珍右翼・高世仁に悪口する(2023年6/18日分)

ジャニー喜多川問題を報じなかったマスコミの罪 - 高世仁のジャーナルな日々
 以前も別記事で書きましたが「蓮池透氏の内部批判」「それに対する家族会の不当除名」があっても一度も家族会批判しなかったクズ「高世」が自分を棚上げして良くも偉そうに「ふざけたこと」が言えたもんです。
 高世の場合は高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が批判する不祥事もありますしね。
 テレビ局の場合「ジャニーズのタレントをテレビドラマや歌番組に出さない」と言われればダメージは大きいでしょう。高世の場合、家族会との間にそんなことが何かあるのか。
 いずれにせよ「ジャニーズと付き合いがなかった」からこんなことをいってるだけで「ジャニーズと付き合いがあれば」横田夫妻など家族会に媚びたように「ジャニーズに露骨に媚びまくってるクズ」が高世でしょう。
 それにしても「ジャニー喜多川が非難されるのは当然」ですが、誰しも思うのは「これはジャニーだけなのか?」と言う話です。
 ジャニー以外の「芸能事務所社長」には、本当にこの種の「地位を悪用して、自社タレントにセクハラする馬鹿者」はいないのか?。そんなに皆が「聖人君子」なのか?。「表に出ないだけ」ではないのか?
 また「ジャニーが騒がれるのはゲイ差別ではないのか」感もある。「男性社長が所属事務所の女性タレントに手を出すのは理解できるけど、男性社長が男性タレントに手を出すなんて気持ち悪い」という差別感は本当にないのか?
 そしてジャニーズ以外に、本当にこの種の「ウチの事務所を批判したらタレントは出さない」はないのか?(例えば日本最大のお笑い事務所である吉本興業など)。
 例えば「暴力団との交際を理由に引退に追い込まれた」とはいえ「吉本興業島田紳助に対する「暴力団交際」報道は明らかに腰が引けていたかと思います。また暴力団交際以前に島田に「マネージャーへのパワハラ疑惑」が週刊誌で報じられた際も明らかにテレビ局は報道に消極的でした。
 あるいは一時は

◆軍司貞則*1ナベプロ帝国の興亡』(1995年、文春文庫)

として「ナベプロ帝国(王国)」とまで呼ばれたナベプロについては「有名な話」として以下のような話もありますね。

NTV紅白歌のベストテン - Wikipedia
 1973年、この番組と同じ時間帯に渡辺プロダクション(ナベプロ)がNETテレビ(現・テレビ朝日)とタッグを組み、新規に『スター・オン・ステージ あなたならOK!』を水面下で計画。
 これを知った日本テレビ(NTV)の制作局次長、井原高忠(当時の同局の音楽・バラエティ番組制作部門の責任者)はナベプロと話し合いをしたが、ナベプロ側は「番組を打ち切るか時間を移動させればいい」と主張し、さらにNTVに対して、「放送時間をずらさないのであれば今後、『歌のベストテン』にうちのタレントは出演させない」と通告してきた。NTVは、ナベプロ側の要求を受け入れて『歌のベストテン』の放送時間帯を移動するか、挑戦を受けて立つかの選択を迫られた。井原はナベプロ以外の全芸能プロダクションからの全面協力*2を得た上で後者を選択。真っ向から挑戦を受けた。

井原高忠 - Wikipedia
 1961年6月から開始した『シャボン玉ホリデー』では、渡辺プロダクションナベプロ)所属のザ・ピーナッツがメイン司会に起用されるが、ザ・ピーナッツはもちろんクレージーキャッツ伊東ゆかり中尾ミエなど出演者の大半がナベプロ所属ということもあり、「ナベプロ帝国」とまで言われたナベプロ創業者・渡辺晋の経営方針を嫌っていた井原は関与せず、後輩の秋元近史がプロデュースを担当した。日本テレビ制作局にはナベプロに近い人物が多く、ナベプロ以外の事務所に所属するタレントの番組を専ら担当した井原は、『シャボン玉』が高視聴率を取り続けた1960年代を通じて、社内で孤立していた。その過程で劇団新派出身の水谷良重(現・二代目水谷八重子)の冠番組『あなたとよしえ』、マナセプロダクション*3に所属していた坂本九冠番組『九ちゃん!』『イチ・ニのキュー!』などを手がける。
 1971年10月改編で、井原はホリプロダクションの堀威夫らを誘い、プロデューサーに後輩の池田文雄を据えて『スター誕生!』をスタートさせる。ところがナベプロは、1973年4月改編で日本テレビ紅白歌のベストテン』と同じ時間帯に、自社主導の『スター・オン・ステージ あなたならOK!』(NETテレビ、現在のテレビ朝日)をぶつける。渡辺は『あなたならOK』を成功させるため、既に人気が定着していた『紅白歌のベストテン』の放送時間変更か打ち切りを要求し、井原は当然認めず両者の関係は決裂。ナベプロはすべての自社所属タレントを『紅白歌のベストテン』『スター誕生』など井原が関与した日本テレビ制作番組に出演させないという強硬手段に出る。結局『あなたならOK』は、レギュラー番組としては半年で打ち切り*4となった。

 別にジャニーズ(あるいはジャニー)をかばう気もないのですが「ジャニーズ(あるいはジャニー)だけ叩いていていいのか」感はある。

*1:著書『落ちこぼれの甲子園』(1988年、集英社文庫)、『翔べ、バルセロナへ:野球を五輪競技にした男たち』(1992年、講談社文庫)、『滅びのチター師:「第三の男」とアントン・カラス』(1995年、文春文庫)、『ジャピーノ:忘れられた日比混血児』(1996年、講談社文庫)、『踊れ!「YOSAKOIソーラン祭り」』(2000年、扶桑社文庫)、『高校野球「裏」ビジネス』(2008年、ちくま新書)、『「マグロ争奪戦」の舞台裏』(2009年、ちくま文庫)等

*2:全面協力の見返りとして、日本テレビ『スター誕生!(1971~1983年まで放送)』の新人スターを、協力した芸能プロダクション(ホリプロサンミュージック田辺エージェンシーなど)に優先的に配分したという(なお、日テレとナベプロは後に和解し、それ以降はナベプロも『スター誕生!』に参加)。『スター誕生!』からデビューしたタレントとして「石野真子」「岩崎宏美」「岡田有希子」「柏原芳恵」「小泉今日子」「桜田淳子」「新沼謙治」「中森明菜」「松本明子」「森昌子」などがいる(スター誕生! - Wikipedia参照)。

*3:但しマナセプロの創業者である曲直瀬正雄・花子夫妻は「渡辺美佐ナベプロ創業者渡辺晋の妻)の両親」でありナベプロとは比較的関係が近い(マナセプロダクション - Wikipedia参照)

*4:日本テレビ『歌のベストテン』『スター誕生』に協力したホリプロなどが対抗措置として『あなたならOK』へのタレント出演を拒否。ナベプロ所属歌手以外が出演しなかったことが打ち切りの大きな理由とされる。