今日の朝鮮・韓国ニュース(2020年12月17日分)(追記あり)

日本のDHC会長また嫌韓発言…今回は「チョントリー」云々-Chosun online 朝鮮日報

 吉田会長は、自社の健康補助食品が市場で優位に立っていることを説明するこの文章で、健康補助食品分野のライバルであるサントリーと自社を比較し「サントリーのCM*1に起用されているタレントはどういうわけかほぼ全員がコリアン系の日本人*2だ。そのためインターネットでは『チョントリー』と揶揄されているようだ」と書いた。
 同会長はさらに「DHCは、起用タレントをはじめ全てが純粋な日本企業*3」と自社をPRした。

 在日朝鮮・韓国人への差別発言であるととともに、「サントリー」&「サントリーCMへ出演するタレント」への侮辱であり常識を完全に逸脱しています。
 サントリーが「健康食品分野においてDHCの最大の商売敵であること」が背景にあるようですが、こんなことをサントリーのライバル企業でも「アサヒ、キリン、サッポロ」「ニッカウヰスキー」はやらないわけですから。
 もはやサントリーサントリーCMへ出演するタレントも「DHCを懲らしめるために」法的措置を採った方が良いのではないか。
 またDHCのCMに出演するタレントも「今後は出演拒否した方が良い」のではないか。我々消費者も「DHC商品など買わない」という態度を取るべきでしょう。

【追記】
 コメ欄の指摘に寄れば水原希子(父親が米国系、母親が韓国系)がサントリービールCMに出たことがあるそうですが、もちろん水原以外にもサントリーCM出演タレントはいます。もちろんそれらのタレント全てが在日だなんてことはないでしょう。そもそも近年の紅白歌合戦

東方神起 - Wikipedia
第59回NHK紅白歌合戦 - Wikipedia(2008年)、第60回NHK紅白歌合戦 - Wikipedia(2009年)に出場

KARA - Wikipedia
少女時代 (音楽グループ) - Wikipedia
第62回NHK紅白歌合戦 - Wikipedia(2011年)に出場

TWICE (韓国の音楽グループ) - Wikipedia
第68回NHK紅白歌合戦 - Wikipedia(2017年)、第69回NHK紅白歌合戦 - Wikipedia(2018年)、第70回NHK紅白歌合戦 - Wikipedia(2019年)に出場

と韓国系タレントが出場することなどでわかるように「韓国文化(?)が一般大衆に普通に楽しまれている」今、この暴言はあまりにも非常識でしょう。


【追記】
澤藤統一郎の憲法日記 » 「アパ・DHC・高須」ー 極右御三家に、なぜメディアが甘い。

 さて、今回のDHCの差別発言について、本日(12月20日)のリテラ記事が、厳しく断罪している。その矛先は、日本マスコミに向けられている。
DHC吉田会長の韓国差別コメント問題をなぜテレビは取り上げないのか? 広告料くれればレイシストまでもちあげる日本マスコミ|LITERA/リテラ
 概要、以下のとおりである。

 まともな民主主義社会であれば、吉田会長やDHCという企業は社会的生命を絶たれてもおかしくない。ところが、吉田会長もDHCもこの件について、なんの謝罪も撤回もしていない。コンビニやドラッグストアではいまもDHCの商品が堂々と売られている。いったいなぜこんなことが許されているのか。
 大きいのはメディアの責任だ。今回の吉田会長の差別発言はネットで大きな騒ぎになり、〈#差別企業DHCの商品は買いません〉などの抗議ハッシュタグがトレンド入りしている。また、BBCが「日本の化粧品会社トップの“レイシスト”コメントに批判」と報じるなど、海外メディアの批判報道が相次いでいる。
 ところが、日本のマスコミはほとんど厳しい追及をしていない。共同通信東京新聞朝日新聞毎日新聞など一部のリベラルなメディアはこの問題を批判的に伝えたが、読売、産経、日経*4などはスルーだった。さらに、テレビにいたってはどの局もまったく吉田会長の差別問題を取り上げなかった。(ボーガス注:アンジャッシュの渡部など)芸能人の不倫程度であれだけ大騒ぎするワイドショーもこの問題には1秒たりとも触れず、逆にいまも、テレビでは同社のCMが流れている。
 コラムニストの小田嶋隆*5は16日、ツイッターでマスコミや日本社会がDHCのヘイトを容認している裏に「金」の問題があると喝破していた。小田嶋氏の指摘するとおり、こんなひどい差別をしても、マスコミがなんの追及もしないのは、DHCが大きなスポンサーで自分たちにお金を落としてくれる存在だからだ。

 そのとおり。まったく同感である。

 とはいえあれは「DHCよりも大きなスポンサーと思われるサントリーを誹謗した」つうひどいものなんですが。それでも容認するのかと呆れますね。サントリーは「DHCとの関係を切れ!。そうでなければサントリーCMは流さない」とテレビ局各社に抗議すべきではないか。

*1:ここでのCMが「健康食品CM限定」なのか「ビール、ウイスキー、ワイン、ソフトドリンクなど他のサントリーCM」も含むのかは不明です。

*2:そもそもそんな事実はどこにもないでしょう。もちろんそれが事実だとしても「それがどうかしたのか?」と言う話ですが。

*3:DHCのCMに出演しているタレントが「全て日本系」と言い切る根拠なんか恐らくないでしょうね。DHCが「嫌韓国ウヨ企業」として悪名高くなってからはさすがに出演はない(在日外国人タレントの方が出演辞退)かもしれませんが、それ以前は「在日外国人タレントの出演が実はあった」としても不思議ではないでしょう。まさかタレント相手に「在日外国人でない証拠を出せ」なんて馬鹿なことを言わないでしょうし。

*4:右傾化が深刻な読売、産経は予想の範囲内ですが、日経もそこまで酷いのかと呆れます。

*5:著書『パソコンは猿仕事』(1999年、小学館文庫)、『テレビ標本箱』 (2006年、中公新書ラクレ)、『テレビ救急箱』(2008年、中公新書ラクレ)、『ポエムに万歳!』(2014年、新潮文庫)など