今日の産経ニュース(1/4分)

■邦人多数虐殺「通州事件」 中国共産党の扇動判明 蜂起部隊に工作員接触
http://www.sankei.com/world/news/170104/wor1701040025-n1.html

 共産党の関与を示す研究は、党史や地方史に関する報告として、河北省唐山市の機構が運営する研究サイト「政協唐山文史網」や、歴史専門誌「国家人文歴史」などで、近年相次ぎ公表された。
 それによると、河北省周辺での地下活動を統括した共産党北方局(劉少奇書記)の下で、「黎巨峰(れい・きょほう)」「王自悟(おう・じご)」という工作員が、35年の冀東防共自治政府の成立直後から、保安隊の張慶余(ちょう・けいよ)・第1総隊長、張硯田(ちょう・けんでん)・第2総隊長と関係を構築した。
(中略)
 共産党が蜂起計画に直接関与したのか、あるいは一般居留民の被害まで想定していたのかはなお不明だ。

 まあ、これだけでは何とも言えないでしょうね。
 「あいつらが蜂起したのは実は俺達が働きかけたからなんだ」とホラ吹いてる可能性がある。
 まあ、今後の調査研究課題つう事になるんですかね。なお、産経の場合、勿論、まともな歴史研究としてやってるんじゃなくて「中国だって酷いからお互い様だ」つう話にしたがってるので本当にげんなりします。

参考
■「通州事件」ー直接の引き金
http://www.geocities.jp/yu77799/tuushuu/tuushuu2.html
■「通州事件」への視点
http://www.geocities.jp/yu77799/tuushuu/tuushuu1.html
 このサイトによれば「事前の働きかけ」が仮にあったとしてもどれほど影響したかは疑問符がつくようです。


■【新春・話題ネタ先読み】平成29年日本外交の注目は「台湾」 蔡英文氏来日時に宿舎に乗り込んだ安倍晋三首相の出方がカギ 政治部 峯匡孝
http://www.sankei.com/premium/news/170104/prm1701040006-n1.html
 まあ産経は台湾相手に「中国と対立してでも」安倍が接近することを望んでるのでしょうが、安倍政権成立から現在に至るまで「産経の望むレベル」ではそんな事安倍はしてないし、今後もしないでしょう。「宿舎に行った」という産経ですが

平成26年10月、安倍首相と来日していた蔡氏が都内の同じホテルに、同じ時間帯に居合わせた。非公式に接触したとみられるが、日本政府と蔡氏側の双方とも会談を否定している。

ですからね。仮にあったのだとしても総統就任前ですら「総統になる可能性があり、またなれなくても強い政治力を持つ最大野党党首は日本国首相と会ったことを認めたらまずい」と判断した蔡英文と安倍が産経が希望するレベルに暴走することはないでしょう。

ただ、両氏にこの会談を完全に隠そうとしていた節はない。

 会談をマスコミにリークしたのは安倍と蔡でしょうからね。ただ彼らにしてもできるのはその程度でしかないわけです。

台湾と外交関係がある国は21カ国

まあそういうことです。

中国は武力によって台湾を制圧、統一する意思を隠していない。

 ただし「台湾が現状維持ではなく独立を宣言すれば」という条件付です。

米国は1972(昭和47)年にニクソン大統領が訪中した際に、「台湾は中国の不可分な一部」とする中国の主張を「認識」しているだけなのだが

 おいおいですね。はっきり「中国の主張を支持する」というと国内タカ派が反発して厄介だからこう表現してるだけです(なお、日本も表現は「理解する」なのでだいたい同じです)。
 「認識や理解は支持とは違う」なんてのは詭弁もいいところです。中国だって「事実上支持なら、表現は認識や理解でいいですよ」つう話でしかないわけです。

 中国の東に浮かぶ台湾が中国に飲み込まれ、周辺海峡を封じられることになれば、日本のシーレーン海上交通路)には計り知れない悪影響が生じる。

 ばかばかしい。
1)中国に「すぐさま台湾に軍事侵攻しようとするタカ派政権が誕生する」か
2)逆に「中国が台湾侵攻しても構わない」とばかり即時独立を目指す反中国政権が台湾に誕生するか
しない限り侵攻の可能性はない。どちらもありえないことでしょう。もちろん蔡英文は「中国の侵攻の危険性」を吹いて安倍に接近しようとするのでしょうが。

台湾は東日本大震災発生後、最も早く日本への支援を表明し、寄せられた義援金は各国最多とされる約200億円に上った。

 だからなんだ、つう話です。カネなら中国だって出してる。そしてこのカネは中国にしても台湾にしても単純な善意じゃないわけです。


■【JR30年】「本州3社」と「3島会社」…広がり続ける7社の格差
http://www.sankei.com/economy/news/170104/ecn1701040010-n1.html
 黒字の本州3社(東日本、東海、西日本)で「赤字の3島会社(北海道、四国、九州)及び貨物」を支える形にするしかないんじゃないか。そうでないと北海道、四国、九州で廃線が相次ぎ地域交通が崩壊することになりかねません。国鉄民営化の是非はともかく「分割したこと」は重大なミスだったと言っていいでしょう。


■【楠公さん連載(3)】神戸の誇り…観光客呼ぶストーリーに 神戸市観光コンベンション課・星島淳一課長
http://www.sankei.com/west/news/170104/wst1701040013-n1.html
 まじめな話、国内観光客ならともかく海外観光客は「楠公さん」では呼べないと思います。現状でも湊川神社に行く海外観光客は少ないそうですし。