女性寄稿者がまるでいないリベラル21に心底呆れる(追記あり)

 前も書いたことの繰り返しですがリベラル21に呆れるのは「『護憲、軍縮、共生』というサイトの建前と関係ない記事でも常連投稿者なら平気で載せる」「寄稿者が70代以上の高齢者(つまり1950年より前に生まれてる)ばかりであること」、「寄稿者がほぼ固定メンバーで新味がないこと」、そして「女性寄稿者がまるでいないこと」です。
 最近の記事も

リベラル21 ここまで来たかジャーナリズム界の劣化2022.01.20(岩垂弘
リベラル21 コロナ規制で萎縮する批判精神2022.01.21(盛田常夫
リベラル21 「パンデミックで世界の大富豪が富を倍増」―BBCの報道2022.01.22(坂井定雄龍谷大学名誉教授))
リベラル21 新自由主義しか知らない若い大統領登場へ2022.01.24 (後藤政子
リベラル21 「ばけもの」とされた人々の記録2022.01.25(阿部治平
リベラル21 私の辺野古物語2022.01.26(小原紘)
リベラル21 「歴史周期率」から抜け出すために「自我革命」を、と来た???2022.01.27(田畑光永神奈川大学名誉教授)
リベラル21 大坂なおみの現在2022.01.28(盛田常夫
リベラル21 賃上げなど労組本来の活動に取り組まず、なぜ野党分断に狂奔するのか、与党と経済団体の下僕になった連合に未来はない2022.01.31(広原盛明・京都府立大学名誉教授)
リベラル21 横井庄一さんは旧陸軍の戦陣訓に縛られていた2022.02.01(岩垂弘
リベラル21 自信深めるタリバン暫定政権、最高指導者の会見も近い?2022.02.02(坂井定雄
リベラル21 平和・護憲勢力は鄭也夫氏の声に応えよう2022.02.03(阿部治平

ということで

リベラル21 大坂なおみの現在2022.01.28(盛田常夫

という見事に「『護憲、軍縮、共生』というサイトの建前と関係ない記事」があるし

【誕生年順】
◆岩垂弘、田畑光永(1935年生まれ:今年で87歳)
◆坂井定雄(1936年生まれ:今年で86歳)
広原盛明(1938年生まれ:今年で84歳)
◆阿部治平(1939年生まれ:今年で83歳)
◆後藤政子*1(1941年生まれ:今年で81歳)
◆盛田常夫(1947年生まれ:今年で75歳)

ということで寄稿者が70代以上の高齢者(つまり1950年より前に生まれてる)ばかりであるし、「寄稿者がほぼ固定メンバーで新味がないこと」、そして「女性寄稿者がまるでいない」。
 それにしても

◆1.20に岩垂の記事を掲載して、その約10日後の2.1にまた岩垂の記事
◆1.21に盛田の記事を掲載して、その1週間後の1.28にまた盛田の記事
◆1.22に坂井の記事を掲載して、その約1週間後の2.2にまた坂井の記事
◆1.25に阿部の記事を掲載して、その約1週間後の2.3にまた阿部の記事

とは「どんだけ常連投稿者を優遇してるんだよ(呆)」ですね(こうした優遇措置は岩垂、盛田、坂井、阿部に限りませんが)。寄稿者を増やす気が明らかに全くない。
 特に呆れるのは「女性がまるでいないこと」ですね。「後藤政子」ぐらいしかいない。
 「女性のリベラル派(それも70歳代でないもっと若い女性)がいない」わけがない。

「赤旗」創刊94周年(22.2.1)に寄せて/事実の積み重ねに説得力/ジャーナリスト・和光大学名誉教授 竹信三恵子さんに登場した竹信三恵子和光大学名誉教授(元・朝日新聞記者)(1953年生まれ:今年で69歳)
福島瑞穂社民党党首(1955年生まれ:今年で67歳)
新春対談/東京大学教授 本田由紀さん/日本共産党委員長 志位和夫さんに登場した本田由紀・東大教授(1964年生まれ:今年で58歳)

などいくらでもいるでしょうに、この惨状は一体何なのか。やる気が無いにもほどがあるでしょう。 

【追記】
リベラル21 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』を読む(鎌倉矩子)
 ということで未だ「女性の数は少ない」のですが、女性の記事が掲載されたので紹介しておきます。
 なお、鎌倉(広島大学名誉教授)も「1939年生まれ:今年で83歳(阿部治平と同じ年)」という高齢者です。

*1:神奈川大学名誉教授。著書『キューバは今』(2001年、御茶の水書房)、『キューバ現代史:革命から対米関係改善まで』(2016年、明石書店)など