救う会：★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2021.01.12)日本との交渉を北が必要とする理由
少なくとも「表面上は」日朝交渉の進展など勿論無く、また「水面下で」日朝交渉が進展していると見なすまともな根拠もないのによくもまあ「北朝鮮が対日交渉を望んでる」などとデタラメがほざけたもんだと心底呆れます。
そもそも
1）小泉訪朝後、「もちろん順風満帆ではありえない」がとにもかくにも18年間、北朝鮮は日本の経済制裁を耐えてきた
2）その18年間、「思惑が何であれ」「北朝鮮と仲良しこよしのお友達では無かったとは言え」とにもかくにも中露が北朝鮮を支援してきた
ことを考えれば、北朝鮮にとって日本は大して重要な存在でもないでしょう。過去に実績がまるで無く、全く頼りにならない日本の「経済支援の可能性」などより「中露や韓国（過去に太陽政策）など、過去に一定の実績がある他の国の経済支援の可能性」を北朝鮮が重視するのは当たり前の話です。
もちろん「日朝国交正常化（そして日本の経済支援）」があれば北朝鮮にとっては「ありがたい」でしょうが、「西岡ら救う会のようなアンチ北朝鮮のウヨがでかい面」をし、正常化の展望が見えない以上、「日朝交渉」する気は無いでしょう。やっても意味が無いことは誰もしない。
というか「韓国との関係」すら歴史認識問題などへの安倍、菅政権の逆ギレによる「ホワイト国除外」などの無法で、無茶苦茶な状況で「日朝交渉が成り立つ」とはとても北朝鮮には思えないでしょう。
日韓国交正常化で、韓国に「事実上の賠償金」を支払った以上、北朝鮮に「支払わない」わけにもいきませんが、今の「嫌韓国・菅政権」では「賠償金支払い要求」に応じるか極めて疑わしいからです。
一方、菅の方も拉致問題に関心などないでしょう。
菅が政治的にアピールしているものは明らかに「（コロナ蔓延で追い詰められた要素が大きいが）コロナ対策」「デジタル庁設置」「不妊治療への保険適用拡大」などであって拉致問題ではありません。
西岡も
私は、実は年末に総理に呼ばれており、菅総理が総理になられてから２度目の面会をしました。
と「菅との面会」を自慢したところで「面会の結果、こういう成果がありました」とは何一つ言えない。それは菅が「西岡ら巣くう会、家族会を懐柔し、菅批判させない」ためだけに会ったのであって「拉致問題に本気で取り組む気持ちがないから」でしょう。
結局の所、こうした西岡の発言は「いわゆる拉致敗戦」をごまかすための言い逃れでしかない。
「拉致被害者家族より北朝鮮の方が追い詰められてる」「経済制裁続行、拉致被害者全員一括即時帰国という救う会、家族会の方針は間違ってない」「日本政府も我々を支持している」というただの言い逃れです。
しかし小泉訪朝から18年も経っても進展が無く、あげく横田滋など一部の高齢化した拉致被害者家族が死去した今、そんな言い逃れには全く説得力は無い。
国民大多数はもはや拉致になど何の関心も無いでしょう。マスコミも拉致問題などもはや全く報道しない。第一に「新型コロナ（誰でも感染の可能性があり、感染すれば最悪死亡する、あるいはコロナ不況による生活苦など）」などと違って、ほとんどの国民にとって自分が当事者ではない。政府認定拉致被害者は勿論、救う会がでっち上げた「インチキ拉致被害者＝特定失踪者800人」をカウントしたところで「拉致被害者家族」など日本国民全体から見れば大した数ではない。もちろん、今後北朝鮮拉致が新たに発生する可能性もない（救う会はあると強弁しますが）。
第二に問題解決の展望がない。もはや小泉訪朝から18年が経過しています。繰り返しますが、少なくとも「表面上は」日朝交渉の進展など勿論無く、また「水面下で」日朝交渉が進展していると見なすまともな根拠もない。この状況下で「解決の展望がある」と思う人はまずいないでしょう。
第三に「蓮池透家族会除名」でわかるように、救う会、家族会が唯我独尊で多様な意見を認めない。「救う会と家族会の主張には無条件で従え、異論は認めない」が彼らの態度です。田中均氏、和田春樹氏などの部外者は勿論「仲間であるはず」の蓮池氏すら敵視し排除するのが今の家族会です。
「経済支援とのバーター取引も不可避では無いか」「段階的帰国でも良いでは無いか」などというと「北朝鮮に甘い」「北朝鮮シンパか」「何故我々に反対するのか」などと狂ったように罵倒を始めるのだからかないません。
第二や第三の状況であれば、「当事者」でもない限り「拉致に限らず」そんな問題に興味を持つ人間はまずいないでしょう。
まずは「家族会が救う会と縁切りして蓮池氏と和解すること」が必要でしょう。そうすることによってのみ、「拉致敗戦の現状」を打破できると思いますが、まあ救う会言いなりの「家族会」には絶対にそれは出来ないのでしょう。愚劣な話です。俺は家族会には何一つ同情しません。
