「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(7/21分:島田洋一の巻)ほか韓国・北朝鮮最新ニュース(追記・訂正あり)

 島田以外にも色々とネタにしています。
朝日新聞『韓国民団、朝鮮総連前で抗議行動 北朝鮮核実験に反対』
http://www.asahi.com/articles/ASK9545RLK95UTIL015.html
 バカバカしい。なぜなら「朝鮮総連北朝鮮と無関係なわけはない」が別に朝鮮総連は、北朝鮮の下部組織じゃないからです。
 しかし「参加者たった約30人」ですか。これが「朝鮮総連に問題はあるが今の民団は極右で日本ウヨに媚びてるからそんなんの政治運動に参加したくない」なら興味深いと思います。


■NHK『韓国大統領 ロシアに北朝鮮への原油供給中断など求める』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170905/k10011127131000.html
 文在寅には本当に失望しました。「石油禁輸要求」のどこが太陽政策なのか。そして奴が約束していたはずの「サード配備の白紙化」「開城工業団地の再開」「いずれ訪朝し首脳会談」は一体いつされるのか?
 「北朝鮮の核実験ガー」でごまかせると思ったら大間違いです。


■産経『朝鮮学校無償化訴訟、国が弁論再開申し立て 東京地裁
http://www.sankei.com/affairs/news/170905/afr1709050032-n1.html
 正当な理由がなければ弁論再開など認めるべきではないし、原告(朝鮮学校)側が国の申し立てを批判するのも当然ですがそれはさておき。こういう事を言い出すと言うことは「国の敗訴の可能性が高い」のか。だとしたら喜ばしいですが、日本の裁判所は平気で国にこびる酷い判決を出すので何とも評価が難しい。
【2017年9月13日追記】
 危惧した不当判決が出たことには本当に怒りを禁じ得ません。


時事通信『「核シェルター整備を」=自民会合で意見相次ぐ』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017090400987&g=prk
 ばかばかしい。日本人全部をカバーする核シェルターなんかできるわけもない。
 一方で北朝鮮がミサイルを日本にぶち込む可能性は少ない。
 つうか核の脅威というならよほど冷戦時代のソ連の方が怖かったんですが。北朝鮮を遙かに上回る核を保有してましたからね。


朝鮮日報金正恩氏「斬首作戦」部隊 12月1日に創設へ=韓国』
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/09/04/2017090402548.html
 冗談も大概にして欲しいですね。「太陽政策盧武鉉大統領の元側近(大統領秘書室長)」文大統領には多少期待したのですが、これでは韓国の政治も先行き暗いと言うべきでしょう。
 李明博と朴クネの弊害が未だ大きく、かつそれを文がまともに解消する気がないと言う事でしょうか。


朝鮮日報『北核実験の翌日にスト突入、報道特集作れない韓国の放送局』
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/09/04/2017090402653.html
 あくまでも「経営陣が組合に対し組合潰しという不当労働行為を仕掛けてきた」という言い分を「信用した上での話」ですが、組合側の言い分が正しいなら「ストは不当」とは言えません。
 また、少なくとも

 KBSの場合、労組と締結した団体協約には「争議行為中であっても戦時・非常事態・天変地異またはこれに準ずる事態が発生した場合、争議行為を一時中断して非常放送などに協力する」と定められているが、これが守られなかった。

つう朝鮮日報の言い分は馬鹿げています。
 北朝鮮が核実験していいとはいいませんが核実験なんて「戦時・非常事態・天変地異またはこれに準ずる事態」には全く該当しないでしょう。

参考
ハンギョレ・社説『「文在寅共産主義者」と主張する人が放送文化振興会の理事長とは』
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/28354.html


朝日新聞『「秋田を狙うとすれば県庁だ」北朝鮮ミサイルに佐竹*1知事』
http://www.asahi.com/articles/ASK945DGPK94UBUB007.html
 まあバカバカしいですね。そもそも北朝鮮が日本めがけてミサイル発射する可能性も低いですが仮に発射するとして秋田なんて田舎は狙わないでしょう。


■【アメリカの深層25】元国防長官の危うい北朝鮮
http://island3.exblog.jp/27090276/

 ウォールストリート・ジャーナル紙(以下WSJ紙)7月10日付けに掲載されたロバート・ゲイツ元国防長官の北朝鮮論は要注意である。
 インタビュー記事をまとめたジェラルド・シーブ同紙ワシントン支局長は、冒頭、「いずれも不完全な対北オプションの中で、最も希望を持てるものは何か。この問いに答えるに、過去半世紀において、最も安全保障分野での要職経験豊かと言えるゲイツ氏以上の適任者はまず見当たらない」と述べている。
 この記事がなぜ要注意か。
(中略)
 まず、WSJ紙は、共和党主流派に立場が近く、トランプ政権がその論調に最も注意を払う大手メディアである。6月1日、トランプ大統領が温暖化パリ協定からの離脱を発表した重要演説でも、唯一引かれた新聞記事が当日朝のWSJ紙社説であった(同紙はパリ協定離脱に賛成)。
 そしてゲイツ(1943年生)は、CIAの分析部門で約26年を過ごし、副長官まで内部昇進した上で、ブッシュ父政権時にCIA長官に任命された。
(中略)
 その後、ブッシュ長男政権の後半からオバマ政権の前半にかけて、連続して国防長官を務めた。

 つまりは「北朝鮮に好意的などころか、批判的な右派メディアWSJ」で「CIA副長官、長官、国防長官を歴任した安全保障のプロであるゲイツ」が行った主張だからこそ島田も注目せざるを得ないわけです。

 インタビュー記事の内容である。ゲイツはまず、朝鮮半島における全面戦争の危険と破壊の大きさを考えれば、軍事力行使は選択肢とならないという。

 「軍事力行使は選択肢とならない」というのは当然の前提でしょう。島田ら極右はそれを否定しますが。

 そして新たなアプローチとして、中国に次の提案を行うべきだとする。
 まず、アメリカは北朝鮮が「2、30発まで(no more than a dozen or two dozen)」の核兵器保有することを認める。その上で、北を国家承認し、平和条約締結の準備に入る。在韓米軍の編成替えも行う。見返りに北朝鮮側は、核兵器運搬システム(ミサイル)を「非常に短い射程」のものに留めると約束する。そしてこれらの核・ミサイル合意が守られているか、中国が責任を持って査察する。
(中略)
 さらにゲイツは、中国がこの提案を受け入れない場合、アメリカは厳しい対中措置に出る旨明確にすべきだという。その中身は、アジアに(ボーガス注:サードなど)ミサイル防衛網を敷き詰め、太平洋艦隊を増強し、北が発射した大陸間弾道弾と思えるものはすべて撃墜する、というものである。
 日本にとって、以上のゲイツ提案は論外以外の何ものでもない。
(中略)
 しかし、記事をまとめたWSJ紙の有力記者は、ゲイツの案は外交アプローチとして比較的「賢明」と評価する。

 島田らウヨのような暴論「北朝鮮打倒」よりはよほど「賢明」でしょう。島田らの主張の方がよほど「論外」です。



毎日新聞松尾貴史*2のちょっと違和感:北朝鮮ミサイル発射 「完全に把握」ならなぜ広範囲に警報?』
https://mainichi.jp/articles/20170903/ddv/010/070/018000c
 つまりは「完全に把握」とは「発射したことを把握」しただけで「発射物の方向性や目標地までは特定してない」ということでしょう。
 松尾氏が批判するようにそれを「完全に把握」と表現していいのかと俺も疑問に思います。
 と同時に「広範囲の自治体(12道県)に発令」して役に立つのか、というのも全く同感です。
 12都県全てを通過したなんて事はないわけで「下手な鉄砲も数撃てば当たる状態」といっていいでしょう。これでは「Jアラートが鳴ったって気にする必要ねえよ」となっても仕方がないでしょう。

「すべて把握していたから迎撃態勢はとらなかった」と言っている。それなのに警報を発令して、新幹線などの交通機関を止めて混乱だけはさせたということか。
(中略)
 この問題を利用して国民の目を加計学園問題からそらす意図があるのではないかと勘ぐる。

 この松尾氏の指摘にも同感ですね。撃墜する必要のないミサイルとは、「被害など出る恐れのないミサイル」ということではないのか。それこそJアラートを鳴らす必要がどこにあるのかと言う事です。


■産経【北ミサイル】核武装議論、日本では“禁句”…世論の猛反発不可避、是非すら論じられず
http://www.sankei.com/politics/news/170903/plt1709030003-n1.html
 おいおいですね。北朝鮮の核保有を否定しながら、日本が核保有することをどう正当化する気なのか。
 大体、日本が核保有するにはNPTを脱退する必要がありますがその点、産経はどう考えてるのか。
 また日本が核武装を主張すれば、台湾や韓国も核武装に走る恐れがありますがその点はどう考えてるのか。
 そもそも「米国が核保有している」のに、北朝鮮が核保有に走ったことを考えれば「日本が核保有すれば北朝鮮は核保有しなかった」などとはとても言えないでしょう。


朝日新聞『米爆撃機「死の白鳥」派遣、韓国が拒否 8月の演習』
http://www.asahi.com/articles/ASK92366XK92UHBI00D.html
 演習中止という北朝鮮の要求には応じなかったものの韓国にも一定の常識があったという話です。


毎日新聞『ロシア:北朝鮮「万景峰」の入港拒否 港湾使用料未払いで』
https://mainichi.jp/articles/20170903/k00/00m/030/015000c
 ポイントは「港湾使用料未払いという理由をどう見るか」でしょう。つまりこの理由が「米国などの『ロシアは北朝鮮に甘い』つう批判への対応が本当の理由だ。ロシアはあまり対米関係などを悪くしたくない。しかし、それ認めると米国に舐められるし、北朝鮮も反発するから別の理由にしました」というのでなければ、つまり「ウソの理由」でなければ、北朝鮮が港湾使用料を払っていればロシアは入港を認めたわけです。そしてロシアは「ひとまずツケにしましょう、後で支払えばいいですよ」として未払いを容認して入港を認めるほど気前が良くはなかった。
 一方「ウソの理由」ならおそらく別の理由で入港拒否したでしょう。
 したがってこの一件をどう見るかは、繰り返しますが、まず「建前の理由が本当かどうか」でしょうね。その点は北朝鮮、韓国、米国、中国、日本、全ての関係国が気にしてるところでしょう。
 なお、「ウソの理由」の場合でもそれは、「ロシアが北朝鮮政権崩壊を容認する気がない」のはもちろんですし、また「ロシアが米国の北朝鮮への対応を100パー認めてるわけではない」でしょう。
 もちろんロシアと北朝鮮の関係が完全に切れるわけでもない。
 また今回の未払いは「だから北朝鮮政権崩壊間近だ」と言う話でもないでしょう。


毎日新聞『韓国:原潜導入検討 北朝鮮の核開発に対抗』
https://mainichi.jp/articles/20170902/ddm/007/030/052000c
 「太陽政策はどうなったんだ?」と不快感を感じますね。


朝日新聞『韓国政府、ゴルフ兵・テニス兵の廃止決定 将校の世話係』
http://www.asahi.com/articles/ASK9154B7K91UHBI01T.html

 韓国政府は8月31日、「ゴルフ兵」「テニス兵」と呼ばれる将校らのお世話をする兵士の廃止を決めた。韓国では8月、部下に深刻なパワハラを加えた軍将校が刑事事件として立件される騒ぎが起きていた。
 韓国政府は事件を受け、軍将校のお世話をする兵士ら約3千人を調査。「官舎内のサッカー場ゴールポストの製作やゴルフ練習場の修理を命じられた」「運転兵の技術が未熟だとして殴られた」などの回答があったという。
 このため、政府は10月までに官舎で将校の世話をする「公館兵」122人を戦闘部隊に配置転換することにした。
(中略)
 「ゴルフ兵」や「テニス兵」は週末にスポーツを楽しむ将校たちのために、施設を管理したり、プレーの相手をしたりするのが仕事。一般兵士の間では、戦闘訓練を受ける時間が減るなどとして人気もあった。

 まあパワハラの温床がなくなることはいいことですが、こういう状況で北朝鮮の脅威なんて言っても説得力はないでしょう。


NHK『仏外相「北朝鮮ミサイルは欧州も射程に」強い警戒感』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170902/k10011123341000.html
 「本気なの?」「はあ?」ですね。そりゃ物理的にはフランスなどEU諸国にもぶち込めますがどう見ても北朝鮮の軍事アピールの対象は米国でしょうに。


NHKプーチン大統領北朝鮮への圧力はむだなだけ」』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170902/k10011123271000.html
時事通信『対北朝鮮「圧力のみは間違い」=米国などけん制−ロ大統領』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017090100958&g=prk

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170902/k10011123271000.html
 ロシアのプーチン大統領は、核とミサイルの開発を加速させる北朝鮮への国際社会の対応について、「圧力をかけてもむだなだけだ」として対話によって解決すべきだと主張し、来週行われる日ロ首脳会談でもこうした立場を直接伝えるものと見られます。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017090100958&g=prk
 ロシアのプーチン大統領北朝鮮の核・ミサイル開発について、「圧力のみでやめさせることができると考えるのは間違いだ」と訴え、北朝鮮への締め付けを強める米国などをけん制した。

 NHK「圧力は無駄*3」、時事「圧力のみは間違い(圧力に一定の価値を認めているような物言い)」では「対話重視」という点では共通していても受ける印象がかなり違いますがそれはさておき。
 勿論プーチンにはプーチンの思惑がありますが彼の思惑が何でアレ正論だと思うので紹介しておきます。
 まあ「ロシア大統領」という大物プーチンの主張はおいそれと無視できるものでもないですしね。


■五十嵐仁*4 の転生仁語『北朝鮮危機は対話で解決するしかない』
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2017-08-29
 五十嵐先生には全く同感です。戦争などというリスキーな手法が現実的にとれない以上解決方法は外交しかありません。


■バカウヨ大石規雄のアホツイートに突っ込む

大石規雄‏ @snpuku
 金正恩の暗殺実行なんて素人民間人では無理。
 素人が下手なことをやっても、関係ない人を傷付けるだけ。
 それではいけないので、暗殺実行はプロの軍人*5がやるべきで、その為のコンセンサス作り(「金正恩なんて殺されてもしょうがない」)を我々がやるのです。

 「ただの民間人にすぎない手前がどうやって金正恩暗殺するのかいってみろ」つう当然すぎるほど当然の突込みリツィートに対する大石の回答がこれです。
 本気か言い逃れか知りませんが、あほすぎて二の句が継げませんね。
 昔のインスタントラーメンのCM「君作る人。僕食べる人*6」風に言えば「僕(大石ら反北朝鮮ウヨ)、頼む人。君(自衛官)、殺す人」だそうです。
 当時ハウス食品に抗議したフェミの皆さんじゃありませんが「何でお前の要望を自衛隊がかなえなきゃいけないんだ。やりたきゃお前がやれよ」ですね。


■【アメリカの深層24】トランプとニクソンの相違点
http://island3.exblog.jp/27034376/
 ニクソンとトランプの最大の相違点、それはニクソン政治を否定的に評価するにせよ「ニクソンはそれなりにまともな計算をしてるがトランプはその点が怪しい」ということでしょう。


■中国のAIが「共産党は腐敗して無能」と批判(時事)
http://island3.exblog.jp/27026335/
 まあ、こういうのはネタとしては面白いかも知れませんが、それ以上のモンでもないでしょう。
 例えば日本でAIが「自民党は腐敗して無能」といったら「さすがAI」つうことになるのか。ならんでしょう。別に「AI=優れた知能」てわけでもないでしょうしね。
 まあ「自民党は腐敗して無能」の場合島田が「左翼がAIに何か工作したに違いない」と言う事だけは確かでしょうが。


■【天下の大道13】麻生「その程度の国」発言の国際感覚
http://island3.exblog.jp/27020283/

 6月2日、麻生太郎*7副総理兼財務相がテレビ・カメラを前に、温暖化パリ協定からの離脱を表明した米国を「その程度の国」と穏やかならざる表現で批判した。
(中略)
 トランプ大統領のパリ協定離脱表明は、米国内で賛否両論の大きな嵐を巻き起こしている。麻生氏は、「その程度の国」ではなく「その程度の大統領」ないし「その程度の政権」と言うべきはずだったが、トランプ氏を名指しすることを本能的に恐れたためか、かえってアメリカ全体をけなす表現になってしまった。

 まあ、ここで引用した島田の指摘についていえば異論のある人はいないかと思います。
 トランプ批判すればいいところを「その程度の国」呼ばわりするのはあまりにもまずすぎるでしょう。


■国基研『「加計」をめぐる“疑惑”は全くの虚構だ』原英史*8政策工房代表取締役社長*9
http://jinf.jp/feedback/archives/21162
 こんな事を必死に国基研など、安倍シンパが叫んだところで何がどうなるわけでもないのですが「安倍の下野が不可避なことが確定する」までは彼らはこう言い続けるのでしょう。
 いや下野しても「言いがかりで下野に追い込まれた」と言い続けるのかも知れません。
 安倍の「背任での起訴、有罪」は難しいかも知れませんが、仮にそうなっても国基研など安倍シンパは「不当起訴、不当判決」というのでしょうね。バカに付ける薬はないとしか言いようがない。

 私は、国家戦略特区ワーキンググループ(以下「特区WG」)の委員を務めている。

 おいおいですね。よほど客観的な証拠でも示さない限り「加計の獣医学部新設を認めた特区WG委員」なんて安倍の身内・原が「安倍さんは無実だ」といっても誰も信用しません。つうか説得力のある主張なら国基研ではなくマスコミが取り上げてくれるでしょう。
 「ウヨ以外にはほとんど読者がいない国基研なんぞに登場せざるを得ない事」自体が原の主張の説得力を否定しています。


共和党の73%が対北軍事行動支持の現実 島田洋一福井県立大学教授)
http://jinf.jp/feedback/archives/21085

ちなみに民主党員では賛成35%で、約半分の比率だった。

 今現在共和党員が「滅茶苦茶に危ない極右の集団化してる」つうことでしょう。とはいえさすがのトランプも軍事攻撃なんかしないでしょうね。


■【アメリカの深層23】中国への「二次的制裁」と傀儡政権(正論 2017年7月号)島田洋一
http://island3.exblog.jp/26997767/

どんな制裁も効果がなく、北と話し合って妥協するしかないという意見も、リベラル派を中心に根強くあるが、「減りつつある少数派」(declining minority)と言えるだろう。

 減ろうが何だろうがそれ以外に現実的な策はないでしょうね。
 大きな理由の一つは中露の北朝鮮支援です。「中露は支援するな」といったところで支援してるのだからどうしようもない。

中国の反発を心配する向きもあるが、「歴史は、さして懸念の必要はないと教えている」。

そんなわけにはいかないでしょう。正直、小生も素人なので
1)中国の企業がどの程度北朝鮮ビジネスにコミットしてるのか
2)それをどの程度米国が把握してるのか
3)実際にトランプに制裁発動なんかできるのか、はわかりません。
 ただ本当に中国企業に制裁なんかしたら中国の反発はものすごいもんになるでしょうね。特に中国も一応は賛成してる「安保理制裁」ならまだしも「米国の独自制裁」なんかでそんなことやったら猛反発は確実でしょう。米国企業相手に報復措置が危惧される。
 そもそも独自制裁でそこまでやったら「国際法違反」になる可能性もあるでしょう。 

 コーエン*10は、財務次官として取り組んだイランでの経験を引く。
 イランの銀行との取引を中断するよう海外の金融機関全般に要請し、ほとんどは従ったが、再三の警告を無視したのが中国のクンルン(崑崙)銀行であった。単なる要請や説得は、中国に対して意味を持たない。2012年8月、米財務省は「二次的制裁」を発動し、クンルンを米金融市場から閉め出す。中国政府は「お座なりで形式的な抗議」を行ったものの、米中関係の冷却化といった事態にはならなかった。結局、中国政府の指示により、クンルンはイランの銀行との取引を停止する。

 やれやれですね。中国にとってイランと北朝鮮ではその重要性が違うでしょうに。
 かつ中国としては「中東の地域大国で、周辺諸国ともそれなりの友好関係のあるイラン」なら「米国の制裁に応じてもイラン攻撃のような物騒な事態にはならない」つう読みがあったのかもしれません。

 コーエンは、中国が強く反発しなかったのは、「米側の金融圧力が、イランとの核合意交渉を進めるためになされていると理解していたから」であると言い、「同様に、トランプ政権の『最大圧力』政策も、北朝鮮の核・ミサイル計画に関する交渉を生み出すためになされていると見える」以上、中国の理解は得られると述べる。
 この辺り、コーエンのリベラル的姿勢が窺えるが、重要なのは、リベラル派であって、かつ金融制裁の専門家中の専門家と目されている人物が、反トランプ・メディアの中心というべきワシントン・ポスト紙上で、中国への「二次的制裁」を強く主張したという事実である。

 いやいや俺的には島田が言うようなことよりもコーエンが「あくまでも制裁は核廃棄が目的であって政権転覆が目的ではない」「そのように我々が説得してイラン制裁に中国は協力してくれた。北朝鮮制裁もそうすればいい」としているところに注目しますね。
 その点でコーエンと島田には無視できない大きな違いがあります。

金正恩後の体制は「必ずしも南との統一ではなく、中国と同盟を結ぶ北朝鮮政権であってもよい」と、現政権打倒に貢献するなら、中国による傀儡政権樹立を米国が認める可能性にも言及している。

 そんな話に中国がのる可能性はない*11でしょうが、コーエンが「中国の協力なしには物事は動かない」とみている点が興味深い。


■島田のツィート

 政権をになう力などないと潜在意識で分かっているがゆえのFreudian Slip(フロイト的言い間違い)だろう。 せめて冒頭解散(党の)に踏み切る勇気が欲しい。
@前原氏「大事なところでかみました」…失笑も:読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170901-OYT1T50115.html?from=tw

 単なる言い間違いにくだらない因縁を付けたもんです。
 大体、この島田の珍理論なら安倍の言い間違い「立法府の長」発言も

 立法府を支配したいと、あるいは「首相は立法府を含め日本国の全てを支配する」という独裁的考えを潜在意識で思ってるがゆえのFreudian Slip(フロイト的言い間違い)だろう。

となりかねませんがそう言ったら島田は何と言うんでしょうか?
 言いがかりだというのか。はたまた「与党のトップが立法府を支配して何が悪い」とバカ発言をするのか。

 その政治生活を通じ、妄言以外口にしたことのない又市が何を言うのか。まず自ら辞職せよ。 @「撤回で済まされぬ妄言」 ヒトラー発言の麻生太郎氏に社民党又市征治幹事長が議員辞職要求 http://www.sankei.com/politics/news/170830/plt1708300017-n1.html

 麻生の暴言を擁護しようとすること自体が非常識ですが、「麻生は悪くない、彼の発言は暴言じゃない」ならまだしも「又市にそんな資格はない」と「又市氏以外にも当然、麻生批判者はいる」ので、麻生擁護になってないことを言い出す辺りが島田らしい馬鹿さです。

 北朝鮮や中国の人権蹂躙に真剣に取り組め。だから国連幹部の大半は給料泥棒と言われる。
@国連弁務官、トランプ氏批判=メディア攻撃を問題視:時事
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017083001223&g=int

 トランプの暴言を擁護しようとすること自体が非常識ですが、「トランプは悪くない、彼の発言は暴言じゃない」ならまだしも「国連はそんな事より北朝鮮問題に取り組め」とトランプ暴言批判と全く関係ない、トランプ擁護になってないことを言い出す辺りが島田らしい馬鹿さです。

 例えば北朝鮮問題では何の知見もない人物に解説させ続けている。それに無理やり(ボーガス注:受信料という)カネを払えという。(ボーガス注:NHKは)粗悪品の押売りであり、典型的な悪徳商法だ。

 NHK北朝鮮問題でよく呼ぶ人間、たとえば伊豆見元*12東京国際大学教授(静岡県立大学名誉教授)、小此木政夫*13九州大学特任教授(慶應義塾大学名誉教授)、平岩俊司*14南山大学教授などの北朝鮮研究者を「いくら島田*15福井県立大学教授や荒木*16拓殖大学教授、西岡*17麗澤大学客員教授のような救う会人脈ではないとは言え」よくもまあ「知見がない」よばわりできるもんです。

曲り角で「車道に足を出して座っていて」軽自動車に接触された…。ニュース価値があるのか? 「被害者」が反基地活動家でなければ、NHKはいかにもテロ事件風に報じなかったはずだ。
辺野古 米軍基地前でひき逃げ2人けが | NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170824/k10011109531000.html

 「骨折による大怪我」というひき逃げ事件を「接触事件」だの「ニュースバリューがない」だの明らかに島田は常軌を逸していますね。
 別に「被害者が反基地活動家でなくても」NHKはそれなりの報道をするでしょう。
 ましてや「被害者が反基地活動家」ということは「犯人を逮捕しない限り何とも言えない」ですが、政治テロの可能性もあるわけでなおさら「それなりの報道をする」のは当然のことです。

本人いわく、(ボーガス注:戦前の)日韓関係は日本による(ボーガス注:韓国民族運動)弾圧の歴史、とも。分かりやすく駄目な男だ。
共同通信【特集】前川前次官、心の原点を探る
https://this.kiji.is/272621510289899522

 駄目どころか「戦前の日韓関係は日本による韓国民族運動弾圧の歴史」つうのは「日本政府の公式見解」&「国際社会における共通認識」でしょうし、安倍ですら公式にはそれを否定できないでしょう。
 なお、共同通信記事を以下の通り紹介しておきます。

https://this.kiji.is/272621510289899522
前川氏
 やはり若いころから、少年時代から、仏教には非常に関心を持っておりました。私は大学時代、仏教青年会に入っていました。仏教といっても特定の宗派ではなくて、仏教一般。特に、原始仏教とか根本仏教とか言われるもの、またそこから派生してきている大乗仏教の中でも禅仏教、そういったものに対しては関心を持っていました。実際に座禅の修行をしたこともありますし、いまでもお寺を巡って歩くことが好きです。仏教の学習を通じて学んだ、培った世界観とか人生観というものは非常に大きいと思っております。
(中略)
 前川氏は1975年の春、「日韓学生仏教会議」のメンバーとして韓国を訪れている。この時の心境や思い出をつづった「韓国訪問記」が東大仏教青年会の当時の雑誌に掲載されている。二十歳の彼の素顔を知ることができる文章だ。
(中略)
 「特に印象に残ったのは、日韓併合時代に日本仏教の各宗派が政治権力の勢力拡張策と結びついた布教活動を行ったことを指摘されたことだ。それは思いがけないことだった。僕たちはそんな『昔』のことは全く知らなかったからである。彼らは、日本と韓国の厳然たる過去の歴史をしっかりと踏まえて話をしていた。それは彼らにとっては抵抗の歴史であり、我々にとっては弾圧の歴史である」
 対談した学生の中にベトナム戦争に参加した27歳の学生がいた。親友3人を失ったと聞き、「僕たちには絶対に分からない痛切な体験だ」「この物静かな仏教青年が何故銃をとって人を殺さねばならないのか?」と率直な感想を漏らしている。
 この少し年上の友人から仏教で世界を平和にしたいと話され、「僕もそう思う。このような愚かな対立を解消する力を、仏教はもっている」と記している。

 千鳥ヶ淵には参拝できるが、すぐ近くの靖国神社には、いくら首相が行きたくとも足を踏み入れることすらできない。日本の異常な状況を示している

 むしろ千鳥ヶ淵を軽視して、靖国ばかり重視する島田らウヨの方が異常でしょう。
 島田の大好きな「宗主国」米国のヘーゲル国防長官、ケリー国務長官も訪問したのは靖国ではなく、千鳥ヶ淵でした。
 勿論問題になるのは
1)政教分離原則問題(靖国は神社なので政教分離原則に抵触するが、宗教施設でない千鳥ヶ淵は抵触しない)
2)あの戦争に対する態度(戦没者でもないA級戦犯を英雄として合祀し、未だにあの戦争を美化する靖国と、あくまでも戦没者追悼施設に過ぎない千鳥ヶ淵
のわけです。
 靖国が「宗教施設でなくなり」&「戦犯合祀をやめれば」いつでも首相の訪問は可能です。まあ、靖国にそんな事をする意志はないでしょうし、「宗教施設でもなく戦犯合祀もしてない」千鳥ヶ淵がすでにあるのに、わざわざそんな事する必要もない。

 枝野には、かつての三百代言という言葉が当てはまる。

 まともな人間なら「政策批判を中心にし、人格攻撃は避ける(金銭疑惑などスキャンダル追及する場合も人格攻撃にならないように注意)」でしょうに島田はこれです。
 まあそれはともかく、ウヨの島田にとって「前原代表で民進党が右傾化すること」は願ったりかなったり、なのでしょう。だから枝野非難する。もちろんあくまでも「枝野より前原が好き」なだけで、「一番好きなのは安倍」というのが島田の立場ですが。

 昔、漫画「がきデカ」にこんな顔の豚ヤクザが出てきた気がする。

などと低レベルな罵倒を金正恩君にする島田です。

 まず若狭氏の「政治志向」が何なのか、と誰しも思うだろう。
@若狭議員、入塾希望者に「政治志向」テスト:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170819-OYT1T50020.html?from=tw

 島田には珍しいことに正論です。島田が言うように「若狭ら国民ファーストが何を目指すのか」をまず世間に語るべきであって「それを隠しながら政治志向テスト」とは完全に話があべこべです。
 小生だったらこんなもんに応募しません*18し、まともな人間なら応募しないでしょう。
 応募するのは
1)何が何でも政治家になりたい、なれさえすれば都民ファでも自民でも民進でも何でもいいと言う政治屋
2)若狭や小池と親しく彼らの政治的方向性を熟知してる身内(事実上、無試験も同然)
くらいのもんでしょう。どっちにしろろくでもない人間しか応募しない。

 ロシアの非行*19に目をつぶって抱擁政策*20を続ける安倍対ロ外交は益々弁護不能になってきた。首相の致命傷*21になりかねない。方向転換すべきだ。 
@ロシア、北朝鮮への石油製品輸出を倍増 実態はさらに巨額か - 産経
http://www.sankei.com/world/news/170820/wor1708200018-n1.html

 まあ安倍は島田の言う「ロシア外交の転換」などしないでしょうし、結局島田も安倍批判は中途半端で終わりでしょう。
 いずれにせよ中露が北朝鮮を支援してる以上、「打倒北朝鮮」なんて全く現実的ではありません。

閣議を通った法案は政府一丸となって成立を図るが大原則。前川には退職金・全給与を国庫に返納ないし貧困女子に寄付させるべきだ。
@前川前文科次官「安保法制反対デモに参加していた」「バレたら次官になってなかった」
http://www.sankei.com/premium/news/170814/prm1708140012-n1.html

 あまりにもばかばかしいんで吹き出しました。本気で言ってるわけではさすがにないと思いますが。

いくら面従腹背で虚飾の人生を送ってきた男といえ、これほど下衆な人間がなぜ次官にまでなり得たのか

むしろ島田のようなゲスが三流の田舎大学(福井県立大)とは言え大学教授になれることの方が驚きですが。つうか前川氏も島田なんか訴えないでしょうがあまり無茶苦茶な事言ってると名誉毀損に該当しますよね。

1位が「こんな人たちに負けるわけにはいかない」(安倍首相)? 礼を知らない阿呆をたしなめるのが何故失言なのか。
週刊文春「2017年上半期失言大賞」勝手に発表!、自民党が独占 盛大に自爆した失言王たち
http://bunshun.jp/articles/-/3699

ちなみに2位が

稲田朋美 前防衛相
防衛省自衛隊防衛大臣自民党としてもお願いしたい」

 3位が

今村雅弘 前復興相
「まだ東北で、あっちの方だったから良かった。首都圏に近かったりすると、莫大な、甚大な額になった」

 4位が

豊田真由子 自民党衆院議員
「このハゲ────っ!」

 5位が

菅義偉 官房長官 
「出所も明確になっていない怪文書みたいな文書だ」

です。

また
週刊文春自民党の歴史的惨敗”にとどめを刺した珍言・暴言を一挙公開!』
http://bunshun.jp/articles/-/3265
では

二階俊博 自民党幹事長 
「言葉ひとつ間違えたらすぐ話になる。私らを落とすなら落としてみろ。マスコミの人だけが選挙を左右するなんて思ったら大間違いだ」

が「マスコミへの責任転嫁と居直り」として別途批判的に紹介されています。
 文春がここまで安倍自民に批判的なことが興味深い。

 答弁能力の高い小野寺を敬遠して、もう辞めた大臣を引きずり出して点数を稼ごうというのは、国会戦術としても浅ましい。

 日報問題は稲田が当事者なのだから呼ばれるのは当たり前でしょう。それを逃げようとする稲田と自民党がおかしい。
 まあそれはともかく、別に小野寺防衛相の答弁能力は高くはないでしょうね。

・軍事力は北のような体制をつぶすためにある。
・韓国に骨があるなら、日本人暗殺の過去の「栄光」にすがっているのではなく、同族が生んだ北の暴君をいま除去してみせることだ。
@韓国北部で伊藤博文を暗殺の安重根像を設置 習近平国家主席が製作を指示
http://www.sankei.com/world/news/170809/wor1708090066-n1.html

 あの国にはウンギョンさんや寺越武志さんが住んでるのに良くもこんな暴言が吐けるモンです。
 まあ、それはともかく「侵略者に抵抗した人間」は「韓国の安重根」に限らず何処の国でも民族英雄ですよねえ。過去の栄光にすがるとか言う話ではない。
 つうか日本ウヨの「日本のお陰でアジアが独立した」のほうがよほど「過去にすがってる」上にデマゴギーという酷い話ですが。

 誰が押し込んだのか知らないが、手痛い人事ミスだ。

 江崎氏の大臣任命について安倍をかばうために「誰が押し込んだか知らないが」と強弁する島田です。まあ「押し込んだ」と表現するかどうかはともかく、二階派の江崎氏を大臣にするよう働きかけたのは「島田らウヨが中国の犬扱いする」二階氏*22でしょうし、だからこそ二階氏嫌いの島田はこういう事を言うわけですが。

・こんなフェイク・スキャンダルにどこまでもしがみついて政権を倒そうとは、(ボーガス注:加計・森友疑惑を批判する朝日、毎日、東京新聞などは)メディアとして志が低過ぎる。
・(ボーガス注:産経など)一部の例外を除いて、新聞・テレビの政治報道の低劣化は目に余る。

 明らかな疑惑をフェイクニュース呼ばわりする島田らバカウヨの方が「政治活動家として志が低すぎる」のは言うまでもないでしょう。
 むしろフェイクニュースというなら「二重国籍」云々のほうがよほどフェイクニュースです。

日本ファーストの会」。トランプの猿真似をして恥ずかしくない辺り、理念のなさが顕著だ。

 おいおいですね。それ言ったら「アベノミクス」はどうなるのか。
 政策の中身はともかく、名前が「レーガノミクス」からヒントを得てるのは明白ですからね。

 この人物、指名された瞬間から気合、やる気を感じさせない発言が続いている。早く辞めさせた方がいい。

と島田が罵倒するのは江崎沖縄・北方等担当相です。もちろん素人だから「官僚の原稿を読む」と公言する彼は困り者ですが、島田は森友・加計疑惑については言いがかりと強弁する男ですからね。
 島田が江崎氏を罵倒するのは明らかに「彼が菅官房長官のような安倍の側近でもなければ」、「島田好みの極右でもなく」、かつ「今回が初入閣であり、大物議員というわけでもない」という理由が大きいでしょう。全くご都合主義です。

 野田聖子には理念も能力もない。朝日は獅子身中の虫として期待しているようだが、何か問題を起こせば即座に切るべきだ。
野田聖子*23に入閣打診 挙党態勢へ距離ある勢力起用:朝日新聞
http://digital.asahi.com/articles/ASK8236QMK82UTFK003.html

 朝日の記事には何処にも野田入閣に期待なんて書いてないのに意味不明なことをほざく島田です。

 小泉内閣も目玉閣僚だった田中真紀子*24外相の言動と解任で大きく支持率を落とした。しかし、小泉氏が本領を発揮したのはその後で、人事も改造のたびに良くなった。安倍政権も同じ道を歩むものと期待している。

 吹き出しました。小泉氏の場合、安倍と違い金銭疑惑が噴出したりはしませんでした(鈴木宗男疑惑は小泉氏本人の疑惑ではありません)。
 今回の安倍の場合、問題は稲田よりむしろ安倍本人(森友・加計疑惑)でしょうに。
 また小泉氏の田中外相更迭は政権発足1年目であり、彼の看板公約「道路公団郵政民営化」も未だ道半ばでそれに対する期待もあった。安倍の場合、アベノミクスがろくに成果を出さないまま政権が4年続いての疑惑発覚、支持率低下です。巻き返しができるとは到底考えがたい。
 ちなみに、小泉氏の訪朝は田中外相更迭後であり、もちろん「支持率回復狙い」もありましたが、それでも成果が出ただけ、成果皆無の安倍よりマシでしょう。
 なお、島田の言う「改造のたびによくなった*25」の意味は不明です。具体的根拠を書いてないことを考えると適当なことを放言してるだけかも知れません。

「(稲田氏*26から)監督責任を取りたいとの強い申し出があった」(首相)。子供(自衛隊)の不始末を親(防衛相)が謝るかのような表現は問題。大臣が自ら招いた混乱の責任を取る、が正しい反省のあり方だろう。
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/170728/mca1707281119014-n1.htm

 安倍と違い稲田を完全に切って捨てている島田です。

前原*27が保守と見なされたいなら、人目も憚らず同志関係を誇示する辻元清美*28との関係を整理することだ。

 前原が辻元氏と「同志関係を誇示したこと」なんてないと思いますが。
 鳩山内閣で前原国交相、辻元国交副大臣だったこと「だけ」を理由に島田が妄想してるだけでしょう。
 つうか「前原は左翼(この場合、辻元氏)とのつながりなんて恥ずかしくないのか」つうのなら

・村山内閣での平沼赳夫*29運輸相

とかどうなるのか。平沼を「村山内閣入りして恥ずかしくないのか」と何故罵倒しないのか。

かつてチベット議連の会長も務めた革マル派の顧問弁護士。360度迎合男の汚名返上が課題。まあ無理だろう。

 島田の枝野幸男*30票です。
 元チベット議連会長は事実です。「360度迎合男の汚名」なんてのは島田が勝手に言ってることにすぎませんが、まあ、個人の価値観として大目に見てもいい。
 問題は「革マル派の顧問弁護士」という点です。これは明らかなデマではないのか。
 ウィキペ「枝野幸男」を見てもそんな事は何処にも書いてありません。そもそも「日本新党出身」の保守政治家・枝野氏に革マル派とのつながりがあるとも思えない。
 革マル派とのつながりがある人物が保守政治家である「野田*31首相」「岡田*32代表」に「経産相や幹事長」として重用されるとも思えない。
 おそらくは
1)枝野氏がJR東日本労組から献金を受けたことがある
2)JR東日本労組はJR東日本労組委員長を務めた松崎明氏を通じて革マルと一時つながりがあったという説がある
という二つの事実から「枝野は革マルの顧問弁護士」というデマを島田は妄想したのでしょう。
 「島田の主観」では事実なのかもしれませんが、これは明らかなデマでしょう。おそらく枝野氏に正面から「何が根拠か」と追及されたら島田は「枝野はJR東日本労組から献金を受けたことがある」という「だからそれが事実として別に革マルの顧問弁護士と違うやん。お前嘘ついたって事やろ」という他はないお粗末な物言いしかできないでしょう。
 枝野氏について「革マルの公式文書に顧問弁護士として名前が出てた」「革マルの弁護を何度もやっている」などのまともな根拠は恐らく何一つ出せない。
 大学教授の肩書きを持つモノがデマを垂れ流すというのだから呆れたバカです。枝野氏も「実害がない限り」島田なんか相手にしないでしょうが
1)島田を名誉毀損で枝野氏が訴える
2)その結果、福井県立大など島田の所属組織が島田を懲戒処分
となっても文句の言えない島田の愚行です。
 まあ福井県立大はともかく、「民進党と枝野氏を不当に敵視する右翼集団」救う会、国基研はこのデマで島田を処分することはしないのでしょうが。

5、6年前、呼ばれて学園の研修で講演したことがある。頑張って欲しい。
@津田学園、初の夏切符 昨夏は決勝敗退、雪辱果たす - 朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/koshien/articles/ASK7V3G6DK7VUTQP00P.html

 職員研修の講師に島田とか正気じゃないですね。
 でググったところ予想通り
■「つくる会教科書」を採用した津田学園・寺本豊校長が激白『なぜ、あえて選んだか』(週刊ポスト2001年7/6号)
http://www.asyura2.com/sora/bd13/msg/706.html
だそうです。なお、ポスト(小学館)の記事が寺本氏への批判ではなく好意を表明してるつうのが正気じゃないですね。さすがSAPIOの版元というか。
 「週刊ポストSAPIOとマンガ部門は違う」とはいえ、小学館は一方ではドラえもんなど日本アニメを中国、韓国に売り込んでるというのに。「国内ではウヨ商売し、国外ではそんな事とは関係なく中韓相手にアニメ商売」とはまあ小学館もいい度胸です。

詰まらない問題をどこまで引きずるつもりか。北朝鮮、中国の動きが見えないのか。

 もちろん「つまらない問題」とは「稲田の南スーダンPKO日報隠蔽疑惑」「森友・加計疑惑」といった自民の不祥事です。
 むしろ「蓮舫二重国籍」のほうがよほど「つまらない問題」ですけどね。

この男は評論家か。突破力を見せようという気概のかけらもない。こんなスカ男がなぜ当選してくるのか。 @自民改憲案、年内は提出困難=支持率急落で自民・船田氏:時事
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071900864&g=pol

 船田からすれば「支持率が低いから出せないんだし、支持率が低い理由は森友・加計だろうが。俺のせいじゃない」「支持率が高くなれば出すよ(高くなるか知らないけど)」といいたいでしょう。

・次の防衛相が重要事に専念できるよう、早く白黒を付けたい。報道が事実でないなら、稲田氏はもっと怒りを見せねばならない。
中日新聞『日報非公表、防衛次官の意向 稲田氏も了承、統率力欠如』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017071901001509.html
・残念ながら力不足。潔く身を引くしかないだろう

 先ず第一に島田は稲田の防衛相続投を主張する気はもはやないようです。
 第二に島田の主張なら「前川告発が事実でないなら安倍首相ら関係者はもっと怒りを見せるべきだ」「何故最初の前川参考人招致に総理は万難排して出席しなかったのか」になりかねませんがまあそう言ったら島田は激怒するでしょうね。
 それはともかく、中日新聞の「統率力欠如」は指摘としておかしいでしょうね。
 確かに稲田に「日報非公表」を提案したのは官僚の側ですが稲田も主体的に「公表しない方がいい」と判断したに違いないからです。これが官僚が稲田を無視して非公表にしたというなら「統率力欠如」といえるでしょうが。


蓮池透氏ほかのツィート

蓮池透リツイート
飯田哲也*33
 一体いつから、稲田朋美大臣のように、明らかな虚偽答弁をした上にそれをコロコロ変えても、自分が嘘じゃないと言い張れば通るようになったんだ?。安倍首相のように質問されても不名誉だと逆ギレすれば答えずに誤魔化せるようになったんだ?

蓮池透
(ボーガス注:安倍総理が)「おわび」するくらいなら、ちゃんとやるべきこと。「もり、かけ*34」(ボーガス注:のまともな検証)

 蓮池透氏の心が完全に安倍から離れてることが改めて理解できます。
 しかし安倍に未だにへいこらする家族会連中に「もりかけ問題(森友・加計疑惑問題)についてどう思うか?」と聞いたら何と答えるのか?。「本心かどうかはともかく」安倍や巣くう会に媚びて、未だに「籠池と前川はウソをついてるに違いない」「仮に国有地売却に不正があっても財務省が勝手にやったことだ」とか抜かすのか。


■朝鮮新報『「過去は変えられる」』/岡真理*35京都大学大学院教授
http://chosonsinbo.com/jp/2017/07/0711ib/
 もちろん「過去は変えられません」。
 「南京事件慰安婦731部隊(日本の犯罪)」「ホロコースト(ドイツの犯罪)」「文革(中国の犯罪)」「スターリン粛清(旧ソ連の犯罪)」「金大中拉致事件、崔順実疑惑(韓国の犯罪)」「アパルトヘイト(南アの犯罪)」などはなかったことにはできない。なかったことにしようとしたらそれは歴史修正主義という犯罪的愚行です。
 リンク先を読めば分かるし、読まなくても勘の鋭い人は分かるでしょうが、変えられるのは「過去それ自体」ではなく「不幸な過去が産み出した負の遺産(たとえば日本と中韓との歴史問題での対立関係、南アでのアパルトヘイトによる黒人と白人の対立関係)」です。
 日本について言えばたとえば「我々日本人が中国、韓国侵略という過去の負の歴史を深く反省すること」によって「不幸な過去が産み出した中韓との対立関係」は友好関係に変えられるはずだ、変えなくてはいけない、そう言う話です。


■国基研『劉氏死去で日米議員に対応の差』(島田洋一
http://jinf.jp/weekly/archives/20999
 「日米政府」と書かない辺りが「安倍信者らしくて」面白い。野党はともかく少なくとも与党(自公)議員が「この件で厳しい中国批判をしたりしない」のは「安倍政権がそうしないから」です。

 劉暁波氏の危篤が報じられた12日、与党の女性国会議員団9人(団長=野田聖子*36衆院議員)が中国側の招きで訪中した。女性の中国副首相の「女性政治家は、同じことをするにも男性より多くの努力が必要だ」といった型通りの挨拶に、「議員団全員が深くうなずいていた」などと報じられた。報道された限りでは、議員団が劉氏の問題を取り上げた形跡はない。

という島田ですが与党訪中団なら安倍の名代でしょうが、内心はともかく表向きは島田

*1:秋田市長を経て秋田県知事

*2:著書『業界用語のウソ知識』(1998年、小学館文庫)、『オカルトでっかち』(1999年、朝日文庫)、『なぜ宇宙人は地球に来ない?:笑う超常現象入門』(2011年、PHP新書)、『ネタになる「統計データ」』(2011年、講談社プラスアルファ文庫)など

*3:これが「圧力のみは無駄」なら時事記事と印象はあまり変わらなくなりますが。

*4:著書『政党政治労働組合運動』(1998年、御茶の水書房)、『戦後政治の実像』(2003年、小学館)、『この目で見てきた世界のレイバー・アーカイヴス』(2005年、法律文化社)、『「戦後革新勢力」の源流:占領前期政治・社会運動史論(1945〜1948)』(編著、2007年、大月書店) 、『労働政策』(2008年、日本経済評論社)、『労働再規制』(2008年、ちくま新書)、『「戦後革新勢力」の奔流:占領後期政治・社会運動史論(1948〜1950)』(編著、2011年、大月書店)、『対決 安倍政権:暴走阻止のために』(2015年、学習の友社)、『活路は共闘にあり:社会運動の力と「勝利の方程式」』(2017年、学習の友社)など

*5:もちろん自衛官のこと

*6:ハウス食品「ハウス・シャンメン(しょうゆ味)」のCM。当時のフェミの方から「何で女性(君)が作って男性(僕)が食べるのが当然なんだ!。女性差別ではないのか!」「インスタントラーメンぐらい食べたい人間が作ればいい!」などと批判され放送が中止された。

*7:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二次、第三次安倍内閣副総理・財務相

*8:著書『官僚のレトリック:霞が関改革はなぜ迷走するのか―』(2010年、新潮社)、『 「規制」を変えれば電気も足りる:日本をダメにする役所の「バカなルール」総覧』(2011年、小学館101新書)、『日本人を縛りつける役人の掟:「岩盤規制」を打ち破れ!』(2014年、小学館)、『国家と官僚:こうして、国民は「無視」される』(2015年、祥伝社新書)など

*9:ウィキペディア「原英史」によれば、政策工房代表取締役会長は高橋洋一です。高橋も原同様、加計疑惑で安倍を擁護しており、彼らの安倍擁護は「彼らが役員を務める会社・政策工房が加計同様の便宜を安倍から受けたからではないか」と疑念を持つのは俺だけではないでしょう(受けたと断言はしませんが)。

*10:オバマ政権で財務次官、CIA副長官など歴任

*11:まあ乗ったところで実現できるか疑問ですが。金正恩だって無為無策ではないわけです。

*12:著書『北朝鮮で何が起きているのか:金正恩体制の実相』(2013年、ちくま新書)など

*13:著書『朝鮮戦争:米国の介入過程』(1986年、中央公論社)、『朝鮮半島の秩序再編』(編著、2013年、慶應義塾大学出版会)など

*14:著書『朝鮮民主主義人民共和国中華人民共和国:「唇歯の関係」の構造と変容』(2008年、世織書房)、『北朝鮮:変貌を続ける独裁国家』(2013年、中公新書)、『北朝鮮は何を考えているのか:金体制の論理を読み解く』(2013年、NHK出版)など

*15:著書『アメリカ・北朝鮮抗争史』(2003年、文春新書)

*16:著書『日本が拉致問題を解決できない本当の理由』(2009年、草思社)、『なぜ北朝鮮は崩壊しなかったのか』(2011年、光人社NF文庫)、『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(2015年、展転社)など

*17:著書『日韓「歴史問題」の真実:「朝鮮人強制連行」「慰安婦問題」を捏造したのは誰か』(2005年、PHP研究所)、『朝日新聞「日本人への大罪」:「慰安婦捏造報道」徹底追及』(2014年、悟空出版)など

*18:まあまともな政治塾でも「政治家の才能があると思ってないので」応募する気は勿論ないですが。

*19:ロシアによる北朝鮮への経済支援のこと。

*20:ロシアとの経済交流のこと。

*21:「安倍ロシア外交の是非」はともかく致命傷にはならないでしょう。対ロシア外交を日本人多数派がそれほど重要視してるとも思えません。

*22:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(福田、第二次安倍総裁時代)を経て幹事長(福田、第二次安倍総裁時代)

*23:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣食品安全等担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を歴任

*24:村山内閣科学技術庁長官、小泉内閣外相、野田内閣文科相を歴任

*25:そもそも安倍も既に何度か内閣改造しており、稲田防衛相は「第三次内閣での安倍にとってのウリ」だったのですが。

*26:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相を歴任

*27:鳩山、菅内閣国交相菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相など歴任

*28:社民党国対委員長鳩山内閣国交副大臣菅内閣首相補佐官(災害ボランティア担当)、民主党政調副会長、民進党役員室長など歴任

*29:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相など歴任

*30:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)など歴任

*31:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相

*32:鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行革担当相、民主党代表代行(海江田代表時代)を経て民主党代表

*33:著書『エネルギー進化論』(2011年、ちくま新書)など

*34:森友・加計疑惑問題のこと

*35:著書『彼女の「正しい」名前とは何か:第三世界フェミニズムの思想』(2000年、青土社)、『棗椰子の木陰で:第三世界フェミニズムと文学の力』(2006年、青土社)、『アラブ、祈りとしての文学』(2008年、みすず書房)など

*36:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣食品安全等担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を歴任