北朝鮮の人民軍について(3月26日): 荒木和博BLOG
6分10秒程度の動画です。
人民軍の話もきりがないのですが、とりあえずいかに残念な軍隊かという話です。
という動画説明文だけで見る気が失せます。正直、見る価値は全くない。
説明文から予想できるように「北朝鮮軍が残念な軍隊だ」と悪口してるだけだからです。「動画を見なくても」予想が付くでしょうが、何が残念かと言えば「装備が貧弱(核ミサイル以外の武器が韓国に比べて旧式)。だから飛び道具としての核開発に力を入れる」「ガソリン入手も困難で戦闘機などの演習もろくに出来ないらしい*1」「食糧不足で軍人でもろくに食えないらしい」などといった悪口です。
全くそんなことが拉致の解決と何の関係があるのか。何の関係もない。
むしろ「もはや『北朝鮮軍は残念』などと拉致と関係ないこと、北朝鮮への悪口しか言えない荒木」「拉致の風化で世間から忘れ去られた存在の荒木」の方がよほど「残念な存在」でしょう。家族会もいい加減こんな奴とは縁切りしたらどうなのか。
そして「食糧不足」云々と言えば、吉田裕『日本軍兵士:アジア・太平洋戦争の現実』(2017年、中公新書)、藤原彰『餓死した英霊たち』(2018年、ちくま学芸文庫)などが批判する旧日本軍も「初期はともかく」戦争末期は余程酷かったのですが「旧日本軍は残念な軍隊」というとウヨの荒木は恐らく怒り出すのでしょうね。
それにしても「ヨンビョン島砲撃や天安撃沈に何か軍事的意味(韓国を軍事的に圧倒するなど)があったのか、単に国内引き締めが目的じゃ無いか、人民軍は情けない軍隊だ」ねえ。「内部引き締めだけが目的」って、荒木等「救う会右翼」の「巣くう会集会」「しおかぜ放送」などにこそむしろ該当することじゃないか。
荒木等ももはや、しおかぜ放送などで「俺たちは北朝鮮問題で頑張ってるんだ!」とアピールして少しでも「救う会からの脱落者を減らすこと」位しかもはや考えてないでしょう。荒木らにとって悲惨なのはそんなことをしてもどれほど意味があるのか、「北朝鮮の内部引き締め以上に効果が怪しいこと」ですが。
北朝鮮のミサイル発射について(荒木和博のいきなりライブ): 荒木和博BLOG
5分45秒程度の動画です。
正直、見る価値は全くない。何せ荒木は「ミサイル発射して何かメリットがあるのか」「北朝鮮に合理性があるとは思えない」「頭がおかしいんじゃ無いか」などと悪口雑言するだけでまともな分析などしないからです。分析する能力以前に意思もないのでしょう。当然、荒木もこの件について情報収集も何もしてないでしょう。当たり前ですが、「その政治的計算が正しいかどうか」はともかく当然ながら、北朝鮮も何らかの計算をして動いているに決まっている。もちろんこの動画は「拉致の解決」に何一つ関係ない。
しかし「コロナが深刻」「米国がこの件でそれほど北朝鮮を批判してない」などの理由があるとは言え、まるで騒がれませんね。拉致の風化を改めて実感します。
車ごといなくなる失踪(3月25日): 荒木和博BLOG
3分40秒程度の動画です。正直、見る価値は全くない。
まず第一に特定失踪者など北朝鮮拉致どころか「自発的失踪で無く犯罪に巻き込まれた」という根拠すらありません。
第二に「失踪者が車ごと失踪」したから何だというのか。
当たり前ですが大事なことは「失踪が自発的失踪か、犯罪や事故に巻き込まれたのか」「自発的失踪として失踪動機は何か、失踪者は今どこに居るのか」「犯罪や事故に巻き込まれたとしてそれはどんな犯罪や事故か、失踪者は今どこに居るのか、犯罪ならば犯人は誰か」などといったことであって「保有する車ごと失踪したか」「保有する車を自宅において失踪したか」「そもそも車など持ってないか」などということは「失踪原因が何か」「失踪者は今どこに居るのか」「失踪が拉致だとして犯人は誰か」などを知る上では全くどうでも良いことです。
荒木は拉致された後に、拉致実行犯によって、「車が海外に中古車として輸出されたのでは無いか」「車が解体されて鉄くずとして売買されたのでは無いか」「もしそうなら、そうした車の輸出や解体は北朝鮮の組織的犯行では無いか*2」と放言していますが、そもそも「海外に輸出」「解体して鉄くず」の根拠が何もない。そして仮に「海外に輸出」「鉄くずとして解体」が事実だとしてもそんなことは「犯罪に巻き込まれた」と見なす根拠にはなりえても「北朝鮮拉致」と見なす根拠には全くなりません。