今日の産経ニュース(10/3分)(追記・修正あり)

■巨人・高橋監督退任 低迷の責任取り、やむを得ず
https://www.sankei.com/sports/news/181003/spo1810030034-n1.html
 びっくりですね。成績を考えれば退任は十分あり得ましたが正直「人気者の高橋をそう簡単に切れないんじゃないか」「後釜を誰にするのか」「仮に退任するとしても、正式発表はシーズン終わってからじゃないか」と思ってました。何せ現時点では「可能性が低くなってきた」とはいえ巨人のクライマックスシリーズ進出の可能性もありますからね。

【追記】
■スポーツ報知『【巨人】後任は原辰徳氏で一本化 4年ぶり3度目の指揮へ…由伸監督辞任表明』
https://www.hochi.co.jp/giants/20181004-OHT1T50008.html
 これが事実としたら「え?」ですね。確かに「人気と実績を兼ね備えた監督で巨人生え抜き(外様でない)。そして王や長島ほどの高齢でない」といったら「原は最有力候補の一人」でしょうが、そもそも「原→高橋」のわけですからねえ。「また原再登板なの?」ですね。人材難と言うべきか。
 

■「全員野球内閣」本格始動 片山さつき*1地方創生相「セクハラ根絶発信していきたい」
https://www.sankei.com/politics/news/181003/plt1810030022-n1.html
 吹き出しました。野田聖子*2ならまだしも、片山が「セクハラ根絶したい」とは「お前が言うな!」ですね。まあどうも「野田の後任の女性活躍担当相」が片山のようですけど。
 つうか「慰安婦に対する態度」「伊藤詩織さんに対する態度」「当初、福田前財務事務次官を擁護した態度」とか安倍政権自体がセクハラ体質でしょうに。石破派・斎藤前農水相に対する態度「辞表を書け」はもろにパワハラですしね。


ポスト安倍候補は奮起を
https://www.sankei.com/politics/news/181003/plt1810030003-n1.html

ポスト安倍候補」には、一層の奮起を促したい。何しろ、立憲民主党枝野幸男*3代表は9月30日の党大会演説で、こう言い放っているのである。
 「自民党総裁選が終わったことで、『ポスト安倍』という話が出ている。しかし、野党第一党の党首である私が『ポスト安倍』だ」
 「私の責任は政権を得ることではなくて、長期政権を作ることだ」
 野党第一党トップの心構えとしては正しいとしても、自民党内で現在名前が挙がっている「ポスト安倍」候補など眼中にないと言っているに等しい。

 意味がわからないですね。
 何も今でなくても「自民党誕生からずっと野党第一党党首にとって」、口に出すかどうかはともかく、少なくとも建前は「与党の、ポスト佐藤栄作*4だのポスト田中角栄*5だの興味ない。我々野党こそが次の政権を目指しているからだ(例は佐藤や田中でなくてもいいですが)」でしょうよ。別に「力不足で無能だから眼中にない」という話ではない。

 「現在の内外の情勢を見たとき、『安倍首相の方がよい』ではなく、『安倍首相でなければ務まらない』のです」
 今回、党選挙対策委員長に就任した甘利明*6元経済再生担当相は総裁選中、繰り返しこう訴えていた。仮にそうだとしても、3年後には別の誰かが首相の重責を担わなければならない。

 さすがの産経も今の時点で安倍四選という気はないようです。なお、甘利が安倍を持ち上げるのは「経産相政調会長、経済財政担当相、選対委員長」と「安倍ほど甘利を重用してくれた人間が他にいないから」です。
 つまりは甘利とはその程度の男の訳です。安倍が沈んだら甘利もほぼ確実に沈むでしょうね。
 その点は同じ「安倍政権執行部」でも「小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生*7内閣経産相」を務めた二階幹事長、「小渕*8内閣外相、森*9内閣法相、福田内閣外相」を務めた高村前副総裁などと甘利の違いです。

 安倍首相自身も、小泉純一郎*10内閣の官房副長官時代に拉致問題靖国神社参拝問題、教科書問題などで発信力を発揮して頭角を現し、幹事長、官房長官と次々に要職に起用された。

 おいおいですね。拉致はともかく、小泉氏は教科書問題だの靖国参拝だので安倍を幹事長や官房長官にしたわけではないでしょうに。つうかこういうときにウヨネタしか出せないあたり安倍は異常ですよねえ。
 そもそも福田*11官房長官の後任が「安倍官房副長官ではなく細田*12官房副長官だった」「安倍幹事長の上には山崎*13副総裁がいた」ということ一つとっても小泉氏は内心では安倍のことなど何一つ評価してないでしょう。
 そもそも「拉致を悪用して成り上がる前」は「岸*14元首相の孫」「安倍晋太郎*15元幹事長の息子」でありながら安倍はろくな役職に就いていませんし、成り上がってついた役職も「官房長官に幹事長」、つまり野球で言えば助監督やヘッドコーチに当たる役職です。
 実際には「安倍助監督やヘッドコーチ」はお飾りに過ぎず、谷垣*16財務相ら、安倍の下の「打撃コーチや投手コーチに当たる人間」が小泉政権を支えてきたのが事実でしょう。

*1:小泉内閣経産大臣政務官、第二次安倍内閣総務大臣政務官を歴任

*2:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣消費者問題等担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣総務相を歴任

*3:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)を経て立憲民主党代表

*4:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相などを経て首相

*5:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*6:小渕内閣労働相、第一次安倍、福田内閣経産相麻生内閣規制改革担当相、自民党政調会長、第二次、第三次安倍内閣経済財政担当相を経て自民党選対委員長

*7:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長を経て首相。現在、第二〜第四次安倍内閣副総理・財務相

*8:竹下内閣官房長官自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相を経て首相

*9:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*10:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*11:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*12:小泉内閣官房長官自民党幹事長(麻生総裁時代)、総務会長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*13:宇野内閣防衛庁長官、宮沢内閣建設相、自民党国対委員長(河野総裁時代)、政調会長(橋本総裁時代)、幹事長、副総裁(小泉総裁時代)など歴任

*14:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相。戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*15:三木内閣農林相、自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*16:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政調会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相、第二次安倍内閣法相、自民党幹事長(第二次安倍総裁時代)など歴任