ロシアが北方領土で射撃訓練通告 日本側は抗議 - 産経ニュース
もはやどう見ても「二島返還」「日露平和条約」などありそうにない。
小生が理解に苦しむのは
1)ここまでロシア政府が安倍*1を躊躇なくこけにすること
2)ここまでこけにされても安倍がロシアにろくに抗議しないこと
3)マスコミが安倍もロシアもまともに批判しないこと
4)自民支持層がここまで安倍がこけにされてることについて「安倍総理がロシアに抗議しないから俺たちも黙っていよう」「そして安倍総理を下手に批判して石破*2元幹事長や野党を利したくないから首相批判はやめよう」とでも思ってるのかろくに安倍もロシアも批判しないこと
です。
【歴史に消えたうた 唱歌、童謡の真実】(1)「仰げば尊し」を歌えない子供たち - 産経ニュース(文化部編集委員 喜多由浩*3)
いつもながら産経らしい馬鹿馬鹿しさです。「仰げば尊し」が歌えないと何か問題があるのか。
現在使用されている小・中学校の音楽教科書を見れば、昭和35(1960)年生まれで、還暦に近い私が知っている唱歌・童謡の多くが載っていない。
外国の歌、アニメソング、ミュージカル、民謡などがあり、唱歌・童謡は全体の2割前後。つくりはカラフルで読みやすい。
唱歌や童謡を載せなければいけない義務はどこにもないわけです。「現代の音楽教科書にはアニメソング、ミュージカルなど現代っ子が好むような歌が載せられる」、それの何が悪いのか。
かつ「仰げば尊し」などの唱歌、童謡を普及させたければ産経が勝手にやればいいでしょう。何も「歌の普及」は学校教育でなければできないわけでもない。そして学校音楽教育の目的は「唱歌や童謡を普及させること」ではない。
中学などで20年以上のキャリアを持つ40代の音楽教員に現状を聞いてみた。
「先日、卒業式をやりましたが、(昭和の定番だった)『仰げば尊(とうと)し』や『蛍の光』をほとんどの生徒が知らないし、歌えない。私が教員になった20年前に比べても唱歌・童謡など伝統的な歌の扱いは“薄く”なっている。若い世代の教員自体がよく知らないのですから。このままじゃ滝廉太郎*4(れんたろう)も山田耕筰*5(こうさく)もいずれ消えてしまうでしょう」
「おじさん世代のノスタルジアじゃないか」とバカにされるかもしれない。そこで最初に断っておきたいのだが、本連載は学校教育の場から唱歌・童謡が消えてゆくことをケシカランと糾弾するのが趣旨ではない。時代の変化は理解できる。ただ、その背景や理由を改めて検証したいのだ。
ぐだぐだ言い訳してますが、結局の所「おっさんのノスタルジー」であり「けしからん」と悪口してるだけじゃないのか。そもそも検証するまでもないでしょう。「現代の音楽教科書には現代っ子が好むような歌が載せられる」、それだけの話です。
そもそも喜多が子どもだった1970年代だって「喜多の時代のおっさんたち(すでに多くが故人)」からすれば「最近の音楽の教科書はワシが知ってる歌が全然ない」だったでしょう。こんなんはいつの時代だってそうです。今の子どもたちがおっさんになればそのときは「今の喜多と同じ事」を言うでしょう。
小学4年生用では『村のかじや』(文部省唱歌)が昭和50年代に「時代に合わなくなった」として共通教材ではなくなり、同時に教科書からも消えた。
そりゃそうでしょう。今時「鍛冶屋(かじや)」なんていっても子どもには分かりません。
【追記】
■仰げば尊し(ウィキペディア参照)
・『仰げば尊し』の使用が減った理由としては、歌詞が「いと」「やよ」のような古語を多く含む文語調であるため、特に古文の学習前の小学生にとっては分かりにくいということや、教師を賛美する内容が時代にそぐわないことが背景として言われている。
・「仰げば尊し」を巡っては、研究者の間でも長いあいだ作者不詳の謎の曲とされてきた。しかし2011年1月に一橋大学名誉教授の桜井雅人が、「Song for the Close of School」という楽曲が、1871年に米国で出版された楽譜『The Song Echo: A Collection of Copyright Songs, Duets, Trios, and Sacred Pieces, Suitable for Public Schools, Juvenile Classes, Seminaries, and the Home Circle.』に収録されていることを突き止めた。その旋律やフェルマータの位置は「仰げば尊し」と同一であり、この楽曲こそが原曲であると推測された。
*1:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相
*2:小泉内閣防衛庁長官、福田内閣防衛相、麻生内閣農水相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相を歴任
*3:著書『満州唱歌よ、もう一度』(2003年、扶桑社)、『野口健が聞いた英霊の声なき声:戦没者遺骨収集のいま』(2009年、産経新聞出版)、『北朝鮮に消えた歌声:永田絃次郎の生涯』(2011年、新潮社)、『日本から男の子を育てる場所が消えていく:ボーイスカウトの凋落が日本をダメにした!』 (2011年、主婦の友新書)、『旧制高校:真のエリートのつくり方』(2013年、産経新聞出版)、『「イムジン河」物語』(2016年、アルファベータブックス)、『満洲文化物語:ユートピアを目指した日本人』(2017年、集広舎)、『韓国でも日本人は立派だった:証言と史料が示す朝鮮統治の偉業』(2019年、産経新聞出版)
*4:作品として『荒城の月』『箱根八里』『お正月』『鳩ぽっぽ』など
*5:作品として『からたちの花』『この道』『赤とんぼ』など