米国の人権侵害5つの大罪(一):アメリカ先住民インディアンに対する無残な大量殺戮
2005年の米内務省の報告は、アメリカ先住民の失業率が89%に上ることを明らかにした。
自分たちの土地の中で発言権を得ること、これはかつては夢や幻だったが、今日では妄想になってしまった。2016年、ダコタ・アクセス・パイプラインの建造が(ボーガス注:当時のトランプ政権によって)認可を得た。現地の先住民のスタンディングロック・スー族は、このパイプラインは彼らの主要な飲料水の水源に危険をもたらすだけでなく、神聖な部族である彼らに対する侵犯行為でもあると見なしている。しかし彼らが数え切れないほど行なった抗議はすべて徒労に終わった。2021年4月9日のCNNの報道によると、(ボーガス注:パイプライン反対派はトランプの決定をバイデンが撤回することを期待しているが)バイデン政権がこのパイプラインを閉鎖することはないだろうとしている。
200年後の今、アメリカ先住民はこの大陸の中で引き続き発言権を得られずにいる。アメリカ先住民の歴史の悲劇は、米国式人権観の「真の意味」を絶えず明らかにしてくれるだろう。それは自分たちの飽くなき欲望を満足させるために、他人から奪い取り他人の人権を侵害するということだ。
他の「4つの大罪」か何なのか、分かったら随時紹介します。もちろん「米国が酷いから中国は悪くない」つう話でもないですが、米国も「上から目線」で偉そうに中国に説教たれる資格があるのか?、ウイグルの人権云々言う米国はアメリカ先住民の人権をどれほど守ってるのか?、とは思います。
なお、上記記事に出る「ダコタ・アクセス・パイプライン」でググったところ
ダコタ・アクセス・パイプライン、先住民に喜びの判決。「石油を抜いて、調査せよ」裁判所が操業停止を求める | ハフポスト2020.7.8
長年反対運動が行われ、物議を醸してきたアメリカの「ダコタ・アクセス・パイプライン」。
この石油パイプラインを巡る争いで、ワシントンD.C連邦裁判所は7月6日、パイプラインに反対してきたアメリカ先住民の訴えを支持し、パイプラインの運営を一時停止する判決を下した。
ジェームス・ボアズバーグ判事は判決で、同パイプラインの操業を認めたアメリカ陸軍工兵隊の環境影響評価が、不十分だったと指摘。
操業を停止して、30日以内にパイプラインから石油を取り除き、パイプラインのリスク調査と徹底した環境影響評価をするよう求めた。
米控訴裁、ダコタ送油管は稼働停止の必要ないと判断 | ロイター
米コロンビア特別区(首都ワシントン)の巡回控訴裁判所は5日、送油管「ダコタ・アクセス・パイプライン」(DAPL、日量送油能力57万バレル)について、稼働停止の必要はないとの判断を示した。
ただし、規制当局は、送油管の稼働を最終決定する前に改めて環境影響評価を行う必要があるとした。
スタンディング・ロック・スー族の代理人を務める弁護士は、DAPLを閉鎖に追い込むには、(中略)「結論は、闘いを続けるということだ。われわれは法的に正しく、パイプラインが閉鎖されるまであきらめない」と語った。
エナジー・トランスファーからのコメントは得られていない。
がヒットしましたので紹介しておきます。
「中国よ、消えうせやがれ」 フィリピン外相、“禁句”使って怒り爆発 - 産経ニュース
「批判する場合でも最低限度の儀礼を守るべきだ、我々、政治家はその辺のチンピラとは違う*1」「我が国にとって重要な貿易相手である中国との関係をまじめに考えてるのか」などと「上司」ドゥテルテ大統領から「当然のダメ出し」をされたこともあって「言い過ぎた」と外相が発言を撤回したにもかかわらずこのタイトル(撤回したことが本文には書いてあっても、タイトルに書かれてない)とは産経のアンチ中国はもはや病気ですね。
◆楊海英のツイート
楊海英
日本を守りましょう!中国の侵略から。
呆れて二の句が継げませんね。産経のように「中国が尖閣や沖縄を侵略するかも」というのか。
それとも「もっと低レベル」で産経の「佐渡が危ない」「北海道が危ない」レベルで、「中国人観光客」「中国企業の土地購入や日本企業買収」を侵略呼ばわりか。
楊海英
社会主義国*2で生まれ育ち、共産党によるジェノサイドを経験してきた私からすれば、マルクスに片想いを寄せる日本の先生達は滑稽に見えて仕方ない。そんなにマルクスが好きなら、社会主義国*3に移住して実践すればいいのに。
吹き出しました。楊の方こそ「遊牧はモンゴルの誇り」等と抜かすのなら、「遊牧が出来ない」日本に住んでないで「外モンゴルに移住して遊牧生活を実践すれば良い*4」「遊牧の片手間に研究生活すれば良い(あるいは研究の片手間に遊牧すれば良い)」のに(『内モンゴル』というとおそらく楊は「中国批判派の俺は、中国の弾圧を受ける恐れがあるのに中国領土である内モンゴル自治区に行けるか!」というでしょうから『外モンゴル』としました)。
大体、楊が「マルクスに片想いを寄せる日本の先生達」とやらの名前を出さないところが滑稽ですね。何故具体的な名前を出さないのやら。誰のことを想定してるのやら。
そもそも「先生」とは誰なのか。楊らウヨ連中が親中国派として悪口雑言する「二階幹事長」や「公明党の国会議員」、つまり「先生=国会議員」か。はたまた大西広氏*5のようなマルキストの立場と公言する大学教授(特に大西氏のように中国研究をテーマとする教授)*6、つまり「先生=教員」か。
まあ二階幹事長にしても公明党にしても、大西氏*7にしても、他の誰にしても、「その中国に対する態度」が仮に「甘い」にしても別に「中国のすることを手放しで万歳してるわけでもない」でしょうに。
*1:とはいえドゥテルテ自身がその種の「チンピラ発言」の前科者だと思いますが。
*2:もちろん中国のこと
*3:中国以外(北朝鮮、ベトナム、ラオス、キューバ)も指すのかもしれませんがやはり「主として中国」でしょう。
*4:マジレスすると内モンゴルでも外モンゴルでも遊牧は衰退傾向にあるようですが。
*5:1956年生まれ。京都大学名誉教授。慶應義塾大学教授。著書『「政策科学」と統計的認識論』(1989年、昭和堂)、『資本主義以前の「社会主義」と資本主義後の社会主義』(1992年、大月書店)、『環太平洋諸国の興亡と相互依存』(1998年、京都大学学術出版会)、『グローバリゼーションから軍事的帝国主義へ:アメリカの衰退と資本主義世界のゆくえ』(2003年、大月書店)、『中国はいま何を考えているか』(2005年、大月書店)、『チベット問題とは何か』(2008年、かもがわ出版)、『現場からの中国論』(2009年、大月書店)、『中国に主張すべきは何か』(2012年、かもがわ出版)、『長期法則とマルクス主義:右翼、左翼、マルクス主義』(2018年、花伝社)、『マルクス経済学(第3版)』(2020年、慶応義塾大学出版会)など(大西広 - Wikipedia参照)。
*6:ただしマルキストを自称する人間(中国研究者を含む)の中にはかなり中国共産党(中国政府)に手厳しい人間、最近の日本共産党のように「もはや中国共産党はマルクス主義ではない(マルクスから逸脱している)」などと中国共産党を非難する人間もいるので「マルキスト=中国共産党シンパ」つう話ではない。まあ、大西氏についていえば「中国共産党シンパ」ではないにせよ、俺同様、「日中友好を重視」し、楊のようなアンチ中国共産党の立場ではありませんが(そしてそんな大西氏の態度は楊にとっては充分憎悪や敵意の対象でしょうが)
*7:そもそも大西氏のようなマルキストならともかく、「マルキストでない親中国派(特に二階氏のような保守系)」は別に「マルクスに片思い」ではありませんが。