「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2/22分:高世仁の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり)

■幸福度ランキングでブータンは?
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180404
【2019年3/30追記】
 この1年後(2019年3月)にも高世は幸せランキングで低迷するブータン - 高世仁の「諸悪莫作」日記という幸福度ランキングでブータンは?と大同小異のブータン擁護のへりくつ記事(国連のランキングが低くてもブータンは素晴らしい)を書いています。
 この幸せランキングで低迷するブータン - 高世仁の「諸悪莫作」日記については「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年3/27分:高世仁の巻)(追記あり) - bogus-simotukareのブログで批判しているのでお読み頂けると幸いです。内容的には「ブータン明らかに不幸じゃん、高世は詭弁はくな」つうこの記事と全く同内容の記事ですが。
【追記終わり】

 もちろんランキングも重要ですが「なぜ日本のランキングは低いのか」という原因分析が大事でしょう。原因がわかれば、適切な対応をとれば、ランキングをあげることも可能なわけです。

 さあ、肝心の提唱者であるブータンは・・・と探すと、あらら、97位!
 いったい、どうなってるんですか?

 そりゃブータンの「世界一幸福な国」なんてのはブータン政府の自画自賛に過ぎませんからねえ。
 中国や北朝鮮、ロシアと言った高世が嫌いな国がそうした自画自賛すれば悪口するであろう高世も、まあブータンには甘いもんです。高世が甘いのはブータンだけじゃなくて「日本人ジャーナリスト・長井健司氏を白昼堂々射殺したミャンマー」「タクシン政権をクーデターで転覆したタイ」なんかにも甘いですが。
 ブータンの「世界一幸福な国」なんてのがインチキであることはググれば
ブータンは本当に幸福な国か
http://mezaki.blogspot.jp/2010/07/blog-post_24.html
■『ブータン:「幸福な国」の不都合な真実』(根本かおる*1著 :河出書房新社
https://blog.goo.ne.jp/naohin_2006/e/fe98a04bcf7e34b0cee2947d004aafff
ブータンの不都合な事実
http://b-god.cocolog-nifty.com/b_gods_murmur/2012/10/post-60f5.html
ヒューマンライツウオッチ『「幸福の国」ブータン 隠された顔:民族差別』
http://hrw.asablo.jp/blog/2011/12/19/6246326
■「幸福の国」が抱える格差:国民の25%が1日60円以下で生活―ブータン(ucci-h)
http://kinbricksnow.com/archives/51759958.html
■「幸せの国ブータン」で初の政権交代。理想は大事だが、識字率50%という現実は重い
http://news.kyokasho.biz/archives/14865
など「その種の批判記事がヒットする」のですぐわかります。高世だってこの程度のことを知らないわけじゃないだろうにすっとぼけるのだから、いつもながら高世もでたらめな男です。
 ウィキペ「ブータン」によれば

ブータン(ウィキペ参照)
・1907年のワンチュク朝成立以降、国王を中心とする絶対君主制だったが、近年の国王主導の政治改革により2008年に憲法が公布され、民選首相が選出されるなど立憲君主制に移行した。
・2011年にアジア開発銀行が公表した資料によると、1日2ドル未満で暮らす貧困層は17万人と推定されており、国民のおよそ25%を占めている。国際連合による基準に基づき、後発開発途上国(最貧国)に分類されている。

だそうです。
 「識字率50%」だの「国民の25%が1日2ドル未満で生活」だの「民族差別」だの、どう見ても幸せなわけがないでしょう。高世が非難する北朝鮮の方がむしろブータンよりましじゃないのか。
 しかし、「わざわざググったり、専門書を読んだり」しなくても、そもそも「つい最近まで完全な国王独裁だった」「発展途上国で経済的に貧乏」なブータンが「民主主義や経済の観点」、たとえば「平均寿命」「識字率」などで「幸福と判断できるかどうか」など、少し考えればわかる話です。
 大体「世界一幸福な国」をブータンが主張する根拠って「国民世論調査」ですからねえ。「主観的な幸せ」がどうでもいいとはいいませんが、「主観的幸せ」は「客観的幸せ」を必ずしも意味しませんし、「ブータン自画自賛したがってること」を考えれば「誘導尋問の疑いすら」ありうるでしょう。
 もちろん国連の幸福度ランキングにおいては「平均寿命」「識字率」のような客観的データが使われますからブータンのような「主観だけで世界一幸福な国を自称」なんてインチキ国家は「お呼びじゃありません」。

 国連は14日、世界幸福度リポート(World Happiness Report)2018年度版を発表した。156カ国の中から1位に選ばれたのは、昨年5位のフィンランド。昨年1位のノルウェーは2位にランクインし、上位4位はすべて北欧諸国が占めた。

 経済、福祉、民主主義の観点から見るとそうなるんでしょう。
 なお、http://yorozu-do.com/happiness-ranking/によれば

1位:フィンランド
2位:ノルウェー
3位:デンマーク
4位:アイスランド

て、そうかデンマークアイスランドて北欧なんですねえ。「北欧というとフィンランドノルウェースウェーデン」しか思いつかないので、気づきませんでした。俺なんかは3位、4位はスウェーデンかと思っていたんですが、スウェーデンは9位だそうです。

 ちなみに、オリジナルの資料をあたると、27位にはいった台湾が"Taiwan Province of China"(中国・台湾省)と記されており、「国家」として認めていない。
(中略)
 台湾の扱いは気になるが、これはおいといて

 そりゃそうでしょう。国連資料が台湾を国扱いできるわけがないでしょう。
 ちなみにG7諸国はカナダ7位、ドイツ15位、米国18位、英国19位、フランス23位、イタリア47位で「高世も記事内で触れていますが」日本54位です。
 10位まではちなみに5位スイス、6位オランダ、「既に指摘しましたが7位カナダ」、8位ニュージーランド、「既に指摘しましたが9位スウェーデン」、10位オーストラリアだそうです。
 アジアの国では日本より高い順位として「高世の27位という指摘とは微妙にずれていますが」台湾26位、カタール32位、サウジアラビア33位、シンガポール34位、マレーシア35位、バーレーン43位、クウェート45位、タイ46位だそうです。
 軍事独裁発展途上国タイが日本より上ねえ?。なんか釈然としない気が。まあ順位が日本より高くても北欧やG7諸国といった先進国ならともかく、サウジだのタイだの発展途上国で暮らしたいとは俺個人は思いませんね。
 日本の近隣諸国では韓国57位、ロシア60位、香港76位、中国86位だそうです(香港が中国と別扱いですから一部は国ではなく地域になっていますね)。
 アフガニスタン145位、シリア150位ってのはまあ、そりゃそうでしょう。あれだけ内戦が深刻で順位が高いわけもないでしょう。
 ちなみにランキングは156位しかなく、国連加盟国はウィキペディアによれば193カ国あります。つまりランキングされてない国がある。多分信用に値するデータが得られなかったんでしょう。ちなみに北朝鮮はランキングされていません。


天皇の沖縄への思い
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180331
 まあ天皇の主観はともかく、当の安倍は、基地問題などで沖縄に対し冷酷ですからねえ。
 「天皇陛下が訪問してるのだから政府は沖縄に冷たくない」つう言い訳に政治利用されるだけじゃないか。とはいえ彼の「先代(昭和天皇)が沖縄に対してやらかしたこと」を少しでもわびたい、つう気持ちはわからないでもありません。どっちにしろ彼に政治権限は当然ながらなく、その発言には大した力はありません(まあ大した力があっても民主主義の観点では困りますが)。
 天皇、皇后発言は、高世が礼賛するほど過大評価できるような発言ではありません。

 皇太子の時に初めて訪れた1975年7月、ひめゆりの塔慰霊のさい、過激派から火炎瓶を投げつけられる事件があった。その夜、発表された談話。
 「払われた多くの尊い犠牲は、一時(いっとき)の行為や言葉によってあがなえるものではなく、人々が長い年月をかけてこれを記憶し、一人ひとり深い内省のうちにあって、この地に心を寄せ続けていくことをおいて考えられません」。

 「一回わびれば済むもんじゃない」つう話です。「日韓合意で解決した」と放言する安倍との違いに「世襲の君主の方が民主的に選ばれたはずの首相より人間的にまともとは」とげんなりします。

 先の戦争が歴史上の出来事として考えられるようになっている今日,沖縄の人々が経験した辛苦を国民全体で分かち合うことが非常に重要なことと思います。

 もちろんこの天皇の言葉は「沖縄の悲劇(沖縄戦)を日本人は忘れてはならない」ということであり「沖縄の人々が経験した辛苦を国民全体で分かち合うこと」とは「沖縄戦の記憶を共有すること」でしょう。
 高世あたりは「辛苦を国民全体で分かち合うこと=米軍基地の本土移設」とか言いそうですがそういう話ではありません。
 なお、天皇の発言について「やや揚げ足取り」になりますが、沖縄が酷い戦争被害を経験したのは事実ですが、本土に被害がなかったわけでもない。東京大空襲や広島・長崎の原爆などという悲劇もあったわけです。

3)2004年*2天皇・皇后は、「国立劇場おきなわ」の杮(こけら)落とし公演を参観している。他に国立劇場があるのは、東京と大阪*3だけ。沖縄に国立劇場をつくるというのは天皇、皇后の強い希望だったという。

 高世もとんでもないことを平然と言ってますね。仮に沖縄の国立劇場天皇・皇后の意向でできたのなら、それこそ「憲法違反の皇室による不当な政治介入」であって評価できることではありません。
 まあ実際には天皇・皇后の意向などあまり関係ないでしょうが。仮に天皇夫妻が「沖縄に国立劇場ができればいい」と思っていたとしても、それが劇場建設の主理由ではなく「基地被害について沖縄を黙らせるためのあめ玉の一つ」として国立劇場ができただけでしょう。また天皇夫妻にしても「直接意見を聞かれれば」、『沖縄に国立劇場があってもいいと思います』くらい言うかもしれませんが、まさか「政治発言に全く躊躇しない先代じゃあるまい」し、積極的に「沖縄につくってほしい」と自分から首相には働きかけるなど動いたりはしないでしょう。
 なお、沖縄には「沖縄科学技術大学院大学」という大学もありますね。この大学も「基地被害について沖縄を黙らせるためのあめ玉の一つ」のわけです。

参考

沖縄科学技術大学院大学(ウィキペ参照)
 沖縄科学技術大学院大学の設置に向けた歩みは、2001年に尾身幸次*4小泉内閣内閣府特命担当相(沖縄・北方対策、科学技術政策担当)(当時、2013年から同大学理事を務め、2018年名誉博士)が沖縄に国際的な大学院大学を設置する構想を提唱したことに端を発する。
 2005年3月、大学院大学構想の推進主体を設立する独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構法が成立し、同年9月*5に同機構が発足した。機構の理事長にはノーベル生理学・医学賞受賞者(2002年)のシドニー・ブレナー*6が就任した。2009年7月*7には、沖縄科学技術大学院大学学園法が可決成立。2011年10月の文部科学大臣認可を経て、11月1日付*8で学校法人沖縄科学技術大学院大学学園が成立した。

 

■ミサイルと共に現役木炭車
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180330
 文革で経済ズタボロ状態でも、毛沢東は核開発はしてましたから、別に「ミサイルと共に現役木炭車(北朝鮮)」は不思議なことでもない。
 つうか木炭車てそんなに馬鹿にしたもんなんですかねえ?。ウィキペディア「木炭自動車」によれば

 日本でも燃料用の原油が不足した第二次世界大戦前後の1930年代末期から1940年代後期にかけ、民間の燃料消費を抑え、軍用の燃料を確保するため使用された

ことがあるそうです。

 (ボーガス注:英国で発生した元ロシアスパイ暗殺未遂事件で)英国に続いてEUや米国など20カ国が、(ボーガス注:ロシア公安部門犯行説の立場から報復措置、制裁措置として)ロシア大使館員を大量追放。まるで戦争直前の雰囲気になってきた。

 まさか高世だって米国、英国とロシアで戦争するとは思ってないでしょうからこういう書き方はいかがなものか。

 特定失踪者問題調査会の荒木和博さんは、南北関係の改善→米朝関係の改善→中朝関係の悪化→米国の転換→中国詣でという今の動きが、18年前と同じパターンだという。

 やれやれですね。荒木なんか信頼に足る人間じゃないでしょう。高世も相変わらず非常識ですね。

 私はボルトンを取材したことがあるが、イランや北朝鮮への先制攻撃を主張するアブナイ人である。

 でそんなボルトンを評価する文章『ボルトン安保補佐官を歓迎する』島田洋一救う会副会長、福井県立大学教授)が救う会サイト(http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6371.html)に堂々と掲載されてることは高世的にはどう評価されるのか?

 どんなに口あたりの良い約束・合意をしたとしても核武力を手放すことはないと思っている。

 いやいや米国が北朝鮮を軍事攻撃しないと確信すればいつでも核は放棄するでしょう。
 しかし米国には「アフガン・タリバン政権」「イラクフセイン政権」を軍事侵攻で転覆した前科がある。従って「そうそう簡単には北朝鮮も核放棄はしない」でしょう。ただし「放棄することは十分あり得る」。まあ放棄させるには最低限「朝鮮戦争の正式終戦米朝国交樹立」が必要でしょうね。
 まあ俺個人は「北朝鮮が核使用できると思ってない」ので正直、高世ほどには核廃棄にこだわりはありませんが。つうか高世とか救う会とか「核廃棄」を口実に北朝鮮たたきしてるだけでしょう。


■ちきゅう座『渡部富哉講演会の紹介』
http://chikyuza.net/archives/82162
■「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(6/21分:高世仁の巻、ほか)(追記・訂正あり)
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20160621/5064208022
で以前、高世の記事『『父・伊藤律〜ある家族の「戦後」』出版さる』(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160718)を紹介しましたが、そこで名前が出てきた渡部富哉氏*9が講演会をやるつう記事が「ちきゅう座」に載っていました。最近は「阿部治平(その主張にほとんど賛同できない)」や「澤藤統一郎氏(その主張にかなり賛同できる)」への興味から時々リベラル21やちきゅう座を読むことにしてます。
 詳しく説明はしませんが、というか、ちきゅう座記事だけではよくわからないところもあるのですが

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160718
 伊藤律の「スパイ」説には二つあって、一つは戦前、特高の「スパイ」で、北林トモの名前を明かしたことでゾルゲ事件摘発の端緒を作ったこと、もう一つは、戦後、GHQのスパイだとされたことだ。

にたいし、「北林の名前を明かしたのは伊藤ではない」という主張を発展させて「明かしたのは松本三益(沖縄県出身の日本共産党幹部、故人)だ」と批判する講演会のようです(なお、高世記事で名前が出てきた「伊藤律の息子さん」や加藤哲郎*10がこうした渡部説について知っているのか、知っているとしてどういう評価なのかは解りません)。
 まあ、共産支持者の俺にとっては「ある意味面白そう*11だが」、一方で「もちろんある意味不愉快そうな」講演会ですね。
 まあ正直、不愉快だと思います。たぶん共産党に対し悪口するんでしょうし。つうことで俺個人は聞きには行かないと思います。
 この渡部講演会記事については『伊藤律について、ちょっと勉強してみようかなと考える』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/b12d01f7e4cbc1a409622efd1411d36c)をお書きになったid:Bill_McCrearyさんにも一応紹介しておこうかなと思います。
 そのうち『松本三益について、ちょっと勉強してみようかなと考える』という記事を書いてくれるかもしれない、というのはもちろん「半分以上冗談」です(残り半分以下は割とマジですが)。まあ、ちょっと松本三益氏について勉強するのは難しいでしょうからねえ。

「そんなこと*12をうっかり沖縄で言ったら五体満足で内地に帰れないよ」と言われた

 自分の行為を武勇伝として自慢したいという「渡部氏の誇張もある」かもしれませんが、まあ確かにそうかもしれません。松本氏と言えば「徳田球一*13、瀬長亀次郎*14ほどのビッグネームではない」とはいえ、沖縄出身の共産党幹部の一人です。既に故人とはいえ、今もそれなりに人気もあるでしょうしねえ。
 「ゾルゲ事件摘発のきっかけは伊藤ではなく松本だから、松本を除名しろ」なんて言ったらねえ。
 ちなみに話が脱線しますが鹿児島で「西郷隆盛*15なんて朝鮮侵略征韓論)を計画した朝鮮差別者で、最終的には内乱を起こした犯罪者じゃん。大久保利通*16の方がずっとまともだよ」なんて言ったら「そんなことをうっかり鹿児島で言ったら五体満足では帰れないよ」なんでしょうか。
 あるいは安倍王国・山口県では未だに「加計森友批判」ですら「そんなことをうっかり安倍王国・山口で言ったら五体満足では帰れないよ」なんでしょうか。
 「伊藤博文*17の出身地」山口県で「安重根は偉大な愛国活動家だと思う」といったらどうなるのかも興味深いところです(怖いのでやりませんが)。

 松本三益は日本共産党の顧問です*18から、この筆者の調査報告は日本共産党の然るべきところに(6部)事前に送って、共産党内の自浄努力を期待したいと思っている。

 「しかるべきところ」てどこでしょう?。「自浄努力」つうのは見当がつきますが。ただまずやるべきことは「共産党は松本を除名しろ」じゃなく「伊藤に対する評価を改めろ」でしょうねえ。
 そもそも「伊藤のせいでゾルゲ事件ガー」つう除名時の発表*19は公式に訂正されてませんし。
 ただ、まあ、「仮に渡部説が正しいと仮定*20したとしても」、いろいろとしがらみがあるでしょうから、松本氏について、なかなか渡部氏が期待するような話にはならないでしょう(つうかご本人も本当はそんなに期待してないでしょうが。「俺を無視する共産党は自浄能力がない」とか悪口したいだけの話でしょう)。で話がいつものように脱線しますが、幹部とはいえ「故人の松本氏」「共産党幹部とはいえ宮本氏*21、不破氏*22ほどのビッグネームではない松本氏」ですらそうです。
 ましてや「金正恩は拉致は金正日の犯行だと認めよ(巣くう会、家族会)」なんてできるわけがないでしょう。そこはまあ現実的に行くしかないわけです。「まあ拉致被害者を帰してくれるのなら細かいことどうでもええやないか」つう話です。

 これ*23は当然マスコミには流れるし、週刊誌*24も採り上げるでしょう*25

 阿部治平(ちきゅう座やリベラル21の常連寄稿者)とかI濱女史とかの「ダライラマへの過剰な思い入れ」並のとんちんかんさですね。なんで「この種の人たち」ってこんなにとんちんかんなのか。
 自分を客観的に見れないにもほどがあります。
 イヤー、野坂参三*26健在時に週刊文春が「ソ連崩壊を機に外部流出したソ連極秘資料」をネタに「野坂氏スパイ説」をかました(その結果、最終的には野坂氏が除名される)のは訳が違うでしょう。
 まず第一に松本氏は既に故人です。第二に松本氏は小物とはいわないまでも、野坂氏ほどにはビッグネームではない。野坂参三徳田球一や瀬長亀次郎だとウィキペディアに項目があるんですが、松本氏は残念ながらありません(ウィキペ『沖縄人連盟』にメンバーの一人として松本氏の名前が出てきますが彼個人の項目はありません)。
 ちなみに沖縄人連盟についてはウィキペディアの記載を紹介しておきます。

■沖縄人連盟(ウィキペディア参照)
 1945年(昭和20年)12月9日、伊波普猷*27大濱信泉*28、比屋根安定*29比嘉春潮*30らが発起人となって結成され、翌年1946年(昭和21年)2月24日には結成大会が開かれ、会長に伊波普猷が選出された。その後連盟は、事業として、沖縄県出身者の生活援護、沖縄県への救援物資送付、帰郷を希望する沖縄県出身者の援護などを行った。
 しかし利権争いが元で内部対立が起き、初代会長伊波普猷が辞任した。また帰郷活動の進展などもあって、次第に停滞を余儀なくされていく。1949年(昭和24年)に「沖縄連盟」に改称、1951年(昭和26年)8月24日解散した。

 コトバンクに松本氏の記載がありますが

■松本三益(コトバンク
 明治37年2月20日生まれ。阪神電鉄につとめ、大正11年ナショナルセンター・総同盟(日本労働組合総同盟)に入る。大正14年、全日本無産青年同盟大阪府委員長。昭和6年共産党に入党し,農民運動を展開。戦後は党再建につとめ、昭和22年党中央委員。昭和25年マッカーサー指令で公職追放された。昭和33年、党市民部長。沖縄県出身。

つうことで、これもそんなに詳しくない。
 あとは

http://ryubun21.net/index.php?itemid=9485
■松本三益(1904年(明治37年)2月20日〜1998年7月19日)
1998年7月20日『しんぶん赤旗』画像(松本氏死去時の追悼記事)

つうのがヒットしました。他はちょっと俺が探した限りでは見つかりません。
 赤旗の画像を見ると松本氏の略歴がある程度解ります。

【俺の要約】
・1904年、沖縄県那覇市生まれ
・1925年、全日本無産青年同盟大阪府委員長。
・1933年入党
・1945年再入党、1947年、党農民部長、1956年から党選挙・自治体部長、市民部長。
・1961年から党中央委員、市民・中小企業部長など。
・1977年から党顧問
・1995年、50年党員(再入党からカウント?)

だそうです。沖縄出身とはいえ

・1925年、全日本無産青年同盟大阪府委員長。
・戦後、衆院選で栃木一区、東京二区から立候補したことあり
・死去したのは埼玉県三郷市の病院

ですから、主たる政治活動のホームグランドは沖縄ではなかったようです。
 まあ何というか松本氏は「以前、小生が別記事で取り上げた沖縄県最後の知事・島田叡や島田の部下である警察部長・荒井退造」みたいなもんです。島田や荒井だって最近は「TBSドラマ『報道ドラマ 生きろ:戦場に残した伝言』(2013年、http://www.tbs.co.jp/program/ikiro2013.html)のおかげ」で大分全国的知名度も上がってきましたが、それでも「沖縄以外では」そんなには知られてないでしょう(なお、松本氏はウィキペディアに現時点では項目がありませんが島田や荒井は項目があります)。
 「松本氏の出身地」である、沖縄の党員、支持者はどうかは知りませんが、党員、支持者ですら松本氏を今知ってる人がどれだけいるか(特に若手の党員や支持者は)。ましてや、非党員(元読売新聞大阪本社社会部長・黒田清氏のような党外の支持者でアレ、産経や日本会議のような反共反党分子でアレ)となったらなおさらです。
 松本氏を知ってると言ったらそれだけで「共産党にお詳しいんですね!」でしょう。
 産経のような極右メディアでも「渡部氏の松本非難ネタ」で共産攻撃しようとは思わないでしょう。
 第三に申し訳ないですが渡部氏ご本人がそんなに有名でない。これがまあ、大物ジャーナリストだとまた話が別なんですけど。第四に「ソ連極秘資料」のような「ある意味すごいもの」「まず信用性に間違いないもの」ではなく、渡部主張は「俺の調査分析によると」という代物に過ぎません。
 つまりは「公開資料の新しい分析」にすぎないわけです。
 しかし松本氏はともかくとして沖縄ってのはある意味すごいですね。
 「徳田球一、瀬長亀次郎」という日本共産党史どころか、日本政治史に名を残したと言っていい、ビッグネームを生み出した。また大田昌秀*31琉球大学名誉教授、元沖縄県知事)という沖縄研究の大家も沖縄出身ですしねえ。
 もちろん徳田球一、瀬長亀次郎、大田昌秀の生き様には「沖縄戦で捨て石にされたこと」「米軍支配」への怒りがあるわけですが。


■ちきゅう座『こんどは悲劇のヒロイン!?―アウンサンスーチーの裏返しの美化を斥ける―』野上俊明
http://chikyuza.net/archives/82278
 ■トランプ、スーチー二人がスピーチ(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170920)で高世がスーチー批判していたように今やスーチーも「ロヒンギャ問題」で落ちた偶像になってしまったなあ感が否定できません。
東京新聞スー・チー氏の栄誉賞を剥奪 英オックスフォード市議会』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201710/CK2017100602000133.html
なんて記事もありますしね。欧米でもスーチーへの批判と失望が高まってるわけです。
 で、そうなってしまった理由としては「軍の力の強さ(スーチーは肩書き上は「国家顧問(外相兼務)」であり、事実上の大統領に過ぎません)」「ミャンマー民主勢力の弱さ(スーチーに依存する傾向が強い)」「ロヒンギャへの国民多数派の差別意識の強さ」などがあるわけですが、「たとえそういう問題があってもスーチーはもっと何かできたんじゃないか」「そもそもそんな泣き言を言うくらいなら最初から政治にコミットすべきじゃなかった」と批判する野上氏です。まあ一理ありますが、「スーチーに冷たすぎね?。」つう気はします。


■夜間中学を知っていますか
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180326

 今どき「夜間中学」といってもピンとこないかもしれない。

 その意味ではそうした夜間中学をテーマとした社会派映画「学校」(1993年)を作成し、興行的成果までおさめた山田洋次はやはり天才といえるでしょう。まあ、「男はつらいよ」や「幸福の黄色いハンカチ」などだけでも十分天才ですが。
 あの作品によって俺のような「夜間中学に無知な人間」にも「不登校児」「子どもの頃、貧乏で学校に通えなかった中高齢者」「外国人」といった多様な層にとって夜間中学が重要であることが広く伝えられたわけです。
 もちろん「娯楽映画である以上」、「面白くなければならず」、夜間中学を描くにおいてノンフィクション映画とは違う、それなりの限界はあるでしょう。しかし「俺のようなノンフィクションなどあまり見ない層」にも夜間中学を伝えることができたわけです。正直、俺もあの映画を見るまで夜間中学について知識も興味も全くなかったですから。

参考

■学校(ウィキペ参照)
 幅広い年代の生徒が集まる夜間中学校を舞台に、挫折や苦境から立ちあがる人々を描いた。焼肉店を経営する在日コリアンのオモニ(新屋英子)、中年になるまで文字が読めなかったイノさん(田中邦衛)などが登場する。
 下敷きになったのは、松崎運之助*32(みちのすけ)『青春 夜間中学界隈』(1985年、教育史料出版会)である。イノさん(猪田)のモデルは実在の井上という生徒であり、映画のエピソード(競馬の話、医学部生に夜間中学を紹介された話、急病で死去した話など)もほぼ実話である。
 この映画によって、夜間中学校は一挙に知名度が高まった。
 俳優の渥美清*33(八百屋の親父で黒井が住む家の大家役)は『男はつらいよ』以外での最後の出演映画となった。
■ストーリー 
 夜間中学校に勤める黒井(西田敏行*34)はある日校長(すまけい)に呼び出され「そろそろ異動を」と薦められていた。しかし黒井は「私は夜間に根を生やして『古狸』と呼ばれたいんです」とつっぱねる。黒井のクラスには働きながら夜間に通うカズ(萩原聖人)、中1で不登校になったえり子(中江有里)、不良のみどり(裕木奈江)、日本の社会になかなか馴染めない中国人の張(翁華栄)、焼肉屋を経営するオモニ(新屋英子)、脳性麻痺で言葉の不自由な修(神戸浩*35)、そして長年の肉体労働で身体を酷使した競馬好きのイノさん(田中邦衛)がいた。それぞれに違った環境でそれぞれの悩みを抱えつつ夜間に通う生徒たち。
 イノさんが体調不良で田舎に戻り、療養中(教室には不在)であるところから物語は始まる。

 超党派の「夜間中学等義務教育拡充議員連盟」(会長・馳浩*36自民党衆院議員)

 過大評価をする気は全くありませんが、馳は今の自民党においてはそれなりにまともなのかなという気はします。


■忖度を強いた安倍氏
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180321

 佐川氏の国会への喚問が決まったが、政府は、佐川氏が勝手に「忖度」したことにして問題をおしまいにしようとするだろう。ジャーナリストの武田徹*37は、安倍首相の同じような過去の所業を見ておくべしとして、内閣官房副長官だった安倍氏が、放送前のNHKのドキュメンタリー番組に政治的圧力をかけて放送内容を改ざんさせた「NHK番組改変問題」を挙げている。
(中略)
■リテラ『財務省にも同じ手法を? 安倍首相が17年前、NHKに「忖度による改ざん」をやらせたときの狡猾*38な手口』
http://lite-ra.com/2018/03/post-3870.html

 武田氏の文章を引用する形ですが、ついに高世は「加計森友(財務省文科省に圧力)のようなことを安倍は過去にもやってる、それがNHKに圧力を掛けたNHK番組改変問題だ!」といい出しました。「安倍を持ち上げ続けた」巣くう会、家族会としがらみのある高世としては「他人の文章の引用」つうかたちでしか「NHK番組改変問題」に触れられないんでしょう。
 とはいえあの高世ですら「他人の文章の引用」という形であっても「NHK番組改変問題」に触れたのは興味深いところです。
 そしてこのNHK番組改変問題の発覚は「安倍が小泉氏に官房長官として重用されポスト小泉の地位を確実にする前」であり、彼が小泉氏に重用された理由の一つは「家族会、巣くう会が安倍プッシュしたから」ですから、「加計森友を引き起こしたのは家族会、巣くう会にも責任がある」といっていいでしょう(もちろん彼らだけの責任ではないですが)。
 しかし「NHK番組改変問題」など過去発覚した安倍の問題については詭弁で擁護してた家族会、巣くう会連中も「特に家族会がそうですが」今回は安倍擁護を全然しませんね。
 まあ、そこには
1)安倍が自分たちのいいなりに必ずしも動いてくれない
2)さすがにこの件で安倍擁護したら世間の反感を買う
つう理解があるのでしょうね。
 まあ、巣くう会はともかく家族会にはいい加減「安倍を持ち上げたこと」について反省の弁でも述べてほしいですが無理でしょう。そもそも反省してるかどうかすら怪しい。安倍に批判的な考えに変わったとしても「安倍に騙された、俺たちは被害者だ」なんて思ってるかもしれない。
 家族会のせいで酷い目にあわされた蓮池透氏(家族会除名)、田中均氏(外務省早期退官)、あるいは安倍のせいで酷い目に遭わされた人間(例:NHK番組改編問題での、長井暁*39永田浩三*40)からすれば「家族会はふざけんな!」でしょう。
 せめて蓮池氏除名くらいは撤回してほしいですがそれすら家族会連中はできないでしょう。
 しかしこうしてみると田中氏の退官も「NHK番組改編」「加計森友」並の恫喝が安倍から外務省に入ったから、と考えるのが自然でしょうね。外務省あたりから内部告発でもでればいいですが、田中氏退官からかなり時間が経っても何の動きも出ないわけですから、まあ残念ながら無理でしょうか。
 そういう意味では安倍を持ち上げたことが安倍の無法を助長したという「間接的責任にすぎないNHK番組改編、加計森友」と違い田中氏退官には「巣くう会、家族会は極めて重い責任がある」。
 しかし巣くう会はもちろん家族会も田中氏にわびることはないでしょう。
 まあ家族会が愚かにも安倍を持ち上げた結果、拉致は風化し、今や「解決がほとんど不可能になった」のは自業自得です。俺は家族会の連中には全く同情しません。
 

■浅ましさ「佐川佐川」の安倍一座
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180319

 (ボーガス注:当初書き換えと表現していた)日本テレビ産経新聞が「改ざん」という用語を使い始めた。
 内閣支持率が軒並み激減している。
(中略)
 どれも不支持率が高い。NNN調査では、支持、不支持の差が20%を超えている。
 今の流れが大きくなるか、安倍首相側の数の力で抑える手法がそれを食い止めるか。ここ数日で趨勢が分かるだろう。

 潮目が変化しつつあるということですね。

 風評やデマをなくそうとする活動に対して、根本の原発事故を起こした東京電力と政府を免責することになる、という批判がある。しかし、これは科学的なリスク評価と原発事故の責任追及を一緒にしている。この二つはどちらも必要であり、切り分けるべきだ。

 高世には「北朝鮮問題」でも

朝鮮学校無償化問題は在日朝鮮人の民族教育の問題であり、拉致とは切り分けるべきだ」
「めぐみさんは生きているというご家族の感情論や、北朝鮮がにせ遺骨を出して来たことと、めぐみさんが生きているかという問題は別問題であり、切り分けるべきだ。めぐみさん生存の可能性は決して高くない」

などといってほしいもんですね(皮肉のつもり)。
 しかしhttp://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20180310/5640189199でも触れましたが3/20の大阪高裁判決が実に不安ですが、まあどんな判決でアレ、何かコメントしたいとは思います(追記:http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20180310/5640189199でコメントしました)。


■新田佳浩選手が金メダル獲得
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180318

 欧米先進国では企業から、ロシア・東欧では国家から大きな支援があるパラスポーツを日本で発展させ、世界の頂点で競えるようにするのは並大抵のことではない。

 今時「清いアマチュアリズム」なんてもんがスポーツの世界で実現できるとは思っていませんが、プロ化が明らかに金権腐敗を助長した五輪の二の舞をパラリンピックが踏まない恐れはないのかと思います。
 まあ何というか高世のようにそう手放しで企業支援や国家支援をたたえていいのかというか。


■潮目は変わったか
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180316

 ここにきて、潮目が変わったのでは、と感じる。
(中略)
 安倍政権にとってヤバイ材料が次々に出てきている。
1)毎日新聞が、森友学園への国有地売却問題で、業者がウソの「ごみ報告書」を書かされたと証言していることをスクープ。
《学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題で、約8億円の値引きにつながった地中ごみを試掘した業者が、ごみは実際より深くにあると見せかけた虚偽の報告書を作成した、と大阪地検特捜部の調べに証言していることがわかった。学園や財務省近畿財務局側から促された、という趣旨の説明もしているという。》

 財務省本省や政治家(つうか安倍*41)まで突っ込めるかどうかはともかくさすがに大阪地検も「近畿財務局にも背任などの法的問題は何もありませんでした」では済まないと思ってるのでしょう。

2)自殺した財務省近畿財務局の男性職員〈神戸市灘区、50歳代〉が、上からの指示で「書き換えをさせられた」との内容のメモを残していたとNHKが15日のニュース7で報じた。
(中略)
3)いま発売中の『週刊文春』は、加計学園問題でも公文書書き換え疑惑があると報じている。記事に出て来る情報からすると、かなり臭い。おそらく改竄の事実はあったと思われる。安倍首相の刎頸の友*42が主役のこっちの問題がはじければ、森友よりも深刻な話になるかも。
4)別件だが、きょう、「前川氏授業に文科省が異例の要請、内容報告と録音提出」というニュースも大きく扱われた。
(中略)
 いま、政局がどうころぶか、微妙なところに来ていると思う。あと一つ二つ、大きめのスクープかリークがあって内閣支持率を20%台まで落として総辞職、といった筋書きも可能性があるし、安倍首相側が大きなエラーをしてオウンゴールのような形で政権が潰れるという展開もありそうだ。(ボーガス注:石破*43元幹事長、石原*44元幹事長、岸田*45政調会長など)いつ自民党の中から火の手が上がるか、注目している。

 是非そうなってほしいもんです。しかしこの期に及んで安倍をかばう連中はおよそ正気じゃないですね。
 なおhttp://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20180317/5421309876で触れましたが下村元文科相や加藤厚労相、二階幹事長の名前が出てるジャパンライフ疑惑というのがあるようですね。この疑惑が大爆発してくれないもんか。二階、加藤あたり、特に「自民党幹事長&二階派ボス」二階氏あたりが大爆発なら万々歳ですが、下村でも安倍にとっては十分痛手でしょう。
 ああそれと「稲田*46南スーダンPKO日報問題」「甘利*47のUR疑惑」あたりも「改めての追及」なり「新事実の発覚」なり出てくるとうれしいところです。

【参考:ジャパンライフ疑惑について】
毎日新聞
衆院予算委:線香・スパコンジャパンライフ、野党追及
https://mainichi.jp/articles/20180131/k00/00m/010/148000c
ジャパンライフ、顧問に官僚OBら、報酬も 元社員「客は信用し出資」
https://mainichi.jp/articles/20180212/ddm/041/020/148000c
赤旗
マルチ商法被害拡大、官僚OB関与か 処分遅れ、ジャパンライフ問題 大門氏が追及
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-04-06/2017040615_01_1.html
■業務停止処分のジャパンライフ、今年4月 大門議員が国会で取り上げ、国に厳正な対応求める
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-11-22/2017112201_04_1.html
■「ジャパンライフ」商法、被害広げた消費者庁対応の遅れ、大門参院議員に聞く
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-12/2018021214_01_1.html
リテラ
■倒産した悪徳マルチ企業・ジャパンライフと安倍首相側近・現役閣僚の黒い関係! 行政処分妨害疑惑も
http://lite-ra.com/2017/12/post-3691.html
ジャパンライフの広告塔に“安倍のメシ友”田崎史郎*48NHK島田敏*49、各社政治部幹部がズラリ…新聞テレビは事実を隠蔽
http://lite-ra.com/2018/02/post-3811.html
日刊ゲンダイ
■加藤*50大臣に続き 二階*51幹事長もジャパンライフ宣伝チラシに
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/221987
■被害者続出「ジャパンライフ」 安倍首相も“広告塔”だった
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/222266
■日本消費経済新聞『ジャパンライフ元社員から宣伝用資料入手、首相桜を見る会、二階幹事長も広告塔』
http://web.nc-news.com/index.php?key=joeani92n-540


【参考:「刎頸の友」について】

■藺相如(ウィキペ参照)
■刎頸の交わり
 藺相如は大臣に任命されたが、歴戦の勇将廉頗は彼の異例の出世を妬み、誰彼構わず藺相如への不満を漏らし「ワシは趙の将となって以来、野戦攻城に大功がある。藺相如は、舌先だけでそのワシの上と成った。元は卑しい身分なのにだ。その下に居ることなど我慢ならぬ。奴めを見たら必ず辱めてやる」と言い続けた。叩き上げの軍人で、常に戦場で生死を晒しながら秦の侵攻を防いできた実績と自負のある彼は、武勲も無く弁舌だけで自分より上に成り上がった藺相如が気に入らなかったのである。藺相如はこれを知って、廉頗と会わぬように病気と称して屋敷に篭り、宮中に参内するときも廉頗が居ない日を見計らうようにしていた。
 ある日、車で外へ出た藺相如は道で廉頗と偶然会いそうになり、すかさず脇に隠れた。その夜、藺相如の従者一同から折り入って話があると申し入れられた。そこで藺相如は「今日の主人の行いは匹夫(取るに足らない男)でさえも恥じ入るような行いであるのに、全く恥じるそぶりもない。最早仕えることは出来ない」と従者達に告げられる。これを聞いた藺相如は「お前達、秦王と廉頗将軍ではどちらが恐ろしいか」と聞き、従者達は「勿論秦王です」と言った。藺相如は「私はその秦王を叱りつけ、居並ぶ秦の群臣たちを辱めたのだ。この相如が廉頗将軍を恐れる訳があろうか。思うにあの秦が趙を攻め切れていないのは、私と廉頗将軍が健在であるからこそだ。いま私と将軍が戦えば、両虎相討つようにどちらも生きるということはない。私がこのような行動をとるのは、国家の危急を個人の諍いよりも優先するからだ」と答えた。 従者達は、その深い思慮と器量に深く感じ入り、頭を下げた。
 この話は宮中でも噂となり、これを聞いた廉頗は心打たれ、自らを恥じて藺相如の屋敷を訪れた。そして藺相如の前に肌脱ぎして座し、背負っていた茨の鞭を差し出して「藺相如殿、この卑しき者は、貴方の寛大なお心がここまでのものとは存じあげなかった。この鞭で気の済むまで打って頂きたい。しかし貴方に今まで与えた屈辱を考えれば、それでも足りようか」と贖罪を請うた。これに対し藺相如は「将軍が居るからこその趙です」と快くこれを許した。更に心打たれた廉頗は「藺相如殿、貴方の為ならばこの首を刎ねられても悔いはござらぬ」と誓い、藺相如も「私も将軍のためならば、喜んで首を刎ねられましょう」と誓った。 こうして二人は互いのために頸(首)を刎ねられても悔いはないとする誓いを結んだ。これが「刎頸の交わり」「刎頸の友」の故事の由来である。
 現代日本では、ロッキード事件で国会で証人喚問を受けた国際興業社主・小佐野賢治が、田中角栄*52元首相との関係を問われた際に「刎頸の交わりだ」と答えたため、この故事成語が日本で広く知られることとなり、当時の流行語にもなった。


■つづく亡命ロシア人の不審死
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180315

 こういうとんでもないことを連発するトランプだが、支持率が4割あるというのは驚きだ。

 我が国の安倍が「公文書改竄疑惑発覚直後」も未だに支持率が四割あることを知ってれば別に驚きではないですね。
 まあ今後どんどん下がっていくことを期待したいですが。

 対北朝鮮外交をアドバイスできるスタッフも不在のまま、金正恩との首脳会談に臨んだら、どんな合意をするのか、怖くなる。

 「心配するのそっちかよ!」ですね。ティラーソンが対話派なのに対し、新国務長官のポンペオ(前CIA長官)はアンチ北朝鮮の右派を売りにしてきた男ですし、俺に限らず多くの人間が心配してるのは「北朝鮮が飲めるとも思えない条件を高圧的に要求したあげく、対話を完全に打ち切り、反動で強硬路線に突っ込むこと」だと思いますが。

 プーチン*53は謀略で権力にのぼりつめ、その過程で数えきれない人々を殺している。現代史でも、もっとも「汚い」権力者だと私は思う。過去のブログを参照されたい。
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20080725

プーチン批判しても「打倒プーチン」などと言わない点、プーチンロシアと金正恩北朝鮮の扱いは高世において明らかに違っています。北朝鮮だけには異常に敵対的な高世です。

 日本の近くにテロ国家*54がある。

 とはいえ、日本において発動されることはまずないという意味では怖くはありません。

 プーチンの支持率が8割超というのも怖い。

 まあ「飴と鞭によるマスコミコントロールで都合の悪いことは報道させない」「野党の力不足」などいろいろ理由はあるのでしょうが、やはりプーチンもそれなりに有能であり、「それなりに善政(民主主義的な意味と言うよりは経済的な意味で)を敷いている」ということなんでしょう。

 英国がロシアに正面から抗議して対抗するのには感心する。

 とはいえその英国も「対ロシア断交」まではいかないわけです。

 安倍首相は、必死にプーチンのご機嫌をとって、関係の良さをアピールしていた。それなのに13日、色丹島に米国企業がディーゼル発電所を建設する計画があるとの発表が。外交の安倍、ではなかったのか。

 「外交の安倍」なんて安倍が勝手に言ってるだけですからねえ。歴史認識問題(南京事件慰安婦靖国)で中韓との関係を悪化させて何が「外交の安倍」か。
 しかし高世も書いてますが、色丹島の話は完全になめられてますね。とはいえ、実際問題、島を返されても日本も困る問題ですが。何せ無人島の竹島と違い人が住んでいます。
 1)全員ロシア本土に帰ってもらう(その場合日本が全部か一部かはともかく帰国費用を負担)
 2)日本で「ロシア系日本人として引き受ける」かどっちかしかない。


■満開の‘寒桜’
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180312

 例の「書き換え」問題。やはり破裂した。南スーダン自衛隊「日報」問題もそうだが、一次資料を改ざんするのは民主国家のベースを掘り崩す。イデオロギーの問題ではなく最低限の規律。
(中略)
 安倍内閣は総辞職!と国会周辺でデモ。賛成。

 「安倍信者の集まり・巣くう会」とつきあいがあった高世もさすがにこんなことで安倍をかばう意思はないようです。
 一方、荒木和博は未だに

http://araki.way-nifty.com/araki/2018/03/news268330313-2.html
・あえて言うなら森友問題というのはそれ自体国会で長時間かけるような問題ではありません。
・森友より拉致の方がはるかに大事な問題です。

といっているのだから呆れます。「背任への政治家関与をごまかすための公文書改竄」などという犯罪行為の何が「どうでもいい問題」なのか。こんな非常識男の存在を家族会が容認したことが今の拉致敗戦、拉致風化を招いたわけです。


■「ニュース女子」は続く
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180309
 とはいえ、MXは打ち切りましたからねえ。他局でも打ち切るところは出てくるんじゃないか。
 それでもDHCはネット配信するのかもしれませんが、まあその場合はDHCが民事、刑事で訴えられるつう展開があり得るでしょうね。

 初めての米朝首脳会談の可能性が出てきたという大ニュースが流れた。

 差別主義者のトランプなど基本的に評価していませんが、クリントン*55大統領だとしてこういう事態があっただろうかと思うと複雑な気持ちになります。

 過去の南北首脳会談のさいに、莫大な裏金が北に送られ金正日体制の延命に役立ったという犯罪的な行為が繰り返されないことを願う。

 やれやれですね。その種の経済的利益とのバーター以外にどうやって拉致や核、ミサイル問題が解決できると高世は思ってるんでしょうか?。とはいえこの記事タイトルが『「ニュース女子」は続く』であることを考えれば高世も北朝鮮問題からは本当は手を引きたいのかもしれません。

 考えるべきは、北朝鮮の体制を崩壊させることをにらみながら、いま現れた北朝鮮から譲歩を得るチャンスを生かすということ。

 「だーかーらー、譲歩を得るために経済的利益とバーターするんだろうが。それが金丸*56訪朝、カーター*57訪朝、金大中訪朝、小泉訪朝とかじゃねえのかよ。しかも体制崩壊ってアホか。お前、どうやって平和的に体制崩壊させる気なんだよ。戦争で死人が出ても体制崩壊すれば、平和的な崩壊でなくてもいいとかバカなこというのはなしな。それと体制崩壊した後の後始末(北朝鮮経済の立て直しなど)とかきちんと考えてるのかよ」ですね。
 大体、非民主的体制なんてもんは「中国、ベトナムなど共産党一党独裁」「サウジ、オマーンカタールなど王政」「エジプト、タイなど軍政」と他にもあるわけです。そういう非民主的体制について高世はいつも「非民主的体制の崩壊(民主化)をにらみながら」といってるのか。そんなことないわけです。なんで北朝鮮だけそういうことを言うのか。それただのアンチ北朝鮮でしょうよ。

 安倍首相は4月に訪米して日米首脳会談をすると発表。虚を突かれておっとり刀で駆けつけるように見えるが、この局面を利用して日本に対する最大限の譲歩を勝ち取る努力*58をしてほしい。これまでのように「拉致問題もよろしく」とお願いするという無策を繰り返さないように。

 フジテレビは

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180310-00000867-fnn-int
■フジテレビ『トランプ大統領「決断」の裏に日本あり』
 今回の米朝首脳会談に至る過程で、日本が蚊帳の外に置かれていると懸念する声も出ているが、首相官邸を取材している、フジテレビ政治部の千田淳一記者はこれを否定する。
 千田記者は「今回の米朝会談へという流れは、実は、日本政府のシナリオ通りでもある。(後略)」と話した。

と強弁していますが、まあ高世の言うように「明らかに予想外」でしょう。「決断の裏(いや表か?)」にあるのは「韓国(文在寅大統領)であって」、詭弁と屁理屈も甚だしいと思います。
 高世の安倍批判それ自体は間違いではないでしょうが、当初、巣くう会や家族会と一緒に安倍を持ち上げてきた野郎がその反省の言葉もなしに良くもふざけたことがいえます。高世は最低最悪のくず野郎です。なお、「最大限の譲歩を勝ち取る努力」をする能力どころか意思すら安倍にはないでしょう。

 佐川氏の辞任に、すかさず自民党から「一般人になられ、(国会招致が)難しくなった」(森山*59国会対策委員長)と真相解明逃れに利用しようとフォローが入る。よくここまで露骨にできるものだ。よほど国民をなめているのだな。

 別記事でも触れましたが「ロッキード疑惑での丸紅重役や小佐野賢治」「ダグラス・グラマン疑惑での日商岩井重役」「リクルート疑惑での江副社長」「耐震偽装でのヒューザー社長」「森友での籠池」といった民間人が既に証人喚問されてるので詭弁でしかありません。


北朝鮮の「軟化」にアメリカは
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180307

 NEWS23の特集「難病の教頭先生を卒業式に!」は今夜放送されました。予告できずにすみません。

 ちなみにこの特集番組は

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3310424.html
■ロボットが叶えた夢、難病の先生 “分身”が生徒の卒業式に
 難病を患っている学校の先生と生徒たちの話です。体の筋肉が徐々に動かなくなる難病「ALS」に侵された高校の教頭先生。一番の願いは、教え子たちと一緒に卒業式に出席することですが、諦めかけていたその夢を助けてくれたのは、小さなロボットでした。
 広島県の北部・三次市。長岡貴宣さん(55)は、2年前、「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」と診断されました。
(中略)
 2016年、御調(みつぎ)高校に教頭として赴任。
(中略)
 しかし、立つことも困難になり、去年12月、休職せざるをえなくなりました。
(中略)
 「教頭先生と3年生たちの願いをかなえたい」。
 そう思った生徒会の2年生は、あるロボットの存在を知り、東京にやって来ました。そのロボットとは、ベンチャー企業の所長・吉藤健太朗さんが開発した、この分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」です。
(中略)
 卒業式の9日前、生徒たちが吉藤さんを教頭先生のもとに連れて来ました。早速、教頭先生にオリヒメを操作してもらいます。
(中略)
 拍手をするなど動作によって、自分の気持ちを相手に伝えることができます。
(中略)
 いよいよ卒業式の日がやって来ました。教頭先生の分身であるオリヒメは、生徒会が作ったメガネをかけ、タキシードを着て、卒業生に拍手を送っています。
(後略)

というものです。

 とんとん拍子で南北首脳会談開催まで発表できるのは、すでにアメリカの内諾もあったのだろう。

 巣くう会などは認めたくないでしょうがまあそういうことでしょうね。もちろん米国と北朝鮮と韓国の思惑は一緒では無く、今後の方向性も解りませんが、少なくとも米国は巣くう会のように南北首脳会談を全否定する立場ではないでしょう。

 日朝平壌宣言には、核問題及びミサイル問題の解決を図る、また「ミサイル発射のモラトリアムを2003年以降も更に延長していく」などと「前向き」な文言が並んだのだった。

 その前向きな文言を無茶苦茶な制裁でぶち壊したのが安倍や巣くう会や家族会であり、彼らと癒着関係にあった一人が高世です。
 注意しなければいけないのは韓国にも「拉致被害者家族会」だの「安倍に該当するウヨ政治家」だのはいるので彼らの圧力に文政権がどこまで耐えられるかと言うことでしょう。その点では南北首脳会談は喜ばしいことではありますが手放しでは喜べません。

 北朝鮮についても、あの残酷な全体主義体制が延命する方向に事態が進むのではないかと懸念している。

 やれやれですね。正直「漸進的民主化」以外に現実的な道はないでしょうに高世は「今すぐ金正恩政権に崩壊してほしい」とでも思ってるんでしょうか?

 このタイミングは、北朝鮮から譲歩を引き出すチャンスではある。
(中略)
 2002年に日本は拉致被害者5人の帰国という大きな譲歩をかちとった。

 その大きな譲歩を「たった5人か」と罵倒し、小泉氏*60にやる気を失わせた馬鹿者が巣くう会や家族会です。しかも彼らは5人帰国の功労者である田中均氏をこともあろうに外務省から追放しました。これでまともに拉致に取り組もうとする政治家や官僚はほとんど消え去ったとみていいでしょう。
 巣くう会などウヨ連中にいいように踊らされた愚かな家族会の自業自得です。

 今回、北朝鮮は当面日本には顔を向けておらず、今の日本政府のやる気のなさからしても、拉致問題などでの進展は望めないだろう。

 「安倍政権にはやる気が無い」とはっきり言い切った高世です。確かにそうですが、「拉致の安倍」という巣くう会や家族会の与太を長年容認した男が今更何を言ってるんでしょうか。恥知らずとは高世のことでしょう。


眞子内親王の結婚延期について
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180305
 俺にとっては正直どうでもいい話です。当人が「延期します」つうのに、親族や親しい知人友人ならまだしも赤の他人があやふやな根拠で「延期すべきではない」つうのもおかしいでしょう。
 例の週刊誌報道「借金トラブル」もなんとも評価できません。
 一応「真子さんは天皇一族」のわけですし、婚約相手が借金トラブルを本当に抱えてるのなら週刊誌の報道は別に問題は無いでしょう。
 高世が「借金トラブルで真子さんがぼろぼろになってもいい、結婚で皇族の身分を離れるのだから」とか「借金トラブルは事実無根だ」とかいう覚悟があるなら話は別ですがそこまで言う覚悟があるのか。
 本当に借金トラブルなど抱えてるのなら、真子さんや両親(秋篠宮夫妻)、祖父母(天皇、皇后)などが結婚に躊躇するのは当然です。また事実でないなら、「真子さんの婚約相手」が週刊誌を名誉毀損で訴えればいい。 

その報じ方について、江川紹子*61日経新聞をほめていた。
 《朝日が「驚きの声」など当たり障りない反応記事でお茶を濁し、読売が「小室家をめぐる報道の中ではやむをえない。日本では家同士の結婚という意識が強い」云々の古色蒼然コメント掲載の中、唯一解説らしい解説を掲載し、見識を示した日経新聞。》https://twitter.com/amneris84/status/961038204659941376
 この日経の解説(2018/2/7付)、どんなことを書いているのか。
 《【レッテル貼りは禍根残す】
 前代未聞である。天皇陛下の裁可を得て婚約が内定し、結納にあたる納采の儀と結婚式の期日まで決まっていた秋篠宮家の長女、眞子さまの結婚が延期となった。
(中略)
 眞子さまがお気持ちを示した文書では「準備不足」が理由とされているが、国民の多くが思い浮かべるのが昨年から続いている週刊誌報道の影響だろう。
 婚約者の小室圭さんの家庭の事情に関して、バッシングともいえる報道が続けられている。
 憂慮されるのは、一連の報道が「皇族の結婚相手としてふさわしくない家柄」というレッテルを貼る空気を助長することだ。
 「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」と憲法は保障している。これ以外の要件は何もない。もし、「家柄」や「経済力」などへの懸念、批判が圧力になったとしたら、民主主義国家として恥であろう。そして、今後の皇族の結婚に禍根を残すことにもなる。》(編集委員 井上亮)
 戦後の個人主義を踏まえ、すっきりとリベラルにまとめてある。

 2/7の日経記事を1ヶ月後の今頃になってなぜ高世がネタにするのか解りませんがそれはさておき。「朝鮮学校無償化除外(もちろん高世はアンチ北朝鮮の立場から支持)」を「戦後個人主義、リベラルの立場」から「レッテル貼りは禍根残す」と批判してきた俺ですが、これには全く賛同できません。むしろ日経の物言いの方がおかしいですね。
 「少なくとも建前上は」批判されてるのは「家柄や経済力」ではなくて借金トラブルです。
 高世や日経・井上編集委員は「借金トラブル」についてどう認識し説明するのか。
 「本当は家柄を問題視してるのであってアレは言いがかり、週刊誌報道はデマ」、あるいは「借金トラブルが事実でも大した問題じゃない」といいきる覚悟があるのか。

「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」と憲法は保障している。これ以外の要件は何もない。

というのもおかしな話です。
 まずこれは第一に「一般国民にのみ該当する話」です。皇族については皇室典範

第十条
 立后及び皇族男子の婚姻は、皇室会議の議を経ることを要する。
第十一条
 年齢十五年以上の内親王、王及び女王は、その意思に基き、皇室会議の議により、皇族の身分を離れる。
第十二条
 皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる。

となっています。つまりは皇族の結婚については「皇室会議(メンバーは皇族二人*62衆院参院の議長及び副議長、首相、宮内庁長官並びに最高裁判所長官及びその他の最高裁判事一人*63)」の了解が必要なわけです。実際には「皇室会議に出る前に事前審査がされていて、結婚について皇室会議にでた案が否定されることは実際にはまずありえない」とはいえ、ここからは現行法が皇族については「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」という立場をとってないことを示しています。高世や井上氏はこうした制度の廃止まで主張する気なのか?(たぶんそうではないでしょうが)。
 第二に「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」つうのはあくまでも法的な話です。
 週刊誌が報じる借金トラブルが事実なら、「借金トラブルを抱えてるような人間との婚姻」は何も皇族で無くて一般国民でも「娘にそんな人間とは結婚してほしくない」と思うでしょう。

 今回の週刊誌の騒ぎは、日経の指摘どおり、「家柄」や「経済力」による弱者叩き。

 むしろ高世が加担してる朝鮮学校無償化除外の方が弱者たたきだと思いますがそれはさておき。
 少なくとも建前では非難されてるのは「借金トラブル(借金踏み倒し)」です。それのどこが弱者たたきなのか。
 高世は「借金トラブルは事実じゃない」というのか。それとも

 小室さんは、小さい頃に父親を亡くし、母子家庭で育った。経済的にも大変だったろうし、いろんなことがあっただろう。

つうことは「借金トラブルが事実でもたいしたことじゃないよ。」といいたいのか。
 まあ俺は「借金踏み倒しが事実であるならば」、「小さい頃に父親を亡くし、母子家庭で育った。経済的にも大変だった」なんて理由で借金踏み倒しが正当化できるとは思いませんが。
 大体、「母子家庭で育った」とはいえ、皇族女子と婚約にこぎ着けた人間のどこが弱者なのか。

 小室家を嗤っているのはむしろ貧しい人たちなのだろう。

 いや貧しい人たちはこんなことに何の関心も無いんじゃ無いか。小室某氏が真子さんと結婚しようがしなかろうが生活が楽になるわけでもないからです。

 宮内庁周辺に結婚に反対する「抵抗勢力」がいるとも言われている。今後の小室圭さんと眞子さまがどう反撃していくか、このまま押し切られ破談になるのか、日本の「空気」の動き方をふくめ注目している。

 おいおいですね。小室君はともかく、真子さんが「結婚したいのに周囲の反対で破談方向に追い込まれてる」つう根拠は何なのか。仮に「延期」が破談方向だとしても真子さん自身が「借金問題報道では小室さんの主張があやふやであの人への信頼を失った。今後、失われた信頼が回復しない限り、あの人とは結婚できない」と思ってる可能性もあるわけです。


■思想違えど好みは似る
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180304

 通常は、テレビ局が番組の内容を決め、したがって責任も局がとるのだが、MXの場合、放送枠を買った企業が自由に番組内容を決めていた。この「持ち込み番組」というやり方は主要在京民放局でもBSなどでは行なわれている。テレビ局が、放送枠を切り売りし、持ち込まれたコンテンツを電波に乗せるだけの商売となれば、番組内容への責任もとれない。

 とはいえMX「ニュース女子」ほど酷いケースは他にはないでしょう。ともかく「ニュース女子打ち切り」を素直に喜びたいと思います。DHCは「MXが放送しないなら別の地方局に持ち込む」だの「(地方局がどこも引き受けないDHCにとって)最悪の場合でもネットで流すだけ」だの放言してるようなので今後も警戒と批判が必要ですが。

 どの番組も「日本がメダルラッシュ!」、「最多のメダル獲得数!」と叫び、「日本ってすごいんですね!」と自画自賛で締めていた。
 しかし、1998年の長野オリンピックの競技種目が68だったのに対し、平昌は102種目で、獲得できるメダル数は5割も増えているのだという。だから、日本のメダルは過去最多で当然なのである。日本選手の活躍はうれしいし、競技も楽しませてもらったが、「日本すごい!」はいらない。日本が落ち目になるにしたがって日本国賛美が眼につくのが気持ち悪い。

 「当然」つうのはちょっと言い過ぎでは無いか。小平奈緒*64羽生結弦*65ら選手に対して冷たくないか。
 ただし「日本ってすごいんですね!」は高世が言うように勘弁してほしい。「ならメダル一番獲得したところが一番偉いのか」つうことになりますから。
 大体すごいのは「個々の選手や選手を育てたスポーツ関係者」でしょう。安易に「日本すげえ」といってほしくないですね。
 ほとんどの日本人は彼らの快挙に全く関係ないわけですから。

 評論家の佐高信*66が、1月に入水自殺した評論家・西部邁*67への追悼文を東京新聞(1月30日)に載せていた。佐高氏は左、西部氏は右の論客だが、「思想違えど好みは似る」という関係だったそうだ。
 《何よりも二人は嫌いな人間が同じだった。言葉に体重がかかっていない竹中平蔵橋下徹を嫌悪する点で共通していた。また、共に三島由紀夫を排していたのである》
 人間同士の信頼は、イデオロギーよりこういうところなんだなと素直に納得できた。

 「クラシックよりジャズが好きだ」「宝塚歌劇が好きだ」ならともかくこれ「趣味」じゃないでしょうよ。 
 「三島が嫌い*68」はともかく「政治家である竹中や橋下*69を評価しない」つうのは「思想、イデオロギーが一致」だと思いますけどねえ。大体、竹中について言えば彼が小泉内閣ブレーン、閣僚(小泉内閣総務相)として関わった郵政民営化については「左の共産党」「右では平沼赳夫*70亀井静香*71など」が反対していたわけです。
 橋下について言えば「右と左がアンチ橋下で一致」なんてのは「堺市長選や大阪都構想住民投票での自民・共産共闘」があるわけです。
 これを「共産党自民党(あるいは平沼、亀井と共産党)と趣味が同じですね」とは普通いわない。「ある問題(例えば郵政民営化大阪都構想)についてイデオロギーが一致した」わけです。
 いやもちろん「佐高氏と西部」「共産党自民党(あるいは平沼、亀井と共産党)」には「護憲派改憲派」などの違いはあるでしょうけれども。
 それと竹中はともかくまともな人間は「嘘八百、誹謗中傷常習の橋下が好きだ」なんて人はいないでしょうよ。俺だって橋下なんぞ大嫌いです。
 つうかこういうこと言い出す高世って佐高氏コメントを利用して「ウヨである荒木和博や三浦小太郎らとのつきあいを正当化したい」んでしょうね。ただし「俺がウヨの荒木や三浦と付き合って何が悪い!。佐高だって西部と付き合ってるじゃねえか!」とはっきり言えないあたり高世もせこい男です。
1)そもそも、佐高氏の意見は一個人の意見にすぎない
2)「どっちも右派と左派の交友だ」という理由で「佐高氏と西部の交友」と「荒木和博や三浦小太郎らと高世との交友」と同一視できるか疑問
3)佐高氏は高世の「特定失踪者デマ(元ネタは荒木和博)」のようなデマを俺の知る限り垂れ流してない
4)西部は「森友加計疑惑はフェイクニュース」などと安倍擁護の詭弁をはいてないこと一つとっても、荒木や三浦よりはマシ
つう意味で「佐高意見で手前の薄汚い行為が正当化できるか、ふざけんな、高世!」ですが。佐高氏も「手前と一緒にするな」と激怒するんじゃ無いか。つうか西部と佐高氏はともかく「荒木と高世」の間に信頼関係なんかぶっちゃけないでしょう。ただ「利用し合うだけの薄汚い関係」でしょうに。
 まあ、面と向かって「ウヨなんかと付き合うなよ」と高世を批判してるか、「ウヨと付き合うとは高世の野郎も落ちぶれたもんだ」などの陰口が高世の元に噂として届いてるのかはともかく、「高世とウヨ連中との交際」が問題視されてることは高世も自覚してるし、後ろめたさを感じてるんでしょうねえ。高世も本当にわかりやすい男です。つうかそんなに後ろめたさ感じてるのならウヨ連中と付き合うのを辞めればいいのに。まあ、「つきあいは辞められないけど、後ろめたさを感じてる。その後ろめたさをなんとかして無くしたい」から高世はこういうことするわけです。

*1:1986年、テレビ朝日に入社しアナウンサー・記者を務める。1996年、テレビ朝日を退職し国連難民高等弁務官(UNHCR)事務所に15年間勤務。2012年にフリージャーナリストとして活動後、2013年から東京国際連合広報センター所長を務める。

*2:小泉内閣の時です。

*3:ウィキペディア国立劇場」によれば東京には「国立劇場」「国立演芸場(落語など演芸)」「国立能楽堂」が、大阪には「国立文楽劇場」がある。

*4:橋本内閣経済企画庁長官、小泉内閣沖縄・北方等担当相、第一次安倍内閣財務相など歴任

*5:小泉内閣の時です。

*6:2004年2月、衆議院沖縄・北方特別委員会において茂木敏充小泉内閣内閣府特命担当相(沖縄・北方対策、科学技術政策担当)が「沖縄科学技術大学院大学の学長に内定している」と答弁していたが、ブレナー本人は辞退の意向を示した。2017年4月29日付の春の叙勲で、「日本の科学技術研究教育の発展に寄与した」として旭日大綬章を受章した(ウィキペ「シドニー・ブレナー」参照)。

*7:麻生内閣の時です。

*8:野田内閣の時です。

*9:著書『偽りの烙印:伊藤律・スパイ説の崩壊』(1993年、五月書房)、『白鳥事件・偽りの冤罪』(2012年、同時代社)(ウィキペ『渡部富哉』参照)

*10:一橋大学名誉教授(政治学)。著書『象徴天皇制の起源:アメリカの心理戦「日本計画」』(2005年、平凡社新書)、『ゾルゲ事件』(2014年、平凡社新書)、『「飽食した悪魔」の戦後:七三一部隊と二木秀雄「政界ジープ」』(2017年、花伝社)など

*11:「バラエティ的面白さ」ではなく「知的面白さ」ですね。まあ、渡部説が「資料の勝手な読み込みによる誤読、不当な決めつけ」としてもそれはそれで面白いかもしれない。

*12:もちろん渡部氏が主張する「ゾルゲ事件ネタでの松本への批判のこと」。

*13:日本共産党書記長

*14:沖縄人民党委員長、那覇市長、日本共産党副委員長など歴任

*15:参議、陸軍大将、近衛都督を歴任

*16:参議、大蔵卿、内務卿を歴任

*17:首相、貴族院議長、枢密院議長、韓国統監など歴任

*18:既に1998年に死去し、故人ですので「でした」と書くべきでしょうねえ。存命と誤読される恐れがある。

*19:ただし除名理由はそれオンリーではありませんが

*20:もちろん「松本氏への誹謗」、つまり事実無根の可能性もありますが

*21:日本共産党書記長、委員長、議長を歴任

*22:日本共産党書記局長、委員長、議長を歴任

*23:もちろん渡部氏が主張する「松本への批判のこと」。

*24:週刊金曜日のような「マイナーネタも時に取り上げる週刊誌」ならともかくこれ売れるようなネタじゃないでしょう。まあ週刊現代、ポスト、文春、新潮、朝日、サンデー毎日とか大手はまず確実に取り上げませんね。

*25:「流れるて、他人事みたいに言ってるけどあんたがマスコミに売り込むんじゃねえのか?」ですよねえ。「どう見ても売れるネタではない」のでマスコミが好意的態度をとるか疑問ですけど。

*26:日本共産党第一書記、議長を歴任

*27:沖縄史研究者(1876〜1947年)。著書『沖縄歴史物語』(1998年、平凡社ライブラリー)、『沖縄女性史』(2000年、平凡社ライブラリー)など

*28:商法学者(1891〜1976年)。早稲田大学法学部長や総長(1954年〜1966年)を歴任。1997年に石垣市大濱信泉記念館が開館している。

*29:宗教学者(1892〜1970年)。青山学院大学東京神学大学の教授を歴任。

*30:沖縄史研究者(1883〜1977年)。著書『沖縄の歳月:自伝的回想から』(1969年、中公新書)など

*31:著書『沖縄 平和の礎』(1996年、岩波新書)、『醜い日本人:日本の沖縄意識』(2000年、岩波現代文庫)、『沖縄、基地なき島への道標』(2000年、集英社新書)など

*32:教師として夜間中学に勤務。2006年に定年退職。著書『夜間中学:その歴史と現在』(1979年、白石書店)、『学校』(1981年、晩聲社)、『人生:わが街の灯』(1996年、教育史料出版会)、『夜間中学があります!:人は何のために学ぶのか』(2002年、かもがわ出版)、『路地のあかり ちいさなしあわせ はぐくむ絆』(2014年、東京シューレ出版)など。松崎氏については不登校新聞『元夜間中学校教員・松崎運之助さんインタビュー』(http://www.futoko.org/special/special-13/page0413-448.html)も参照

*33:山田洋次が監督、脚本などで関わった作品としては『男はつらいよ』シリーズ(1969年〜1995年、1997年、全49作)、『家族』(1970年)、『故郷』(1972年)、『砂の器』(1974年)、『幸福の黄色いハンカチ』(1977年)、『遙かなる山の呼び声』(1980年)、『キネマの天地』(1986年)、『ダウンタウン・ヒーローズ』(1988年)、『学校』(1993年)などに出演。当初はイメージの固定を避けるために積極的に『男はつらいよ』以外の作品にも出演していたが、どの作品も映画『男はつらいよ』程の成功は収める事が出来なかった。唯一1977年『八つ墓村』(野村芳太郎監督)でそれまでのイメージを一新して名探偵「金田一耕助」役を演じ松竹始まって以来のヒットとなったが、シリーズ化権を東宝に抑えられていたため1本きりとなったことが大きな岐路となる。1979年にNHKで放映されたテレビドラマ『幾山河は越えたれど:昭和のこころ 古賀政男』では作曲家・古賀政男の生涯を演じ高い評価を得るが、新たな役柄の幅を広げるには至らなかった。また、この時期、今村昌平監督が『復讐するは我にあり』(1979年)の主役・榎津巌役でオファーしたが、「寅さんのイメージを裏切りたくない」との理由で断っている。昭和60年頃、渥美は俳人尾崎放哉を演じたいと脚本家・早坂暁に相談し、早坂と渥美は取材旅行に訪れ、脚本の大筋も完成した。ところが寸前にある地方局で尾崎放哉がドラマ化されたため、急遽、種田山頭火に変更することになり、渥美と早坂は今度は種田山頭火の取材旅行に訪れ、脚本も完成した。にもかかわらず、クランクイン寸前になって、突然渥美から制作のNHKに降板の申し出があった。降板の理由は、周囲からの「寅さん」イメージ損失を嫌ったこととの軋轢と言われている。ちなみに渥美降板により主役がフランキー堺となったこのドラマ「山頭火・なんでこんなに淋しい風ふく」は、モンテカルロ国際テレビ祭(脚本部門ゴールデンニンフ=最優秀賞)を受賞し、フランキー堺も最優秀主演男優賞を受賞している(ウィキペディア渥美清』参照)。

*34:山田監督映画では『学校』(1993年)、『学校II』、『虹をつかむ男』(1996年)、『虹をつかむ男 南国奮斗篇』(1997年)で主演。山田脚本映画(監督ではない)では『釣りバカ日誌』シリーズ(1988〜2009年まで全21作)で主演(ウィキペディア西田敏行」参照)。

*35:脳性麻痺で独特の喋りとなったが、それを逆手に取り、俳優として活躍。『学校』(1993年)、『学校II』(1996年)に出演。『学校II』の演技で日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞(ウィキペディア神戸浩」参照)。

*36:第三次安倍内閣文科相

*37:専修大学教授。著書『メイド・イン・ジャパン・ヒストリー:世界を席捲した日本製品の半世紀』(1995年、徳間文庫)、『蘇るウィリアム・モリス:ハイテク時代の職人哲学』(1997年、徳間文庫)、『戦争報道』(2003年、ちくま新書)、『調べる、伝える、魅せる!:新世代ルポルタージュ指南』(2004年、中公新書ラクレ)、『偽満州国論』、『「隔離」という病い:近代日本の医療空間』(2005年、中公文庫)、『NHK問題』(2006年、ちくま新書)、『私たちはこうして「原発大国」を選んだ:増補版・「核」論』(2011年、中公新書ラクレ)、『原発報道とメディア』(2012年、講談社現代新書)、『原発論議はなぜ不毛なのか』(2013年、中公新書ラクレ)、『暴力的風景論』(2014年、新潮選書)、『なぜアマゾンは1円で本が売れるのか:ネット時代のメディア戦争』(2017年、新潮新書)、『日本ノンフィクション史:ルポルタージュからアカデミック・ジャーナリズムまで』(2017年、中公新書)など

*38:正直、後でばれて問題になるのだから狡猾とは思いませんね。

*39:NHKプロデューサー

*40:NHKプロデューサー。現在、武蔵大学教授。著書『ベン・シャーンを追いかけて』(2014年、大月書店)、『NHKと政治権力:番組改変事件当事者の証言』(2014年、岩波現代文庫)『奄美の奇跡:「祖国復帰」若者たちの無血革命』(2015年、WAVE出版)など

*41:まあ「自分に追及が来たら」安倍にはいざとなったら吉田茂首相が造船疑惑で使った指揮権発動がありますからねえ(ただし当時かばわれたのは吉田本人ではなく後に首相となった佐藤栄作自由党幹事長、池田勇人自由党政調会長)。ただし指揮権発動なんかこんなことでやったら犬養法相同様、今の法相(第三次安倍内閣でも法相を務めた上川陽子氏)の政治生命が確実に終わりますから「裏での政治工作はともかく」さすがにできないか。

*42:加計学園理事長のこと。なお「刎頸の友」とは中国の故事がルーツ。

*43:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相などを歴任

*44:小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済再生担当相などを歴任

*45:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二〜第三次安倍内閣外相を経て自民党政調会長

*46:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相を歴任

*47:小渕内閣労働相、第一次安倍、福田内閣経産相麻生内閣規制改革担当相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第二次、第三次安倍内閣経済財政担当相などを歴任。経歴を見て解るように安倍の側近の一人。

*48:時事通信社特別解説委員。2013年から2015年にかけて内閣総理大臣安倍晋三から、寿司店「しまだ鮨」、日本料理店「和田倉」、中国料理店「溜池山王聘珍樓」などで饗応を受けている。また露骨に安倍を擁護する発言が多いため、一部の批判派からは“田崎スシロー”(寿司郎)と揶揄されている。著書『安倍官邸の正体』(2014年、講談社現代新書)など。

*49:NHK副解説委員長。NHK日曜討論』司会。

*50:額賀派竹下派」所属でありながら、自民党総裁特別補佐(第二次安倍総裁時代)、第二次安倍内閣官房副長官内閣人事局長兼務)、第三次安倍内閣一億総活躍等担当相、第四次安倍内閣厚労相などを歴任する安倍の側近。清和会に所属した加藤六月代議士(中曽根内閣で農水相、故人)の義理の息子。

*51:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長などを(第二次安倍総裁時代)経て幹事長

*52:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相などを経て首相

*53:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領

*54:金正男暗殺を疑われる北朝鮮と、リトビネンコなどの反体制派の暗殺が疑われるロシアのこと。

*55:オバマ政権で国務長官

*56:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)など歴任

*57:ジョージア州知事を経て大統領。2002年ノーベル平和賞受賞者

*58:それ、蓮池兄弟などがいうように結局はバーター取引つうことにしかならないでしょうがそれを否定するバカが高世です。

*59:第3次安倍内閣農水相

*60:宮澤内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*61:著書『名張毒ブドウ酒殺人事件:六人目の犠牲者』(2011年、岩波現代文庫)など

*62:現在は秋篠宮常陸宮華子

*63:現在「その他の最高裁判事」は岡部喜代子判事

*64:バンクーバー五輪女子団体パシュート銀メダル、平昌五輪500m金メダル、1000m銀メダル

*65:ソチ、平昌五輪男子フィギュアスケート金メダル

*66:著書『豊かさのかげに:「会社国家」ニッポン』(1992年、岩波ジュニア新書)、『戦後企業事件史』(1994年、講談社現代新書)、『文学で社会を読む』(2001年、岩波現代文庫)、『司馬遼太郎藤沢周平』(2002年、光文社知恵の森文庫)、『失言恐慌:ドキュメント銀行崩壊』(2004年、角川文庫)、『逆命利君』、『湛山除名:小日本主義の運命』(2004年、岩波現代文庫)、『魯迅烈読』(2007年、岩波現代文庫)、『電力と国家』(2011年、集英社新書)、『不敵のジャーナリスト 筑紫哲也の流儀と思想』(2014年、集英社新書)、『人間が幸福になれない日本の会社』(2016年、平凡社新書)、『田中角栄伝説』(2016年、光文社知恵の森文庫)、『自民党創価学会』(2016年、集英社新書)、『西郷隆盛伝説』(2017年、角川ソフィア文庫)など

*67:著書『核武装論』(2007年、講談社現代新書)、『西部邁の経済思想入門』(2012年、放送大学叢書)、『保守思想のための39章』(2012年、中公文庫)、『福沢諭吉』(2013年、中公文庫)、『経済倫理学序説』(2014年、中公文庫)、『保守の真髄』(2017年、講談社現代新書)、『保守の遺言』(2018年、平凡社新書)など

*68:これにしたって「三島が作家であるだけで無く右翼活動家でもあった」ことを考えれば趣味といえるか疑問に思いますが。

*69:大阪府知事大阪市長、維新の会共同代表など歴任

*70:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相たちあがれ日本代表、日本維新の会代表代行・国会議員団代表、次世代の党党首など歴任

*71:村山内閣運輸相、橋本内閣建設相、自民党政調会長(小渕、森総裁時代)、国民新党代表、鳩山、菅内閣金融担当相など歴任