今日の産経ニュース(2021年5月19日分)

大村・愛知知事「名古屋市長が首謀者」 リコール不正で批判 - 産経ニュース

 愛知県の大村秀章知事は19日、地方自治法違反(署名偽造)の疑いで、自身に対するリコール運動の事務局長、田中孝博容疑者(59)らが逮捕されたことに関し、「捜査当局には一日も早い事件の全容解明と関係者の厳正な処断をお願いしたい」と名古屋市内で記者団に述べた。
 また大村氏は、運動を支援した名古屋市河村たかし市長をリコール運動の「首謀者」と呼び、「田中容疑者に責任を押しつけるのは極めてみっともない話で、とかげの尻尾切りは許されない」と批判した。

 全く同感なので紹介しておきます。しかし名古屋市民も河村のようなクズを良くも当選させたもんです。


焦点は証拠の量と質 「紀州のドン・ファン」元妻起訴(1/2ページ) - 産経ニュース
 「警察の公式発表」ならともかく怪しい「非公式のリーク情報」で容疑者を犯人扱いする記事を書くなと言いたいですね。この種の「リーク情報」が「全くのデタラメ」だった過去の「松本サリンでの河野さん犯人扱い報道(もちろん後に真犯人はオウム真理教だと分かりマスコミも長野県警河野氏に謝罪)」などについて何ら反省は無いのか。


土地法案が実質審議入り 野党反発、「あしき前例」二の舞も - 産経ニュース

 立憲民主党は慎重姿勢を崩しておらず、事実上の廃案となった外国人の収容ルールを見直す入管難民法改正案の二の舞となれば、菅義偉政権の求心力が低下する可能性もある。

 自民応援団・産経らしいですが問題は「法案がまともかどうか」であって「求心力」云々なんて話ではない。
 俺は正直「まともな法案だとは思ってません」ので支持しません。まともな法案なら「たとえ菅政権でも」支持しますが。
 そもそも「自民応援団の立場」だってまともな人間ならこんな物言いはしないでしょう。
 まともでない法案は可決すべきで無いし、「金脈疑惑での田中*1首相辞任」「リクルート疑惑での竹下*2首相辞任」「女性スキャンダルでの宇野*3首相辞任」が「自民党政権の終了」を意味しなかった(ポスト田中の三木*4、ポスト宇野の海部*5)ように、菅*6政権の終了は必ずしも「自民党政権の終了」を意味しないからです(まあ、産経にとっては菅の後釜に誰が就くか分からないのでは不安なのでしょうが)。
 大体、これが例えば「女帝容認の皇室典範改正」「夫婦別姓法案」「外国人地方参政権法案」など「産経が嫌う法制定、改定」なら産経もこんなことは言わないでしょうし。

*1:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)などを経て首相

*2:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)などを経て首相

*3:田中内閣防衛庁長官自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田内閣科学技術庁長官、大平内閣行政管理庁長官、中曽根内閣通産相、竹下内閣外相などを経て首相

*4:国民協同党書記長、委員長、片山内閣逓信相、改進党幹事長(重光総裁時代)、鳩山内閣運輸相、自民党幹事長(石橋総裁時代)、政調会長(岸総裁時代)、岸内閣科学技術庁長官(経済企画庁長官兼務)、池田内閣経済企画庁長官、自民党政調会長、幹事長(池田総裁時代)、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官などを経て首相

*5:自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田、中曽根内閣文相などを経て首相

*6:第一次安倍内閣総務相、第二~四次安倍内閣官房長官を経て首相