「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年6/30分:荒木和博の巻)

コロナも拉致被害者救出もリスクはなくならない(R3.7.1): 荒木和博BLOG

 令和3年7月1日木曜日のショートメッセージ(Vol.454)。コロナで亡くなる方もいる一方でワクチン接種後まもなく亡くなった方もいます。どちらにしてもリスクを無くすことはできません。拉致被害者救出も同様。そんなお話しです。

 7分程度の動画です。荒木の日頃の暴論「自衛隊特殊部隊で拉致被害者救出」を知っていれば「動画タイトル&動画説明文」だけで内容は想像がつくと思います。その「想像通り」なので見る必要は全くありません。見ると多分不愉快になると思います。
 当たり前ですが「リスクがある」といったって、「非常に高いリスク(例えば90%以上)」「高いリスク(例えば50%以上90%未満)」「低いリスク(例えば10%以上~49%未満)」「非常に低いリスク(例えば10%未満)」では全然違います。
 「ハイリスクハイリターン(リスクもリターンも高い)」「ローリスクローリターン(リスクもリターンも低い)」「ローリスクハイリターン(リスクは低いのにリターンが高い)」「ハイリスクローリターン(リスクは高いのにリターンが低い)」も違う。
 「予測でき、回避できるリスク」と「予測困難で、回避困難なリスク(例:最悪のタイミングで起きた噴火 - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が紹介する御嶽山噴火(2014年))」も違う。例えば、極端な話、「雷雨の中、家から外に出て行く(落雷で死ぬ恐れがある)」なんてのは「無謀の極み」「回避できるリスク」です。
 でコロナワクチン(日本だとファイザーとモデルナ)は「2回打つと重篤化防止効果があること」はわかってるわけです。一部に「重い副反応」が出ますがそれは数的には少ない。出る場合も「接種後、死亡」なんてまずないでしょう。あえて言えば「ローリスクハイリターン」でしょう。
 ちなみに話が脱線しますが、因果関係は(調べていないから)不明だが、たぶんワクチン接種がその急死に関係しているのだと思う(そしてたぶんこのような事例は多いと思う) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)によれば

なお私は、接種はしないで逃げるつもりです。

だそうですが小生は接種するつもりです。とはいえ「基礎疾患なし、40代、医療従事者などの特殊事情なし」なので当面「自治体の接種」はできませんが。
 自治体からの通知*1では

1)65歳以上の高齢者
2)(1より劣る優先順位だが)60~64歳の高齢者
3)(クラスター化する恐れがある上に、入院患者、施設内高齢者などの死亡リスクも高いので)医療従事者(医師、看護師など)、高齢者施設職員
4)基礎疾患のある人間
 基礎疾患としては
ア)以下の病気で入院、通院している場合
・慢性の呼吸器疾患、心臓病、腎臓病、肝臓病
・糖尿病(特に心臓病、腎臓病などの合併症を併発している場合)
・癌など免疫機能が低下する病気
抗がん剤ステロイドなど免疫機能を低下させる薬品を服用している
睡眠時無呼吸症候群
・重い精神疾患
イ)BMI30以上の肥満(小生も昔はこれに該当したのですが、最近多少痩せたので、これには今は該当しません)
など
5)(クラスター化する恐れがある上に、最悪、集団休校の弊害があるので?)保育園、幼稚園、小学校、中学校の教諭

が優先接種だそうです。
 小生も「早く接種したい」のでこうなったら予約可能ならば「東京大手町の合同庁舎」での「国の大規模接種」にしようかと思っています*2
 埼玉から大手町だと「往復に時間がかかる(最低でも片道1時間半、往復で3時間はかかる)上に感染リスクが発生する」のでできれば避けたいのですが、自治体の接種(現時点では要約対象外として予約不可*3)がいつになるか解らないので。
 しかし例の「番号を間違えて打ち込んでも登録される」という国システムの「恐怖の設定」はそのままなんでしょうか?
 70代の両親は既に2回接種(自治体の接種)がすみ「2回目に副反応が結構あった」ものの「痛み」程度で「重篤化」なんてことも幸いなかったです。
 話を元に戻します。しかし「自衛隊拉致被害者救出」なんて「拉致被害者の居場所もわからないのにどこに自衛隊を送るんだ」て話です。そもそもお話にならない暴論です。あえて言えば「ハイリスクローリターン」です。「雷雨の中、家から外に出て行く(落雷で死ぬ恐れがある)」くらい無茶です。
 まあ、この種のアホ発言を荒木のようなウヨはよくやりますよね。「日航機墜落事故(1985年、死者520名)、JR福知山線脱線事故 - Wikipedia(2005年、死者107名)のような事故が怖いからと言って鉄道にも飛行機にも乗らないのか。生活でリスクはゼロにできない」とか。
 そんなんと荒木の言う「自衛隊による拉致被害者救出」と全然違うでしょう。
 むしろ拉致で「拉致被害者帰国のためにリスクをとる」というなら「うまくいかない恐れがあるが、経済支援でバーター取引」ですよね。


特定失踪者家族と政府(R3.6.30): 荒木和博BLOG

 令和3年6月30日水曜日のショートメッセージ(Vol.453)。昨日国連シンポ(実質日本政府主催*4)がオンラインで実施され植村照光特定失踪者家族会副会長・光子夫人が出席しました。政府行事に特定失踪者家族が参加するのは民主党(ボーガス注:野田)政権、松原仁拉致問題担当大臣のときからです。

 5分50秒程度の動画です。「国内で既に40人も発見された」特定失踪者など政府行事に呼ぶ「野田、第二~第四次安倍内閣菅内閣のアホさ」「それを容認する家族会のバカさ」にはうんざりします。俺が拉致被害者家族なら「国内で40人も発見された特定失踪者のどこが拉致か!」とマジギレしていますが。
 荒木ら救う会も今後「日本政府が特定失踪者を北朝鮮拉致と認めた」とデマ飛ばすのかと思うと暗然となりますが、それはさておき。
 こんなことをしてもさすがに日本政府は「特定失踪者を北朝鮮拉致と公式に認めることはしない」わけです。さすがにそれはしない。そしてこんなことを荒木が大騒ぎしても世間は「特定失踪者は北朝鮮拉致」なんて「モロバレのデマ」は、「深刻なコロナ禍」もあって、相手にもしません。
 いずれにせよ「特定失踪者は北朝鮮拉致」「特定失踪者も返さない限り、制裁解除も国交正常化も認めない」なんて救う会のデマがまかり通る限り、北朝鮮に交渉意欲が出るわけがないでしょう。そして交渉が成立しなければ拉致が解決するわけもない。

*1:通知が来たので「もう接種できるのか」と思って自治体に電話したら「まだ接種できません」てのには「なら送るなよ」「接種可能になってから送れ」とやや「むっとしました」。まあ、対象ごとに細分化し「接種可能になってから送る」マンパワーがないのでしょうが。

*2:すぐに枠が埋まるらしいので予約できるかは不明です。【追記】自衛隊ホームページを見て気づきましたが国の大規模接種だと「2回目の接種」が「コロナ死亡リスクの高い65歳以上の高齢者」を除き、5週間後になるそうです(当初は、自治体と同じ3週間後だったが、対象地域、年代を「首都圏の65歳以上」から「全国、全世代」に拡大しワクチン不足の恐れが出てきたため。なお基礎疾患患者については現場での確認が困難なため、65歳以上の高齢者とは違い、特例措置(3週間後の接種)は受けられない。国の説明では、3週間後がベターだが5週間後でもOKだそうです)。自治体が3週間後であることを考えると「自治体の方がいいかな」という気がしてきました。まあ国の場合「接種枠に対し応募者の数が圧倒的に多い」ので「自治体以上に予約がとりづらい」という問題もありますし。

*3:我が自治体のホームページからインターネット予約しようとすると「入力番号が間違っているようです」とエラー表示される不親切さです(実は入力間違いではなく、予約対象外なのに)。あまりにも腹が立ったので「予約対象外だから予約できませんという表示ぐらいできないんですか?。なんで『入力番号が打ち間違いのようです』になるんですか?」と町に問い合わせた際に声を荒げてしまった俺です。

*4:荒木が書くように「共催と言った」ところでただの名義貸しにすぎません。事実上「日本の単独主催」といっていい。