今日の産経ニュース&中国・北朝鮮関係ニュース(4/18分)(追記・訂正あり)

スプートニク日本『北朝鮮:罪なき罰は真の犯罪を誘発する』
http://jp.sputniknews.com/opinion/20160419/1988355.html#ixzz46H35GokW

北朝鮮指導部は、(ボーガス注:核を廃棄した後、政権転覆された)リビアカダフィ政権の悲しい二の舞を踏みたくはない。彼らは、自分達の条件で交渉する用意ができている。 まずは平和条約を結ぶ。信頼の雰囲気ができれば、核ミサイルプログラムのようなデリケートな問題も話し合う事は容易だろう。

 まあ「北朝鮮の立場にたてば」そりゃそうでしょう。もちろんカダフィ政権転覆がなくても北朝鮮は核開発したかも知れない。
 しかしカダフィ政権転覆が「あんな目に遭うくらいなら核廃棄なんかしない」という考えを強化したことは間違いないでしょう。つまりは「核廃棄してほしかったら」北朝鮮に対しそれなりのお土産を出せと言う話です。
 キューバやイランに対してできたこと(体制の保証)が何故北朝鮮には出来ないのか。スプートニク日本(ロシア政府系メディア)の主張には大筋で共感します。


中央日報
■『北外相が異例の訪米、強・穏ツートラック外交(1)』
http://japanese.joins.com/article/649/214649.html?servcode=500§code=500&cloc=jp
■『北外相が異例の訪米、強・穏ツートラック外交(2)』
http://japanese.joins.com/article/650/214650.html?servcode=500§code=500&cloc=jp
■『北外相が異例の訪米、強・穏ツートラック外交(3)』
http://japanese.joins.com/article/651/214651.html?servcode=500§code=500&cloc=jp
■『ノーベル賞受賞者3人、北朝鮮金日成総合大学で講演へ』
http://japanese.joins.com/article/616/214616.html?servcode=500§code=500
■朝鮮新報『走りながら平壌を満喫/万景台賞国際マラソン
http://chosonsinbo.com/jp/2016/04/18suk-2/
 こういう記事からは北朝鮮が単に「強硬路線一本槍」ではなく、それなりの計算をしていることがわかります。計算の上で「外相が訪米したり」「ノーベル賞受賞者を大学に招いたり」「国際マラソンを開催したり」するわけです。
 計算の是非はひとまずおきます。まずは「計算してる(つまり交渉の余地がある)」という事実の認識が大事だと思います。
 それはともかく

http://japanese.joins.com/article/616/214616.html?servcode=500§code=500
 モラヴェッツ氏は「今回の行事のために2年間で6回訪朝して平壌ピョンヤン)駐在スウェーデン大使と協議してきた」とし「北朝鮮で初めて開催される今回のBridges行事を通じてノーベル賞受賞者北朝鮮教育機関が長期的なつながりを築いていき、北朝鮮の若い世代にインスピレーションを与えたい」と述べた。

というのはスウェーデンにはスウェーデンなりの政治的計算*1があるんでしょうね。


■読売新聞『日本を抜いた中国の科学技術力〜その知られざる実像』(国立研究開発法人科学技術振興機構・中国総合研究交流センター上席フェロー 馬場錬成*2

http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20160414-OYT8T50077.html
 「中国の科学技術は日本を抜いた」と訴えているのは、国立研究開発法人科学技術振興機構JST)特別顧問の沖村憲樹氏*3である。
(中略)
 沖村氏が「中国は日本を抜いた」という意味は、次のような観点から語っているものだ。
*中国の研究者の中で、(ボーガス注:ノーベル医学賞受賞者など)世界トップクラスに躍り出てきた人が次々と出ている
*国家をあげて科学技術政策に取り組む制度の拡大が急進している
*研究投資額が急増しており、世界水準の巨大大学群の研究エネルギーが半端ではない
選択と集中で政府が研究投資する実績が着実に広がっている
 こうした現状を総合的に見ると、もはや日本を抜いて行ったと理解してもいいという意味だ。
 研究現場に人材を供給する中国の大学群、研究機関群の拡充ぶりが急激に進展している。大学の数は日本の4倍を超えており、これからも増え続ける。学生・院生の数も急増する。現在の高等教育就学率は30%(2012年)。これを2020年までに43%に引き上げる計画だ。大学の在学者数は1494万人から2158万人に膨れ上がる。
 中国の大学生の60%近くは理系専攻である。これは日本の大学の文系・理系の色分けとは、ちょうど反対になっている。中国は、建国以来一貫して、「科教興国」を国の最重要政策として掲げ、科学技術の振興、教育の充実を強力に推進してきた。それがこの10年内に実を結び、急激に拡大している。
 世界最高水準に近づく高等教育機関を目指しており、グラフで見るように研究投資を急拡大している。
(中略)
 1993年には、「211プロジェクト」という名称の科学技術政策を発表し、21世紀までに世界レベルの大学を生み出すための集中投資政策を掲げ、中国の112の大学を選定して投資した。
 特別投資(一般の教育経費以外)として1996〜2005年の10年間に約2兆8千億円、さらに2006年〜2015年の10年間に約3兆6千億円を投資している。
 続いて1998年には「985プロジェクト」政策を発表した。この時も一層の集中投資を行い、世界一流、国際的知名度の高い大学を生み出すため39の大学を選定した。
 この政策でも特別投資(一般の教育経費以外)として1999〜2004年に6840億円、2005〜2009年に6328億円、2010〜2015年には1兆2177億円を投資し、研究設備では世界のトップクラスに劣らない状態になってきた。
 この10年、中国の経済状況が一挙に上昇し、余裕が出てきた資金の多くを未来のために研究投資をするという中国の戦略が着実に実行されてきた。科学と教育で世界トップになるという国家戦略が着実に進展していることがうかがえる。
(中略)
 イギリスの大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ社(Quacquarelli Symonds :QS)」が2009年から毎年公表している大学の世界ランキングを見ると、中国の大学の躍進ぶりがよくわかる。
(中略)
 また、中国のトップクラスの大学は、世界のトップクラスの企業と研究開発の連携を組むことが拡大している。北京の清華大学サイエンスパークを見学に行った時に聞いた話では、サン・マイクロシステムズ、P&G、トヨタ東芝、NECなど日米の企業と連携しており、そのほかヨーロッパなどのIT、光学機器、バイオ製薬、金融など世界一流企業が研究室を設立していた。
 浙江大学富士電機の産学連携活動もよく知られている。ほとんどの大学で産学連携活動が活発に行われており、特許の出願、管理制度も驚くほど整備されてきた。
(中略)
 有人衛星「神舟」を打ち上げた「長征2F」(低軌道打ち上げ能力8.4トン)、静止衛星打ち上げ能力5.2トンを有する「長征3B」は、日本のH2Aと同水準であり極めて高い性能である。
 現在開発中の低公害新型エンジン「長征5」の最強モデルは、静止衛星14トン、低軌道衛星25トンの打ち上げが可能とされ、欧米をはるかに凌しのぐ性能である。2016年末に打ち上げる予定となっている。
 ロケット打ち上げ回数と成功率を見ても、「長征」シリーズは1970年から約200機打ち上げ、成功率は94.36%である。米、露、欧、日の成功率は91%以下だから中国が最も高い成功率となる。最近10年間の打ち上げを見ても一度も失敗がない。こうした事実は、日本では報告されたり、語られたりすることがほとんどない。

 日本のメディアには「中国恐るるに足らず」という記事ばかりが出るのでこういう記事は実に新鮮です。
 もちろん沖村氏や馬場氏が
1)あまりにも日本の官僚や政治家が中国の科学力の発展に無関心なためあえて中国の科学力を誇張してる
2)あまりにも日本の官僚や政治家が日本の科学予算をつけないためにあえて中国の科学力を誇張してる
 つまり「嘘ではないがかなり盛ってる可能性」はあるでしょう。とはいえ「盛る必要がなければ(中国の科学力に脅威など全くなければ)盛らない」でしょう。つまりは「中国の科学力がバカにできない段階にあること」は事実なのでしょう。


【以下は産経です】
■「シベリア抑留の歴史解明を」 日ソ協定25年で集会
http://www.sankei.com/life/news/160418/lif1604180034-n1.html
 まあ結局ウヨ連中にとってシベリア抑留は「ソ連非難のネタ」でしかなくだからこそ「こういう運動に対し必ずしも好意的ではなかった」のでしょう。だから「シベリア抑留について歴史的分析が不十分」という嘆きが抑留者自身から出るのでしょう。
 もちろん「資料のかなりの部分はロシア(旧ソ連)にあるのでロシアの協力無しには歴史研究が難しい」という面はあるでしょうが。


■【主張】断じて容認できぬラブロフ*4露外相の暴論 岸田外相はなぜ「前向きな議論」と言えるのか?
http://www.sankei.com/column/news/160418/clm1604180002-n1.html
 岸田発言は当然安倍の意思に基づくものですし、マスコミ報道に寄れば安倍は「5月の連休中に訪露してプーチンと会談する気らしい」ですが岸田批判しても、絶対に安倍批判しないのが産経です。 
 とはいえ岸田批判してる以上、「安倍・プーチン会談万々歳!。プーチンはきっと領土問題を前進させる好待遇をしてくれるはず」ともさすがに言えないようですが。


■「イスラエルナチスと同じ」失言で非難浴び、スウェーデン住宅相が辞任
http://www.sankei.com/world/news/160418/wor1604180034-n1.html
 言いたいことは何となくわかります。「ナチス呼ばわりして善いかどうかはともかく」、イスラエルパレスチナ統治が反人道的なのは間違いないでしょう。
 そう言う意味では「辞任して終わり」とか「イスラエルタブーが誕生する」とか言うのは勘弁して欲しいところです。問題は「イスラエル批判の仕方」であって、イスラエル批判それ自体をしてはいけないわけでは全くないはずです。イスラエルの現状が人権的な意味で問題大ありなのは事実のわけですから。


君が代訴訟、元教員敗訴「評価不利やむを得ず」
http://www.sankei.com/affairs/news/160418/afr1604180053-n1.html
 法の番人が「君が代を万歳しない教師は人事評価を低くされても仕方がない」と無茶苦茶な事を言うんだから二の句が継げません。「あんたら裁判官が法廷では君が代を毎回歌えと政府に要求されて、それが人事査定に使われてもいいのか」と聞きたくなりますがまあ、こういう裁判官は平気で毎回歌うんでしょうね。そして裁判官が、被告人や傍聴人にまで「君が代斉唱を求め」、従わない人間に「退出を命じる」のかもしれません。


■【正論】LGBT差別禁止法に異議あり! 異性愛を指向する価値観に混乱*5をきたしてはならない 麗澤大教授・八木秀次
http://www.sankei.com/premium/news/160418/prm1604180007-n1.html
 ぐだぐだ言い訳していますが要するに「僕は異性愛が正常、それ以外は異常だと思うLGBT差別者だから差別禁止法には反対です」という与太です。まともな人間にはまず言えない与太であり「なるほど日本では産経が全国紙で、八木(自称憲法学者)が大学教授なんだからLGBT差別禁止法は必要だな」ということは痛感させてくれます。
 つうか「産経や八木のようなウヨは故意に無視しますが」、「ウヨの世界にも実はLGBTはいる*6」と思うんですけどね。「性的嗜好」は「宗教(例:キリスト教)や政治思想(例:マルクス主義)」と違って先天的なもんですから。「俺、明日から異性愛者(同性愛者)になる」とか自由自在に変更できるもんじゃない。性的嗜好ってのは「好きだから好き」としか言いようがないんであって理屈じゃないわけです。
 確か、米国の保守派(アンチ同性愛)で「同性愛者であることを死ぬまで隠してた(死後に発覚した)」なんて人がいた*7と思いますが、日本ウヨの中にも「数は少ないとしても」おそらくそう言う「同性愛者でありながらそれを隠し、ウヨの同性愛批判に同調してる人*8」はいるでしょう。不幸な話です。


■【阿比留瑠比の視線】民進党に「立憲主義」を語る資格があるのか? 菅直人政権が法律を踏みにじったことを忘れてはならぬ
http://www.sankei.com/premium/news/160418/prm1604180008-n1.html
 もちろん民進党以外も批判してる以上「民進党ガー」といっても何の意味もありません。
 というか「お前は泥棒だ!」といわれて「お前も泥棒してるじゃないか!*9」というような行為は何の反論にもなりません。「批判者全てが泥棒だ」なんてことはないし、まともな反論は「俺は泥棒(立憲主義否定)じゃない!」のわけです。
 まあ、中国や韓国の「戦前日本批判」に対し「文革ガー」「朴チョンヒの独裁ガー」とまるきり関係ない事を言って反論した気になってる産経にはそう言う事言っても空しいですが。「自分の悪事を批判されたら相手の悪事をあげつらう」というのは実に馬鹿げています。


■【熊本地震】共産、救援名目で北海道補選や活動資金集め? 党集会で同じ封筒で募金 衆院候補予定者のツイッター炎上・削除 小池書記局長、不適切な対応認める
http://www.sankei.com/politics/news/160418/plt1604180038-n1.html
 悪意はないのでしょう(悪意があれば「折半して一部は被災地支援に、一部は活動費に使います」なんてツィートはそもそもしない)。が、小池氏が釈明したように問題があることは「一支持者として残念ですが」残念ながら否定できません。もちろん「党集会だから」ということ*10でしょうし、まあ、党集会に来る人で「党の活動費に使うことが嫌な人」はいないでしょう。
 とはいえ「救援目的で集めたお金を党費に流用するかのような対応」は問題でありそこは「集め方も使い方も」きっちり分けなければいけません。まあ、批判ツィートに対応して「集めた金額は全て被災地に送ります」としたことは「不幸中の幸い」というか、最低限のリカバリーとは言えるでしょう。


■【経済インサイド】新車販売4年ぶりに500万台割れ! 軽自動車増税でスズキなど総崩れ 気を吐いたのは王者トヨタともう1社は
http://www.sankei.com/premium/news/160418/prm1604180002-n1.html
 消費税増税軽自動車税増税で新車購入が減ってるという「アベノミクスの失敗」を物語る記事です。
 但しオチがアベノミクス批判ではなく

魅力的な新車をそろえ、クルマ離れを止めることができるかどうか。メーカーの商品力がより厳しく問われることになりそうだ。

というのはさすが安倍応援団・産経と言うべきでしょうか。
 まあ、「車が生活(通勤、通学や生活必需品の購入*11など)に必要な人間」でなければ、「豊かでない限り*12」、車は購入したがらない*13でしょうし、生活に必要で購入する場合も貧乏人は安く上げるために
1)中古車購入
2)軽自動車購入
をするでしょう。一般乗用車の新車購入が減るのはやむを得ない話です。


■【野口裕之の軍事情勢】トランプ氏よりも核ボタンを持たせてならぬのが旧民主党政権の“病原菌”首相2人*14だった…岡田代表はどうか?
http://www.sankei.com/premium/news/160418/prm1604180004-n1.html

 鳩山・菅*15民主党(現・民進党)政権において、自衛隊員はじめ国民の不安感は凄まじかった。

 産経記者にとってはそうなんでしょうが俺には不安感なんかありませんが。むしろ安倍の方が不安ですね。東日本震災時、首相が菅氏ではなく安倍だったらと思うと背筋が寒くなります。今回の震災は「震度7」とはいえ死亡者が「東日本大震災」に比べればずっと少ないのは不幸中の幸いですね。
 それにしても鳩山、菅氏に悪口雑言を吐きながら根拠を示さないのがスゴイですね(後半の親中派云々なんて非難はどうみても根拠にはなりません)。「説明しなくても分かるはず」とでも思ってるようです。

 中国共産党機関紙系・環球時報のウェブサイトは3日、訪日中国メディアと会見した鳩山氏の、いつもの妄言を報じた。報道によると、沖縄県石垣市尖閣諸島について《領有権をめぐる争いがある現状を明確に認めねばならない》とか。返す刀で、世界第2位の経済大国となった中国に、日本が《羨望・嫉妬・恨み》を持っていると主張。《経済低迷で日本社会は右傾化が著しい。何らかの刺激で経済を動かそうとしたことが、安全保障法制の整備を進めた理由の一つ*16》と、持論を展開した。「中国の伝書鳩」ブリに、一段と磨きをかけた模様だ。

 鳩山氏が言ってることは何一つ問題ないと思いますが。問題があるとすればむしろ首相在任中の彼が「尖閣が領土問題であることを否定する」などここでの言明に反する行為をしていた、その結果、日中関係が悪化したことだと思いますが。

 24時間・365日、危険を顧みず、家族と離れて尖閣海域などで主権を守護している海上保安官や、かつて最高司令官を務めた(自覚は皆無?)自衛隊の隊員への敬意や感謝や気遣いが全くない。

 産経的には「日中関係悪化は日本に大きな責任がある」というと「自衛官海上保安官への敬意がないこと」になるようです。
 まともな自衛官海上保安官なら産経に呆れるほかないでしょう。むしろ「安倍政権が日中関係を悪化させなければ俺達の仕事も減るのに」と思ってる自衛官海上保安官も少なくないんじゃないか。

 安全保障関連法制の整備は、軍事膨張を止めぬ中国などをにらむ戦略である

 実際にはあの法制のメインターゲットは中東でしょう。米国や日本に「南シナ海東シナ海で」中国相手にドンパチする気はないでしょう(もちろん中国もそんな気はないでしょう)。

 そもそも、言論弾圧少数民族の大虐殺を繰り返す中国に戦慄こそするが、《羨望・嫉妬》はみじんも感じない。

 鳩山氏の発言を全否定したいのか、はたまた「中国への羨望、嫉妬」を認めたくないのか知りませんが、明らかに「中国に嫉妬・羨望を感じてる癖に」それを認めない産経です。産経がAIIBを必死に否定するのなんか明らかに羨望・嫉妬の表れでしょう。

 東京電力福島第1原子力発電所事故を検証する国会の事故調査委員会が提出した最終報告書(2012年)は、事故を《人災》と認定した。

 菅氏に問題がないとは言いませんが、基本的にはこれは「システムの問題」でしょう。
 自民党政権なら被害が少なかったなんて事はない。

 3月下旬に発足した民進党にとり、最初の重要法案となりしTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の承認案+関連法案。8日には、安倍晋三政権の情報開示が不十分だとして、審議拒否した。「冗談のような真っ黒な資料で審議しろというのは理解できない」と述べる岡田氏*17の言い分は、ムシがよ過ぎる。TPPに初めて意欲を示したのは菅政権。しかも、後継の野田佳彦*18首相(58)は2012年の衆議院本会議で「相手国が非公開で提供している文書について、当該国の意向を尊重するのは当然」とし、「情報開示はできない」との立場を強調した。

 やれやれですね。そういう民主党・野田政権の態度を批判し、「そんな秘密主義じゃTPPに賛成できない」といっていたのが当時の安倍ですが。
 野田政権を批判すればするほど「野田政権を批判してた人間・安倍氏が首相になった今、野田政権と同じ事をやるのはおかしい」つう話になるのですがもちろん安倍にも産経にもそう言う常識はありません。

 「安倍に言いたい! お前は人間じゃない。たたっ斬ってやるっ!」と、一国の宰相に物騒な“公約”をした大学教授

 明らかなデマですね。
 山口二郎氏の発言は「ある時代劇で主人公が『お前は人間じゃない、叩き切ってやる』というセリフがあるが私は安倍にそのくらいの怒りを感じてる。安倍はまともな人間じゃない」「叩き切ったりは勿論しないが一日も早く安倍を下野させたい」という内容であって当然「殺害予告」ではありません。もちろんそれでも「叩き切ってやる」「人間じゃない」と言う言葉が出てくるのは問題だと言う意見もあるでしょう。
 ただ産経の場合、「殺害予告ではないものを殺害予告であるかのように印象操作(平たく言えばデマ)」ですから話になりません。まともな紹介をした上でまともな批判ができない辺りさすが産経です。もしかしたらこの記事の書き手・野口は「故意に山口氏を誹謗している」のではなく「山口氏を誹謗するネットデマを裏も取らずに信用してる」のかもしれません。そう思いたくなるほど野口の記事は毎回レベルが低いですから。これで阿比留同様、確か編集委員だか論説委員だかに「出世している人間」が野口ですから産経のレベルの低さは尋常ではありません。

 (ボーガス注:民進党は)この際、お釈迦様の教えを学んではどうか。お釈迦様には、モノ覚えが悪く、自分の名前さえ忘れるお弟子がいた。「愚か者」のレッテル貼りをされたお弟子は一人悲しみ、嘆いた。お釈迦様はお弟子をこう諭した。
 「お前は愚かだと嘆くが、自分の愚かさに気付く者は愚か者ではない。自分の愚かさに気付かず、自分は賢いと慢心し、人を蔑む心の持ち主こそ、まことの愚か者である」

 「馬鹿な癖に自分は賢いと慢心してる」のは民進党よりもむしろ安倍や産経・野口の方でしょう。

*1:どんな計算か分かりませんが

*2:東京理科大学理学部卒業後、読売新聞社入社。元読売新聞論説委員(科学技術政策などを担当)。読売新聞退社後は東京理科大学専門職大学院総合科学技術経営研究科教授、科学技術振興機構JST)中国総合研究交流センター・上席フェローなどを歴任。著書に、『ノーベル賞の100年:自然科学三賞でたどる科学史(増補版)』(2009年、中公新書)、『大村智:2億人を病魔から守った化学者』(2012年、中央公論新社)など。

*3:元科技庁官僚。科学技術振興機構理事長、同機構中国総合研究交流センター上席フェローなど歴任。

*4:外務次官、国連大使などを経て外相。

*5:もちろん異性愛者が同性愛者になることもその逆もないわけであり混乱などありません。「異性愛のみが正常」という価値観にたったときのみ「混乱」と言う言葉が出てくるわけです。

*6:つうか三島由紀夫は同性愛者だったようですが。

*7:もちろん性的嗜好が自由に変えられないからそうなるわけです。

*8:個人的には「そんなんだったらウヨなんかやめろ」とは思いますが。性的嗜好は変えられなくても政治思想は変えられるわけです。

*9:民進党が阿比留の言うように「安倍と同じ泥棒(立憲主義否定)」なのかはひとまずおきます。

*10:さすがに党集会でなければこうはならないでしょう。

*11:小生の住む埼玉では車でないと行けない郊外型スーパーが増えてるので車はないと不便です。

*12:安倍の政治で明らかに貧乏人は増えてるでしょう

*13:車の場合「車購入費用」だけでなく「免許取得費用」「駐車場料金」「税金」「ガソリン代」「車検費用」など購入費用以外もかかってきますからかかる金額は相当のものになります。したがって旅行位にしか使わないのだったら自家用車を使わなくても「電車で行く」「レンタカーを借りる」という手があります。

*14:この記事についたブクマも批判していますがまるで「民進党ではなく自民党の政治家なら核ボタンを持たせていい」「トランプではなくヒラリー・クリントンテッド・クルーズなら核ボタンを持たせていい」かのようなタイトルには心底呆れます。

*15:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、民主党代表代行(小沢、鳩山代表時代)、鳩山内閣財務相などを経て首相

*16:確かに「どれほどのウェイトがあるか」はともかく「経済の軍事化」と言う要素はあるのではないかと俺も思います。

*17:民主党幹事長(鳩山代表時代)、鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行政刷新担当相、民主党代表代行(海江田代表時代)などを経て民進党代表

*18:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相などを経て首相