北朝鮮にどんな情報を送るべきか(R3.12.11): 荒木和博BLOG
昨日の続きです。具体的にどう情報戦を仕掛けるかについてお話ししました。
6分12秒の動画です。拉致の解決に全く関係ないので、見る価値のない馬鹿馬鹿しい代物ですが「それはともかく」。
下に書いた北朝鮮最大の弱点 情報(R3.12.10): 荒木和博BLOGへのコメントでも「同じようなこと」を書きましたが、俺は
◆日朝国交正常化して、物の交流(貿易)や人の交流を進めれば、自然と、情報の交流も進む
◆情報というものは、荒木のように『情報戦』などといって『自分の都合のいい情報だけ伝えよう』とするのは限界がある。物や人の交流を進め「情報全般がたくさん伝わる」ようにすることが大事。
と思っています。
例えば「中国が日本や欧米と国交がない頃」と今とでは「言うまでも無く」現在の方が「中国に流入する国外の情報」も「中国から国外に発信される情報」も多いでしょう。
戦前日本で「日本*1を遙かに上回る国力の米国と、勝ち目のない戦争やらかした」のも理由の一つは「米国との人の交流が少ないから」です(物の交流は多かったかと思いますが)。
「米国に駐在した武官」なんかは戦争に反対したのに対して、そういう認識がない人間は「米国への知識が無い」から戦争を平気で支持したわけです。
しかし、荒木がそう言わないのはまず第一に「物や人の交流」を望んでないからでしょう。「物や人の交流で北朝鮮が中国のように経済大国になったら嫌だ」等と思ってる。実際はそううまくいく保証はなく「ソ連のペレストロイカ」が結果的には「ソ連崩壊」を招いたように「物や人の交流」は「体制変革」をもたらしかねない面もあって「体制側にとって諸刃の刃」なのですが*2。
たとえば今話題の「中国の女子テニス選手の話(たとえば拙記事セカンドレイプ記事を書く「リベラル21&阿部治平」に呆れる(2021年12/10分) - bogus-simotukareのブログ参照)」もこれも「中国と外国で交流が進んでるからああいう批判が起こってる」つう面が確実にある。毛沢東時代ならあんなんは「闇から闇へ」で簡単に潰せたでしょう。
第二に「物や人の交流を進めれば自然と情報交流も進む」では荒木が今やってる「しおかぜ放送」が完全に「無用の長物」となる。荒木にとって「しおかぜ放送」という利権は絶対に失いたくないでしょう。どっちにしろ荒木の主張は全くくだらない。
北朝鮮最大の弱点 情報(R3.12.10): 荒木和博BLOG
7分45秒の動画です。見る価値のない馬鹿馬鹿しい代物です。
荒木ももはや「毎日動画を流すと言ったからメンツの維持のために何でも流そう」つうくだらない考えじゃないか。
何が馬鹿馬鹿しいか。
まず第一に「北朝鮮の弱点」云々なんてことが「拉致被害者帰国」と何の関係があるのか。何の関係もない。
第二に「情報が弱点」云々というなら、「情報流入」につながる「日朝国交正常化」「国交正常化の前段階としての平壌への常駐事務所設置」「韓国の太陽政策」に賛同したらどうなのか。
勿論、「日朝国交正常化」「国交正常化の前段階としての平壌への常駐事務所設置」「韓国の太陽政策」は「北朝鮮打倒」が目的ではありませんが、「北朝鮮の弱点は情報交流」云々言うならそれこそ「情報の流入」につながる「日朝国交正常化」「国交正常化の前段階としての平壌への常駐事務所設置」「韓国の太陽政策」に賛同したらどうなのか。
結局、荒木ら巣くう会は「その場の思いつきでものを言ってる」ので「北朝鮮の弱点は情報交流」といいながら「情報交流」につながる「日朝国交正常化」「国交正常化の前段階としての平壌への常駐事務所設置」「韓国の太陽政策」に「経済交流で北朝鮮が儲かる」として反対するのだから全くでたらめです。
それにしても荒木が「北朝鮮は嘘が下手だ」「情報が北朝鮮の弱点だ」と言うのには吹き出しました。
「特定失踪者」などというモロバレの嘘をほざく野郎がよくもいったもんです。
その結果、蓮池透氏が荒木を「特定失踪者なんて嘘じゃないか」と批判。逆ギレした荒木が、家族会をそそのかし、蓮池氏を家族会から除名したことで「拉致の風化」が本格的に始まったわけです。
何せ「蓮池除名劇」ほど筋の通らないこともないですからね。かつ蓮池氏はそんなことで屈服しなかった。さらに家族会、巣くう会批判を強めたわけで、まあ、もはや「拉致の風化」は止まらないでしょうね。勿論俺はもはや拉致被害者家族会には何一つ同情しません。家族会には「軽蔑」「嫌悪」「憎悪」「憤怒」といった負の感情しか俺にはありません。
*1:当時の日本は今以上に国力がありません。何せ「昭和5年の調査では、第1次産業47%、第2次産業20%、第3次産業30%(ASCII.jp:戦前の日本は超格差社会だった参照)」ですから。今と違って農林水産業の人口がかなり多かったわけで、それが大きく変わったのが勿論高度経済成長です。
*2:もちろん一方で「中国のようにうまくいく可能性もあります」が。そこは昔の日本テレビ「アメリカ横断ウルトラクイズ」風に言えば「知力と時の運」でしょう。「改革開放」により、中国は「鄧小平指導部の知力」と「時の運」で経済大国化を果たしましたが、ソ連は逆に崩壊し、北朝鮮はどうなるかはもちろんわかりません。