今日の産経ニュース(2020年8月19日分)

接触通知、希望者に検査 アプリで厚労省が検討 - 産経ニュース
 「濃厚接触の疑いについて通知するだけで希望しても、無症状ならPCR検査をしてくれないのか。こんなことならアプリの登録しなきゃ良かった。何のための通知なんだよ(登録者)」
 「濃厚接触の疑いについて通知するだけで希望しても、無症状ならPCR検査をしてくれないのか。そんなことならアプリの登録なんかしねえよ。何のための通知なんだよ(非登録者)」の批判の声に慌てて「希望者は検査する方向で検討」だそうです。
 方針転換はいいことですが、「そんな事ぐらい指摘される前に気づいて実施しろよ」ですね。


国民・玉木氏「内ゲバなら全額国庫返納」 約50億円の党資金配分 - 産経ニュース
 できもしないことをよく言えるもんだと本当に感心(?)します。正直「国庫返納」などする度胸は玉木には何一つ無いでしょう。
 「合同派は、合同反対派の俺たちにも政党助成金をよこせ、よこさないなら銭ゲバだと騒ぎ立ててやる」つうだけの話でしょう。
 別に「立民への合同派」を支持する気も無いですが、こういうことを言う玉木は「そのお前の態度こそが銭ゲバだろ?」ですね。


西村担当相、第2波は「定義ない」 - 産経ニュース
 責任問題を恐れるからこそ、こう言うのでしょうが、あまりにも無責任すぎないか。とはいえそれでも「第二波かどうかはともかく現状には警戒が必要」とは言わざるを得ないわけですが。


立民・安住氏「元気な首相と国会論戦を」 体調の説明要求 - 産経ニュース
 体調不良を理由に国会開会を拒否する気らしい安倍に、「であるならば、体調について説明せよ」と釘を刺したという話です。まあ、当然の話ですね。仮病で国会開会拒否などとんでもない話ですし、本当に体調不良なら今日の産経ニュース(2020年8月18日分) - bogus-simotukareのブログでも書きましたが実際に体調不良が理由で首相を辞任した浜口首相や石橋首相のように首相を辞任すべき話です。


【安倍政権考】秋の「解散風」は収束へ 続くコロナ禍 狭まる選択肢 - 産経ニュース
 勿論コロナの影響もありますが、先日の「安倍首相の体調不良ガー」を騒ぐ自民、公明幹部連中やウヨマスコミ(読売やフジサンケイなど)を見るに「当面、解散はなさそう」ですね。
 まあ、「体調不良ガー」は「国会開会拒否&安倍の雲隠れ」を正当化するための仮病だと思いますがそれはさておき。
 仮病だろうがマジで重病だろうが「体調不良ガー」ではさすがに「体調不良ですが解散します」つうわけにもいかんでしょう。
 結局「病院で検査して問題なかった、しっかり休養もとった、公務に復帰します」でないと解散なんかとても言えない。
 そして公務に復帰すれば野党からは「国会を早く開け」と言われる。そうなれば国会を結局、開かざるを得ない。
 まあ、そこで「無茶苦茶な」安倍だと「野党の追及から逃れたいためだけ」に「国会開会後、即解散」なんてこともしかねませんが。
【追記】
 一応8/19に「公務に復帰した」そうです。8/18の検査は「たいしたことでは無かった」という打ち消しに必死なわけですが「なら何であんなに大騒ぎしたの?」ですよねえ。安倍側のマスコミへのリークもなしに日本テレビやフジテレビもあんなに騒がないでしょうに。「体調不良を理由に国家開会拒否を正当化しよう(そのために日テレやフジを利用)」としたら「マスコミが騒ぐほど、体調がそんなに悪いのなら首相を辞めればいい」という「安倍らにとっては予想外の声(予想外というのが全く理解できませんが)」に慌てて「首相は健康体です」と言いだしたわけで全く滑稽です。

 早期解散説が駆け巡ったのは、首相と麻生太郎副総理兼財務相が6月に3度も2人きりで会談したことが発端だった。
 「首相の手で、憲法改正はしないんですか」
 党関係者によると、6月10日、首相官邸に安倍首相を尋ねた麻生氏はこう問いかけ、憲法改正の実現のために早期解散を決断するよう説得したという。首相はその言葉にはっと顔を上げたというが、解散の実施の是非について言質を取らせることはなかったとされる。
 麻生氏が早期解散を主張するのは、秋以降にずれこむと、衆院選の結果が2つの「外的要因*1」に大きく左右される可能性があるからだ。

 まあ、安倍の態度は当然でしょう。解散することで「改憲に有利になる」と思える麻生の気が知れません。
 今コロナ対応のまずさで批判を受けてるのに解散したら「どれだけ減るかはともかく」与党の議席減は確実です。「コロナが蔓延してるのに解散して政治空白をわざわざつくるのか」と言う批判も避けられない。
 もしかしたら麻生は「時間が経てば経つほどコロナの状況はまずくなる、選挙に不利になる」ととんでもない考えなのかもしれませんが、安倍からすればそんな「我々はコロナに無策だから時間が経てば経つほど選挙が不利です」なんて恥ずかしいことは言いたくないでしょう。
 いや割と安倍は「いずれコロナは終息する、その時に解散だ」と思ってるのかもしれませんが。
 また安倍からすれば麻生の物言いには「麻生は本当は安倍おろしを企んでるのでは無いか」という疑念を感じたかもしれません。
 何せ今解散すれば議席減は確実です。議席の減りようでは「政権交代まで行かないとしても」安倍の首相辞任が不可避になります。
 あるいは安倍が首相辞任しないまでも政治力が大幅に減退することになりかねない。
 そうなれば「ポスト安倍としての麻生再登板」という可能性も皆無ではないし、それが無理にせよ「政権ナンバー2(副総理)の麻生」がポスト安倍決定に当たって有利に動ける可能性も出てくるわけです。

*1:有料記事なのでここまでしか読めません。二つの外的要因が何なのかは不明です。可能性としては「習主席訪日(新型コロナで予定通り実施できないと安倍の政治力減退になりかねないが、予定通り実施した場合の自民党支持層の反応(安倍自民に反発?)も読めない)」「米国大統領選挙(バイデン当選の場合の日米関係が読めない)」「大阪都構想住民投票(維新が敗北すると、改憲に逆効果)」と言った辺りでしょうか?