黒坂真に突っ込む(2020年8月14日分)

黒坂真リツイート
 吉岡正史さん。関東大震災の頃、東京にどれだけ朝鮮半島出身者がいたと日本共産党は考えていますか。数千人殺された、なら十数万人いないとおかしい。数千人殺されたなら、暴力を振るわれた方は十万人ぐらいいるはずです。暴力を振るった日本人は百万人規模、という数字になりませんか。出鱈目数字。
◆吉岡正史
関東大震災時の朝鮮人虐殺追悼文/都知事 今年も送らず
関東大震災では『朝鮮人が暴動を起こした』などのデマが広がり、数千人といわれる朝鮮人が軍や警察、自警団に虐殺された。1973年、追悼碑が建立され、都は(ボーガス注:極右・石原知事の時代も含めて)毎年、追悼文を送付してきたが、小池知事は追悼文送付を中止。知事の姿勢は虐殺の史実を否定するもの」

 「はあ?」ですね。なんで「数千人殺されたなら、暴力を振るわれた方は十万人ぐらいいるはずです。暴力を振るった日本人は百万人規模、という数字になりませんか。」なんて理屈になるのかわけが分かりません。仮に「数千人の死者」を否定するにしても、大学教授ともあろう者がもう少しまともな根拠を提出したらどうなのか。
 まあ、そもそもこういう問題で「被害者数に必要以上にこだわること」は適切ではありませんが。数が少なければ虐殺していいわけでは無い。大体、吉岡ツイートや赤旗記事が問題にしてることは「小池が追悼文を送らないこと(その結果、虐殺否定論を助長してること)」であってそれと「被害者数」と何の関係があるのか。被害者数が数千人で無ければ小池の行為が正しいとでも言う気なのか。

黒坂真リツイート
 日本共産党本部の皆さん。高野赤旗記者が人民解放軍ベトナムで射殺されて41年になります。事件当時、日本共産党は強く抗議しましたね。しかし時間が経ち、日本共産党はこの事件を忘れました。不破氏はこの件について中国共産党に謝罪や償いを一切求めなかった。両党関係を再開し、理論交流。
志位和夫
 中国による香港での人権侵害に対して、国際的批判を続けることが大切です。「時間がたてば世界は忘れる」わけではないことを、暴政を行っているものに対して示し続けなければなりません。
周庭氏 日本語で動画を配信し謝意 「引き続き香港に注目を」 | 香港 抗議活動 | NHKニュース
 香港の民主活動家、周庭氏は今月10日に香港国家安全維持法に違反した疑いで逮捕され、日本時間の12日未明に保釈されました。
 周氏は保釈からほぼ1日たってインターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」で動画を配信し、この中で3分余りにわたって日本の支援者に日本語で語りかけました。
 ツイッター上で周氏の釈放を訴える投稿が相次ぐなど逮捕に抗議の声が上がっていたことについて「日本の人たちからの支援を感じられた。本当にありがとうございました」などと感謝のことばを述べました.
 そして最後に、今後起訴されるかどうか現時点ではわからないとしたうえで「日本の皆さんも引き続き香港のことに注目してほしい」と呼びかけました。

 志位ツイートに対するリツイートが「そんなことを言っても高野記者ガー」とは非常識にもほどがありますね。
1)「文革の時は日本共産党に迷惑をかけた」という謝罪の中に高野氏の件も入ってると評価、2)中越戦争当時の幹部は今の中国共産党幹部連にはもはやいないので必要以上にこだわらなかった、だけの話でしょうに。
 つうかそんなことを言う前に「周庭の活動についてどう思うか」「志位氏のツイートについて『国際的批判を続けることが大切だ』と黒坂も思うのか」どうかツイートしたらどうなのか。
 なお、

高野記者殉職40年/ベトナム・ランソンで追悼式
 1979年、中越戦争を取材中にランソンで中国軍の銃撃を受けて死亡した故高野功・赤旗ハノイ特派員の殉職から40年にあたる7日、日本共産党の井上歩国際局員・「しんぶん赤旗ハノイ特派員がランソンに建てられている高野記者の記念碑を訪れ、献花しました。
 献花に際し、ベトナム共産党ランソン省委員会のノン・バン・タム常務委員・教宣委員長、ランソン省人民委員会の代表らが出席した追悼式が開かれました。
 井上局員は6日、同省のホアン・バン・ギエム常任副党書記と懇談。ランソン省党委員会と人民委員会が40年にわたり、高野記者の犠牲を記念し、日本などから追悼に訪れる人々に便宜を確保してくれた長年の厚情と友情に対し、深い感謝の意を伝えました。7日には記念碑を管理する烈士墓地管理委員会の代表に謝意を表明しました。

と言う記事で分かるように忘れたわけでは全くありません。