高世仁に突っ込む(2021年4/1日分)

遠吠えじゃ「強い非難」もコケにされ - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 話が脱線しますが「遠吠え」だろうが非難するだけマシとは言えるでしょう。
 「特定失踪者(国内で既に何人も発見されている)という明らかなデマ」「蓮池透氏の家族会からの不当な除名」すらも何一つ批判せず、救う会と家族会に対し、おべっかと太鼓持ちしかしなかったクズが「高世仁」です。
 しかし、その結果、「かえって国民が拉致への興味関心を失い」拉致は風化。拉致以外にメシの種が無かった高世の会社「ジンネット」は経営不振で倒産。高世は今や拉致について何も言わなくなったのだから滑稽です。

 日本は制裁一辺倒の欧米諸国と違い、ミャンマー国軍と「パイプ」があるから、それを利用して正常化に向け努力すべきだ。ワイドショーで識者らがさかんに言っているが、じゃあ「パイプ」を使って何をしているのか、「事態を見守って」いるだけではないか。
 一般的に暴力はいけません、なんて言ってる段階ではないだろうに。

 「???」ですね。高世の言う「ワイドショー」「識者」とは具体的に何という番組の誰なのか。
 はっきりと番組名や個人名を書かないのでは批判として「効果に乏しい」(ワイドショーがないNHKやテレ東の番組で無いことは確かでしょうが)。
 まさに高世のこの「具体性皆無の意味不明な」批判こそ

 遠吠えじゃ「強い非難」も虚仮(こけ)にされ:三重県・山本武夫(きょうの「朝日川柳」より)

でしょう。
 実際、「ワイドショー、ミャンマー」でググる

【ワイドショー通信簿】悪化し続けるミャンマー、問題提起続けるグッとラック! 志らく「ほっとけない」(グッとラック!) - 記事詳細|Infoseekニュース
望月優大*1
「日本はこれまで突き放さずに関与したほうがいい結果につながるという考え方だった。しかし2ヶ月たっても状況がエスカレートしているので、このやり方がいいかどうか。私は制裁を含めもっと強い外交に切り替えたほうがいいと思っている」

なんて「高世の論調」とはまるで違う記事(低視聴率で打ち切られ、3/29から新番組『ラヴィット!』への改編が決まったTBSの『グッとラック!*2』の3/23放送分だそうですが)もヒットします。
 というと「高世はマジギレ」かもしれませんが、とにかく高世は「もっと具体的な批判」をしたらどうなのか。
 こんな批判は「具体性がない」ので、おそらく「高世の批判相手」にとっては全く痛くない。そして「グッとラック!に出演し、高世のような『日本政府に厳しい意見』を言ったという望月氏」のような人間に対して高世は失礼でしょう。
 「具体的な名前を上げるとまずい事情でもあるのか?(そのテレビ局と高世に未だにしがらみや癒着関係があるなど)」と高世に聞きたくなります。
 話が脱線しますがちなみに「パイプ」といえば「小泉訪朝」で築き上げた「北朝鮮とのパイプ」がその後の「制裁路線」で破壊されたこと、その結果「小泉訪朝後、18年に及ぶ拉致敗戦」は実に嘆かわしいですね。そしてそんな拉致敗戦に加担した「救う会、家族会の幇間太鼓持ち」高世には俺は憎悪や軽蔑といった「負の感情」しかありません。

 ミャンマーでは進出した中国系企業の工場などが焼き討ちされるなどして40社近い企業が被害を受けている。市民のあいだでは、軍政を支援する中国への反発が激しくなっているという。

 いわずもがなですが、これが1)市民弾圧を正当化するための軍の自作自演、2)政治的混乱を悪用した一般刑事犯罪(工場から商品を泥棒した上証拠隠滅のために放火など)、つまり「いわゆる民主派勢力の軍批判とは全く関係ない事件(民主派の運動を悪用した犯罪)」ならともかく、いわゆる「民主派の一部が暴徒化してる」のなら到底正当化できる行為ではない。
 「軍の民主派弾圧」を助長しかねない愚行と言って良いでしょう。

 ミャンマー人は一般に非常に親日的だが、そのミャンマー人たちも日本のどっちつかずの対応を非難しはじめた。
 すでに26日、在日ミャンマー人でつくる「在日ミャンマー市民協会」のタンスエ会長は「クーデターから54日経過したが、日本政府は意味のある行動をしていない。何もしていないのと同じだ」と述べ、日本政府がミャンマー国軍関連企業や関係者に対する経済制裁を行っていない理由などをただす公開質問状を人権NGOの「ヒューマンライツ・ナウ」と共同で外務省に提出している。
 このままのらくらしていると、日本への信頼も一気に失われるかもしれない。
 具体的なメッセージが求められている。

 まあ「レアアース目当てにアパルトヘイト南ア」と付き合い続けた日本の過去は有名ですからね。
 「糞味噌な日本批判」は自重しているとは言え「日本への信頼」なんてもんは「失われる」以前にそもそもないでしょう。

*1:著書『ふたつの日本:「移民国家」の建前と現実』(2019年、講談社現代新書

*2:あの志らくの番組でこのコメンテーター、この発言とは意外です。