「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年10/13分:救う会集会の巻)

救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2021.10.13)拉致問題の最新情勢と新総理に望むこと3

西岡力救う会会長)
 実は安倍さんのことを金正恩は大変嫌っていたそうです。

 まあ、馬鹿馬鹿しいですね。「仮にそれが事実だとしても」そんなことが拉致の解決と何の関係があるのか。何の関係もない。
 安倍に限らず「金正恩」がどの政治家が好きか嫌いかなどどうでもいい話です。ましてや「嫌われていたこと」が「いいことである」かのようにう救う会や家族会は常軌を逸している。「好かれれば解決しない」「嫌われれば解決する」という話ではないですから。
 問題は「首相や外相」といった外交権限を持つ政治家が「金正恩と外交する」わけですが、どうやって彼と交渉し、「成果を出せるか」です。
 まあ、その交渉においては「嫌われるより好かれた方がいいだろう(少なくとも交渉が成立しないような敵対関係ではまずい)」とは思いますが。

 私たちとしては4つのことを求めたい。第1に、現状の国際制裁*1と独自制裁による圧力を被害者が帰ってくるまで絶対維持してほしいことです。

 やれやれですね。制裁が「拉致の解決」に全くつながってないことは、2002年から19年も制裁を続けて「拉致解決」と言う意味では何の成果もないことで明白なのによくも馬鹿が言えたもんです。

 アメリカが、寧辺の核施設の煙突だけ爆破しただけで、テロ支援国指定を解除してしまったようなことがないように、今の強い圧力を維持してほしいことです。

 そもそも「米国が制裁すれば拉致が解決する」わけではないので解除しても一向に構わないと俺は思いますが、それはひとまずおきます。
 そんなことを救う会や家族会が言ったところで彼らの反対を無視して米国が「前回(麻生内閣時代)、テロ支援国指定を解除した」ように米国は「解除することが米国の利益になる」と思えば今回も躊躇なく解除するでしょう。そして米国が解除を決めたら「前回同様、今回も」救う会や家族会には何ら打つ手がない。つまり「言っても仕方がないこと」は言うだけ無駄です。

 第2に、日朝首脳会談で全被害者の即時一括帰国を求めるという安倍政権、菅政権がやった路線を維持することです。

 しつこく繰り返しますが「全被害者の即時一括帰国」などということが可能なら誰も反対しません。俺も反対しない。
 「全被害者の即時一括帰国など、不可能ではないか」「段階的な帰国もやむなし」と思うから妥協しているだけです。いい加減「100点満点でなければ無意味」といって「零点答案」が続く愚行を辞めたらどうなのか。
 自分たちの言ってることが

◆王、長島ほどの能力もない二流選手が「巨人しか入団を希望しない、妥協しない」という(プロ野球
◆大スター「高倉健吉永小百合」ほどの能力もない二流俳優が「脇役なんかやらない。主役しか(以下略)」という(プロの役者)

くらいに無謀だという理解はないのか。そもそも「全被害者の即時一括帰国」などと現実性のないことを言ってるようでは「日朝首脳会談」なんか実現するわけがない。北朝鮮が会談に応じるわけがない。

第3に、合同調査委員会や連絡事務所などの提案には絶対に乗らないでほしいということです。

 何故乗ってはいけないのかさっぱり解りません。
 「北朝鮮の単独調査」でいつまで経っても埒があかないから「合同調査にしよう、合同調査で北朝鮮の尻を叩こう。そのためには常駐事務所が必要だ」と言ってるのですが何でそれに反対するのか。

 第4に、日本にとって拉致問題が重要だということのアメリカに対しての働きかけを継続してほしい。

 馬鹿馬鹿しい。何も「米国にとっての拉致」に限りませんが「自分が関係ないこと」なんかほとんどの人間は興味があるわけがない。
 「例は何でもいい」のですが、ならば「家族会の連中」は例えば「タリバン」について「マララさん銃撃のような無法をまた、タリバンがやらないだろうか?。不安で仕方がない」「いっそアフガンから国外に亡命しようか?」などといったアフガン国民程の興味があるのか。
 勿論「ない」でしょう。「米国にとっての拉致」も話は同じです。そもそも拉致問題は日朝外交交渉以外に「現実的解決策」はありませんが、米国には「北朝鮮との間にろくな外交パイプはない」。何せ国交がない。駐在事務所すらない。「経済制裁してる」ので経済的つながりもない。
 パイプという意味では米国よりも「太陽政策の韓国」「朝鮮戦争時代から長いつながりがある中露」の方がよほど「頼りになる」のですが、「これらの国を敵視する右翼集団・救う会」の言いなりに敵視しているのが家族会だから心底呆れます。

 実は下げているんです。実行犯の引き渡しと真相究明は後でもいいですよと言っているんですから。

 馬鹿馬鹿しい。「全被害者の即時一括帰国」以外認めないとして「段階的帰国」を否定したあげく「全被害者」に「特定失踪者(国内で既に40人以上発見)」というインチキを入れているのだから、全然「ハードルは下がってない」。よくもまあこんな「西岡ら救う会のデタラメ」を家族会も黙認できるもんです。ハードルを下げるというなら、まずは1)政府認定拉致被害者に話を限定、2)段階的帰国でもOKとすべきでしょう。

 この12月に、北朝鮮人権週間がありますが、これに向けて、ブルーリボンバッジをもっとたくさんの人につけてもらおうという運動と、アニメめぐみを小学校の高学年と中学校で、もっと上映してもらいたいという運動をしたいと思っています。

 ばかばかしいですね。まず第一にそんなことをしても拉致の解決には全くつながらない。拉致は北朝鮮との外交交渉でしか解決しない。
 第二に「小泉訪朝から19年経ってそれかよ」ですね。「小泉訪朝から19年経ってる」のに「北朝鮮人権週間」なんかほとんどの人間が知ってないし興味もないという「状況がずっと続いた」のにそれが今更変わるわけがない。まあ、「北朝鮮人権週間」が仮に「有名になった」としてもそんなことは拉致の解決に全く関係ないですが。
 これは拉致に限りません。「竹島」であれ「北方領土」であれ、何であれ、外交交渉でしか解決しない問題を「日本国内で日本国民だけ」で「絶対に勝つぞ、エイエイオー」などと騒いだところで何の意味もない。外国人にとってはそんなことは「勝手にやってれば?。」で終わる話です。
 西岡らの言ってること「アニメ『めぐみ』上映運動」云々、「ブルーリボン」云々、「北朝鮮人権週間」云々は

北方領土を取り戻すために日本全国の小中高校で映画『樺太1945年夏_氷雪の門』(1974年公開)を上映しよう。

と言うくらい馬鹿馬鹿しい。いや「西岡らウヨ」だとマジでそういう『氷雪の門』上映運動をしたとしても何ら驚きはないですが。

 赤い羽根の時期は赤い羽根を付けたりするじゃないですか。

 我々一般国民もつける「赤い羽根募金」の「赤い羽根」のように、一般国民にまで「ブルーリボンをつけさせたい」らしいですが、まあ、自民支持層ですらほとんどの人間は「ノーサンキュー」でしょう。

 福岡県の行橋市では、数年前に教育長が「アニメめぐみを上映すると差別が起きるかもしれない」と否定的なことを言って大問題になったのですが、今は、行橋市で3つの100(%)を達成しようと決議したんです。
 1つは、行橋市立の小中学校ではアニメめぐみを100%上映すると。もうカリキュラムに入っているそうです。小学校6年生と中学校2年生だったと思いますが、ある時期にみんなに見せることを決めています。それから拉致問題対策本部が作った拉致のポスターがあるんですが、それも100%市立の小中学校に貼ったそうです。

 教育への不当な政治介入も甚だしいですね。「行橋市長の愚劣さ」に対して怒りを禁じ得ません。そんなことをしても子どもは「政治的押しつけ」に「不快感」を覚えるだけでしょう。
 なお、大阪府、市や足立区でも同様の「教育への不当な政治介入」の動きが見られるようですので大いに警戒し、適切に批判を加えていく必要があるでしょう。正直、こうした動きは「拉致云々」というよりも「拉致をてこにした教育への不当介入(「反日自虐の歴史教育は辞めろ(慰安婦や徴用工について教えるな)」等)」が最終目的ではないか。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2021.10.08)拉致問題の最新情勢と新総理に望むこと−東京連続集会115
救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2021.10.11)拉致問題の最新情勢と新総理に望むこと2
 「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年9/27分:西岡力の巻) - bogus-simotukareのブログで紹介した「西岡発言」は除いてコメントします。

横田拓也(横田めぐみさん弟、家族会事務局長)
 私たち家族会・救う会の全国各地での講演や集会が、この1年半はずいぶん制約を受けて、中止または延期になり、私たちが発言する機会がとても狭まってしまい、報道に取り上げられることもものすごく減ってしまったことで、拉致問題のニュースが埋没し、遠い所に行ってしまったことが残念です。

 コロナ蔓延以前から拉致はマスコミがほとんど報じておらず、風化してるのによくも寝言がいえたもんです。

 母も85歳ということで、まだ元気にやってはいるんですが、隣で見ていて年々老いを感じています。
 昨日の夜も、「転んでしまった」と連絡がありました。何も問題はないのですが、顔の一部にけがをしました*2。病院に行くほどではないようですが、3回目の転倒だそうです。
 1回目と2回目は、子猫を見て、「かわいいね」とかがんだところで転んでしまったそうです。昨日も似たような状況で、「足がきかなくなってしまった」と笑いながら言っていました。

 事実ならば*3「笑い話で済む話ではない」「最悪、転倒による死亡事故や、そこまで行かなくても大腿骨骨折などで寝たきり(そして認知症)になる恐れすらある」のに、まあ、早紀江も拓也ら息子どもも「暢気なもん」です。
 それこそ「寿命が短くなったこと」を自覚して孫「ウンギョンさん」と会えるだけ会ったらどうなのか。
 それにしても拓也のこの発言を何度か読んでる内に「あること」に気づいて「背筋が非常に寒くなりました」。
 それは

・連絡がありました
・そうです
・言っていました

と「全部、早紀江からの伝聞調」ということですね。
 ということは「滋の死後、早紀江は一人暮らし」なのか。「三回も転倒する*4」ようなら「最悪の事態(転倒による死亡)」を避けるために「一緒に暮らした方がいい」と思うのですが、この拓也発言に「一緒に暮らすことにしました」と言う言葉が出てこないと言うことはまさかとは思いますが、「未だに一人暮らし」なのか。もし、そうなら非常識すぎるでしょう。

「全拉致被害者の即時一括帰国」という水準は絶対に下げないということです。

 前も書きましたが「そんなことが可能なら誰も反対しない」。可能でないと思うから「段階的でもいい」と妥協してるわけです。
 例えば「日本共産党単独政権ができれば、党員や支持者にとってベスト」だが「それが無理だから、共産党野党共闘する」。
 例えば「今の巨人やソフトバンクもはやリーグ優勝は無理」だから「3位以内」で「クライマックスシリーズ勝利による日本シリーズ出場」を目指す。
 家族会の言ってることは今の共産党が「単独政権を目指す」、今の巨人やソフトバンクが「リーグ優勝を目指す」と言うくらい無茶です。何でそれが解らないのか。しかも救う会は「全被害者」に「特定失踪者」などというインチキを入れてるのだからお話になりません。

 なぜそれを改めて言いたいかというと、一昨日のBSテレビの中で、あるコメンテーターが、(中略)「何も解決していないのに、滋さんが亡くなったということは、やり方を変えるべきだ」と。
 私は、こういう考え方には断固として反対です。これも岸田総理にお伝えしたいと思っているのですが、これは北朝鮮の時間稼ぎにつきあう*5だけですから。

 息子のくせに「父親が亡くなっても」こう言う寝言が言える「愚劣な神経」は度しがたいですね(これは「夫が亡くなっても」この種の寝言を言う妻・早紀江にも該当しますが)。むしろコメンテーターの発言に「ありがとうございます」と言うべきではないのか。
 それにしてもよほど不愉快なのか、はたまた「こうした発言が注目を集めて、むしろ支持を受ける恐れ」が嫌なのか、BS局やコメンテーターの名前を挙げないのが興味深い。

*1:国際制裁が「安保理制裁」を意味するならあれは「核、ミサイル開発に対する制裁」なので「拉致」云々などと言うのは全く馬鹿げています。

*2:普通、若い人間なら「反射的に手が出る」ので顔に怪我をすることはまずありません。

*3:事実なのでしょうが

*4:一緒に暮らしてない以上「実際にはもっと転倒してるが、早紀江が叱られるのを恐れて少ない回数を言ってる」可能性もあるでしょう。

*5:2002年の小泉訪朝から19年も無駄に時間が経ってるのに今更「時間稼ぎ」もないもんです。どれほどバカなのか。