今日の産経ニュース(2019年9月25日分)

山本七平賞に外務省の冨田浩司氏 - 産経ニュース
 田母神受賞のアパ賞並の「トンデモ右翼賞=山本七平賞」をもらうくらいなら何ももらわない方がまだましでしょう。


安倍首相、紛争下の性的暴力被害女性支援へ 昨年のノーベル平和賞女性と面会 - 産経ニュース
 慰安婦という「紛争下の性暴力被害者」を侮辱して恥じない男がよくもこんなことができるもんだと心底呆れます。
 「紛争下の性暴力被害者を支援する活動家がノーベル別平和賞をもらう時代」だからこそ、「紛争下の性暴力被害者」である慰安婦の問題が騒がれるとか、「これはノーベル賞委員会流の婉曲な安倍批判ではないか(安倍の慰安婦侮辱への婉曲な批判)」などという認識はこの男には何もないのでしょう。
 吉見義明氏や「平和の少女銅像の制作者」辺りがノーベル賞をもらえば安倍も「さすがに気づく」でしょうがその場合は「ノーベル平和賞反日だ」で終わりでしょう。愚かな男が首相になったもんだと改めてうんざりします。


韓国客急減に「一喜一憂しない」 日本政府観光局 - 産経ニュース
 観光局という立場上どういう対応を考えるかはともかく「韓国人観光客の減少について憂慮しないとまずい」でしょうに、「安倍批判の助長」につながることを恐れる安倍政権によって「憂慮することすら安倍に禁じられてる」ようです。絶句しますね。


【主張】英紙の靖国「誤報」 戦没者追悼を傷つけるな - 産経ニュース
 当初は「韓国メディアの誤報」としていた産経らウヨですが「韓国メディアの報道は英国紙タイムズをそのまま翻訳し報じたものであり、誤報というならタイムズが誤報」と言う指摘を受けてついに「そうです、タイムズが誤報なのです」と言いだした産経らウヨです。
 誤報という産経らウヨの主張自体がデマですね。
 英国政府が「英国紙タイムズの報道」の中で明確に否定してるのは「(靖国以外も含めて、何か問題が発生する危険性があるので)いかなる神社にも行くな、といったことはない」と言う点「だけ」であり、「英国軍ラグビーチームの靖国参拝にダメ出ししたこと(英国紙タイムズの報道)」は何一つ否定していませんので。
 むしろ「いかなる神社にも行くな、といったことはない(靖国についてはノーコメント)」とは「靖国には行くなと言った」と認めてるのも同然の発言です。
 その辺り英国政府側は「中国、韓国などが靖国に抗議していることは認識している」と微妙な表現ですが、これは「行くなと言った」の婉曲表現でしょう。日英友好関係を考え、安倍ともめたくないから曖昧にごまかしてるだけであり、これを産経のように「行くなと言ったと明言してない→タイムズの誤報」なんてのはデマでしかない。
 しかしどうみても「英国人が自主的に行った」とは思えないので「誰か(日本ウヨ)がお誘いした」としか思えないのですがねえ。その「誰か」が明らかにはならないんでしょうか?
 なお、以前も書きましたが靖国は「戦没者追悼の場」ではありません。
 だからこそ「吉田松陰橋本左内」「桜田門外の変の水戸浪士」「有馬新七」「武市半平太」「坂本龍馬」「大村益次郎」「A級戦犯」といった戦没者でない人間(死刑、暗殺など)が祀られてるし、一方で戦没者でも「彰義隊」「白虎隊」「土方歳三」は祀られてないわけです。
 「日本政府が英雄として顕彰すべきと考えた人間を祀る場」、それが靖国です。
 靖国が「戦没者施設だ」というなら今すぐ「戦没者以外は祀るのを辞めるべき」だし「祀られてない戦没者も祀るべき」でしょう。
 しかしこの件、ググっても産経以外では英軍ラグビーチーム靖国参拝報道を“ヒゲの隊長”佐藤前外務副大臣が「韓国のフェイク」と攻撃 フェイクはヒゲのほうだ!|LITERA/リテラなどリテラぐらいしか報じてないのだから恐ろしい話です。
 「靖国は下手に取り上げると安倍に恫喝される(とはいえもちろんいくら何でも産経のようなデマ記事は書けない)」という恐怖感から産経以外のマスコミは逃げてるのでしょうが。