今日の産経ニュース(1/19〜21分)ほか

朝鮮日報『中国のTHAAD報復で消えた韓流、攻勢に出た「日流」』
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/01/19/2017011902972.html

 新海誠監督が手掛けた『君の名は。』は中国で昨年12月に公開され、初日に270万人の観客動員数を記録して初日興行収入1位となった。
 日本のフジテレビは昨年11月、中国の大手メディア・上海メディアグループ傘下のSMGと日本のドラマ『プロポーズ大作戦』の中国語版制作契約を結び、最近クランクインした。この中国語リメーク版は今年の上半期に中国で放映される予定だ。
(中略)
 日本のドラマ『昼顔』、『僕のヤバイ妻』*1などは中国で放映されて人気を集めた。
(中略)
 『君の名は。』の映画音楽を担当した日本のバンド「RADWIMPS」は今年上半期に中国公演を計画している。このほか新海誠監督の過去の作品『秒速5センチメートル』をはじめ、日本映画のリメーク版を制作する動きも活発だ。
 こうした「日流」は、自動車・観光産業にも及んでいる。中国の自動車市場はこれまで、日本の自動車業界の墓場といわれていたが、日本経済新聞によると、昨年は中国市場で日本の自動車が430万台売れ、過去最高を記録したという。ブランド別に見ると(1−11月基準)、ホンダが前年比28.10%、日産が12.83%それぞれ増加した。

 つまりは「日中友好は大変いいことだ(経済振興的な意味で)」つうことです。産経のような中国敵視は全く論外です。


■速報・スプートニク日本『米国はTPPを離脱、NAFTAも離脱の可能性、米新政権が明らかに』
https://jp.sputniknews.com/politics/201701213259604/
 TPP離脱は「まだ始まってない」からわかりますが「既に始まってるNAFTA(確かビル・クリントン時代にスタート)」について再交渉し、場合によっては離脱もありうる、て本気なんでしょうか。
 

埼玉新聞『白タク容疑、中核派加須市課長ら逮捕 反原発運動乗じ犯行か』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/01/19/03.html
 すごいですねえ。「拉致問題に乗じ改憲主張(救う会)」のような書きぶりです。何が「乗じ」なんでしょうか。
 反原発ツアーの車がいわゆる白タクだった*2つうのは是非はともかく「反原発運動に乗じた犯行」つう話じゃないでしょう。ならそのツアーが「新潟で海老カニ食べ放題ツアー」だったら「食べ放題ツアーに乗じた犯行」になるのか。
 何で日本のメディアつうのは警察発表をそのまんま垂れ流すのか。心底呆れます。


東京新聞『「中核派加須市課長ら逮捕 反原発ツアーで「白タク」容疑』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201701/CK2017011902000160.html

 逮捕容疑では、二〇一五年九月五日、無許可でワゴン車に数人を乗せ、さいたま市大宮区から福島県楢葉町までを日帰りで往復し、一人あたり約四千円を受け取ったとされる。
(中略)
 市によると、同容疑者は一九七九年に入庁。高齢者福祉課長、保育課長などを経て、現在は福祉部副部長兼障がい者福祉課長を務めている。
 勤務態度はまじめで、無断欠勤をするようなこともなく、同容疑者を知る職員らは「温厚な人で、信じられない」と口をそろえる。同容疑者の上司は「熱心に福祉の仕事をやっている。信じられない」と驚いていた。

 いやいや、福祉の仕事をまじめにやるような人間ならむしろ「反原発ツアー」に関わるのは不思議じゃないでしょう。別に人殺しで逮捕された訳じゃない。この白タクとやらも「一人あたり約四千円」ですからねえ。俺だって、知り合いに同乗させてもらって遠出するときはガソリン代くらいは払いますよ。場合によってはそれが四〇〇〇円になることもあり得る。それが果たして白タクなのか。どうも言いがかりによる不当逮捕の気がしますね。いずれにせよ、ぶっちゃけ逮捕するような重罪でもないでしょう。正直、課長氏も罪の意識はないでしょう。中核派でなければ世間の批判が怖くて逮捕できないような話じゃないのか。
 まあ、殺人や飲酒運転によるひき逃げ死亡事故ならまだしも、こんなんで懲戒処分なんてとんでもない話だと思うし、ましてや免職など論外でしょうが、日本の首長は保守系が多いし、そう言う連中は中核派なんか眼の敵にしてるし、つうところで課長氏の今後が気になるところです。
 小生も別に中核派なんか評価しません。むしろ否定的ですが、ただし「中核派であることそれ自体」は「是非はともかく」犯罪じゃない。犯罪じゃないことで処分することなど思想差別で許されない。
 この白タクとやらも「犯罪と言えるか微妙」「少なくとも逮捕する程の重罪じゃない」でしょう。こんな事で懲戒処分などだめでしょう。無論免職など論外です。
 こういう無茶苦茶な逮捕も「安倍が総理である事による副作用」なんですかね。
 それにしても埼玉新聞といい、東京新聞といい警察に対する批判意識がまるでないのには呆れますね。 
 相手が中核派だからなのか、はたまたそうでなくてもこの態度なのか。警察と完全にお友達意識なのか。


【ここから産経です】
■【大相撲初場所稀勢の里、悲願の初優勝に“一筋の涙” 千秋楽「しっかり締めたい」
http://www.sankei.com/sports/news/170121/spo1701210034-n1.html
 稀勢の里の頑張りは褒めた上で、やはり最終日前に優勝が決まったことの「他の力士のふがいなさ」にはがっかりですね。
 特に上位力士である

・途中休場:日馬富士鶴竜横綱)、豪栄道大関
・負け越し:照ノ富士大関
・負け越した上、関脇に転落:琴奨菊大関

のふがいなさは非難されて当然でしょう。白鵬横綱)のように最低限、最終日まででて、かつ勝ち越しは当然やすやすと決めて欲しいもんです。まあ、その白鵬だって三敗してますから自慢できませんが、「鶴竜ら他のふがいない力士」よりはましです。
 14日の時点で「白鵬の逆転優勝か稀勢の里の優勝」しか可能性がなくなったことを「鶴竜ら他のふがいない力士」は「誰かが言わなくても反省してる」でしょうが来場所で形にして欲しいもんです。
 来場所は「稀勢の里横綱昇進がかかってる場所」ですが「稀勢の里を簡単に優勝させないこと*3」と「照ノ富士が関脇に陥落しないこと」「琴奨菊大関に復帰すること」は最低限やってほしいことです。


■「竹島」領有権に新資料 明治時代に隠岐の住民が漁業組合設置を計画 島根
http://www.sankei.com/west/news/170121/wst1701210030-n1.html
 一体いつ作ったんだろう、まさかそんな事はないとは思うけど「竹島島根県編入(1905年)後の計画」だったら無意味だからね、と思いながら読んだら「1906年に計画書は作成されたと見られる」だそうです。いや、だから、それが事実なら意味ないからね。
 韓国は「1905年の島根県への竹島編入は違法無効(当時、既に韓国領で日本の行為は侵略)。したがって1905年の編入以降の日本の行為も全て違法無効」、一方、日本はそれに「1905年以前から竹島は日本領であり、編入はただの確認行為に過ぎない」としているのだから、この場合、新資料とやらが「1905年より前」に作られたもんでなければ何の意味もないわけです。「竹島編入後に日本領前提である計画をしました」なんて何ら領有権主張に役立たない。
 「チベットは中国領ではなくいわゆるチベット解放は侵略。解放前は独立国だった」つう主張に対し「解放後に作られた青海・チベット鉄道」をチベット・中国領の根拠に持ち出すくらい意味不明です。
 産経の記事がおかしいのか、それとも産経の記事は事実そのままで島根県がおかしいのか。どっちにしろ頭痛がしてきます。


■【「神々の国」に生まれて(1)】ハーンと出雲、結びつけたものは 女性問題研究家・文筆業・川島典子さん
http://www.sankei.com/west/news/171210/wst1712100001-n3.html
 書いてる題材は明らかに「女性問題」と関係ないのに何で肩書きが「文筆業」ではなくて「女性問題研究家・文筆業」なのかさっぱりわかりません。

北欧の女性支援策や子育て支援策、介護予防の研究などを行う。

つうプロフィールならそれこそ、そう言う事を書けばいいのに。


■【経済裏読み】“遅れてきた韓流”が中国人観光客の穴埋め? 東南アジアに頼らざるを得ない韓国の悲鳴
http://www.sankei.com/west/news/170120/wst1701200061-n1.html
 「中国景気停滞」による中国人客減少の傾向で、東南アジアなど他の場所にも勧誘をしてるのは何も韓国だけではない*4のですが。日本だってそうでしょう。

 日本では、大みそか恒例のNHK紅白歌合戦に韓国勢は5年連続で選ばれておらず、東アジアで韓流は締め出されつつある。

 別に紅白は締め出してるわけではないでしょう。それとも産経の脳内では紅白は「安倍のNHKへの圧力による韓国に対する嫌がらせ」なのか。


■【産経抄】韓国・釜山の慰安婦像設置…法治国家ではなく、国際約束も守れない国 1月21日
http://www.sankei.com/column/news/170121/clm1701210003-n1.html
 何度も書いていますがそもそも公表された合意に「銅像撤去」なんて約束は何処にもありません。
 もちろんこういう話で「密約」など持ち出すのはふざけた話です。
 ウィーン条約云々も産経が言ってるだけで国際法学者の一致した見解でも何でもない。


■AV出演拒否で女性に賠償請求 提訴の弁護士「懲戒審査相当」 日弁連異例の決定 「正当な活動」反論も
http://www.sankei.com/affairs/news/170119/afr1701190001-n1.html
 まあ、個人的には「微妙」ですね。まあ、まだ審査が始まったばかりなので何とも言えませんが「不当な弁護活動は懲戒されて当然」の反面、「正当な弁護活動を制約してもまずい」。「AV業界の味方か?」との誤解をおそれず言えば、単純に「懲戒されて当然」とも言い難いところがあります。
 

■中国が日本に不快感、陸海空3自衛隊の台湾有事想定の図上演習に反対 23〜27日に実施
http://www.sankei.com/world/news/170120/wor1701200048-n1.html
 事実なら安倍政権は馬鹿げてるとしか言い様がないですね。なぜならそのような事態は「蔡英文が独立を宣言しない限り」ありえないからです。崔の独立宣言を助長していると疑念を持たれても文句の言えない所業でしょう。


■【竹島を考える】竹島問題を膠着させた政府の“ウィンウィン外交*5” 韓国攻略は「歴史の事実」で戦略的対応を 下條正男拓殖大教授
http://www.sankei.com/west/news/170110/wst1701100067-n1.html

 一般論として、国定教科書というと、「国家権力によって統制された教科書」とのイメージがあるが、韓国の場合は少し事情が違っている。それは、国定教科書の執筆陣の大半が「ニューライト」と称される学者たちであったこととも関係している。

 意味不明ですね。ニューライトとは「朴チョンヒの独裁に対し『経済成長を実現した』として好意的な連中」でそんな連中を「朴の娘」が国定教科書の執筆者に選ぶ。
 「国家権力によって統制された教科書」以外何物でもない。それとも「朴チョンヒは偉大だから問題ない」と言い出す気でしょうか。

 韓国では建国神話を「歴史の事実の反映」とするまでになった。

 韓国素人なので何とも評価できませんが、「歴史的事実そのまま」でなく「何らかの歴史的事実の反映」ならありうるんじゃないですかね。それはともかく「神武天皇は実在」と抜かす新聞がよく言うもんです。「日本の建国神話は事実だが韓国は違う」なんて普通の人間は言いません。


■【産経抄】大学は官吏に弱し 1月20日
http://www.sankei.com/column/news/170120/clm1701200004-n1.html
 普段は「国に逆らう沖縄の補助金など削れ」「反日金日成一族崇拝教育の朝鮮学校補助金など出すな、無償化除外しろ」などと「補助金を使った恫喝」を平然と叫んでる癖に

大学の将来を左右する許認可の権限を握られているとならば、独立もへったくれもない、ということか。

だそうです。
 全く「産経、手前ふざけんな」ですね。まあ、どうせ産経のことですから恥も知らず「早稲田と沖縄や朝鮮学校は違う」と言い出すんでしょうけど。
 自分の事棚上げして他マスコミの捏造記事問題叩いたり、三菱自動車の燃費偽装叩いたり、産経のご都合主義、ゲスぶりには反吐がでます。

星新一さんに、『人民は弱し官吏は強し』という作品がある。

 あの小説では「星製薬オーナーの星一星新一の父)」が「後藤新平*6の支持者である」ということから反後藤の立場にある「加藤高明*7」や「加藤の側近の一人である伊沢多喜男」、「加藤の支持者・三菱財閥*8」などににらまれ攻撃を受けるつう話ですが実際、どうなのかなと言う気はします。加藤など星の小説で攻撃された側はたぶん「事実に反する」というんでしょうね。

参考

伊沢多喜男ウィキペディア参照)
 明治40年(1907年)に西園寺*9内閣内務大臣であった原敬*10の引き立てにより警視庁警視、次いで和歌山県知事を務めた。明治42年(1909年)7月に愛媛県知事大正元年(1912年)12月に新潟県知事となる。
 大学時代に東大の同期であった濱口雄幸*11の引き合わせで加藤高明と親交を結ぶが、大正2年(1913年)に第1次山本*12内閣が成立すると、加藤が総裁を務める同志会が政権与党である政友会と激しく対立し、加藤との親交が災いして休職処分となる。しかし翌大正3年(1914年)に第2次大隈*13内閣が成立して加藤が外務大臣に就任すると、一転して警視総監に栄進した。ところが内務大臣の大浦兼武*14が失脚した大浦事件に巻き込まれる形で辞職。直後の1916年10月5日に貴族院の勅選議員に勅任された。
 衆議院に席を持つことがなかった伊澤は政党の党員となることはなかったものの、自ら非政友会系政党*15立憲同志会→憲政会→立憲民政党)の支持者である事を公言して憚らず、大正8年(1919年)には貴族院院内会派の同成会を組織して、憲政会の加藤を側面から支援した。大正13年1924年)の第2次護憲運動では、同成会は加藤ら護憲三派と歩調を合わせるかたちで清浦*16内閣の事実上の与党だった貴族院最大会派の研究会に真っ向から立ち向かい、伊澤はその先頭に立って容赦ない政府糾弾の矢を放ち続け清浦内閣の崩壊に貢献した。この功績によって、加藤高明内閣が成立すると台湾総督に任じられた。大正15年(1926年)には濱口雄幸の支援を受けて東京市長に選出されている。

後藤新平ウィキペディア参照)
■阿片漸禁策
 当時は、中国本土と同様に台湾でも阿片の吸引が庶民の間で普及しており、これが大きな社会問題となっていた。また「日本人は阿片を禁止しようとしている」という危機感が抗日運動の引き金のひとつともなっていった。これに対し台湾総督府民政長官だった後藤は、阿片を性急に禁止する方法をとらなかった。
 まず阿片に高率の税をかけて購入しにくくさせるとともに、吸引を免許制として次第に常習者を減らしていく方法を採用した。この方法は成功し、阿片常習者は徐々に減少した。総督府の統計によると、明治33年(1900年)には16万9千人いた阿片常習者は大正6年(1917年)には6万2千人、昭和3年(1928年)には2万6千人にまで減少している。こののち総督府では昭和20年(1945年)に阿片吸引免許の発行を全面停止、施策の導入から50年近くをかけて台湾では阿片の根絶が達成された。
 しかし後藤の阿片政策には、後藤自身が、大物右翼・杉山茂丸をパートナーとして阿片利権・裏社会との関わりを深めていったという見方も存在する。さらに後藤はまた、台湾総督府の阿片専売収入増加を図るために、阿片吸食者に売る阿片煙膏のモルヒネ含有量を極秘裡に減らして、より高い阿片煙膏を売り付けることを行い、その秘密を守り通すため、総督府専売局が、後藤と癒着した星製薬(創立者星一が後藤の盟友である杉山茂丸の書生出身)以外の製薬業者による粗製モルヒネの分割払い下げ運動を強硬に拒んだことから、星製薬をめぐる疑獄事件である台湾阿片事件が発生したという批判も存在する(劉明修*17『台湾統治と阿片問題』(1983年、山川出版社))。

 劉氏は星新一と違い星一には批判的なようですね。


■【天皇陛下譲位】民進や共産、恒久制度化で足並み 「政争の具」化見え隠れ
http://www.sankei.com/politics/news/170119/plt1701190026-n1.html
 やれやれですね。価値観が違うだけで「政争の具」呼ばわりです。
 「そんなに政争の具が嫌なら与党が恒久制度化に賛成すればいい」といえば「野党が特別措置法に賛成すればいい」と言い出すのでしょう。バカバカしい限りです。そんな事をする義務は野党には全くない。


■「楠公ストーリー」で日本遺産へ…“聖地巡礼”も盛る 大阪府河内長野市や神戸市など8市町村
http://www.sankei.com/west/news/170119/wst1701190087-n1.html

 文化庁側から「(観光地巡りを)前面に押し出した方が面白い」との指導があった点などを報告した。

 文化庁の指導が「面白い」ですね。産経のようなウヨ連中はともかく文化庁自治体は「右翼的方向性」よりは「観光客誘致」を重視するわけです。


■文科次官が引責辞任へ 天下りあっせん疑惑 監視委に虚偽の説明
http://www.sankei.com/affairs/news/170119/afr1701190017-n1.html
 以前拙エントリ(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20160326/5064208022http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20100815/1281826255)で取り上げた前川喜平*18が突然の不祥事発覚で急遽、次官を引責辞任だそうです。2016年6月の次官就任ですから1年経たずに辞任です。
 以前もhttp://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20100815/1281826255で書きましたが前川氏とは勿論一面識もない俺ですが「少なくとも朝鮮学校生に心底冷たいid:noharraよりは、たとえただのリップサービスだとしても学生に暖かい言葉をかけた前川氏に好意を抱いています」。
 つうか俺はid:noharraid:Mukkeの「馬鹿二人」には心底「あいつらが俺に対して行った不当な誹謗中傷をわびない限り、絶対許さない」と憎悪を感じていますが。
 拙エントリ(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20160326/5064208022)でも書きましたが前川氏の前任次官・山中伸一事務次官も「国立競技場問題で、事実上の引責辞任」ですからまあ二代続けて「突然の引責辞任」では文科省も頭が痛いでしょう。なお、この天下り問題、「文科省の隠し方が下手なだけじゃないの?」「防衛省(軍利権)とかのほうが真っ黒と違うのか?」と言う気が個人的にはします。いやこの件で文科省や前川氏をかばう気はもちろんないですが。
 「電通の過労死」もそうですが「特定の団体だけ批判するような行為」にはもやもやしますね。
 もちろんそれは「電通文科省を容認しろ」つうことではなく、この際「全企業、全省庁にメスが入るべき」つうことですが。俺が「ウヨや一部チベットマニアのチベットをネタにした中国批判」にもやもやを感じるのもそう言うコトです。人権とか偉そうな事抜かしてるけど奴らチベット問題にしか興味ないし。
 まあダライラマはぶっちゃけ「人間の屑」ですしね(毒)。
 「朝鮮学校だけ無償化除外」つうのもそう言う意味で大変おかしい。まあ、アレは明らかに差別ですが。
 それはともかく、早稲田もあんなマンモス大学なのに天下りを引き受けたがるんですねえ。やはり役所との人脈は重要なんでしょうか。ちなみに、この件で早大教授・I濱女史が何かツィートしてるか確認しましたが今のところ何もありませんでした。


■【正論】高い近代化のハードルを乗り越えた日本と、そもそも近代化する気がない周辺国 筑波大学大学院教授・古田博司
http://www.sankei.com/column/news/170119/clm1701190008-n1.html
 アホかとしか言い様がないですね。近代化が「経済大国化」「民主化」を仮に意味するとして、韓国は勿論「経済大国化」「民主化」を果たし、立派に近代化しているわけです。
 もちろん朴クネはろくでもないですが、それを理由に「近代化してない」というなら「安倍なんぞが首相の日本」や「トランプなんぞが大統領の米国」だって民主化してないことになるでしょう。
 そして戦後の日本はともかく戦前の日本は「天皇主権」だから民主主義の点ではそんなに自慢できる話じゃない。
 もちろん中国について言えば経済大国化はともかく「民主化していません」。そこを「近代化道半ば」というのも別にその人の価値観でしょう。
 とはいえそうなった大きな要因の一つ(勿論全てではないですが)が、「日本が中国を侵略して近代国家の建設を阻害したからだ」ということを認識していれば日本人がそれ(不十分な民主主義)を「批判する」のならともかく、「産経や古田のように民族のレベルの低さであるかのようにあげつらう」のがいかに下劣で愚かであるか言うまでもないかと思います。
 しかし古田みたいなバカでも教授になれるんだから絶句しますね。

*1:『昼顔』、『僕のヤバイ妻』も『プロポーズ大作戦』と同じフジテレビのドラマです。

*2:追記:後で指摘しますが違法な白タク行為と呼べるか疑問に思います。

*3:もちろん「優勝させるな」とは言いません(日本人横綱稀勢の里を見たい気もしますし)。「千秋楽まで稀勢の里を苦しめろ、琴奨菊の『関脇転落という崖っぷちからの優勝』みたいな大きな夢を見せてくれ」と言う意味です。

*4:韓国の場合「中国景気停滞」プラス「サード問題による中韓対立」がありますが。

*5:「韓国に弱腰だから膠着した」と言いたいようですが、現実問題、韓国との外交交渉でしか返ってくる可能性がないのだから韓国と喧嘩腰など論外です。仮に「日本の言い分が正しい」としてもだから島が返ってくる程話は単純じゃない。「正しければ勝つ」のなら世の中はもっと住みよかったでしょう(もちろんそんな勧善懲悪の世界はどこにもない)。つうか安倍の何処が弱腰なんですかね?

*6:台湾総督府民政長官、満鉄初代総裁、拓殖大学学長、桂内閣逓信相(鉄道院総裁兼務)、寺内内閣内務相、外相、山本内閣内務相(帝都復興院総裁兼務)、NHK総裁など要職を歴任。しばしば総理大臣候補として名前が取り沙汰されながら結局就任できなかった原因として、第3次桂内閣の逓信大臣当時の第一次憲政擁護運動で前首相にして政友会総裁の西園寺公望の失脚を画策し、最後の元老となった西園寺に嫌われていたことが大きいと徳富蘇峰が語っている。

*7:西園寺、桂、大隈内閣外相などを経て首相

*8:政界入りする前は、三菱本社副支配人の地位につき、明治19年1886年岩崎弥太郎・喜勢夫妻の長女・春路と結婚。このことから加藤は後に政敵から「三菱の大番頭」と皮肉られることになる。

*9:伊藤内閣文相、外相、首相を歴任。元老の一人。

*10:伊藤内閣逓信相、西園寺、山本内閣内務相などを経て首相

*11:加藤内閣蔵相、若槻内閣蔵相、内務相などを経て首相

*12:第2次山縣、第4次伊藤、第1次桂内閣内閣海軍大臣などを経て首相

*13:第1次伊藤、黒田内閣、第2次松方内閣外相などを経て首相

*14:第1次桂内閣逓信相として初入閣。その後も第2次桂内閣農商務相、第3次桂内閣内務相、第2次大隈内閣農商務相、内務相を歴任。しかし、大隈内閣内務相時代に選挙違反の嫌疑で取り調べを受けることになり、そこからかつて第2次桂内閣農商務相だったときに二個師団増設案を通過させるために議員を買収していたことが発覚。これで内務相を辞任することになり、政治生命を絶たれることとなった。

*15:盟友の加藤や濱口が所属した政党でもある

*16:第2次松方内閣、第2次山縣内閣、第1次桂内閣司法大臣、枢密院議長を経て首相

*17:日本統治下の台湾に生まれ、中華民国籍を経て、日本に帰化した。二松學舍大学教授を務めた。帰化以前の名は「劉明修」であったが、日本国籍取得時に「伊藤潔」に改名。「伊藤」という姓は、彼が尊敬する伊藤博文から苗字を拝借したものである。著書『台湾統治と阿片問題』(1983年、山川出版社、劉明修名義)、『台湾』(1993年、中央公論社)、『李登輝伝』(1996年、文藝春秋)、『香港ジレンマ』(1997年、中央公論社)(ウィキペディア「伊藤潔」参照)

*18:ただしhttp://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20100815/1281826255の時点では事務次官ではなく大臣官房総括審議官。