今日の産経ニュース(2021年9/25、26日分)ほか(副題:自民党総裁選雑感(9/25、26)ほか)

「次期総裁」河野氏トップ 衆院選比例投票先、自民49.9%―時事世論調査:時事ドットコム2021.9.17
「次の自民総裁」河野氏46%・岸田氏17%・高市氏14%: 日本経済新聞2021.9.15
 「ツイッターブロック」「質問回答拒否常習」という「不誠実で狭量な」河野のどこを支持するのか?、このコロナ失政でも「比例投票先=自民49%」なのか?、と「マスコミが自民党を恐れ、まともに政治批判しないこと」が大きいとは言え、日本人のバカさに改めて愕然としますが、諦めず地道に戦うほかはないのでしょう。ただし時事通信が64.2%とそれなりの回収率であるのに対し、日経調査は44.8%と回収率が50%を割ってることに注意が必要ではあるでしょう。


ソ4―1日 ソフトバンクが勝率5割 - 産経ニュース
 以前は「優勝候補最有力」と見なされていたソフトバンクが、いわゆる「勝ち星の貯金」ができずに「勝率5割維持(つまり勝ち負けの差がプラスマイナスゼロ)」も困難なほど苦戦するとはシーズン開幕前は予想もできなかった意外な状況です(ちなみに現時点で1位ロッテ、2位オリックス、3位楽天、4位ソフトバンク)。


巨3―4神 阪神が競り勝つ - 産経ニュース
 「アンチ巨人」の小生にとっては「巨人の自力優勝の可能性が消滅(勿論今後の動向によってはまた復活しますが)」は嬉しいニュースですが「この時期」に強豪球団「巨人」の自力優勝の可能性が消滅とは意外ではあります(ちなみに現時点で1位ヤクルト、2位阪神、3位巨人)。


菅首相「米国のTPP復帰は重要」 次期内閣での入閣を否定 - 産経ニュース
 菅が否定するまでもなく、彼が入閣するなんて思ってる人間はいないでしょう。
 そもそも

内閣総理大臣の一覧 - Wikipedia参照
【戦前】
◆黒田*1元首相
 第二次伊藤内閣逓信
◆山県*2元首相
 第二次伊藤内閣司法相
◆松方*3元首相
 第二次伊藤、第二次山県内閣蔵相
◆高橋*4元首相
 田中、犬養、斎藤、岡田内閣蔵相
◆広田*5元首相
 第一次近衛内閣外相
◆平沼*6元首相
 第二次近衛内閣内務相
◆米内*7元首相
 小磯、鈴木内閣海軍大臣
【戦後】
◆近衛*8元首相(首相在任は戦前)
 東久邇宮内閣無任所国務大臣
◆米内元首相(首相在任は戦前)
 東久邇宮、幣原内閣海軍大臣
◆幣原*9元首相
 吉田内閣副総理
◆宮沢*10元首相
 小渕、森内閣蔵相。「首相経験者の蔵相就任」ということで「平成の高橋是清」と呼ばれた。
◆橋本*11元首相
 森内閣行革相
◆麻生*12元首相
 第二~四次安倍、菅内閣副総理・財務相

ということで「議院内閣制でなかった戦前はともかく」、議院内閣制の戦後は「元首相の入閣」の前例自体が少ない。


菅首相がケネディ氏と会談 退任前に旧交温める - 産経ニュース
 元駐日大使とは言え「親(ケネディ大統領)の七光り」で大使になったに過ぎず、大使時代、特に業績のない人間と「退任間近の首相」が会って何の意味があるのか。


立憲民主党の戦いやすい自民党新総裁は「高市氏が対立軸明確」 - 産経ニュース
 つまりは「極右の高市(安倍の傀儡)が一番まともじゃない→批判しやすい」ということですね。
 一方「戦いにくい」と評価されてるのが

◆「女性」「障害者児童の母親」「夫婦別姓支持」で他の候補に比べリベラルイメージがある野田
◆「永田町的にはまだ若手」で小泉jrの支持も受け「派閥のしがらみ」がないイメージがある河野

だそうです(なお、「高市ほどの極右ではない」岸田も高市に比べれば戦いにくいと評価されている)。まあ「野田が戦いにくい」というのは「あの四人の中では野田が一番まとも」と思うので、解りますが、河野はどうですかねえ。「ツイッターブロック」「質問回答拒否連発」を考えるに意外とぼろが早く出る気もしますが。


【総裁選 政策を競う】原発・核燃サイクル、河野氏のみ否定 再稼働は全員容認 - 産経ニュース
 核燃サイクルはもんじゅ廃炉になった時点で「事実上終わった話」でしょう。その意味では河野の「核燃サイクルは正式に辞めるべき」は全く正論であり、河野以外からそうした指摘がないことにはがっかりです。
 とはいえ、こうした「河野の正論」を評価しても「次の質問どうぞ」「ツイッターブロック」「質問回答拒否の連発」という河野の「狭量さと不誠実さ」を考えれば「岸田、野田>絶対に越えられない壁>河野、高市」と言うのが俺の評価です。父・河野洋平氏は「あんなクズじゃない」と思うのですが、何であんなクズが育ったんですかね。そして何で河野氏は息子とは言え、あんなクズを後継にしたのか。
 「河野太郎のようなクズを後継にするくらいなら、地元の県議か首長でも後継にしろよ」と思いますね。


連合、次期会長に初の女性 芳野友子氏で調整 - 産経ニュース
 今の連合ではどうせ「現会長・神津の反共路線」の「忠実な継承者」でしかないでしょうが、さすがに「神津の長期政権(3期6年)」「神津のやらかした希望の党騒動(希望の党は大して躍進せず、安倍を利した上、かえって野党共闘支持層での共産党への好感度と連合への反感を高めた)」への不満が強かったと言うことでしょう。
 次期会長候補が「ナンバー2」事務局長*13という「神津の最側近」でないこと*14も神津への不満の表れではないか。

*1:第一次伊藤内閣農商務相を経て首相

*2:陸軍卿、内務卿、第1次伊藤内閣内務相を経て首相

*3:大蔵卿、第一次伊藤、黒田、第一次山県内閣蔵相を経て首相

*4:日銀総裁、第一次山本、原内閣蔵相を経て首相

*5:斎藤、岡田内閣外相を経て首相

*6:検事総長大審院長、第二次山本内閣司法相、枢密院副議長、議長などを経て首相

*7:連合艦隊司令長官、林、第一次近衛、平沼内閣海軍大臣などを経て首相

*8:貴族院議長を経て首相

*9:戦前、加藤高明、第一次若槻、浜口、第二次若槻内閣外相

*10:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相

*11:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、自民党幹事長(宇野総裁時代)、海部内閣蔵相、自民党政調会長(河野総裁時代)、村山内閣副総理・通産相などを経て首相

*12:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、外相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*13:日本共産党において「副委員長ではなく書記局長がナンバー2」なのと同様、連合においても「副会長ではなく事務局長がナンバー2」だったと思います。

*14:神津も可能なら「菅を後継にした安倍」のように事務局長を後継指名したかったでしょうがそれができなかったわけです。