加藤健の「天を回せ! ロビー活動で挑む」 : 岸田政権は北との激突覚悟で拉致被害者救出を!
拉致被害者救出は、今のやり方では全然ダメという結論が出ています。もうずっと何の進展もないのです。このまま「待ち」の姿勢でいても、拉致被害者は永久に帰国できません。これまで成果ゼロだったやり方で、とつぜん数百人を取り返せるはずがないのです。
ビジネスでいうなら、何年間も売上ゼロの無能営業マンが、ある日突然何百人もの顧客を獲得できるはずありません*1。
ここまでなら全くその通りですが
制裁が不十分なことは明白です。
と「制裁強化」を主張するのだから常識外れです。一体これ以上、どう「制裁強化」するのか(もちろん、加藤らウヨが放言する『朝鮮総連や朝鮮学校への締め付け』はこれらが北朝鮮と別団体である以上、何ら『北朝鮮への制裁』ではありません)。そもそも何故「制裁強化」すると拉致が解決するのか。そして「バーター取引」したからこそ「小泉訪朝」で拉致被害者は帰国したのではないのか。今こそ「有能な営業マン」田中均氏の力を借りるべきではないのか。
加藤の主張「さらなる制裁強化→拉致解決」は
◆『カネをつぎ込まないから成功しない』といってギャンブルにのめり込むギャンブル中毒者
◆『信仰が足りないから幸せになれない』と強弁して信者から金を巻き上げようとするインチキ宗教
などと何も変わらない無茶苦茶な屁理屈です。
そもそも「中露が北朝鮮を経済支援」している以上、「日本の制裁」など効果がないことは分かりきった話です。
「中露が経済支援しても日本の制裁は効果がある」なんてそんなバカな話はない。
従って「日本の経済制裁を成功させる」には「北朝鮮」に「いわゆる緩衝国としての価値」を認める中露の「北朝鮮支援を辞めさせる」必要がある(ひとまず「辞めさせること」の是非は論じません)。
しかし、相手は欧米の批判を無視して
◆クリミア併合を強行したロシア
◆香港国家安全維持法を制定し、香港民主派への締め付けを強める中国
です。日本の要請に従って「経済支援を辞めること」は現実的に考えられない。
中露は「統一韓国に在韓米軍が駐留し続ければ、我々は緩衝国なしで米軍と対峙することになる。そんなことは受け入れられない。しかし米国が統一韓国で、在韓米軍を撤退させる保証がない。だから我々は北朝鮮支援を可能な限り、今後も続ける」というでしょう。
だからこそ加藤のようなウヨは「日本の北朝鮮制裁」を論じるに当たって「中露の北朝鮮支援」を故意に無視します。加藤も呆れたバカです。
加藤健の「天を回せ! ロビー活動で挑む」 : 朝鮮総連破産が国会で議論された!
ネトウヨ加藤健の馬鹿さには呆れて二の句が継げませんね。
まず第一に加藤官房長官の答弁は「朝鮮総連が多額の負債を抱えていて、債権者との間で債務返還交渉がうまく行かなければ、債権者の申請で破産することもあり得る」「場合によってはその債権者が政府系金融機関と言うこともあり得る」つう可能性の指摘でしか有りません。
朝鮮総連について破産の現実的可能性があるわけでも何でもない。
第二に朝鮮総連が破産したとして何がどうなるのか。そんなことは拉致被害者帰国とも核ミサイル問題とも何の関係もない。朝鮮総連に対するただのくだらない嫌がらせでしかない。
次に松原先生は、令和元年に提出した「朝鮮総連による対日有害活動等に関する質問主意書」で引き出した「朝鮮総連は破壊活動防止法に基づく調査対象団体である」の答弁について尋ねました。
公安調査庁から間違いない旨の答弁がありました。朝鮮総連は法律にもとづく政府の監視対象なのです。
もはや火焔瓶闘争など過去のこと、合法行為しかしてない日本共産党すら「破防法に基づく監視団体」とアホなことを抜かす、あるいは「もはやテロの危険性などないオウム残党」に監視の必要があるとデマ飛ばす三流官庁、オワコン官庁「公安調査庁」の寝言になど何の価値があるのか。
ちなみに話が脱線しますが、寺脇研氏には『文部科学省:「三流官庁」の知られざる素顔』(2013年、中公新書ラクレ)という著書がありますがたぶん公安調査庁職員は自虐ギャグですら「ウチは三流官庁」「公安検察、警察があるからうちは必要ない」「検察や法務局、入管などに比べたら法務省の窓際族、落ちこぼれのカス集団が公安庁」とはいえないのではないか。
本当にコンプレクスを抱えていたら「仲間しかいない場所」ならともかく部外者もいるところで「俺たちは落伍者、三流、ゴミカス」なんて恥ずかしくて言えたもんではありません。裏返せば「三流官庁」と自虐ギャグが言える寺脇氏には「それなりの誇りや自負がある」ということですが。
しかし松原仁も本当にどうしようもないアホですね。こんなんが所属議員なんですから俺は立民なんぞかけらも評価しませんし、「ユー、立民との野党共闘なんか解消しちまえよ(ジャニー喜多川風に)」と志位執行部には言いたい。