「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年5/2分:島田洋一の巻)

島田洋一
 後進国は差別語だから発展途上国と言えというのも無意味なポリコレの1つ。「後進を育てる」を差別表現と言う人はいないだろう。

 「はあ?」ですね。島田が「何故か後進国という言葉を使いたいらしい」ことはよくわかりましたが「発展途上国(あるいは開発途上国)でええやろ、批判受けても後進国を使いたがる理由は何よ」感しかない。
 また、「後進国」の「後進」は「進歩が後れてる」、「後進を育てる」の「後進」は「後輩」という意味であり「漢字が同じでも意味が違う」ので反論になっていません(「後輩」にはもちろん「先輩より劣ってる」と言う意味はありません)。
 「土人とは本土人(その土地に先祖代々住んでる人)の意味だ」「ジャップとはジャパニーズの略語にすぎない」レベルの詭弁でしかない。

島田洋一
 「IOCは世界で起きていることに鈍感だ」(アダム・ジェミリ選手)。その通り*1だが、アメリカの警察を針小棒大に非難する一方、巨悪中国共産党に黙っているならジェミリ選手も鈍感どころか「北京の走狗」との批判すら免れないだろう。
【東京五輪】IOCの「膝つき」行為禁止案が波紋 「人種差別を許さない」と反発の声も | 東スポのスポーツ総合に関するニュースを掲載
 リオデジャネイロ五輪男子200メートルで4位入賞を果たしたアダム・ジェミリ(27=英国)が、国際オリンピック委員会(IOC)の判断に猛反発している。
 昨年5月に米国で白人警官に黒人男性が殺害された事件をきっかけに、世界各地で人種差別に反対する運動が活発化。スポーツ界でも人種差別に反対する意思を示すべく「膝つき」などの行為が見られるようになったが、IOCは4月21日に五輪憲章第50条に沿い、東京五輪期間中の競技会場や表彰台での抗議を認めないと発表した。
 そんな中、ジェミリは米スポーツ専門放送局「ユーロスポーツ」のインタビューで「(IOCは)世界で起きていることに鈍感だ。アスリートたちは抗議するだろう。言論の自由を持つことが五輪の象徴であるということを意味している」と苦言を呈した。
 もちろん、ジェミリも五輪と政治は切り離すべきだと考えているが「人道的な問題は全く政治的な問題ではありません」と強調し「表彰台に上がる瞬間が来ても実際に声を上げたり、何かをしたりすることが許されないのは、とても残念です」と肩を落とした。
 その上で、実際に東京五輪で表彰台に立ったときに声明を出すのかと問われると「絶対に! もちろんです! それが最初の一歩であり、もしそれが膝をつくことであれば、私はそうします。私は人種差別を許さない」と力強く語った。
 53年前のメキシコ五輪では、陸上男子200メートル決勝で1位のトミー・スミス(米国)と3位のジョン・カーロス(米国)が表彰台で黒い手袋を着けた握り拳を高々と突き上げ、人種差別に対して抗議。世界に問題を提起したこともある。

 馬鹿馬鹿しい。なんでジェミリ氏が中国批判しなくてはいけないのか(もちろん批判したければ批判して良いし、「批判は禁止などされず、認められるべき」ですが批判する義務はない。もちろん「批判する義務はない」のは何も「中国」だけでなく「人種差別」など「他の問題」も同じです。政治家ならともかくアスリートにそんな義務は無いでしょう)。

島田洋一
 ほんこん氏の影響力が増すのは日本にとって良いことだ

 島田らしいですが、ウヨ芸人のほんこん*2を礼賛とは馬鹿馬鹿しくて吹き出しました。

島田洋一
 4月28日のバイデン施政方針演説中、「米国はビンラーディンを裁きにかけた」の一節に鼻白んだ人は多い。失敗した場合の政治的コストが大きいと、急襲作戦に最後まで反対したのが副大統領バイデンだったのは周知の事実だからだ。

 俺的には「鼻白む理由それかよ(呆)」ですね。
 俺的には
1)失敗の可能性も高かったのにどや顔して良いのか
2)そもそも国際法違反の疑いがあるのでは無いか。そもそも暗殺を「裁き」といえるのか。
3)ラディン暗殺はかえって彼を殉教者としてしまって逆効果では無いか
という意味で鼻白みますが。
 なお「お前の手柄じゃねえじゃん(島田のバイデン非難)」つう意味で鼻白むのは「安倍の拉致問題での自画自讃」「安倍を礼賛する家族会、救う会」ですね。
 「拉致被害者が帰ってきた小泉訪朝は田中均氏の手柄で安倍は関係ねえじゃん」「安倍が強硬に主張した対北朝鮮経済制裁なんか拉致の解決に何一つ役立ってねえじゃん」と言いたい。

*1:反中国・島田の場合、IOCへの非難は、IOCが「北京冬季五輪を予定通り開催する」としていることでしょう。

*2:以前は本名の蔵野孝洋で活動していたが、レギュラーとして出演していた『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ、1991~1997年)でダウンタウンからあだ名の「ホンコン」で呼ばれることが多く、1997年に芸名をひらがなの「ほんこん」に改名した。あだ名「ホンコン」は以前、お笑いコンビ「ホンコン・マカオ(現在は解散)」を結成し活動していたため(ほんこん - Wikipedia参照)。