今日のしんぶん赤旗ニュース(2022年5/12、13日分)

2022参院選 激戦の様相/京都選挙区(改選数2) たけやま予定候補VS自公維の翼賛政治/9条守る共産党の躍進を
 共産支持者としてこういうことは「あまり言いたくはない」のですが、改選2議席で「自民(公明が支援)」「維新(国民民主が支援)」では容易な闘いではないでしょう。
 先日の京都府議補選で維新が当選してることを考えれば「自民、維新で2議席」の危険性は否定できません。
 「立民と共産の一本化(個人的には共産候補に一本化して欲しいが一定の政策合意が成立すれば立民候補に一本化でも可)」をして欲しいところですが、問題は立民にその度量があるかということです。


性暴力根絶へフラワーデモ/「花は生きている。私も…」

 フリーライターの小川たまかさん*1は、性交同意年齢について議論する場で「14歳と性交して捕まるのはおかしい」と発言して辞職した元国会議員が最近、(ボーガス注:月刊文春6月号「14歳と性交」発言は捏造だった! 大バッシングから1年…辞職した立憲民主党元議員が“覚悟の告発” | 文春オンラインで)「性交ではなく恋愛と発言した」と反論していることにふれ、「反論にもなっていません。あのとき声をあげた人たちは感情的だったというレッテルも貼られており見過ごせない。これからも(ボーガス注:本多氏への批判の)声をあげ続けたい」と話しました。

 赤旗が「本多平直*2」の実名を出してないのは「今の奴が公職に就いてないこと*3」での「武士の情け(?)」でしょうか?。
 まあ、うがった見方をすれば「本多の妻*4である西村*5代議士」及び「彼女を幹事長の要職につける立民」への配慮かもしれませんが。いずれにせよ実名を出さないとはいえ、「立民に配慮して、小川氏の本多批判発言自体を全く報じない」のよりはマシです。
 しかし「渋々とは言え議員を辞めた」くせに「今頃になってこの居直り*6」とは今更政界復帰する気なのか?
 そして、最近も「生娘・シャブ漬け(吉野家)」という「女性差別発言」が叩かれたばかりなのに「本多も随分と蛮勇がある」。
 「妻と夫は別人格」とはいえ、西村が「離婚も批判も何もせずに」こうした本多の居直りを容認するようならば、「西村」及び「彼女を幹事長とする立民」への批判は避けられないでしょう。
 しかし「立民には心底呆れます」ね。「7月に選挙」というのにこれです。本多の例の発言も「衆院選前で実に迷惑(勿論、女性差別発言という意味でも問題ですが)」でしたが、どれほど野党共闘の足を引っ張れば気が済むのか。
 こうした立民の酷さには目をつぶり、志位執行部が「野党共闘に本気ではない」かのような因縁を立憲・西村氏と共産・小池氏の会談について | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Amebaなどでつける松竹には「お前はそれでも日本共産党員なのか?」と心底呆れます。
 なお、あのとき声をあげた人たちとしては

赤旗
「言語道断の発言」/小池書記局長が本多氏批判2021.6.9
 日本共産党小池晃書記局長は8日、立憲民主党本多平直衆院議員が刑法の性交同意年齢の引き上げについて「14歳との同意性交で捕まるのはおかしい」などと発言したことに対し、「厳しく非難する」とツイッターで批判しました。

赤旗性交同意年齢発言/本多議員に批判2021.6.9
 発言に対し、仁籐夢乃*7・コラボ代表は「こんな人が議員とは絶望的だ」、中野晃一*8上智大教授は「立憲民主党は、本多平直議員のことちゃんと処分しないとダメだ」とそれぞれツイッター上で批判しています。

(耕論)性交同意年齢の波紋 島岡まなさん、嘉門優さん、阿部守一さん=訂正・おわびあり:朝日新聞デジタル2021.7.31
島岡まなさん(大阪大学教授)
 「性交同意年齢」を、一律に13歳から16歳に引き上げるべきだという私の主張に対して、本多氏から飛び出したのが、あの発言でした。今回の発言によって人権後進国であり、ジェンダー後進国でもある日本の現状が、目に見える形で浮かび上がったとも言えます。

などがいますね。

*1:著書『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(2018年、タバブックス)、『告発と呼ばれるものの周辺で』(2022年、亜紀書房

*2:野田内閣で経産大臣政務官

*3:とはいえ、本多平直 - Wikipediaによれば「米山隆一参院議員(立民党)の秘書」だそうなので政界と完全に切れたわけではありませんが。しかし「性的な不祥事(援助交際疑惑)」で新潟県知事を辞任に追い込まれた米山が「性的な不祥事(14歳性交発言)で議員辞職の本多」を秘書にするとは「頭がおかしいのか?」と詰問したくなります。「類友」というべきか?(呆)

*4:離婚したとは聞いていませんので

*5:鳩山、菅内閣外務大臣政務官、野田内閣厚労副大臣などを経て、現在、立憲民主党幹事長

*6:「まるで筆坂みたいだ」というのが俺の最初の感想ですね。筆坂も離党後、「セクハラ問題」についてごまかした上で『日本共産党』(2006年、新潮新書)、『悩める日本共産党員のための人生相談』(2008年、新潮社)で「善意の日本共産党批判者(リベラル左派)」として登場したわけです。しかしそれが結局うまくいかず、『日本共産党の最新レトリック』(2019年、産經新聞出版)、『大手メディアがなぜか触れない日本共産党と野党の大問題』(上念司との共著、2019年、清談社Publico)を出すような「反共デマ右翼」と化した(にもかかわらず右翼活動家として成功してるようにも見えない)のは実に無様ですが

*7:著書『女子高生の裏社会』(2014年、光文社新書)、『難民高校生』(2016年、ちくま文庫

*8:著書『戦後日本の国家保守主義:内務・自治官僚の軌跡』(2013年、岩波書店)、『右傾化する日本政治』(2015年、岩波新書)、『私物化される国家:支配と服従の日本政治』(2018年、角川新書)