「リベラル21」のバカさに呆れる(2024年5月28日記載)

リベラル21 麻田雅文『日ソ戦争-帝国日本最後の戦い』(中公新書)を読む(小川洋)
 小川の個人ブログならともかく、こうした本はソ連・ロシア史専門家に書評を書かせるべき所、「素人に書かせて恥じない」辺りがリベラル21のどうしようもないアホさです。要するに「リベラル21メンバー(小川など極めて少数の固定メンバー)の書いた文章」なら何でも載せるのでしょうが。
 なお、この中公新書自体は

リベラル21 麻田雅文『日ソ戦争-帝国日本最後の戦い』(中公新書)を読む(小川洋)
 アメリカには是非ともソ連の参戦を求める必要があった。沖縄戦が終了したのは6月下旬である。本土決戦となれば、さらに10万人程度の米軍兵士の犠牲が見込まれていた。アメリカは対日戦争を少しでも早く終結させる必要に迫られていた。
 本土決戦を覚悟していたアメリカとしては、その前にソ連に日本軍を北側から攻撃してもらうことは最優先事項であった。アメリカが早い段階で、千島列島のソ連への「引き渡し」を認めたのも、その軍事的関心からであった。北方領土問題の根源はここにある。

日ソ戦争 麻田雅文著 甘い判断が招く重い犠牲 - 日本経済新聞
 ソ連参戦を望んだのは米国だった。米軍の損耗を抑え、日本を無条件降伏させる切り札のひとつと見ていた。

麻田雅文『日ソ戦争』(中公新書) 8点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期
 フランクリン・ローズヴェルト*1大統領は(ボーガス注:1941年12月の)日米開戦の前(!)の1941年7月10日に、ウマンスキー駐米ソ連大使に「貴国の航空機が、天気のよい風の強い日を選んで、日本の街に大量の焼夷弾を降らせてくれればと願う」(3p)と述べています。
 日本を方針転換させるために、ローズヴェルトソ連からの日本への攻撃を望んだのですが、ドイツに攻め込まれたソ連にそのような余裕はありませんでした。
 その後も、対日参戦を望むアメリカと対独戦に集中したいというソ連の考えはすれ違います。1943年11月のテヘラン会談でドイツが崩壊したあとの対日参戦を口にしたものの、具体的な対日作戦計画を提示したのは1944年10月のチャーチル*2とのモスクワ会談のときでした。
 そして、1945年2月のヤルタ会談ソ連の参戦とその条件が固まります。チャーチルは米英中ソの共同宣言で日本は降伏するのではないかと考えていましたが、ローズヴェルトは言葉だけでは日本は降伏しないと見ていました。
 (ボーガス注:在任中に病死した)ローズヴェルトに代わって(ボーガス注:副大統領から昇格し)大統領になったトルーマンソ連に不信感を抱いており、原爆の完成を急がせましたが、それでもソ連の参戦は必要だと考えていました。
 原爆の完成により、トルーマン国務長官のバーンズはソ連の参戦を急がせる必要は薄れたと考えましたが、マーシャル*3米陸軍参謀総長は原爆が完成した後もソ連の参戦を望んでいます。

ということでそんな過去があったのなら、ますます北方領土なんか返還される見込みがない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が指摘する「米ソ密約」を詳しく書いてる良書のようです。入手容易な中公新書でそうした事実が書かれれば「米ソ密約」についても広く知られるのでは無いかと期待したい。


リベラル21 那須雪崩事故、実刑判決はやむをえない(阿部治平)
 「護憲、軍縮、共生」という「リベラル21の表看板」と何の関係があるのかと心底呆れます。要するに「リベラル21メンバー(阿部など極めて少数の固定メンバー)の書いた文章」なら何でも載せるのでしょうが。
 内容的にも亡くなった人数を考えれば、当然の判決と言わざるを得ない | inti-solのブログ - 楽天ブログと大して変わらず「阿部のオリジナル見解」があるわけでもない。

 
磯田道史(静岡文化芸術大教授)の『大田垣蓮月』(文春文庫『無私の日本人』所収)――数奇な運命をたどった江戸後期の美貌の才媛歌人の心打つ伝記(上)
磯田道史(静岡文化芸術大教授)の『大田垣蓮月』(文春文庫『無私の日本人』所収)――数奇な運命をたどった江戸後期の美貌の才媛歌人の心打つ伝記(下)(横田喬)
 「女性の評伝」なら、例は何でもいいですが

◆世界平和アピール7人委員会初代委員、日本婦人団体連合会会長を歴任した平塚らいてう
→評伝として例えば、
米田佐代子『平塚らいてう:近代日本のデモクラシーとジェンダー』(2002年、吉川弘文館
差波(さしなみ)亜紀子*4平塚らいてう』(2019年、山川出版社日本史リブレット人)
奥村直史『平塚らいてう』(2011年、平凡社新書→2021年、平凡社ライブラリー)

など「人権問題、社会問題に取り組んだ女性」ならともかく、「幕末の女性歌人」の何が「護憲・軍縮・共生」と関係があるのかと心底呆れます。要するに「リベラル21メンバー(横田など極めて少数の固定メンバー)の書いた文章」なら何でも載せるのでしょうが。なお、以上は横田記事に投稿しますが掲載拒否でしょう。自称リベラルが聞いて呆れます。


リベラル21 こんなときに「東アジアの平和構築への提言」学習会とは?(阿部治平)
 東アジアの平和構築への提言――ASEANと協力して/志位和夫議長の講演への悪口ですが、
 「また、共産への悪口かよ、他にやることは無いのか?、どんだけ反共なんだよ(呆)」
 「最大与党・自民や最大野党・立民どころか、共産やれいわと比べても社会的影響力は皆無、寄稿者も岩垂弘、田畑光永、横田喬(以上、1935年生まれ)、広原盛明(1938年生まれ)、阿部治平(1939年生まれ)、盛田常夫(1947年生まれ)、小川洋(1948年生まれ)など、高齢男性しかいないリベラル21が悪口できたもんだ。大石晃子政審会長(れいわ、1977年生まれ)、山添拓政策委員長(共産、1984年生まれ)など若手、中堅世代の登用に努めてる共産やれいわ等を見習って少しは若手、中堅世代に寄稿させろよ、なんで寄稿者が70歳以上の爺しかいないんだよ(呆)」
「TBSがサンデーモーニングの司会を関口宏(1943年生まれ)から膳場貴子(1975年生まれ)に世代交代したことをどう思うよ?。あんたら爺の多くは関口より年上じゃん。そして膳場だって世間的には全然若くないんだが。何でリベラル21の寄稿者には20~30代どころか膳場世代の年齢層(1970年代生まれの団塊ジュニア、40代後半~50代前半)すらいないのよ?。探せばいくらでもいるでしょ?。そんなに『世代拡大』よりも『気の合う仲間内だけでやりたい』の?。そんな人間達が『護憲・軍縮・共生を掲げてネット上に市民メディア、リベラル21を創った』と大言壮語するの?」
と呆れますが、それはさておき。
 今「台湾の総統演説等への反発の意思表明か、中国が軍事演習してること」「日中間三国首脳会談をソウルでしていること」や「(何故今発射したのかはともかく)北朝鮮がミサイル発射実験したこと」等を考えれば「何故この時期に」どころか「ベストな時期」ではないか。
 なお、以上は阿部記事に投稿しますが掲載拒否でしょう。自称リベラルが聞いて呆れます。

*1:ニューヨーク州知事等を経て大統領

*2:アスキス内閣通商相、内務相、海軍相、ロイド・ジョージ内閣軍需相、空軍相、植民地相、ボールドウィン内閣蔵相、チェンバレン内閣海軍相等を経て首相

*3:1880 ~1959年。陸軍参謀総長トルーマン政権国務長官、国防長官等を歴任。1953年にマーシャル・プランの立案、実行によってノーベル平和賞を受賞

*4:日本女子大学教授