今日の産経ニュースほか(2021年12/29、30日分)(追記あり)

朝日新聞の政権へのネガティブキャンペーンの失敗 - 酒井信彦の日本ナショナリズム
 正当な批判をネガキャンと誹謗するのだから「自民信者」酒井のバカさには心底呆れます。
 勿論朝日は*1、「野党の議席を増やすために自民批判しているわけではない」ので「失敗」云々という話ではない。酒井の主観がどうであれ、この記事で露呈されてるのは「酒井の異常な自民支持」でしかありません。
 そもそも「モリカケ、桜」「河井夫妻の公選法違反、甘利のUR疑惑」「統計データ捏造」のような明らかな不正、不祥事はともかく、「酒井が言うほど朝日が自民党の施策について批判的か」は疑問ですが。


生活困窮、弁当求め長い列 コロナ禍 2度目の年末 - 産経ニュース
 生活保護、失業保障など、公的措置が充実していればこんなことにはならないわけで、「国や自治体の無為無策」が恥ずかしい。
 政治家を選んでるのは我々国民なのでこうした事態は「我々国民の責任」としか言い様がない。


バスケくじ来季販売へ 1試合予想、開幕目指す - 産経ニュース
 サッカーくじの次はバスケくじだそうです。「何でこうスポーツを博打利権にしたがるのか」「サッカー、バスケにとどまらず、これからもスポーツ(プロ野球、大相撲など)を博打利権にするのか」とげんなりします。
 ちなみに、ギャンブルの所管官庁はそれぞれ、スポーツくじが文科省競艇国交省、競馬が農水省、競輪とオートレース経産省、宝くじが総務省、パチンコとパチスロ警察庁、カジノ(まだ現実化していませんが)がカジノ管理委員会(独立行政委員会の一種)です。


【正論】「無関心」を前提に考える政治論 青山学院大学教授・福井義高 - 産経ニュース
 産経記事に関係なく「政治的無関心」をネタに俺の考えを書いておきます。
 日本の政治を「悪くしている理由の一つ」は「政治的無関心層」でしょう。こうした層は「どうせ俺の一票など組織票にかなわない」「政権交代してもどれほど意味があるのか(例:民主党政権)」などとして「棄権」したり「現状のままで問題ない」と考えなしに政権与党に投票したり、あるいは「どこの党に投票するのであれ」、世話になった人に投票を頼まれたという「しがらみ」で投票したり、つまりは「過去の実績」と「未来目標(つまりは公約ですが:過去の実績に反する公約では、良いことを言っていても嘘の可能性が高いので判断基準の一つとして過去の実績が出てくるわけです。まあ、『コロナ対応で緊急事態条項改憲』など言ってること自体がそもそも無茶苦茶と言うこともありますが)」で「自らや社会にとって有益かどうか」考えて、合理的に投票すると言うことをしないことが多い(まあ、政治的関心層が常にマトモで正しいかと言えばそうでもない。例えば「極右の政治的関心層」は困りものですが、無関心は論外でしょう)。
 その点、マスコミが少しでも「政治をわかりやすく、かつ正確に伝えること」に努めてくれればいいのですが、そうではないから困ります。勿論「やるべき事は山ほどある」でしょうが「政治的無関心層にどう政治的関心を持たせるか」が野党共闘あるいは共産党にとって重要なテーマではあるでしょう。俺も妙案はありませんが。


維新が参院選で必勝期す全国重点5選挙区 - 産経ニュース

 比例代表は北海道を除く全ブロックで議席を獲得し、〝大阪頼み〟だった、かつてとは勢力図が変わりつつある。

 勿論「突然の躍進」なのでこの勢いが参院選まで続くかは分かりません。とはいえ続く可能性も勿論あり、維新の脅威に大いに警戒が必要でしょう。
 勿論そんなことは各政党とも理解しているでしょうし、俺も「打倒維新の妙案」はありませんが。


【産経抄】12月30日 - 産経ニュース

 遠山被告は仲間内では、「金さん」と呼ばれていた。
 時代劇の「遠山の金さん」に由来する。
▼(ボーガス注:第四次安倍内閣財務副大臣などを務め)公明党の一枚看板になるはずが、(ボーガス注:緊急事態宣言下でのクラブ通いによる議員辞職、その後の貸金業法違反による在宅起訴で)国会全体の看板に泥を塗った。(ボーガス注:不正をただす時代劇の『金さん』とはあまりに違い)金さんと呼ばれる資格はない。

 遠山を批判するのはもちろんいいのですが、「遠山の貸金業法違反について所属議員だったのに自主調査しない公明党」を批判できないあたりは所詮産経と言うべきでしょう。


なぜ他人を道連れに…「拡大自殺」から浮かぶ他責的傾向 北新地ビル放火 - 産経ニュース
 容疑者が意識不明で事情聴取できない状況で「憶測で物を言う」のは明らかに不適切でしょう。
【追記】
放火疑いの男が死亡 大阪・北新地ビル放火 - 産経ニュース
 容疑者が真犯人と前提してのことですが犯行動機を当人の口から知ることが不可能になったわけです。


【産経抄】12月29日 - 産経ニュース

 文部科学省が24日に公表した指針では、本試験の受験を認めず、追試験などで対応するよう大学に求めていた。
▼ところがわずか3日後に指針を撤回する。検査結果が陰性など条件を満たせば、別室での受験を認める方針を発表した。政府の迷走はいただけないが、多くの受験生や保護者は胸をなでおろしているはずだ。追試験となれば、別の大学の受験日と重なる心配もあった。
▼今回の文科省の方針転換は、岸田文雄首相から末松信介文科相への指示によるものだった。首相は、(ボーガス注:父親の母校である)東京大学を3度受験して失敗している*2。自ら「人生最大の挫折」と呼ぶ若き日の経験が、受験生の不安を払拭する決断につながったとすれば、結構なことではないか。

 「末松文科相文科省サイドが首相に相談もなく決めたことを首相がダメ出しした」などあるわけもない。
 「追試験の方が難しいので負担が重い」「オミクロン以外のコロナ濃厚接触者なら、PCR陰性などを条件に別室受験なのになぜオミクロンだけ一律禁止なのか」などの受験生や保護者、教師の批判に耐えきれずに「岸田が屈服」に決まってる。大体「在外日本人の原則入国禁止撤回」の時に「国交省が勝手に決めた、私は聞いてなかった」と岸田に国交省が非難された顛末(あれだって国交省に責任転嫁した大嘘でしょうが)を見ていて文科省が岸田に報告もなしに「勝手に決める」わけがない。結局、安倍が「モリカケ、桜」で役人にでたらめな答弁を強要し、それが通用してしまったことが「こうした無法」を生んでるのでしょう。
 そんな「岸田のメンツを守るための嘘」を真実扱いするのだから産経には呆れます。しかし「岸田は安倍や菅に比べたらいくらかマトモか」と思ったらどうしようもないクズですね。自民党にはもはやクズしかいないのか。


選挙区で初めて敗北した小沢一郎氏 その兆候は平成26年から(1/2ページ) - 産経ニュース
 なお比例復活で当選はしています。
 世襲議員二世議員)で「自民党幹事長」「新生党代表幹事」「新進党党首」「自由党党首」「民主党幹事長」と長年「与党、ないし最大野党の幹部ポスト」についてきた彼も今は「立民党岩手県連代表(ただし今回の小選挙区落選で引責辞任)」でしかないですからね。「79歳」という高齢化もあり、次第次第にパワーダウンすることも否めないのでしょう。

*1:勿論朝日に限らずまともなメディアは皆そうですが。

*2:結局入学したのは早稲田大学岸田文雄 - Wikipedia参照)