「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年12/16分:巣くう会集会の巻)

救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.12.17)第75回国連総会が北朝鮮人権状況決議を採択
 少なくとも「拉致の解決」と言う意味では何の意味も無い行為ですね。この決議が可決されたからと言って拉致被害者が帰国するわけではない。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.12.14)拉致問題セミナー報告1

古屋圭司拉致議連会長、元拉致問題担当大臣
・本当に忸怩たる思いです。申し訳なく思います。
・我々超党派の国会議連としても、国会議員としても、心からお詫びを申し上げたいと思います。

 こう古屋が言った所で救う会や家族会が「そうだ、古屋、手前、ふざけんな!」「拉致議連はふざけんな!」「拉致議連なんか解散しろ!」「古屋、手前みたいな無能は拉致議連会長は辞めろ!」などとは言わないからこそ気楽に「サーセン」といえるわけです。
 おそらくそう言う罵倒が飛んだら古屋は激怒してるでしょう。

 今の情勢をしっかりと、つぶさに観察すると、チャンスは充分にあると思います。
 コロナが全国を覆っています。しかし北朝鮮は、(感染者が)「ゼロだ」と言っていますよね。そんなことがあり得ますか。ありっこないんです、絶対に。実際はかなり厳しい状況に追い込まれていると思います。

 「感染者ゼロ」というのはさすがにないだろうと俺も思います。ただし一方で古屋の言う「厳しい状況」というのも何の根拠もありません。
 「拉致で何の進展もないじゃないか!」という批判を恐れて古屋が「北朝鮮は厳しい状況だ、今が拉致解決のチャンスだ」と根拠レスで放言しているに過ぎません。

 アメリカの大統領選の結果、来年1月21日に、トランプ大統領に代わってバイデン氏が大統領になると予測されています。その意味では北朝鮮にとっても不確定要素が非常に多いということですね。

 トランプがいまだ敗北宣言していないことに配慮しているのでしょうが「予測」ねえ(苦笑)。「正式に発生していないこと」とはいえ「発生が確定していること」は予測とは言わないでしょう。「予定」と言うべきでしょう。
 それはともかく、「不確定要素が非常に多い」のか?。バイデンは「オバマ政権副大統領」である以上「良かれ悪しかれオバマ政権時代と同じような外交ではないか」と言う予想がつきます。一方、トランプは「常識外れ」ですからね。

 本音を言えば、やはり日本の支援がほしい。
 でも、日本に対しては憎悪の念があるから言う

 そりゃ欲しいでしょう。
 ただし救う会や家族会、拉致議連が「特定失踪者も北朝鮮拉致に違いない。北朝鮮は特定失踪者も帰国させろ!」などと無茶苦茶なことを言って、それを日本政府、与党、外務省が容認してる時点で「日本の支援は諦めてる」でしょう。なぜなら「日本国内で既に40人も発見されてる」特定失踪者なんか明らかに北朝鮮拉致じゃないからです。
 「拉致でない失踪者(当然、北朝鮮が返すことなど無理)」を拉致呼ばわりして「返さない限り支援しない」という。これを見てどこの誰が「拉致被害者を帰せば日本の支援が受けられる」なんて思うのか。古屋の言う「日本の憎悪」云々なんて話ではない。そんなことが理由ならそもそも小泉訪朝による拉致被害者帰国などあり得ません。 
 まあ、特定失踪者などという因縁をつける救う会、家族会、拉致議連とそれを容認する日本政府、与党、外務省には「ある種の憎悪」があるでしょうが、そういう「憎悪」があるから北朝鮮拉致被害者を帰さないわけでは無い。また、ここで古屋がいう「憎悪」とはもちろんそういう「憎悪」でもない(1945年以前の植民地支配の憎悪と言うことでしょう)。
 今のままでは「拉致被害者なんか帰したところで何のメリットもないから返さなくて良い」と北朝鮮に思わせる危険性がある。そして北朝鮮は「左うちわで万々歳ではない」とはいえ日本の支援がなくても中露の支援などでずっとやってきたわけです。今更「全く当てにならない」日本の支援など当てにしてないでしょう。「日本の支援」云々というなら小泉訪朝での「国交正常化での経済支援」と言う方向性を推進すべきでしたがそれを潰した今、北朝鮮も「また救う会や家族会の恫喝で反故にするんじゃないのか?」と完全に疑ってるでしょうから「支援云々」なんて言ったって簡単に信用するわけがない。ましてや「特定失踪者」なんてデマを野放しでは話になりません。
 拉致を解決するには「特定失踪者などと言うデマ」を否定する必要がまずあるでしょう。その上で「経済制裁の一部解除」を実施する必要があるかと思います。
 現実問題として拉致解決のためには「経済支援とのバーター取引」以外に日本にどんな手があるのか。
 俺は別に「北朝鮮シンパ」ではないので「経済支援とのバーター取引」以外に拉致解決の手があるのなら「その別の手」に反対はしません。
 しかしどう見てもあるようには思えない。だからこそ「拉致被害者家族にとっては不快かもしれないがバーター取引すべきだ」と言ってるだけですが、そう言う意見を家族会はやれ「北朝鮮シンパ」だの「弱腰、軟弱」だの抜かす。そのくせ「バーター取引に代わる手」は何もなく、ただ小泉訪朝から18年間も無駄に時間を過ごす。あげくそうした「制裁路線」に疑問を呈し「バーター取引」を言い出した蓮池透氏という拉致被害者家族仲間まで裏切り者として無法にも家族会から追放する。
 「拉致解決する気など明らかに無い」ただの右翼団体救う会」「拉致議連」には何一つ期待などしていません。しかし家族会までもが「拉致解決よりも北朝鮮打倒が大事なのか?」と言いたくなる惨状には言葉もありません。

我々拉致議連はそれぞれが色々なチャネルを持っています

 で「そのチャネル(チャンネル)って何ですか?」ですね。拉致解決で必要な、重要なチャネルは「拉致解決に導くチャネル(人脈)」だけでしょう。
 例えば

米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
 林東源は、小泉からのメッセージも金正日に伝える。「拉致問題に進展があれば、国民を説得して関係改善を進める意思がある」との趣旨だったという。
 林は「日本人拉致は『過去に過激な盲動分子がやったことだ』という程度に認め、遺憾の意を表し、早期の帰還措置を取るのがよい」という「金大中の考え」を伝えて説得したとも回顧録で主張している。

というチャネル(金大中政権)は拉致解決に役立ったわけですが、そんな拉致解決に役立つチャネルが拉致議連なり政府なりにあるのか。おそらくないでしょう。それどころか「ホワイト国除外やフッ化水素水輸出規制」で韓国との関係悪化を招いているのだから論外です。
 たぶん「トランプ政権やバイデン次期政権に人脈がある」などと言い出すのでしょうが、そんなもんがどう拉致解決につながるのか。

加藤勝信*1内閣官房長官拉致問題担当大臣
 拉致問題は菅政権においても最重要課題です。

 「良く言うぜ」ですね。国会閉会後(5日(土曜日)が会期末だが、5日に国会質問はなかったため4日が事実上の国会会期末)の令和2年12月4日 菅内閣総理大臣記者会見 | 令和2年 | 総理の演説・記者会見など | ニュース | 首相官邸ホームページでの【菅総理冒頭発言】での外交問題発言は

 先月中旬から下旬にかけて出席したASEAN東南アジア諸国連合)関連、APEC(アジア太平洋経済協力)、G20(金融・世界経済に関する首脳会合)といった一連の首脳会議においても、グリーンとデジタルが私の政権の最優先課題であることを積極的に発信いたしました。
 同時に世界的なパワーバランスの変化により、国際秩序の在り方が大きく影響を受ける中、基本的価値と法の支配に根差した、自由で開かれたインド太平洋を実現していくことの決意を重ねて強調し、関係諸国との間で具体的な協力を進めることで一致しています。
 特に今国会で承認を頂いた英国との包括的経済連携協定、さらには先月に中国、韓国を含む15か国と署名したRCEP(東アジア地域包括的経済連携)も重要な成果であると思います。これらの協定、また、来年、我が国が議長国となるTPP11(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)の着実な実施と拡大に努め、自由で公正なルールに基づく経済圏の更なる進展を目指してまいります。
 先月中旬には、政権発足後初めての外国首脳の訪日として、豪州のモリソン首相をお迎えしました。同首相との間では、自由で開かれたインド太平洋の実現という共通目標を確認した上で、経済分野での協力に加え、安全保障・防衛協力を新たな次元に引き上げる日豪円滑化協定の大枠合意に至ることができました。首脳間の個人的な信頼関係を深めるとともに、日豪の特別な戦略的パートナーシップを大きく進展させることができました。
 また、米国のバイデン次期大統領との初めての電話会談では、日米安全保障条約第5条の尖閣諸島への適用、日米同盟の強化、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力を確認し、大変意義のあるやり取りができました。
 これらの一連の首脳外交では、政権の最重要課題である拉致問題の解決に向けた協力も要請し、数多くの首脳から理解と協力の意向を示していただきました。コロナ対応の中で高まった自国中心主義や内向き志向などとも相まって、これまで以上に予見しにくい国際情勢であるからこそ、我が国としては、多国間主義を重視しており、国際社会の団結と具体的な協力を主導していく決意であります。
 そして、人類が団結してウイルスに勝った証として、来年、東京オリンピックパラリンピックを開催する、私の強い決意についても、各国首脳から共感と支持を頂きました。これからも首脳外交を積極的に展開しながら、国際社会に対して我が国の立場をしっかりと発信していくとともに、様々な外交課題に全力で取り組んでまいります。

ということで「拉致は一応出てくる」とはいえその扱いはそれほど大きなものではない。そして「グリーンとデジタルが私の政権の最優先課題」だそうです。「政権の最重要課題である拉致問題」という言葉は一応出てくるものの、菅の本心はやはり拉致ではなく「グリーンとデジタルが私の政権の最優先課題」でしょうね。
 そして拉致よりも、むしろ「英国との包括的経済連携協定の国会承認」「中国、韓国を含む15か国と署名したRCEP(東アジア地域包括的経済連携)」「日豪円滑化協定の大枠合意」などといった「菅にとっての外交成果の宣伝」の方が余程ウェイトが大きいと言うべきでしょう。
 記者の質問も

【以下は俺の要約です】
◆TBSテレビの後藤記者
 gotoトラベルを今後どうするのか(この時点では菅は続行を表明)、野党が主張する「新型コロナウイルス特措法改正案」をどう思うのか、政府としてそうした改正案を次期国会で提出するのか?
毎日新聞の笈田(おいた)記者
 日本学術会議会員任命拒否問題について任命拒否理由は何か?、改めて質問する。
 また、安倍前首相が捜査を受けている「桜前夜祭問題」について首相としてどう対応するのか?
時事通信の大塚記者
 新型コロナのワクチン接種はいつ頃から始まる予定か?
◆NHKの長内*2記者
 首相が国会で演説した「2050年カーボンニュートラル」について具体的に今後、どう進めるのか?
産経新聞の杉本記者
 8年連続で防衛費が増額しているが今後も増額する予定か?。安倍首相が談話を出した敵基地攻撃能力問題についてどう考えてるのか?(もちろん産経的にはもっと軍拡しろ、敵基地攻撃能力を整備しろという右翼的立場)
◆ロイター通信の竹中記者
 来週、発表される予定の経済対策の規模と、その裏付けとなる第3次補正予算の規模。
◆日経の重田(しげた)*3記者
 75歳以上の医療費負担について(その後、菅は『年収200万以上で2割負担』の意向を正式に表明)
共同通信の吉浦記者
 首相の訪米またはバイデン氏の訪日による日米首脳会談がいつ行われるのか?
フリーランスの安積*4記者
 首相は「パンケーキ懇談会」ばかりで、まるで正式な記者会見をしないが、今後もその方針なのか?。正式な記者会見をもっと開いて欲しい。
◆読売の黒見記者
 衆院解散総選挙の時期
京都新聞の国貞記者
 学術会議会員任命拒否についての多くの学会が批判声明を出していることをどう思うか?
◆フランスの公共ラジオ局「ラジオ・フランス」の特派員、西村記者
 gotoトラベルについて「全国旅行業協会会長を務める二階幹事長など観光族議員の政治力で、旅行業界ばかりが配慮されてる」という批判の声があることをどう思うか?

ということで拉致についての質問なんか誰一人しません。
 しかしこの中では「毎日新聞の笈田記者(学術会議問題、桜前夜祭問題)」「フリーランスの安積記者(パンケーキ懇談会)」「京都新聞の国貞記者(学術会議問題)」「ラジオフランスの西村記者(gotoトラベルがらみでの二階幹事長批判?)」が「比較的厳しい質問」といえるでしょうね。

認定未認定に関わらず、すべての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向けてご家族の皆さんに寄り添っていきます。

 「特定失踪者の帰国も目指す」などと馬鹿なことを言っていては拉致は絶対に解決しません。そもそも「特定失踪者の帰国も目指す」のならその特定失踪者を「政府として拉致認定すべき」でしょう。
 自殺か他殺か事故死か、意見の争いがある事件(例:下山事件など)について「他殺でない疑いもあるが犯人逮捕に全力を上げる」レベルに話が無茶苦茶です。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.12.15)拉致問題セミナー報告2

櫻井よしこ
 日本は国際情勢を捉えることが非常に苦手な国だと私は実感しています。ソ連邦が崩壊した時、北方領土をもしかしたら取り戻すことができたかもしれない。ドイツは東西ドイツの統一を成し遂げました。わが国は、あの大きなチャンス*5を逃しました。

 「お前、北方領土問題なんか拉致と関係ねえだろ」ですね。
 そして「チャンスを逃した」というなら「小泉訪朝の成果」を「北朝鮮への経済制裁による日朝交渉挫折」「その後の田中均氏外務省追放(田中氏追放劇を見て外務官僚が拉致問題へのやる気を失い『救う会や家族会のいいなりにやってればいいや』になる)」で台無しにしたことの方が拉致解決では一番の失敗でした。今からこれを取り返すのは容易なことではない。とりあえず「制裁の一部解除」と「田中氏の名誉回復(外務省顧問、内閣参与などの形で政府としてそれなりに処遇)」くらいはやってほしいところです。
 なお「話が北方領土問題に脱線しますが」それにしても「日本共産党など野党も含めて」ですが「返せ」というばかりで「今北方領土に住んでるロシア人をどうするか」論じない点にはうんざりです。
 今住んでるロシア人にすれば「島の日本返還時にはロシア本土に移住してもらいたい、ついては移住費用は日本が出す」か「今まで通り北方領土に住んで良い。ロシア系日本人として日本国籍も与える」でなければ、とても返還には賛成できないでしょう。そしてその状況でロシア中央政府が返還する可能性もまずない。
 たぶん「何で移住費用なんか!」「何で日本国籍付与なんか!」という日本国民、特に元島民の反発を恐れてるのでしょうが、そう言う話をせずに島が帰るわけもない。

山谷えり子(由民主党拉致問題対策本部長、元拉致問題担当大臣
 今週月曜日、私も自由民主党拉致問題対策本部長として、宮城県救う会の皆様たちが11,251筆、拉致問題解決のための署名を集めてくださり、それを受け取りました。本当にコロナの中で1万を越える署名は大変だったと思います。

川合孝典(国民民主党拉致問題対策本部長)
 私たちの関係組織では、毎年全国で駅に立ち拉致被害者救出のための署名活動を行っています。今年度は83万筆を超える署名を、若い皆さんを中心に集めていただき、当時の菅担当大臣に手渡しました。

 小泉訪朝前ならまだしも今更そんな署名に何の意味があるのか。

松原仁立憲民主党拉致問題対策本部顧問、元拉致問題担当大臣
 この集会は、私たちの心を一つにして、怒りを北朝鮮にぶつける、そういう心合わせの会だと思っています。敢えて言わせてもらえば、日本が本気で怒っていると言うと、北朝鮮側は思っていないふしがある。
 本気で怒っているという印象を、私は北の人間は持っていないと思います。
 その意味において我々は、今本当に怒っている、と。横田滋さんが亡くなり、有本嘉代子さんが亡くなり、本気で怒っているんだということを今日、明確に伝えなければいけない
 我々は北朝鮮に対して本気で怒っているんだということを、様々な角度から明らかにしたら、日本が、我々が求める「全員の拉致被害者の奪還」となります。

 馬鹿馬鹿しい。怒って物事が解決するなら誰も苦労しません。むしろ、こんな馬鹿なことしか言わない松原仁と「松原を入党させた立憲民主党」に俺は怒っています。

 経済制裁が十分に効果をあげているのは、今までそれぞれの方がご意見で明らかです。

 「小泉訪朝から18年経っても」拉致問題で何の進展もないのによくもふざけたことが言えたもんです。少なくともこの会合の目的の「はず」である「拉致被害者帰国」という意味では経済制裁は何の効果も上げていません。

 私はこの5年間、個人的な見解ですが、政府はストックホルム合意を破棄すべきだと言い続けています。

 破棄してどうするのか。呆れて二の句が継げませんね。こんなバカを「立憲民主党拉致問題対策本部顧問」にしている立憲民主党には怒りを禁じ得ません。とはいえ立憲民主党も「救う会や家族会、拉致議連なんかウヨの集まりでしかないんだから、まともな議員は対応したがらない。ウヨの松原ぐらいしか対応したがらない」つう面が大きいのでしょうが。

 ストックホルム合意を破棄すると、日本と北朝鮮との間のパイプがなくなるというのは、全くの事実誤認です。

 事実誤認ではなくて事実でしょう。中露や韓国からの経済支援がある以上、「日本が制裁を加えてること(しかも解除の見込みがほとんど無いこと)」もあって、北朝鮮にとって日本の価値など大してないでしょう。
 「明日の100より今日の50」と言うことわざがありますが、「将来もらえるかもしれないがもらえないかもしれない100万円」より「今日確実にもらえる50万円」のほうが多くの人間にとっては「大事なわけ」です(もちろん「明日の100=日本の経済支援」、「今日の50=中露や韓国の経済支援」ですね)。しかもこの場合「明日の100=日本の経済支援」がもらえる可能性は「限りなく低い」ですから。
 おそらく「北朝鮮にとって日本の価値が一番高かった」のは「国交正常化による経済支援を期待した平壌宣言署名直後」でしょうね。
 小泉訪朝の成果を制裁で台無しにしたことが拉致解決という意味で本当に痛い。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.12.16)拉致問題セミナー報告3

金聖ミン(キム・ソンミン)自由北朝鮮放送代表
 こんな時であればあるほど必要なのは勝利に対する信念だ

 そんな精神論で問題が解決するなら誰も苦労しません。

 36歳にしかならないのですが、体重140キロ*6は誰が見ても正常ではありません。現代医学で予測できるすべての疾病が金正恩に寄生しており、少なくとも金正恩はそのような疾病によって自分の寿命が尽きつつあることに気づいたのでしょう。
 そうでなければ31歳の金与正を指導者の地位に上げて、いわゆる代理統治をする理由を説明できません。

 呆れて二の句が継げませんね。「妹の出世」イコール「正恩の重病の証拠」とは馬鹿馬鹿しくて二の句が継げません。もちろん「糖尿病などの重病の可能性はある」でしょうが「断言できるような話」ではない。別に「重病」でなくても「能力がある身内」を重用するのは古今東西どこの国でもある話です。

 4月15日の金日成遺体参拝に参席できなかったため、人々の耳目を集めた金正恩は、同じ月の10日に北朝鮮迫撃砲部隊の砲射撃訓練指導を終えたのを最後に、軍事訓練場に現れることができなくなりました。
 あれだけ好んでいた核関連施設、ミサイルと新型放射砲[多連装ロケット]射撃場に全く顔を見せられなくなりました。

 おいおいですね。
 現れないことを「政治的思惑で現れないのではなく、体調不良で現れない」と根拠レスで決めつけたあげく、その体調不良についても根拠レスで「重病」呼ばわり。呆れて二の句が継げません。

北朝鮮の独裁体制が崩壊する日が来るのも近い

 ばかばかしいですね。そもそも「正恩が重病で寿命が残り少ない」という決めつけ自体が根拠レスですが、仮にそうだとしてなんでそれが「体制崩壊」なのか。「トップが死ねば独裁体制崩壊」というほど世の中は単純ではありません。
 例えば「エジプトのサダト」「韓国の朴正熙」という独裁者が死んでも、すぐに民主化したわけではなく「ムバラクサダト政権で副大統領)」「全斗煥」という別の独裁者が出て独裁は続きました。

 いまは金正恩の暴政のために何もできないでいますが、(ボーガス注:儒教の影響で?)「男尊女卑」「男性優越主義思想」が強い北朝鮮住民たちの情緒では、金与正の抜擢はあり得ないこととして集団的反発の端緒になるでしょう。

 というのは勝手な決めつけに過ぎません。

 金正恩を屈服させて韓半島の自由統一を成し遂げる道だけが日本人拉致問題の最終的解決を引き寄せる道

 おいおいですね。何でそう言う話になるのか。拉致の解決を口実に北朝鮮打倒を叫んでるだけの馬鹿話です。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.12.16)拉致問題セミナー報告4

西岡力救う会会長、モラロジー研究所教授)
 経済制裁はじわじわと効いてくるものです。すぐには効果がありません

 制裁を始めてから18年も経ってそれでも何の成果もないのによくもこんなことがいえたもんです。

経済制裁だけでなく、北朝鮮には、コロナ、水害、(金正恩の)健康不安、幹部と人民の不満、さらに中朝関係悪化という6重苦があります。

 少なくとも「正恩の健康不安」「中朝関係悪化」は救う会が放言してるだけでまともな根拠は何もありません。
 表に出ている物を見る限りでは「中朝関係の悪化」などどこにもありません。根拠レスで「表向きはそうでも、中国や北朝鮮の本音は」と救う会は言い出すわけですが。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.12.17)拉致問題セミナー報告5

古森義久(ジャーナリスト、麗澤大学特別教授)
 アメリカの政権は、何らかの形で拉致事件の解決に支援してくれましたが、決定的に支援してくれたのはトランプ政権でした。

 トランプ発言など、ただの「無価値、無内容なリップサービス」でしかないのによくも馬鹿なことが言えたもんです。
 むしろ金大中政権での

米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
 林東源は、小泉からのメッセージも金正日に伝える。「拉致問題に進展があれば、国民を説得して関係改善を進める意思がある」との趣旨だったという。
 林は「日本人拉致は『過去に過激な盲動分子がやったことだ』という程度に認め、遺憾の意を表し、早期の帰還措置を取るのがよい」という「金大中の考え」を伝えて説得したとも回顧録で主張している。

の方がよほど「蓮池夫妻ら拉致被害者の帰国」に貢献しましたが救う会も家族会も拉致議連金大中大統領や「金氏の側近・林東源氏(金大中政権で国家情報院長、統一部長官など歴任)」に感謝しないのだから訳が分かりません。まあ結局「事実がどうであるか」より救う会、家族会、拉致議連にとって大事なことは「嫌韓国と米国崇拝」なのでしょう。馬鹿馬鹿しい話です。
 ちなみに古森が教授を務める麗澤大は「右翼宗教モラロジー系列」で、高橋史朗(元つくる会副会長)や八木秀次日本教育再生機構理事長)も教授を務める札付きの右翼大学です。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.12.18)拉致問題セミナー報告6

横田哲也(横田めぐみさん弟、家族会事務局次長)
 何年も前から、特に金正恩の時代から、「北朝鮮は何年も経たず崩壊するだろう」と言われながら、今現在もしぶとく生き抜いているわけです。

 まともな人間ならこの時点で「救う会北朝鮮崩壊論は何の根拠もないのではないか?」と疑念を抱くものですが横田拓也ら家族会の連中には残念ながらそう言う常識は欠落しているようです。

北朝鮮が追い込まれているのも事実ですし、一方で私たち家族にも時間がないというのも事実です。

 いやーどう見ても北朝鮮は追い込まれてませんよねえ。
 一方「高齢の拉致被害者家族」が「高齢化による死去の恐れ」と言う意味で「時間が無い」のは事実ですが「横田拓也(50代前半)のような比較的若い人間」は「自分の寿命だけ考えれば」追い込まれては居ないでしょう。
 「人生80年時代」の今「自動車事故や震災など事故死」「犯罪被害」「(若くても罹患することがあり得る)各種のガン」などを除けば「拓也」にはおそらく「あと30年の寿命がある」わけです。

 国会議員の先生が、そして日本国民全体が、主権を侵害されていることに思いをはせることと、同胞の人命が危機にさらされて人権が蹂躙されているのは現在進行形なんだという認識がないと怒りも湧いてこないし、怒りがないと戦えない

 以前も書きましたが「怒ったところ」で何かがどうなるわけではありません。あえて言えば「怒りなど必要は無い」。
 必要なのは「拉致解決のために何が必要なのか」という「適切な情勢分析」と、それに基づいた「適切な方策」でしかない。それがないから「拉致敗戦」のわけです。このままで何年経とうが拉致の解決などない。

 独裁政権が崩壊するプロセスをスタンフォード大学のある教授*7が分析したところによると、外部崩壊の可能性は5%で、クーデターや人民蜂起等内部崩壊の可能性の方が大きい」ということでした。

 「はあ?」ですね。そもそもその「研究とやらが信用できるのか」と言う問題もありますが、仮に信用できるとしてそんなことと拉致の解決と何の関係があるのか?。「家族会の目的は北朝鮮政権転覆なのか?」と聞きたくなります。

 金ファミリーは憎んでも、私たちが北朝鮮の人民を憎んでいるわけではないので、経済制裁やコロナの蔓延によって罪のない国民がバタバタと倒れるようなことは全く望んでいない

 「嘘八百も大概にしろよ」ですね。ならば「コロナで苦しむ北朝鮮国民*8」のために「我々救う会、家族会はこれをやります!」という何かがあるのか?。何もないでしょう。まあ、交渉相手に対して、ためらいなく「金ファミリーを憎んでる」と言うのもどうかと思いますが。

 金正恩は国民の命を何とも思っていませんので、どうしても倒れてしまうのはやむを得ないといえば可哀そうですが、その辺はなんとかならないかなという感じを持っています。

 「金正恩じゃなくてお前らが北朝鮮国民の命なんか何とも思ってないんだろ?」ですね。
 「経済制裁しても北朝鮮住民が苦しむだけでないのか!。家族会はなんと冷酷なのか?」「そのコロナで苦しむ住民に日本人拉致被害者がいたらどうするのか?」などという批判に対して「言い訳したい」と思う「後ろめたさ」を拓也は感じてるようですが、しかし結局、その後ろめたさを「北朝鮮住民への医療支援」ではなく、「金正恩が日本人拉致被害者を帰さないのが悪い。俺たち家族会は悪くない」という「舌先三寸」でごまかそうというのだからくだらない話です。まあ、それでもそうした後ろめたさを感じるだけ拓也は「ましな方」ではあるでしょう。西岡、島田、荒木にはそんな後ろめたさがあるとはとても思えません。

 日本人を返すならば、経済支援や薬の支援もできるんだという交渉を総理大臣や官房長官には申し上げています

 「おいおい」ですね。経済支援はともかく、「コロナに苦しむ北朝鮮国民」に「日本人を帰す権限」などないわけです。
 であるのならば「北朝鮮国民には罪はない。医療支援すべきだ」という話ではないのか。
 まあ、そもそも「返すべき日本人」に特定失踪者なんてガセネタを拓也が入れてる時点で論外ではありますが。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.12.18)拉致問題セミナー報告7

古森
 アメリカのアジア政策の中で大変重要な北朝鮮が一体どうなっていくのか。

 俺個人は「アメリカのアジア政策」の中で一番大事なのは「地域大国・中国の扱い」で、その次が「安倍の極右路線で悪化した日中、日韓関係をどうリカバリーするか」だと思っています。
 正直、北朝鮮問題の比重は低いでしょう。日本人拉致問題は米国には関係ないし、北朝鮮側から韓国や米国相手に開戦する可能性は低いからです。

 アメリカと北朝鮮が1994年にいわゆる米朝核合意、「枠組合意」と言っていましたが、これをやった。寧辺の核施設と見られていた施設を壊す代わりに、北朝鮮が将来必要とする非軍事目的の原子力、つまり軽水炉を二つ作ることになった。そしてアメリカは公式ではなくとも、費用は日本と韓国が出すんだと言っていたので、それはずいぶんおかしいと日本側が言った。
 当時私も、クリントン*9政権にラグーチという人がいて、「おかしいじゃないか」と言うと、その時の答えはスタンダードで、「政権にいる人間が、金正日はまもなく倒れる。北朝鮮はまもなくなくなるんだから軽水炉を作るとか作らないということを日本は心配しなくていい」と、堂々と言っていました。それほど人間に関する情報ははずれる。

 かりに「ラグーチが古森相手にそう言ったとしても」それは本心ではないと思いますね。中露が経済支援している北朝鮮がそんなに簡単に崩壊すると本気で考えていたらその方がおかしい。
 本心は「軽水炉をつくることで核開発が阻止できるならそれがいい。その場合、日韓も利益を受けるのだから負担するのは当然だ」でしょう。

 北朝鮮金正恩政権の命運に関しては、私は軽々しいことは言えないというのが今までの教訓だと思います。

 まあ、さんざんウヨ連中が「崩壊するする詐欺」でしたからね。

◆国家が残って、金正恩・与正がいなくなれば拉致問題の解決にもプラス
西岡
 国家が残って、二人がいなくなるのであれば、拉致問題の解決にも大変プラスになると思います。それは私たちの中で言うことではないので、それを目標にすることはありません。 

 馬鹿馬鹿しくて吹き出しました。
 まず第一に「二人がいなくなる(病死、暗殺、失脚など?)のであれば、拉致問題の解決にも大変プラスになる」と言う根拠は一体何なのか。何の根拠もないでしょう。単に西岡が二人を敵視しているだけでしょう。
 第二にそんなことを言うことに何の意味があるのか。そんなことを実行する力など救う会には無いし、北朝鮮周辺諸国(日米中露韓)にそんな「金兄妹打倒」なんか要望してもやるわけがない。かつそんな行為を北朝鮮周辺諸国に求める政治運動を救う会が始めたら日朝交渉が完全に挫折します。全く「西岡ら巣くう会は拉致を解決する気があるのか?」という話です。

◆中国は金政権が倒れるのは困る
古森
 拉致問題で日本は中国に期待できるかという質問でしたが、私はあまりできないと思いますね。金政権に核兵器の開発をしてほしくない。しかし、それを止めるために金政権が倒れそうになるのはもっと困るということでしょう。基本的に金政権があった方がいいんじゃないでしょうか。

 別に中国に限らず、日米韓露だって「変な倒れ方をされては困る話」です。イラクやシリアのような内戦が起こっては目も当てられない。
 まあ、平和的崩壊でも「中露に限れば」望んでないでしょうが。統一韓国が「中朝国境」に在韓米軍を貼り付けたら中露にとって脅威だからです。それはともかく古森の発言は奇妙ですね。
 何で「拉致問題で中国の協力に期待できるか分からない」と言う話が「中国は金政権が倒れるのは困る」と言う話になるのか。
 拉致の解決と金政権崩壊と関係ないでしょうに。

西岡 
 金一族以外の人間が労働党を押さえるのが中国にとっては望ましいのでしょうが好ましくないハレーションもあり得るので簡単にはそうならないと思います。

 いやいや中国にとって一番望ましいのは「金一族の支配」でしょう。金一族とは「金日成」「金正日」の時から付き合いがある。
 付き合いのない人間に権力を握られることほど不安なこともないでしょう。
 もちろん1)金一族を打倒する動きが北朝鮮内部から出てきて、もはや中国の力では阻止できないと判断したときに、2)その新興勢力を上手く取り込もうとすることはあり得るでしょうが、中国自らそうした打倒を望んではないでしょう。

横田哲也
・金聖●(王へんに文)さんの資料の一番上にある「必要なのは勝利に対する信念」というのがありますが、読んだ瞬間、これが一番大事だなと思いました。
・「絶対に勝つ」という意識があれば絶対正義が勝つと思っているので、抽象的な表現にはなってしまいますがそれしかないと思っていますので、我々が正義と感じる主張をこれからもしていきたいと思っています(拍手)。

 繰り返しますがそう言う精神論で物事が解決するなら誰も苦労しません。
 もちろん「解決に向かって努力する」には何でアレ「精神力は必要」です。しかし救う会や家族会の場合、そう言う話ではない。
 まともな北朝鮮分析もせずに「精神力で勝つ」と言う寝言です。戦前日本の「大和魂で米国に勝つ」という寝言と大同小異です。
 小泉訪朝から18年も経ってもこんな馬鹿なことを言ってるようでは話になりません。
 例えば「gotoトラベル、イートを続けていても、精神力でコロナに勝てるのか?」。そう言う話ではないわけです。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.12.18)拉致問題セミナー報告8

櫻井 
 安倍政権の「対話と圧力ではなく、圧力、圧力なんだ」ということでここまで来ました。ずいぶん長い時間がかかりましたが、本当に圧力が効いたんですよね。

 「小泉訪朝での5人帰国」を除き、拉致被害者が帰国したわけでもないのに「圧力が効いた」とは意味不明です。

古森
 二つ申し上げます。やはり経済面でもっと北朝鮮に対して実害を与える。

 意味が分かりませんね。そんなことと拉致被害者の帰国と何の関係があるのか。単に北朝鮮に嫌がらせがしたいだけではないのか。

 朝鮮総連の人は、拉致問題では罪がある。協力していた。そういうことを堂々とする指導者に今も忠誠を誓っている組織の人たちが日本国内にいるわけです。朝鮮のことはよく知っていても、日本の政治をよく知らない人は、なぜそういう存在に圧力をかけないのかと言いますよね。

 馬鹿馬鹿しいですね。何が馬鹿馬鹿しいか。
 まず第一に「朝鮮総連が拉致に協力していた」というのは何が根拠なのか。
 第二に「朝鮮総連への圧力」とは具体的に何なのか。第三に「その圧力」とやらが、拉致被害者帰国にどうつながるのか。単に朝鮮総連に嫌がらせがしたいだけではないのか。

 かつて万景峰号がなくなったとかありましたが、まだ経済面で圧力をかける手段があるのではないかと思います。

 ならば具体的に何をやるのかいってみろという話です。何もないから具体的なことが言えないのではないのか。そしてそんなことが拉致被害者帰国にどうつながるのか。

 日本としては北朝鮮に届くようなミサイルをかなり持つのは当然のことだと思います。

 そんなことが拉致被害者帰国にどうつながるのか。拉致問題を口実にミサイル武装をしようというのだから全くふざけています。

桜井
 朝鮮総連に対して長銀経由で私たちは大変な額の税金をつぎこみました。整理回収機構によって、私たちはずいぶんとお金をとられているわけで、朝鮮総連の土地と建物を取り上げるところまでいったわけですけど、それがなぜか途中で変な風になって、今もあの建物は彼らが持っています。
 私は、野中広務さん*10が(ボーガス注:小渕内閣の)官房長官だった時に官邸にインタビューに行って、総連関係の金融機関に大変なお金を振り込んだのはおかしいのではないかという記事を書いたら、「名誉棄損で訴える」とおっしゃったので、「どんどん訴えてください」と言った覚えがあります*11
 朝鮮総連のような組織が東京のど真ん中であのような資産を持って活動していること自体が非常におかしいことだと思います(拍手)。

 やれやれですね。そんなことと拉致被害者帰国と何の関係があるのか。この集会は建前では「朝鮮総連打倒」が目的ではないし、もちろん「朝鮮総連打倒」なんかしても拉致被害者が帰国するわけでもない。「竹島問題解決」を口実に「民団打倒」を叫ぶくらい馬鹿げている。

横田哲也
 先週の日曜日に、横浜にある海上保安資料館に行きました。北朝鮮工作船を初めて見てきました。
 その工作船を見て、改めて身の引き締まる思いでしたし、絶対返せと心に言い聞かせましたので、是非皆様に置かれましても、解決に向けて一緒に歩んでいただければと思っています(拍手)。

 「ああ、拉致問題って全く解決の展望がないんだな」ですね。だから哲也も何度も何度も中身のない精神論を口にする。
 「北朝鮮工作船を見てきました、気持ちを新たにしました」て「ああ、そうですか?。でそれで拉致が解決するんですか?。あなた真面目に拉致問題解決を考えてるんですか?」で終わる話です。まあそう言ったら、拓也は激怒するんでしょうが。

桜井
 今の日本はあまりにも憲法を改正していませんし、いざ自衛隊が出動するとなっても軍隊としての働きができないわけです。
 日本国憲法は日本を国家として認めていない憲法ですから、その呪縛の中に沈み込んだままになっています。その延長線上に拉致問題が起きて、そして拉致された人がかなりいることが分かってきたにも関わらず、日本国政府は動かなかった。
 ですから私たちは心を新たにして、私たち国民の力で日本国を国家たらしめようではありませんか。拉致問題を解決するための力を法律的に、軍事的にも、経済的にも持とうではないかということで、心を引き締めていきたいと思います。

 拉致被害者救出のために自衛隊北朝鮮に投入しよう、そのために九条改憲しようという暴論です。
 拉致被害者の居場所も分からないのに北朝鮮のどこに自衛隊を投入するのか?。そもそも「憲法九条などない米国」だって「ワームビア君など、北朝鮮に身柄拘束された米国民の救出」は外交交渉であって米軍の投入ではありません。

*1:第二次安倍内閣官房副長官、第三次安倍内閣一億総活躍等担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣厚労相などを経て菅内閣官房長官

*2:たぶん「ながうち」ではなく「おさない」だと思いますが「重田」にまで「おもだ」と読まれる可能性を考えて、「しげた」とふりがなをふるなら「おさない」とふりがなをふって欲しい。「ながうち」の可能性もゼロではないので。

*3:「おもだ」と読まれる可能性に配慮してるんですかね?

*4:これはたぶんウヨ雑誌で活躍するウヨライター安積明子 - Wikipedia(あずみ・あきこ)のことであり、「あずみ」と読むのだと思いますが「あさか(例えば安積澹泊 - Wikipedia水戸光圀の家臣)は「あさか」と読みます)」「あつみ」の可能性もあるのでふりがなをふってほしい。

*5:正直、北方領土について当時、そんなチャンスはなかったでしょう。

*6:彼が肥満体であることは間違いないでしょうが「140キロ」云々とは恐らく確実な根拠のある話ではないでしょう。

*7:教授の名前が出せない辺りが怪しすぎますね。

*8:北朝鮮はその存在を否定していますが、ここでは「コロナで苦しむ北朝鮮国民がいる」という前提で話をします。

*9:アーカンソー州知事を経て大統領

*10:園部町議、園部町長、京都府議、京都府副知事を経て衆院議員。村山内閣自治相・国家公安委員長小渕内閣官房長官自民党幹事長(森総裁時代)など歴任

*11:もちろん野中氏が故人で反論できないことを良いことによしこが彼を誹謗している疑いがあることに注意が必要です。