黒坂真に突っ込む(2019年11月29日分)

■黒坂ツイートにコメント

黒坂真リツイート
・しみけん
‏ 中国のIT企業は、アリババもテンセントもファーウェイも、中国共産党に忖度した経営をやっていますから。これらの企業も、中国共産党と同じ反社会勢力だと思う。

 予想がつくでしょうが「例の反社会勢力・出席疑惑」での黒坂の強弁です。すごいですね。こんなへりくつで「だから安倍総理桜を見る会にヤクザを呼ぼうが、ジャパンライフ元会長を呼ぼうが何の問題も無いんだ」といわれても安倍も「嫌みか?」「馬鹿にしてるのか?」としか思わないでしょうにねえ。
 つうか「中国政府(あるいは中国共産党)が反社会的勢力」ならそれこそ「その反社会的勢力のトップ」習主席を来年の春に「桜を見る会(?)」に呼ぶという安倍は「まさに反社会的勢力」であり、黒坂は安倍に「習主席の訪日反対!」というべきではないのか。なんというか「黒坂の脳みそはどうなってるんだ?」ですね。
 つうか「人権弾圧をしてるから、無法行為をしてるから中国共産党は反社会的勢力」つうなら例えば「反体制派ジャーナリストを暗殺したサウジ」も反社会的勢力なのか。
 「金大中事件を起こした朴チョンヒ政権」や「朴政権に忖度して事件を曖昧に片付けた当時の田中内閣」も反社会的勢力なのか。
 「アパルトヘイト南ア」と付き合っていた当時の日本も反社会的勢力なのか。

黒坂真
 私は30数年前、聴濤氏の本を熱心に読みました。

 「はあ?」ですね。モロバレの嘘が良くつけるもんだとある意味感心します。
 黒坂の言う「30数年前」が「30~39年前」とすると「1980~1989年」ですからね。その頃に「聴濤弘氏*1日本共産党幹部)」の著書を愛読するような輩がここまでレベルの低い馬鹿右翼になるわけもないでしょう。
 一体、聴濤氏のどんな本を読んでどう考え、そして今に至ったのか、と聞かれて、黒坂はまともに答えることはおそらく出来ないでしょう。

*1:著書『21世紀と社会主義』(1984年、新日本出版社)、『社会主義をどうみるか』(1986年、新日本ブックレット)、『資本主義か社会主義か』(1987年、新日本出版社)、『ソ連はどういう社会だったのか』(1997年、新日本出版社)、『新ロシア紀行』(2004年、新日本出版社)、『カール・マルクスの弁明』(2009年、大月書店)、『レーニンの再検証』(2010年、大月書店)、『マルクス主義福祉国家』(2012年、大月書店)、『マルクスならいまの世界をどう論じるか』(2016年、かもがわ出版)、『ロシア十月革命とは何だったのか』(2017年、本の泉社)、『200歳のマルクスならどう新しく共産主義を論じるか』(2018年、かもがわ出版)など