今日の産経ニュースほか(コロナ問題:2020年5月14日分)

イスラエルに新政権 コロナで与野党連携、首相続投 - 産経ニュース
 「汚職疑惑が浮上した極右政治家」、つまり「イスラエル安倍晋三」ネタニヤフとの大連立など、日本で言えば「安倍と枝野の大連立」みたいなもんで「与野党、どちらも選挙で過半数をとれなかった」だの「今コロナで大変な時期だから」だのを口実にそんなことをされてはネタニヤフ批判派も「ガンツ(最大野党党首、大連立で副首相兼国防相につく見通し)」に対して怒り心頭でしょう。イスラエルも前途多難です。とにかくネタニヤフのようなろくでもない政治家には一日も早く退陣してもらいたい。


立民 福山幹事長が謝罪 尾身氏への質問で 「本意でなかった」 | NHKニュース
 どういう経緯だかよく分からないので「当然の謝罪だ」「いや謝罪する必要はない」などのコメントは避けますが、共産支持者としては「京都市長選の反共広告には何一つ、共産に謝罪しないくせにな」「結局、『俺はあの広告に直接関わってない』の一言ですっとぼけたくせにな(まあ、今回は尾身と直接やりとりしたのが福山だという違いはありますが)」つう福山*1への憤りを禁じ得ません。
 つまりは福山も立民も「こいつとトラブったらまずい」と思えば謝るが、そうでなければ舐め腐って謝らないわけです。俺として「立民を支持したくない理由」がまた一つ増えました。まあ「安倍の明治150年記念式典」にためらいなく出席する「ウヨ」福山と「そんな奴をナンバーツー(幹事長)にする立憲民主」など以前から評価していませんが。


◆I濱ツイート

◆I濱Y子
 いいニュース。コロナ前、カジノ誘致は今コロナ対策やっている西村大臣が先頭きってすすめていた。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359651
 米カジノ大手のラスベガス・サンズは13日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の日本への進出を断念する、と発表した。同社は、横浜市が昨年8月に誘致を正式に表明した同じ日に、東京と横浜でのIR開発に注力する方針を表明していた。神奈川新聞社の取材に「この決断は新型コロナウイルスの影響とは無関係」と回答したが、詳しい理由は明らかにしなかった。

 「詳しい理由が分からない」というあたりが「???」です。本当は「やはりコロナが理由」ではないのか。何せ「長い歴史が日本である」パチンコですらあんなに叩かれてるわけで、カジノなんて今の状況で下手に開業したら袋だたきでしょう。
 それにしても「カジノ誘致は西村ガー」とはいっても「自民ガー、安倍ガー」と言わないのはI濱が「安倍に『アンチ中国的な意味』で変な期待をしているから批判したくない」んでしょうか?
 西村個人の誘致のわけもないのに。


【宮家邦彦のWorld Watch】「不世出の外交官」岡本氏しのぶ - 産経ニュース
 「岡本の死亡理由がコロナ」なので「コロナ問題関連記事」の中に入れることにしました。
 バカバカしくて吹き出しました。いくら何でも「不世出(二度と現れないであろう逸材、100年に1度の逸材)」はないでしょう。
 そういえば
1)「不世出」といえば小生は

【産経抄】10月23日 - bogus-simotukareのブログ
 坂田さんはどういう人か知りませんが藤沢さんは大分個性が強い人のようですからね。NHKが藤沢さんが亡くなった直後に放送した追悼番組*1によれば。
出演者のコメントもスゴイ。
◆本妻「何度別れようと思ったかわからない」
◆本妻のお子さん「何度殺そうと思ったかわからない」
日本棋院理事長の大竹英雄氏「不世出でいいですよ。あんな人が何人も出たらわれわれの体が持たない」(「藤沢さんは不世出の棋士と言われていますが」というNHKの質問に

なんて記事を過去に書いていますね。
2)「不世出」と言えば、城山三郎官僚たちの夏』(新潮文庫)に面白いエピソードがあるのを思い出しました(以下は、手元に『官僚たちの夏』がないので、ウィキペディア官僚たちの夏』を参考にうろ覚えで書いていますが)。 
 『官僚たちの夏』の主人公・風越信吾(佐橋滋元通産事務次官がモデルとされる)自身も「異色官僚」「不世出の官僚」として描かれていますが、それはともかく。風越の部下・鮎川官房長(佐橋の部下で官房長在任中に病死した川原英之氏がモデルとされる)が在任中に病死します。
 「通産省で葬儀を行うべきだ」とする風越に「いくら官房長でもそんなことは前例がない」という周囲に風越は「鮎川が不世出の官僚だと言うことも分からないのか!。通産省で葬儀をしなかったら我々が世間に笑われ、呆れられる」と啖呵を切り持ち前の行動力で通産省による葬儀を実施します。
 で、まあ小説だから当たり前ですが、「モデルとされた人物が実際どうなのか」はともかく、風越も鮎川も「人間的欠陥がない」とは言いませんが魅力的に描かれています。
 確かに鮎川は「不世出の官僚だ(切れ者であると共に人格者でもある)」と思わせる描写だし、部下にそこまで思い入れることが出来る風腰も人情家として描かれている。
 で岡本ですが、彼が在任中に死んだとして「不世出の官僚だから外務省で葬儀をやろう」なんて話になるんですかね。到底ならないと思いますが。


リベラル21 重い現実、軽い言葉
 阿部の記事に『コロナに触れた部分』が一部あるので「コロナ問題関連記事」の中に入れることにしました。

 「線維筋痛症」という膠原病の一種にかかり、1月から今日まで4ヶ月激しい痛みとときどき起こる高熱に悩まされ、入退院を繰返している。

 そんな近況報告は自ブログでやれよ、お前の病状なんか知るかと言う話です。以前から「リベラル21」の「阿部治平など常連投稿者の特別扱い」は異常ですが、そんな話のどこが「私たちは護憲・軍縮・共生を掲げてネット上に市民メディア、リベラル21を創った」なんて話と関係があるのか。
 まあリベラル21も「新規投稿者を開拓する能力どころか意思もないのか」、投稿者は阿部治平などいつもいつも同じ顔ぶれ(それもジジババ)の上、時には「護憲・軍縮・共生」と何一つ関係ない文章がこのように載るのだから心底呆れます。

「間髪を入れず」
 安倍晋三首相は国会答弁で新型コロナウイルス感染対策を云々したとき、幾度も「カンパツヲイレズ対処します」と発言をした。これは、元来は「すぐさま」の意味で、「カン、ハツヲイレズ」なのだが、安倍首相のほかにも言う人がたまにいる。安倍首相は「云々(ボーガス注:ウンヌン)」を「デンデン」と読んだこともある人だからこの程度の間違いは仕方がないと思う。
 中学生のころ農家では米の義務供出(昔はそういう制度がありました)がおわると子供同士でもほっとして、「おらえじゃ(我家では)供出をカンツイしたぞ」などといった。「完遂」だから「カンスイ」でなくてはならない。父は、太平洋戦争のおり東條英機*2首相が「聖戦完遂」を「セーセンカンツイ」とさかんに言ったのでこうなった、上が間違うと下も間違うと言った。
 ひとだれでも誤読はある。私も「脆弱(ボーガス注:ゼイジャク)」を「キジャク」と読んで先生に注意されたことがある。心神耗弱(ボーガス注:シンシンコウジャク)とはいっても、「消耗(ボーガス注:ショウモウ)」は、「ショウコウ*3」とはいわない。「洗滌」を「センデキ」と読む人は少なかろう。いや、この語彙は(ボーガス注:センジョウと言う誤読が定着した上、「滌」が常用漢字ではないので)いまや「洗浄」に変っている。
 (ボーガス注:「独擅場(ドクセンジョウ)」が「独壇場(ドクダンジョウ)」になったように)みんなが間違えばそれで通用するのが言葉というものだ。だから「間髪を容れず」もいつかシンゾー流が主流になるかもしれない。だが「云々」を「デンデン」というまでには時間がかかるだろう。

 まあ小生も恥ずかしながら「カンパツ」だと思っていたのでこの件では安倍は笑えません。「ショウモウ」が実は誤読だというのも今回初めて知りました。なるほどねえ、「ショウコウ」ですか。耗が「コウ」「モウ」と二つの読みがあるのは、「行」が「コウ(例:行進(コウシン))」「ギョウ(例:行列(ギョウレツ))」と読むように「どちらも正しい」のだと思ってましたが、「モウ」はもともとは間違いだったわけです。
 しかしさすがに「でんでん」はないだろうと思いますが。いずれにせよ、こんなことは少なくとも「護憲・軍縮・共生」という「リベラル21の建前、表看板」とは何一つ関係ない文章であり「自ブログでやれ」と言う話です。

「れる・られる」
 テレビでは敬語が氾濫している。料理番組で、「肉に塩コショウをしてあげます」などは普通になった。最近は感染症の専門家が「ときどき風通しを良くしてウイルスを飛ばしてあげるのがよいでしょう」というのを聞いた。ついにウイルスにまで敬意*4を表すようになったのだ。

 そうした敬語を「過剰な敬語(あるいは間違った、変な敬語)」として阿部が批判するのは彼の勝手ですが、少なくとも「護憲・軍縮・共生」という「リベラル21の建前、表看板」とは何一つ関係ない文章であり「自ブログでやれ」と言う話です。

 なかでも「陛下が○○県に来られました」「○○先生は△△と話されています」というように、「れる・られる」が尊敬表現に多用される。がんらい「れる・られる」は受身のものではなかったか。これには「らぬき」ことばの広がりが関連しているのか。
受身・可能表現と間違われるような言い方よりも「……おいでになりました」「……お話になりました」でよいのではないか。

 これはもちろん「過剰な敬語を避けたい」と言う思いの表れですね。「おいでになりました」「お話になりました」では「陛下(天皇?)や先生との間」に距離が開いてしまうわけです。「敬意は表したいが、よそよそしい、大げさな表現はしたくない、もっと親密な関係性を持ちたい」と言う話の訳です。
 まあ、先生はともかく皇室など「一般庶民と彼らとの間に親密な関係性などねえだろ」「それ、ただの幻想だから」つう気もしますが、今や天皇、皇族とは多くの日本人にとってそんな存在の訳です。
 戦前の「現人神」「大元帥」なら文句なく「おいでになる」「お話になる」でしょう。しかし、今の日本人の多くは皇室に対してそこまで大げさな敬語を使いたくないわけです。
 だからたとえば

【動画あり】愛子さま高等科ご卒業 - 産経ニュース
 天皇、皇后両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまは22日、学習院女子高等科の卒業式に臨まれた。

上皇后さま、微熱のご症状 - 産経ニュース
 宮内庁は14日、上皇后さまにここ数日、微熱のご症状がみられると明らかにした。

とあの産経ですら皇族への敬称が「様(さま)」であることも珍しくない。陛下、殿下を必ずしも使わない。
 まあ、いずれにせよしつこく繰り返しますが「こんな話は阿部は自ブログでやれ」つう話です。


FBI、中国による米国のワクチン開発情報の窃取を捜査 米研究機関に警報を発令 新型コロナ - 産経ニュース
 「米国でのコロナ蔓延」について
 海峡両岸論 第114号 2020.5.13発行 - 新型コロナめぐる情報操作の実態 支離滅裂なトランプの陰謀論 - | ちきゅう座
 トランプ&ポンペイオの中国批判発言(環球時報社説)|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ
 中国外交部:「コロナ:アメリカのウソと事実」(2020年5月9日)|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ
 【人民網時評】三たび米国の政治屋に問う 「中国を非難」すれば命を守れるのか?--人民網日本語版--人民日報
 【人民網時評】五たび米国の政治屋に問う 責任をなすりつける以外、一体何をしたのか--人民網日本語版--人民日報
 【人民網時評】六たび米国の政治屋に問う 不十分な感染対策の責任は誰にあるのか--人民網日本語版--人民日報
等が指摘するように、中国に責任転嫁する気満満のトランプ政権ではこの件も「中国への言いがかり」の疑いが濃厚です。
 もちろん責任転嫁をトランプが画策しようともそんなことは許されるものではない。米国民の良識が問われているわけです。

*1:鳩山内閣外務副大臣菅内閣官房副長官民主党政調会長(海江田代表時代)などを経て立憲民主党幹事長

*2:関東憲兵隊司令官、関東軍参謀長、陸軍次官、陸軍航空総監、第二次、第三次近衛内閣陸軍大臣、首相を歴任。戦後、死刑判決。後に靖国に合祀。

*3:この阿部の口ぶりではどうも「ショウコウ」が本来は正しくて「ショウモウ」は誤読のようですね。

*4:もちろん「主観的」には肉やウイルスに敬意を表してるわけではないでしょう。主観的には「単なる丁寧語」でしょうね。