今日の産経ニュース&北朝鮮ニュースほか(4/23分)(追記・訂正あり)

【以下、北朝鮮関係】
NHK『“キム総書記の料理人” が北朝鮮を再訪問』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160423/k10010495721000.html
 もちろんこれだけではこの訪朝を何とも評価できませんが気になるところではあります。


【以下、産経】
■【ソウルからヨボセヨ】“ジコチュウ体質”が生むドタキャン「損失」なんと8000億円 見ていて疲れる… 黒田勝弘
http://www.sankei.com/column/news/160423/clm1604230006-n1.html
 日本で「ドタキャン(土壇場でキャンセルの略)が少ない」のは予約した時点で事前徴収するところ(納金しない限り予約は成立せず、そして特殊事情がない限り直前のキャンセルは返金しない)」が多いからでしょう。これならドタキャンした方が損なわけです。
 一方、韓国では「予約した時点で事前徴収する制度が普及してない」のでしょう。
 民度云々という要素がないとは言いませんがそれよりも「事前徴収制度が機能してるかしてないか」という制度的な話だと思います。正直制度を整備することがドタキャン防止の最善手でしょう。
 日本だって「ドタキャンしてもデメリットがないならば(事後徴収で、連絡無しでキャンセルして踏み倒しても店があきらめることが多いならば)」ドタキャンする人は結構いると思いますよ。
 なお、「連絡せずドタキャン」は論外としても「基本キャンセルできない*1」つうのは結構プレッシャーですよね。まあまずないこととは言え「健康を害したり、仕事の都合で直前に行けないことが決定」なんてことがないとはいえないわけです。
 とはいえ「予約しないとその店が当日空きがあるか分からないし」つうことですね。まあ小生は幸いにしてそんな事ないですが「恋人とのデートを予約したのに直前に別れた」「知人のお祝いの会を頼まれてセットしたが知人が急病死した*2」なんてなったらもうこれは嫌でもキャンセルするしかないわけです。
 でそんな場合には「キャンセル料を折半して欲しい」とは言いづらいでしょうしね。まあ、「別れた」はともかく「急病死」なら「すみませんが」とお願いすれば、さすがに「今回は結構です」て店もあるかも知れませんが。


■広島訪問「原爆投下の謝罪求めぬ」米に事前伝達 岸田氏、北海道の講演で明かす
http://www.sankei.com/politics/news/160423/plt1604230025-n1.html
 だからといって「オバマが来ても無意味だ」とまでは言いませんが「原爆投下を正義の行為とする価値観を維持したまま訪問して」その後、核廃絶などの意味でどれほどの意味があるかははなはだ疑問です。


オバマ米大統領が広島訪問へ 現職初 5月27日が有力
http://www.sankei.com/world/news/160423/wor1604230008-n1.html
 ラジオニュースを聞いてたらこの件で「来てくれることは嬉しいですが、何故二期目終了が近づいたこの時期なのか、何故もっと早く来れなかったのかということですよね。例えば一期目に来れなかったのは再選されない恐れがあったからじゃないか」「結局、『日本に原爆投下して何が悪い、アレで戦争が早く終わったんじゃないか』『真珠湾攻撃で先に喧嘩売ってきたのは日本じゃないか』『ウチらだってバターン死の行進とか日本軍に酷い目にあわされてるんやぞ』という米国内のタカ派が怖いと言う事じゃないか」「ポストオバマに果たして同じ事ができるのか、これ1度で終わっちゃうんじゃないか」「これが果たして米国の核廃絶に繋がるのかどうか」といってましたがまあそう言うことでしょう。
 「嬉しさも中くらい」ですね。

大戦中の1942年にフィリピンで起き、米兵捕虜らが死亡した「バターン死の行進」の生存者らで作る団体はオバマ氏に、(ボーガス注:日本政府が)日本で死亡した米兵捕虜に対する心からの追悼をするまでは広島訪問を控えるよう求める書簡を送った。

 一方、産経にいたっては「バターン死の行進否定論」を放言したこともありますから全く論外です。

参考

バターン死の行進(ウィキペ参照)
・戦後のマニラ軍事裁判等において、第14軍司令官の本間雅晴らに有罪の判決が下り処刑された。
・2009年(平成21年)5月に、藤崎一郎駐米大使が、バターン行進の生存者で作る団体「全米バターン・コレヒドール防衛兵の会」の年次総会に出席し、日本国政府を代表して謝罪した。また2010年(平成22年)9月13日にも、岡田克也*3外相が元捕虜と外務省で面会し、謝罪している。

バターン死の行進(6)『「否定」する側の視点1:現場関係者の証言』
http://www.geocities.jp/yu77799/worldwar2/Bataan/bataan6.html
 「日本軍の兵士が食糧不足に苦しんでも無頓着」な日本軍は「捕虜への差別的認識」もあって米兵捕虜をひどい食糧不足で餓死させても何とも思ってなかったと言う指摘です(故意の虐殺も勿論ありますが死者のメインは餓死のようです)。当然ながら「食糧不足だから餓死させても構わない」ということには全くなりません。


バターン死の行進(7)『「否定」する側の視点2:右派論壇での「否定論」』
http://www.geocities.jp/yu77799/worldwar2/Bataan/bataan7.html
 なかには「当時の日本メディアはそんな事報じてない」という無茶苦茶な代物もありますが、多くの否定論は「死者のメインが餓死であること」を理由に「食糧不足だから仕方がない」と居直るという話です。終戦時の日本軍関係者ならまだしも戦後の日本人がそのレベルでいい訳がないでしょう。


【以下、それ以外】
■報知新聞『元巨人・山本功児*4、肝臓がんのため64歳で死去』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160423-00000118-sph-base
 読売系・報知らしいと言えば報知らしいですが
スポーツニッポン山本功児氏死去 64歳、元ロッテ監督、巨人で4番*5、長男はDeNA』
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/04/23/kiji/K20160423012456300.html
■日刊スポーツ『元ロッテ監督の山本功児氏が死去 64歳肝臓がん』
http://www.nikkansports.com/baseball/news/1636303.html
■デイリースポーツ『元ロッテ監督・山本功児氏が死去』
http://www.daily.co.jp/newsflash/baseball/2016/04/23/0009017401.shtml
サンケイスポーツ『元ロッテ監督の山本功児氏が肝臓がんで死去…巨人でも活躍』
http://www.sanspo.com/baseball/news/20160423/mar16042317510004-n1.html
という他社と比べると「記事タイトルで元ロッテ監督に触れない報知」には違和感があります。

*1:多くの場合は「5日前」とか設定してあるので早くキャンセルすれば、キャンセル料無しで全額戻ってきますがそれでもプレッシャーではあります。

*2:追悼の会をお祝いの会の場所でそのままやるというのは知人の遺族側が「それで結構」といわない限りできることではないでしょう。

*3:民主党幹事長(鳩山代表時代)、鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行政刷新担当相、民主党代表代行(海江田代表時代)などを経て民進党代表

*4:読売ジャイアンツ (1976〜1983年)、ロッテオリオンズ (1984〜1988年)で選手として活躍。引退後もロッテ一軍打撃コーチ(1989〜1993年、1995〜1996年)、ロッテ二軍監督(1997〜1998年)、ロッテ一軍監督(1999〜2003年)、巨人二軍ヘッドコーチ兼打撃コーチ(2004年)、巨人一軍ヘッドコーチ(2005年)を歴任

*5:もちろん彼の巨人現役時代(1976〜1983年)の巨人四番打者のメインは王貞治(後に巨人、福岡ホークス監督)、中畑清(後に横浜監督)、原辰徳(後に巨人監督)。