「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年5/25日分:荒木和博の巻)

大森勝久氏の新しい論文です: 荒木和博BLOG
米国の中距離核戦力を国内に配備し、核共有して、中国・ロシア・北朝鮮を封じ込める | 新・大森勝久評論集
 元左翼が随分と劣化した、と大森氏には心底呆れます。

 小冊子を政府機関*1防衛庁(当時)、陸海空自衛隊在日米軍自民党の安全保障調査会、外交部会、国防部会、主だった保守系政治家、同評論家、同メディア*2、そして在日米大使館へ毎回百数十部送ってもらってきた。でも、無視、黙殺であった。

 そりゃ大森氏のようなトンデモ右翼はまともな人間は相手にしないでしょう。

 政府批判(とりわけ保守大物政治家と言われる安倍晋三首相批判)を正面から行う勇気ある識者*3は、私が知る限りでは荒木和博氏だけである。

 「荒木だけが大森氏を持ち上げるから」とはいえ随分とみっともなく媚びたもんです。

 「閣議決定で一日で国防軍を持てる」という正しい主張も、大きな声にならなければ、現実を変える思想にはならない。
 荒木和博氏は拉致被害者を奪還するためには、軍事力が不可欠*4だとの立場だから、当然にも閣議決定で芦田*5修正の憲法9条を確立して軍を保持して、軍隊を使っていくということになるわけである。この方法で直ちに軍を持とうとしない人々*6は、言葉では一見立派そうなことを言っていても、永遠に軍は持てない*7のだから、日本の国防を真剣に考えていないということになる。「そうじゃない!」と言うのであれば、閣議決定で(ボーガス注:芦田修正論を採用し)本来の憲法9条を支持して軍を持つ運動を展開してもらいたい。

 さすがに産経や日本会議などウヨ連中ですら「ほとんどの人間」はこんな暴論(閣議決定で芦田修正論を採用すれば明文改憲しなくても集団的自衛権行使も核保有も今すぐできる)は放言しません。大森氏がいかに異常かと言うことです。
 「荒木がどこまで本気か」は疑問ですがこうした暴論についてまで「大森氏に同調する荒木」です。本心でも「大森氏の歓心を買うための虚言」でも荒木は正気ではない。

 侵略国家の独裁者(プーチン習近平金正恩)が行う「核攻撃するぞ!」「核戦争になるぞ!」という恫喝(ブラフ、ハッタリ)

 プーチンはともかく習主席や金委員長がいつそんな恫喝をしたのか?。中朝について言えば「米国が核攻撃するならば」という話であってプーチンのように先制攻撃をほのめかしたことは一度もないと思います。


「政権交代」について(R4.5.26): 荒木和博BLOG
 そんなことが「荒木ら巣くう会界隈」が「建前上の目的」とする「拉致被害者帰国」と何の関係があるのか。何の関係もない。心底呆れます。なお、ウヨの荒木では「俺と価値観が違いすぎて見ても不愉快になるだけ」と思い今回は視聴していません。


警察の縄張意識と拉致事件(R4.5.25): 荒木和博BLOG

 警察の中でも刑事畑と警備公安畑はあまり意思疎通がないように思います。それが拉致事件にも影響しています。

 7分53秒の動画です。
 タイトルと説明文だけで見る気が失せます(実際、見る価値はありませんが)。
 第一にそんなことが「荒木ら巣くう会界隈」が「建前上の目的」とする「拉致被害者帰国」と何の関係があるのか。何の関係もない。
 拉致被害者救出は「外務省の仕事(外交交渉)」であって「警察の仕事ではない」。
 第二に「拉致」を「北朝鮮の犯行と長い間、認識できなかったこと」を「公安畑と刑事畑」「各都道府県警(横田めぐみ曽我ひとみ拉致などの新潟県警、地村夫妻拉致の福井県警、市川修一、増元るみ子拉致の鹿児島県警など)」の意思疎通が十分でなかったから、とする荒木の主張には何の根拠もありません。
 ちなみに「縄張り意識」が事態を悪くしてるのはむしろ「救う会会長、副会長に居座り続ける西岡や島田」「特定失踪者問題調査会代表に居座り続ける荒木」ら「拉致右翼」の方でしょう。

*1:防衛庁以外の政府機関てどこでしょう?

*2:「保守政治家」「評論家」「メディア」が誰、どこなのか知りたいところです。

*3:勿論、ウヨの大森氏にとって「共産、社民」などの「安倍批判派」の左派は識者ではないわけです。

*4:勿論、小泉訪朝での拉致被害者帰国で分かるようにそんなことはありません。

*5:幣原内閣厚生相、自由党政調会長(吉田総裁時代)、民主党総裁、片山内閣副総理・外相、首相、自民党外交調査会長など歴任。著書『第二次世界大戦外交史』(岩波文庫)など

*6:要するに明文改憲を主張する人々

*7:「明文改憲だと永遠に軍は持てない(国民投票過半数確保ができない)」「だから芦田修正論という裏技を使う」んだそうです。大森氏は「自分の主張」が恥ずかしくないんでしょうか?。護憲派の俺個人は「明文改憲だと永遠に軍は持てない」と思うほど楽観的ではありませんが、いずれにせよ「それが事実」だと仮定して「国民がそれを望んでるのだから民主主義の観点からは当然だ」と思わない当たりが大森氏は酷すぎる。そしてこういう暴論を吐く大森氏には「再審請求では永遠に出獄できそうにないのでいっそ脱獄したらどうですか?」と嫌み、皮肉を言いたくなります。