■菅*1政権時代に「辺野古以外」模索 立民・枝野*2代表が言及
https://www.sankei.com/politics/news/190120/plt1901200006-n1.html
今頃こんなことを言ったところで「嘘じゃないのか」「ならば、なぜ菅政権時代にそうしなかった」という不快感しかありません。とはいえ、枝野を敵視しても安倍を利するだけです。
正直、俺は「枝野が大嫌いだし、政治家として大して評価もしてない(さすがに安倍*3や前原*4、細野*5よりは枝野を評価しますが)」のですが、野党共闘を進めるにおいて最大野党代表である枝野に対し「枝野なんか相手に出来るか」つうわけにもいかないので「その言葉を裏切る行為を今後するな」とだけ書いておきます。
とはいえ正直、俺は枝野を全く信用してないし、枝野の裏切りを警戒する必要があると思っていますが。
■白鵬8連勝で首位堅持 両大関黒星、1敗3人 大相撲初場所
https://www.sankei.com/sports/news/190120/spo1901200024-n1.html
・2大関はともに黒星。高安は松鳳山に突き落とされて4敗目。豪栄道も関脇玉鷲の突き落としに屈して5敗目を喫した。
・勝ちっ放しの白鵬を追う1敗は魁聖*6、新入幕の矢後、千代の国の平幕3人。
大関として優勝争いをすべき高安と豪栄道がふがいない成績の上、横綱・鶴竜、大関・栃ノ心が休場です。
こうなると「すでに白鳳の優勝がほぼ確実」になってしまいました。いくら「1敗で白鳳を追っている」とはいえ、平幕力士に優勝を求めるのは酷でしょう。なんとも残念です。
【追記】
■白鵬、玉鷲に敗れ2連敗 2敗の両者首位、1差3人 初場所
https://www.sankei.com/sports/news/190124/spo1901240040-n1.html
■玉鷲が白鵬から初勝利、乱れ飛ぶ座布団に「気持ちよかった」
https://www.sankei.com/sports/news/190124/spo1901240041-n1.html
白鵬が余裕で優勝と思いきや、玉鷲の優勝の芽が出てきました。白鵬も年をとりかつてほどの力はないようです。
■白鵬、貴景勝に敗れ3敗目 大相撲初場所、玉鷲きょうにもV
https://www.sankei.com/sports/news/190125/spo1901250054-n1.html
玉鷲の逆転優勝ということになりそうですね。玉鷲や貴景勝が調子がいいとは言え、残念ながら白鵬も年をとりかつてほどの力はなくなったわけです。
■白鵬の休場に宮城野親方 「腫れてどうしようもない」
https://www.sankei.com/sports/news/190126/spo1901260026-n1.html
せめて最後の日までは出場してほしかったのですが怪我では仕方がない。次の場所ではなんとか復帰してほしいところですが、白鵬ももう33歳ですし、引退がいつあってもおかしくないかもしれません。
■仏が日産とルノー統合要求 ゴーン被告失脚も圧力強化
https://www.sankei.com/economy/news/190120/ecn1901200003-n1.html
ゴーン逮捕はマスコミ報道を信じる限り、彼の個人的犯罪に過ぎない上に「日産現経営陣が一方的に被害者と言える話でもない(ゴーンの犯罪に気づきながら黙認した疑い濃厚)」でしょう。
フランス側が「日産に対する支配権を強める方向性」を改める理由はどこにもないわけです。
むしろこんなことを言えば言うほど「やはりゴーン逮捕はルノーグループから離脱するためのクーデターか」と思われるだけです。
■「計画が宮中にばれた」 緊迫する関東軍の密謀
https://special.sankei.com/f/society/article/20190120/0001.html
参謀本部第1部長の建川美次*7(よしつぐ)が参謀総長の金谷範三*8から呼び出しを受けたのは、昭和6年9月15日である。
「昨日、奉天総領事から電報が来た。関東軍が奉天で大陰謀を企てているようだが、いったい何をするのかと、外務省が怪しんでおる」「君は何か知っているのか」
「多少は知っています」
「困るではないかっ!」
金谷の怒声に、建川は肩をすぼめた。そこへ、陸相の南次郎*9も入室してきた。不機嫌なのは一目瞭然である。
「陛下はご存じのようだ。すぐ止めさせろ」
建川は関東軍の一部と気脈を通じている。しかし、陸相と総長に真っ向から反対されれば逆らうわけにはいかない。「何とかします」と言って引き下がり、慌ただしく満州へ向けて出発した。
陸軍中央の動きは、三月事件(※1)に関わった中堅将校らを通じてその日のうちに関東軍に伝わった。
「計画が宮中にばれた」
今度は謀略を主導する関東軍高級参謀の板垣征四郎*10と作戦主任参謀の石原莞爾*11が青ざめる番だ。板垣らは9月15日深夜、同志を集めて協議したが、意見は中止派と続行派で真っ二つに分かれ、16日未明になっても結論が出なかった。
その時の様子を、奉天憲兵隊長だった三谷清が振り返る。
「ここまで計画を進めて来たのに止めるのは残念だ決行すべしといふ主張と、参謀本部が既に反対してゐる以上火を付けても駄目だから中止して時期を見ようといふ主張とが対立した。板垣さんは唯(ただ)ニヤニヤ笑ってゐた。石原はお前達は如何(どう)するかと言ったので、私は自分達は即時決行すべし、ここまで計画が進んで来てゐるのだし、人も揃(そろ)ってゐるのだから、火を付けさへすれば何とかなると主張した」
(※1) 陸軍の中堅将校らによる秘密結社「桜会」が主導したクーデター未遂事件。昭和6年3月に右翼などが都内各所で騒動を起こし、混乱に乗じて軍隊が出動、政党内閣を転覆した上、当時陸相の宇垣一成*12を首班とする軍事政権を樹立する計画だったが、宇垣が直前で翻意し、中止となった。事件に関わった中堅将校の一部は、関東軍幹部とも通じていた
・「三月事件」ですがこれに関わったメンバーは、ウィキペディア「三月事件」によれば、産経記事に名前が出てくる建川の他には
などといった陸軍幹部連中がいます。
もちろん三月事件は闇に葬られ、東京裁判で追及されるまでは国民は何も知りませんでした。建川らは何の処分も受けず出世していったわけです。そうした無法が1945年の敗戦につながったと言っていいかと思います。
・実際に満州事変を実行し、「火をつけたら」結果オーライで昭和天皇以下政府中枢は、板垣や石原らを処分しなかった(それどころか彼らは出世していく)わけですから「結果さえ出せば容認される」と板垣らに完全になめられていた、見切られていた上に、その見込み通りに実際に動いた「昭和天皇以下政府中枢」に重大な問題があったと言うべきでしょう。
明らかな統帥権干犯を実行した板垣らを厳罰処分にしていれば状況は変わったはずです。少なくとも「1945年の敗戦」はなかったでしょう。
もちろんそこには昭和天皇が「明らかに中国をなめていた」という要素もあったでしょう。
板垣らを厳罰にしなかったことが
1)その後も関東軍を「結果さえ良ければ認めてくれる」とイケイケどんどんにさせ、日中全面戦争、ひいては対米戦争を招いた上に、
2)226事件の青年将校などに「結果さえ正しければ何をしても許される」という勘違いをさせ、テロを助長し、日本の軍国主義化を招いたことは間違いないでしょう。
*1:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相を経て首相
*2:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相、民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)などを経て立憲民主党代表
*3:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官などを経て首相
*4:鳩山内閣国交相、菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相、民進党代表など歴任
*5:野田内閣環境相、民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長(岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)など歴任
*6:最高位は関脇だが、現在は平幕
*7:参謀本部第二部長、参謀本部第一部長、第10師団長(姫路)、第4師団長(大阪)など歴任。予備役編入後も、駐ソ連大使、大政翼賛会総務、大日本翼賛壮年団長など歴任
*9:朝鮮軍司令官、第2次若槻内閣陸軍大臣、関東軍司令官、朝鮮総督など歴任。戦後、A級戦犯として終身刑判決となるがいわゆる逆コースにより1954年に仮出所。
*10:関東軍高級参謀として満州事変を実行。関東軍参謀長、第1次近衛、平沼内閣陸軍大臣、朝鮮軍司令官、第7方面軍(シンガポール)司令官など歴任。戦後、A級戦犯として死刑判決。後に昭和殉難者として靖国に合祀
*11:関東軍作戦主任参謀として満州事変を実行。参謀本部第1部長、関東軍参謀副長、舞鶴要塞司令官など歴任
*12:清浦、加藤高明、浜口内閣陸軍大臣、朝鮮総督、第1次近衛内閣外相(拓務大臣兼務)など歴任
*13:陸軍教育総監、林、第一次近衛、小磯内閣陸軍大臣、参謀総長など歴任。戦後、自決。
*14:陸軍省軍務局長、陸軍次官、関東軍参謀長、朝鮮軍司令官、平沼、米内内閣拓務大臣、朝鮮総督、首相を歴任。戦後、A級戦犯として終身刑判決。服役中に病死。後に昭和殉難者として靖国に合祀。