珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年6/30日分)(副題:今日も高世に悪口する)

日本のコロナ対策は国民の努力頼み - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 副題の通り、今日も「反吐が出る」ほど大嫌いな「救う会、家族会の幇間太鼓持ち」の高世に悪口します。

 フィリピンのベニグノ・アキノ3世前大統領が24日、61歳で死去した。

 マルコス大統領に暗殺されたベニグノ・アキノjr*1上院議員と、アキノjrの妻で後に大統領になるコラソン・アキノの間の息子ですね。
 随分と早死にですが、ググったら死因は「糖尿病の合併症による腎不全」だそうです。太りすぎによる生活習慣病でしょうか?
 糖尿病はそれ自体も怖いですが、こうした「合併症」が怖いですね。特に今はコロナですしねえ(糖尿病の場合、コロナの死亡リスクが高いとされる)。
 ちなみに、香川伸行 - Wikipedia北尾光司 - Wikipediaも晩年は「糖尿病の合併症による腎臓病」だったようです。香川については自分の肉体管理に甘い部分があったのだと思う(香川伸行) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)を紹介しておきます。

 2010~2016年*2の大統領在任中、中国が、フィリピンが領有権を主張する南シナ海の海域の島々を次々に実効支配し、埋め立てや基地の拡張を進めた。アキノ政権は、13年に国連海洋法条約に違反するとして常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)に提訴。仲裁裁判所はアキノ氏退任後の16年7月に中国の主張を退けたが、中国は判決の受け入れを拒否。中国の権益の拡大を阻止できないままでいる。

 アンチ中国の高世らしい書きぶりですが「ボーガスは中国びいき(以前、Mukkeからはっきりそう書かれたこともある)」の誤解を恐れずに書けば、高世の文章は「ほとんどデマ」「ひどい中国誹謗」といっていいでしょう。
 なぜデマ、誹謗か。
 まず第一に中国は確かに「判決は受け入れない」とは言いました。
 しかし、

ロドリゴ・ドゥテルテ - Wikipedia参照
◆2016年10月20日、ドゥテルテ*3大統領と習近平・中国国家主席南シナ海判決を棚上げすることで合意した。マスコミのインタビューに対して、棚上げの理由について、ドゥテルテは「フィリピンの財政は緊迫している。資金に欠けて経済が発展できていない。中国の投資、技術、カネが必要だ」「中国の助けがなければ、フィリピンは発展できない」と発言している。
◆2021年5月5日、いわゆる南シナ海判決について、「(判決は)ただの紙切れで役に立たない。ゴミ箱に捨てよう」と述べ、改めて判決棚上げを主張した(例えば南シナ海領有権巡る判決は「ただの紙切れ」…ドゥテルテ氏、中国との緊張緩和狙いか : 国際 : ニュース : 読売新聞オンライン参照)。

ということで「経済援助との見返り」に現大統領ドゥテルテは事実上「仲裁裁判所判決」を塩漬けにしました。
 つまり、「アキノの対決路線」に対して、ドゥテルテは「経済支援とのバーター」を条件にしてですが、「日中間の尖閣棚上げ合意」「日韓間の竹島棚上げ合意」のような「棚上げ路線」をとった。
 そして、中国は「バーター取引で塩漬けにさせた」のだから「あえて言えば」事実上「判決を認めてる」といっていいのではないか。
 「反中国」高世が「印象操作に励む」ような『中国がフィリピン相手に無法の限りを尽くしてる』という単純な話ではない。むしろ塩漬けにさせたので中国に利益もあるとはいえ、大河ドラマ真田丸』の真田家が権謀術数で大大名(徳川、上杉)を手玉にとったように「小国フィリピンが大国中国を手玉にとってる」ようにも見える。
 第二に台湾で反発強まる 南シナ海仲裁判決、太平島を「島」と認めず: 日本経済新聞仲裁裁判決:台湾も強く反発 中国と同様に領有権を主張 | 毎日新聞などでわかるように、この判決については、「南沙諸島の領有権を主張する台湾」も不当な判決だと批判し、「受け入れを拒否」しています。中国だけが拒否しているわけではない。
 第三に浅井基文先生の記事南シナ海問題に関する仲裁裁定|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ南シナ海仲裁裁定の問題点(中国専門家の指摘)|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ矢吹晋横浜市立大学名誉教授(矢吹『南シナ海領土紛争と日本』(2016年、花伝社)など)が指摘していますが、この判決には「日本人として受け入れがたい内容」があります。それは「人が住めない島」は「国際法的には岩でしかない」という内容です。
 つまりこの判決を「すべて正当なもの」としてしまうと「満潮時はほとんど海没する上、面積も狭いので人が住むことなど勿論できない沖ノ鳥島(日本が島と主張)」は国際法的には岩でしかなく、「沖ノ鳥島は島ではない」とする中国、台湾、韓国の主張が正しくなってしまう。当然、沖ノ鳥島周辺について「日本の領海だとはいえなくなる」。
 もちろん、判決とは「好き勝手につまみ食いできるビュッフェ料理」ではない。「判決の中で日本に都合の悪い部分『人の住めない』云々だけ否定する」だの「『人が住めない』云々は南沙諸島には適用されても沖ノ鳥島には適用されない」といっても「それ、あんたが『判決をネタにした中国批判』も『日本の領有権主張』もどちらも正当と言いたいだけの、ただの思いつきの詭弁だろ」という話にしかならない。
 そして日本政府にせよ、高世にせよ、他の誰にせよ「仲裁判決を支持するというなら、あなたは沖ノ鳥島についてどう考えてるのか。沖ノ鳥島領有権主張は仲裁判決支持と矛盾しないのか」という浅井先生や矢吹氏らの批判に「これこれこういう理由で矛盾しない」とまともに答えたことは俺が知る限り一度もありません。

「朝日川柳」より
この道はいつか来た道お家芸(福岡県 山崎千恵)
 いやはや・・・相変わらず腑抜けたようなコロナ対応をする政府にあきれている。

 「小泉訪朝から18年に及ぶ拉致敗戦」の共犯者(主犯は救う会と家族会)である高世がよくこんなことがいえたもんです。
 あえて言えば「いろいろと問題がある(ワクチン接種のスピードが欧米に比べて遅いなど)」とはいえ、菅政権のコロナ対応は「それなりに評価できる」でしょう。
 そもそも菅も「コロナ失政で政権崩壊すること」は避けたい。だから「スピードが遅い」とはいえワクチン接種が始まった。もちろんワクチンには「一定の重篤化予防効果もある」。
 高世が救う会や家族会とともに主張してきた「北朝鮮経済制裁」に「ワクチンによるコロナ重篤化予防効果」のような「拉致被害者帰国」の成果、効果がどこにあるのか。いやそもそも「コロナを何とか封じたい菅」と違い「家族会や救う会には本気で拉致を解決する気があるのか」。
 「あえて言えば」、救う会や家族会の「拉致敗戦」に比べたら「菅のコロナ対応」の方が「何倍もマシ」です。いい加減、高世も蓮池透氏のような救う会、家族会批判をしたらどうなのか。
 「この道はいつか来た道お家芸」「相変わらず腑抜けたような対応」とはむしろ「拉致敗戦」に該当することではないのか。

 コロナ対策にまで自助でという菅政権。都議選でも痛い目に合わせないと。

 「自民を痛い目に遭わせるとはどういう意味ですか?」「高世さん(一応、都民)は都議選ではどこの政党、政治家に投票すべきだと思うんですか?。自民以外ならどこでもいいんですか?」ですね。
 高世はここで「公明」「都民ファ」「立憲民主」「共産」など具体的な高世の「支持政党名、政治家名」がいえない。
 あるいは「高世が菅政権のコロナ対策に批判的なこと」はわかりますが「コロナが蔓延する東京都の小池都知事のコロナ対策はどう思ってるのか」「コロナ対策にまで自助でという小池都民ファ都議選でも痛い目に合わせないと(小池批判する立憲民主や共産に投票しよう)」などと「自民だけでなく」小池も痛い目に合わせるべきだと思ってるのかどうかはさっぱりわからない。
 その時点で高世は「語るに落ちています」。
 おそらく高世の知人友人(義理のある人間)は「公明支持者」「都民ファ支持者」「立憲民主支持者」「共産支持者」と「支持が分裂している」のでしょう(ただし自民支持者はいない)。
 で「八方美人がしたい」高世は「自民に痛い目を」としか言わない。「義理のある人間」と「けんかになる」のが怖くて「自民批判」しかできない。
 いつもながら高世も呆れたバカ、卑怯者です。そんなことだからジンネットも倒産してしまったのでしょう。高世にはおよそ「ジャーナリスト」を名乗る資格はかけらもない。

*1:1932~1983年。コンセプシオン市長、タルラック州知事上院議員など歴任(ベニグノ・アキノ・ジュニア - Wikipedia参照)

*2:現在、フィリピン大統領の任期は「1期6年」で再選が認められていない(フィリピンの大統領 - Wikipedia参照)

*3:下院議員、ダバオ市長などを経て大統領