文在寅批判の元人気女子アナは勝利…どうなる韓国政治(高英起) - 個人 - Yahoo!ニュース
タイトルがアンチ文政権のウヨ高らしい。確かにそう言う事実はあるようですし、そこからは「右派勢力も未だ侮れない」といえるかもしれませんが、この韓国総選挙での最大のポイントはやはり「文政権勝利、野党敗北」でしょうに。
・15日投開票の韓国総選挙は革新系与党が圧勝し、定数300の5分の3となる180議席を確保した。革新系*1政党が単独で過半数の議席を得たのは2004年の総選挙以来16年ぶり
・保守系の最大野党・未来統合党はソウル市の選挙区から出馬した黄教安*2(ファン・ギョアン)代表が、与党の李洛淵*3(イ・ナギョン)前首相にとの一騎打ちに敗れて落選。また、昨年まで院内代表*4として黄氏とツートップを務めてきた元祖「美人過ぎる国会議員」の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)氏も落選した。
ということでまさに野党大敗ですね。
そんな中、保守陣営で健闘したのが韓国MBCテレビの元アナウンサーで、同局の看板キャスターだったペ・ヒョンジン氏だ。
ペ・ヒョンジン氏は昨年1月、韓国国防省が発表した国防白書の最新版から「北朝鮮は主敵」との表現が消えたことを巡り、自身のフェイスブックに次のように書いて文在寅*5政権を批判した。
「休戦中*6であるわが国の国防白書から「主敵」が消えました。(ならば)大切な息子たちの徴兵は、何のために行うのでしょうか」
やれやれですね。「主敵」扱いで緊張関係を続けて何かいいことがあるのか。
だが、巨大与党の誕生は、文在寅政権の対北融和を加速させるだろう。ペ・ヒョンジン氏も言っているとおり、平和それ自体は歓迎である。だが、北朝鮮の核武装が固定化されてしまっては、朝鮮半島に真の平和が訪れることはないだろう。
やれやれですね。俺も「核武装の固定化がいい」とはいいません。しかしそれにこだわって緊張を高めるくらいなら「あえて容認した方がいい」のではないか。
かつ「通常武力が貧弱な北朝鮮」としては「米国の侵攻の恐怖」をなくすためには「核武装せざるをえない」面もある。
高が本気で「北朝鮮の核武装をやめさせたい」なら「朝鮮戦争の正式終戦」「米朝国交正常化」「米朝相互不可侵条約の締結」など「北朝鮮が米国への警戒を解く措置」をするよう、米国に要求すべきです(もちろん高はそんなことはしませんが)。