ソ連の介入」の方が大きかったわけです。
 口先介入(例:ベトナムホーチミン*59キューバカストロ*60、南アのマンデラ*61や世界各地の左派学生運動への連帯表明など)ぐらいなら中国はしたかも知れませんがそんなもんにどれほどの力があるんでしょうか。まあ「革命思想の輸出」なんかしてませんが今の「AIIBを実現した豊かな中国」の方がよほど文革期中国より政治力はあるわけです。こういうとすごくげすな物言いになりますがやはり「マネーの力」は大きいわけです。

南モンゴルウイグルチベットだけでなく、下手をすればラオスやアフリカ諸国が中国の事実上の植民地にされてしまう。沖縄も例外ではない危険があります」

 さすが「内モンゴルペマ・ギャルポ」「日本ウヨのアイドル」楊海英です。反中国をこじらせてどこまでも止めどなく道徳的、知的に落ちぶれて行くようです。遠い将来、楊は「あの人の学者としての栄光は司馬賞受賞が頂点で、その後は司馬賞受賞で知名度は上がり本も売れたかも知れないが、道徳的、知的な意味では落ちぶれていくだけだった」と評価されるのかも知れません。
 「事実上の植民地」云々*62嘘八百をはき、反中国感情を日本で扇動しようと画策してるわけです。まあ、あまりにも「主張のレベルが低すぎて」反中国感情を覚えるよりもむしろ「これが静岡大教授か、大丈夫か、静岡大?(苦笑)」「これが司馬遼太郎賞受賞者か、大丈夫か、司馬賞?(呆)。あの世の司馬氏も怒ってるんじゃね?」「アフリカ諸国って具体的にどこよ?」という楊に対する失望感や不快感を俺は感じますが。

内モンゴルに侵入して殖民地を創った外部勢力は中国(漢人)と日本*63である。モンゴル人を(内モンゴル外モンゴルに)分けて統治したのも中国と日本で、大量虐殺*64を働いたのは中国のみ*65である」

 こういう楊の言葉を堂々と紹介できるよしこには呆れます。「大量虐殺をしなければ植民地支配していいのか」。
 そのように楊とよしこは考えてるとしか理解できないでしょう(楊の場合はよしこと違い日本ウヨへのこびへつらいで本心ではないでしょうが)。

「非常におかしいと思うのは日本の学界でもメディアでも、かつて文革を熱烈に支持し高く評価した人たちが死んだ振りをしていることです」
 中国分析や報道で誤っていたという事実に、向き合っていないとの批判であろう。間違いをきちんと分析することなしには、再度、日本の中国研究が間違った方向に行く可能性があるという懸念でもあろう。

 「過去に文革を評価した人士*66」に対するこのような低評価が正しいか小生は知りませんし興味もありませんがそれはさておき。二つの意味でよしこと楊には呆れます。
 先ず第一に「南京事件はなかった」「慰安婦は公娼」だのとデマを吐き過去に向き合えないよしこら日本ウヨと「反中国を理由にそうした日本ウヨと野合し日本ウヨのデマを支持して恥じないマキャベリスト・楊」が何様のつもりなのか。
 第二に「過去に文革を評価した人士」はともかく、今や「文革」は完全に歴史の一部と化しています。なにせ40年前に終了してますから。文革終了後に生まれた、あるいは文革時には生まれていたがまだ幼児だった中国研究者(20〜40代)も当然いるわけです。
 「かなりの反中国バイアスがかかってる疑い濃厚」ですがそれはともかく、楊が文革批判本を岩波から出版し、司馬賞をもらう程度には「日本での文革礼賛」などもはや影も形もないわけです。
 それで何が「再度、日本の中国研究が間違った方向に行く可能性がある」なのか。
 むしろ「日本ウヨのアイドル」と化した楊のような輩を「まともな中国研究者」として扱うことの方が「日本の中国研究が極右・反中国方向という間違った方向に行く可能性がある」でしょう。いやもしかしたら最近の楊は中国研究者諸氏には「司馬賞取ったときはまともだったんだけどねえ(呆)。ウヨに接近されてからはあのていたらくですよ。空しくなるからあいつのことは言うの止そうぜ」みたいな扱いなのかも知れませんが。

 ヤルタ協定で「樺太の南部」も「千島列島」もソ連に引き渡すべきだとされ、これは今日の北方領土問題に直接つながっている。さらに民族の自決、独立という視点から見てもおかしいと、楊氏は語る。

 千島はともかく南樺太(南サハリン)は「日露戦争でロシアから奪った土地」であるためこんなもんを「ロシアは返せ」なんて言ってるのは極右だけです。

自由主義陣営が植民地にした国々は、戦後、民族自決を果たしたが、スターリン*67毛沢東*68が支配したところ*69はそうではないからである。

 結果論に過ぎないですけどね。「フランスの植民地」ベトナムにせよアルジェリアにせよどこにせよすんなり独立したケースはむしろ少ないでしょう。

*1:拉致に関係ないことを持ち出せる神経には絶句です。どうせ安倍の戦争法支持という右翼的な話でしょうが。

*2:なおここでいう「理解」とは必ずしも友人関係を意味しません。別に「党利党略的理解」でもそれなりの理解と合意が成立してお互い何らかの利益が得られればそれでいい訳です。

*3:この紛争には中国だけで台湾やベトナムも関わってくることに注意が必要です。

*4:裁判はともかく軍事力行使なんて論外ですが

*5:著書『中国の地下経済』(2010年、文春新書)、『中国人民解放軍の内幕』(2012年、文春新書)、『中国は腹の底で日本をどう思っているのか』(2015年、PHP新書)、『習近平の闘い:中国共産党の転換期』(2015年、角川新書)、『中国共産党腐敗の黒幕:権力中枢にひそむ風水師』(2016年、角川新書)など

*6:インド、パキスタンが公然と核開発を認めているのに対し、イスラエルは「核保有を未だに認めてはいません」。ただし状況証拠から保有はほぼ確実ですが。

*7:核開発当初はその通りでしょうが、今の北朝鮮はNPTを脱退しています。

*8:幣原内閣厚生相、片山内閣外相、首相など歴任。

*9:村山内閣防衛庁長官森内閣外務副大臣衆院予算委員会委員長、衆院副議長など歴任

*10:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相などを経て首相

*11:著書『日本国憲法を考える』(1999年、文春新書)、『日本国憲法はこうして生まれた』(2000年、中公文庫)、『憲法改正の論点』(2013年、文春新書)など

*12:サハリンのこと

*13:今の東北三省(遼寧省吉林省黒竜江省)。日本が満州国を建国した

*14:まずありえませんが

*15:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣財務相などを経て首相

*16:どこがそんな教唆するってんでしょうか。

*17:著書『独裁者プーチン』(2012年、文春新書)

*18:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相を経て大統領

*19:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席主席

*20:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政調会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相など歴任

*21:国家主席朝鮮労働党総書記、朝鮮人民軍最高司令官

*22:ウィキペ「朝鮮労働党」によれば前回大会は36年前の1980年。

*23:国防委員長、朝鮮労働党総書記、朝鮮人民軍最高司令官

*24:著書『金正日の料理人』(2003年、扶桑社→2012年、扶桑社文庫)、『金正日の私生活』(2004年、扶桑社)、『核と女を愛した将軍様金正日の料理人「最後の極秘メモ」』(2009年、小学館文庫)、『北の後継者キム・ジョンウン』(2010年、中公新書ラクレ)、『引き裂かれた約束:全告白・大将同志への伝言』(2012年、講談社

*25:こういう不謹慎なことを言う男と家族会も良くつきあえるもんです。恐らく荒木以外の人間が同じ事言ったら怒り出すんでしょうから家族会には心の底から呆れます。

*26:ぶっちゃけ世界で戦争が絶えないことは海外ニュースで分かりますので「日本は戦後だから、世界のどこでも戦争がない」なんて思ってる人はまずいません。

*27:ポツダム宣言受諾発表は8/15だが、正式な停戦協定は9/2だとかそう言う話はひとまず無視します。

*28:サンフランシスコ条約で決着がつかなかったことで領土問題を引きずることになる

*29:荒木だと「北朝鮮は建国(1948年)直後からやってる」と平気で与太飛ばしてますが。

*30:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国会対策委員長(大平総裁時代)、自民党総務会長、幹事長(以上、中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)などを歴任

*31:社会党国会対策委員長、書記長、副委員長などを経て委員長

*32:1970年、新藤兼人監督が連続射殺事件の犯人である永山則夫を描いた映画『裸の十九才』で主役としてデビュー。1975年にテレビドラマ『Gメン'75』(関屋一郎警部補役)で、全国に名前を知られるようになる。1985年に公開された映画『哀しい気分でジョーク』でビートたけしと共演したことがきっかけで、1980年代後半に『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』に幸福配達人として出演。気さくでひょうきんなキャラクターが受け、バラエティ番組でも活躍

*33:勘違いはともかく虚言はないでしょうが。

*34:普通はそう言う攻撃はしませんが,相手は荒木です。しないとは言いきれません。少なくとも「面と向かっての地村攻撃」はなくても「地村は嘘つきだ」という陰口をたたかれることは覚悟すべきでしょう。つうか地村氏が荒木批判しない今だって「安達氏目撃を公に認めない地村はおかしい、あいつが公に認めないせいで安達氏が拉致認定されない」と陰口たたいてる疑いがありますが。

*35:最近定年退職しましたが

*36:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、村山内閣通産相などを経て首相

*37:著書『金正日の拉致指令』(1998年、朝日文庫

*38:とんでもない話ですが。読売の劣化が酷いようです。もう少しナベツネという男は政治的計算ができるかと思っていたのですが。

*39:もちろん北村稔の南京事件否定論本など酷い本もありますし、この朝日有志云々は明らかに酷いですが。まあこの朝日有志も本当は「長谷川の別名義」にすぎないのかもしれません。つうか長谷川が堂々とこんな本を出せるのだから「朝日有志」などと正体を隠す必要もないでしょうに。

*40:著書『女たちのアジア』(1987年、岩波新書)、『市民と援助』(1990年、岩波新書)、『魂にふれるアジア』(1992年、朝日文庫)、『女たちがつくるアジア』(1996年、岩波新書)、『北京で燃えた女たち:世界女性会議’95』(1996年、岩波ブックレット)、『日本のお父さんに会いたい:日比混血児はいま』(1998年、岩波ブックレット)など

*41:もちろん松井氏一人の行為ではないので彼女一人非難したところである意味無意味です。なお、彼女のこうした行為は「朝日定年退職後」、つまり第二の人生として「市民活動家」となってからのものです。そうした行為に朝日の責任を求める長谷川やよしこは明らかに異常です。ならば、例えば産経定年退職後、右翼活動をしている皿木喜久(元産経新聞論説委員長、現在つくる会副会長)の言動についても産経が責任をとらないといけないのか。

*42:つまりは本当に刑罰を科すわけではなく、「彼らが存命ならば彼らの行為はいかなる戦争犯罪に該当するのか」という「ある種の思考実験」だったわけです。

*43:慰安婦の証言は証人でしょう。もちろん「戦後のBC級戦犯裁判記録」「吉見義明氏ら研究者が発掘した公文書」など文書記録も色々あるわけです。

*44:そんなもんが本当にいるのか知りませんが。

*45:国家基本問題研究所理事長と言うプロ右翼活動家。著書『GHQ作成の情報操作書「真相箱」の呪縛を解く:戦後日本人の歴史観はこうして歪められた』(2002年、小学館文庫)、『気高く、強く、美しくあれ:日本の復活は憲法改正からはじまる』(2006年、小学館)、『アジアの試練、チベット解放は成るか』(編著、2008年、文藝春秋)、『私は金正日との闘いを止めない:米中の宥和政策にも負けない』(編著、2008年、文藝春秋)、『日本よ、「戦略力」を高めよ:「憲法九条」「国連至上主義」の呪縛を解く』(編著、2009年、文藝春秋)、『異形の大国・中国:彼らに心を許してはならない』(2010年、新潮文庫) 、『民主党政権では日本が持たない:国民を欺いた「政権交代」』(2010年、PHP研究所)、『日本とインド、いま結ばれる民主主義国家:中国「封じ込め」は可能か』(編著、2012年、文藝春秋)などトンデモ右翼本多数。

*46:正確には中国内モンゴル自治区

*47:最近の著書に『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)、『チベットに舞う日本刀:モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋)、『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)、『日本陸軍とモンゴル』(2015年、中公新書)など

*48:つうか今時「植民地支配は善行」と公言する歴史学者なんてどこの世界にいるんでしょうか。

*49:満州国建国当時はソ連ですが

*50:ググったところ、版元は「例のウヨ出版社、福岡ローカル出版社・集広舎」でした(http://www.shukousha.com/column/liu/4675/参照)。なお中身までは分かりません。

*51:もちろん文革研究それ自体に「異論はありません(楊の研究がまともかどうかはひとまずおきます)」。しかし少なくとも今の習政権を文革をネタに非難するのは筋違いでしょう。

*52:ゲバラのゲリラ戦は毛沢東の影響を受けてるとかそう言うことですかね?。それにしたって中国が別にゲバラ支援はしてないでしょうが。

*53:いわゆる930事件には謎が多いので、アレを中国の謀略であるかのように言うのは問題でしょう。

*54:カンボジアポル・ポト首相はまあ毛沢東主義でしょうが、アレは国内混乱で成り上がっただけで中国の支援つう話でもないでしょう。

*55:王政を打倒したいわゆるマオイストのことですかね?。ただしマオイストの活動は1996年以降のことなので明らかに中国は関係ありませんが(ウィキペディア「ネパール内戦」参照)。

*56:たぶん「日本共産党内部の毛沢東シンパが党を分裂させたこと」「左派学生運動毛沢東主義派がいたこと」でも意味してるんでしょう。これについてはたとえばウィキペディア日本共産党(左派)」参照。

*57:サルトルが当初、文革に好意的だったらしい(ウィキペ『サルトル』参照)」とかその程度の事でしょう。

*58:モザンビークコンゴでは米ソが介入して内戦になってますが「仮に中国も介入していたとしても」「共産国」におけるメインの存在は勿論ソ連です。

*59:ベトナム労働党主席、北ベトナム国家主席

*60:首相、キューバ共産党第一書記など歴任

*61:ANC議長。1993年ノーベル平和賞受賞者。後に南ア大統領。

*62:ラオスやアフリカだって「事実上の植民地」になどならないでしょうがやはり一番与太が酷いのは「沖縄」云々ですね。どうすれば沖縄が「中国の事実上の植民地」になるのか。つうか「沖縄の現状は事実上の米国の植民地ではないか、それが言いすぎだとしてもあまりにも米軍の態度は酷いではないか」とは思ってないらしい楊とよしこにはいつもながら呆れます。

*63:満州国建国のこと。

*64:文革のこと

*65:まあ旧日本軍の弾圧があったとしても文革レベルの規模ではさすがにないでしょうが旧日本軍の内モンゴル統治がバラ色だったんて事実もないでしょう。つうか「日本が植民地支配するから内モンゴル外モンゴルが分断された」とは考えないらしいよしこには絶句です。

*66:具体的に誰のことを想定してるのかよく分かりませんが

*67:ソ連共産党書記長

*68:中国共産党主席

*69:ぶっちゃけ蒋介石政権だって内モンゴルチベットウイグルの独立なんか認めてませんが?