内閣支持率が大幅下落 旧統一教会問題、支持層でも「評価せず」多数 [岸田政権]:朝日新聞デジタル
大幅下落とは言え「支持47%」では「岸田批判派」俺的に「まだ高い」「もっと下がるべき」ですが、一時は「50~60%」あった支持率も「国葬批判」「統一教会問題批判」で下がってることはいいことです。「統一教会問題」を理由に内閣改造、党役員人事をしたにもかかわらず「萩生田政調会長」「高市安保経済担当相」などに疑惑が発覚し、にもかかわらずまともに対応しないことで「本当は統一教会問題を口実に野田聖子(前・子ども施策担当相)を閣僚から外したり、河野太郎(現・デジタル等担当相)を閣内に取り込んだりしたかっただけではないのか」ということが露呈したことも大きいでしょう。しかしこれでも自民支持層の支持率が「80%」と飛び抜けて高いことには絶句ですね。どれほど倫理観がないのか。まあ、「非リクルート議員」として「海部首相ら」を担いだときと違い「統一教会汚染議員」を除外すると組閣や党役員人事ができないのではないかという深刻な状況が「自民支持層の甘さ」の一因ではあるのでしょうが。
「モリカケ桜」で30%台にまで支持率が下がっても、何とか居直って逃げ切ったこと(少なくとも安倍は首相退任しなかったこと)が「忘れやすい、飽きやすい日本人はいずれ統一教会問題を問題にしなくなる。とにかく国会開会はできるだけ遅らせよう」という岸田の居直りの理由でしょうが、そうした居直りを許さない追及が野党やマスコミには求められるし、日本人(特に自民党支持層)もいい加減もっと自民党に批判的であるべきでしょう。
香川知事選で池田豊人氏が初当選 元国交省局長、共産候補破る - 産経ニュース
「オール与党VS共産」では残念ながら、選挙前から結果が分かっているようなものではあります。いつもながら「最大野党」でありながら自公と相乗りして恥じない立民には心底呆れます。その結果、「全国最低の投票率を更新(香川県知事選、池田氏が初当選確実 全国最低の投票率、また更新:朝日新聞デジタル参照)」という嘆かわしいことにもなっています。
【林芳正】四十九日に本音ポロリ? 加計問題で火中の栗拾った林外相が漏らした「安倍批判」の波紋|日刊ゲンダイDIGITAL
「安倍さんの四十九日だった25日、林さん*1は清和会(安倍派)の衛藤征士郎*2衆院議員が開いた朝食会に出席。その席で安倍政権を振り返り、〈モリカケ、桜を見る会、統一教会など、いろいろな問題を起こしてくれた〉〈特に文科相時代は加計問題が大変でした〉などと発言したというのです。〈四十九日なのにあんまりだ〉と、波紋を広げています」(自民党関係者)
加計問題で文科省が大揺れだった2017年、林外相は門外漢だったにもかかわらず文科相に就任。当時、獣医学部新設をめぐり、「総理のご意向」と書かれた文書が省内から再調査で見つかるなど、文科省の信頼は地に落ちていた。事態収拾できなかった清和会の松野文科相(現・官房長官)の後任として、火中の栗を拾わされたのが宏池会(岸田派)の林外相だった。
林事務所に事実関係などを問い合わせると、朝食会への出席は認めたものの、「ご指摘のような趣旨の発言はしておりません」と否定した。
総理の座を狙う林外相はかねて参院から鞍替えを狙ってきた*3が、そのたびに安倍元首相が邪魔だてしたともいわれる。
「林さんはついホンネを漏らしてしまったんじゃないか」(地元政界関係者)
アンチ安倍の日刊ゲンダイなので割り引く必要はあるでしょうが、安倍が死ねば自民党内で「安倍には迷惑かけられた」という不満が出てもおかしくはないでしょう。
【喪失 課題】防衛省と自衛隊大きく変えた安倍元首相 島田和久・前防衛事務次官 - 産経ニュース
首相時代の安倍に官房長、事務次官に引き上げてもらった(島田和久 - Wikipedia参照)とは言え、「モリカケ桜疑惑」「統一教会との癒着」安倍なんぞ礼賛して恥ずかしくないのかと心底呆れます。
仏、元大統領ら派遣検討 国葬、マクロン氏は見送り - 産経ニュース
サルコジ元大統領やオランド前大統領らが念頭にあるとみられる。
「国内政治の都合でマクロンは行かない」とは仮に「マクロンにとって政権維持に関わるレベルの重要な国内問題がある」としても「安倍の価値などマクロンにとってその程度の物」ということでしょう。
サルコジもオランドも「マクロンとは別の政治党派(かつ「過去の人」と言っていいでしょう)」なので「何だかなあ」感があります。自民党も「たとえ格落ちでも、現職のマクロン政権高官を送って欲しい」ところでしょう。何せサルコジやオランドでは現政権と直接のつながりがないので、「安倍さんは偉大な政治家だった」「岸田政権に期待している」等のリップサービスしか期待できません。仮にフランス以外もこのように「元大統領、元首相」ばかりでは「弔問外交」という「岸田政権の国葬正当化理由の一つ(正当化理由は他にもありますが)」は失われたと言っていいでしょう。
【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(888)代わり映えしない統一教会批判報道 - 産経ニュース
今日も安倍擁護、自民擁護のために花田紀凱は、過去の自分の仕事すら徹底的に裏切っていると思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)という醜態をさらす花田です。まあ月刊Hanada自体が未だに世界日報とズブズブというていたらくのようですが。
英国の宰相チャーチルは、玄人はだしの絵を描くことでも知られていた。
そして「1953年のノーベル文学賞受賞者*4」ですからね。「天は二物を与えず」と言いますが、こういう天才も中にはいるわけです。
なお、絵については
ウィンストン・チャーチル - Wikipedia
反共主義者チャーチルにあまり好感を持っていないパブロ・ピカソ(フランス共産党員*5)が「チャーチルは画家を職業にしても、十分食っていかれただろう」と評価している。
だそうです。
幹事長*6、政調会長*7、国対委員長*8。「長」と名のつく要職に、ことごとく古株の経験者を据えた立憲民主党である。全党を挙げた「オール」の皮を1枚はげば、その顔ぶれは、新味に乏しい「オールド」だった。
チャーチルの話からこういう方向に無理矢理持って行く産経には吹き出しました。いずれにせよ問題は「新しいかどうか」ではなく「まともかどうか」でしょう。
かつ、自民党役員とて
◆麻生副総裁(麻生派ボス)
橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)、首相、第二~四次安倍、菅内閣副総理・財務相など歴任
◆茂木幹事長(茂木派ボス)
小泉内閣沖縄・北方等担当相、福田内閣金融担当相、第二次安倍内閣経産相、第四次安倍内閣経済財政担当相、菅、岸田内閣外相など歴任
◆萩生田政調会長(派閥会長を狙う安倍派幹部)
第四次安倍、菅内閣文科相、岸田内閣経産相
など別に新しくもない。まあ、産経は自民については「経験者を登用した安心できる面子」と強弁するのでしょうが。
ということで露骨に「維新の躍進希望」を語る産経ですが、このこと自体が「維新=第二自民」の証明でしょう。維新を支持する人間の気が知れません。なお、維新とて長い間「松井代表」であり今回松井が退任したところで「吉村代表(副代表からの昇格)」です。
新味がないというなら維新とて役員人事に何ら新味はない(そのためコロナ禍、ウクライナ戦争、統一協会問題といったニュースに隠れて大して話題にならなかった)のですが産経は勿論そうした酷評はしません。
【旗印なき継承 維新代表選】㊦保守の存在感示せるか 政策、自民との差別化課題 - 産経ニュース
産経の露骨な維新贔屓には心底呆れますが、「アンチ維新の俺の願望込み」ですが、参院選での「伸び悩み(議席は増加した物の、衆院選ほどの伸びではない)」を考えれば維新も「徐々に衰退していく」のではないか。何せ大阪以外では大した基盤がありませんので。まあ、大阪だって「あれほどコロナを蔓延させながら」支持する人間が多数いることには呆れざるを得ませんが。
吉村洋文・大阪府知事は共同代表に 日本維新の会 - 産経ニュース
副代表・吉村が「代表選挙なしで、馬場の指名で共同代表に昇格」するのでは事実上「吉村の代表就任(馬場は事実上の副代表)」でしかなく、まさに「茶番の選挙」でした(馬場以外の当選の可能性は皆無でしたが、恐らく馬場以外の当選でも吉村が共同代表に任命でしょう)。吉村が代表選に出なかったのは「思ったほどの得票ができず恥をさらすことを恐れたこと」や「俺ほどの大幹部が代表選になど出れるか、と言った思い上がり」でしょうか。
維新新代表に馬場氏選出、松井路線継承へ ファミレスから政界入り - 産経ニュース
松井代表(大阪市長)、吉村副代表(大阪府知事)、藤田幹事長といった幹部連が露骨に馬場支持を表明していたのだから「執行部の力が強い独裁的政党」維新ではこうなるのは目に見えていました。
無症状コロナ感染者、9月中旬にも「買い出し」容認へ…感染拡大防止策の徹底を条件に(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
「マンパワーが足りないから無症状なら、感染予防のマスク*10をした上で自分でスーパーやコンビニに食料を買いに行け*11」とは無茶苦茶すぎて心底呆れます。そこは「自治体できちんと買い出しします」ではないのか。
感染予防を真面目に考えてないににもほどがある。あげく「マンパワーが足りないから全数把握もしない」というのでは事態が悪化するだけではないのか。
「マンパワーが足りないから」と言えば何でも許されると思っているのか。
なお、小生も感染経験者(まだ療養中ですが)として「舐める人間の気持ち」も多少は分かります(あくまでも多少ですが)。ワクチンの効果が大きいでしょうが幸い小生は症状としては死亡が危惧されるレベルまでは行かず「インフルエンザのかなりきつい代物(38度程度の高熱、頭痛、咳、喉の痛みなど)」に留まりました(それでも相当きつかったですが。後遺症が出るかどうかは現時点では不明です)。人によっては小生より軽い人間もいるでしょう。しかしそれはあくまでも「基礎疾患がない」「高齢者でない」「(幸いにして)軽症や無症状で済む体質だった」「ワクチン接種の効果」などであり、舐めるなど論外です(とはいえ政府や自治体が「5類にしろ(一部知事の主張)」だの「舐める傾向を助長している」ので困りますが)。
現に死亡してる人間もいれば、後遺症(味覚障害、嗅覚障害、記憶障害など)が出た人間もいる。「自分さえ良ければいい」など論外ですし、軽症にとどまっても後日、後遺症が発症する可能性は否定できません。コロナのメカニズムはよく分かってないので「自分が軽症にとどまった」「後遺症が出ない」のも「単なる幸運(ちょっとしたことで重症化したり、後遺症が出たりした)」の可能性もある。
*1:福田内閣防衛相、麻生内閣経済財政担当相、第二次、第三次安倍内閣農水相、第四次安倍内閣文科相などを経て岸田内閣外相
*2:村山内閣防衛庁長官、森内閣外務副大臣、衆院副議長など歴任
*3:なお、過去の首相は全て衆院議員ですが憲法上は参院議員が首相になることには何の問題もありません。
*4:チャーチル著書の邦訳として『第二次世界大戦』(河出文庫)、『第二次大戦回顧録・抄』(中公文庫BIBLIO20世紀)、『チャーチル自伝』(学生社)、『わが半生』(中公クラシックス)、『祖父チャーチルと私』(法政大学出版局)
*5:1944年、ピカソは友人らの勧めはあったにせよ、自らの意志でフランス共産党に入党し、1973年に死ぬまで党員であり続けた。何かとピカソの共産主義思想を否定したがる人に対し「自分は共産主義者で、自分の絵は共産主義者の絵」と言い返したエピソードは有名である。1950年にスターリン平和賞を、1962年にレーニン平和賞(1956年のスターリン批判後にスターリン平和賞を改名)を受賞している(パブロ・ピカソ - Wikipedia参照)。
*6:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、民主党代表などを歴任した岡田克也のこと
*7:鳩山、菅内閣厚労相、民進党代表代行(岡田代表時代)、選対委員長(前原代表時代)、立憲民主党副代表(枝野代表時代)などを歴任した長妻昭のこと
*8:民主党選対委員長(菅代表時代)、野田内閣財務相、民進党国対委員長(岡田代表時代)、代表代行(蓮舫代表時代)、立憲民主党国対委員長(枝野代表時代)などを歴任した安住淳のこと
*9:とはいえ、衆院選での躍進に比べれば参院選での議席増が「小幅の伸び」に留まったことは「維新への期待はもはやそれほどのものではない」といえるでしょう。
*10:マスクの感染予防効果を過大評価しすぎでしょう。
*11:とはいえ、【1】自治体の買い出しが遅いこと、【2】一部のコロナを舐めてる人間の存在によって既に「事実上そうした買い出しが行われてる」のではないかと思いますが。但し、それでも政府自ら公然と正当化するのはダメでしょう。