今日の産経ニュースほか(2022年5/29、30日分)(副題:自民大勝が危惧される日経世論調査にげんなり、ほか)

首相、世論調査好調に「気を引き締め全力尽くす」 - 産経ニュース
参院選の投票先は自民50%・維新8%・立民7%: 日本経済新聞
 「自民50%*1(日経の過去の調査でもここまで自民が支持されていることはないとのこと)」「立民7%」「共産3%」には「自民の大勝」「立民、共産の苦戦(議席減)」「岸田が選挙後、九条改憲をぶち上げること」などが危惧され、げんなりしますが、地道に戦うほかはないのでしょう。
 「国民民主2%」「れいわ2%」には「もはやこれらの党には未来はないだろう」という感じですね(俺はこれらの党は支持してないので正直どうでもいいのですが)。国民民主は崩壊して、自民や維新に吸収され、一方、れいわも早晩、立民に吸収されるのではないか。
 このような状況下で「自民批判」も「維新批判」もせず、重信房子が出所早々ロシアのウクライナ侵攻を非難する国会の決議案に賛成した諸政党(×××新選組を除く)を批判。一水会は重信にすり寄り、新選組が「『右』も『左』もない陰謀論政党」であることがますます明白に - kojitakenの日記でれいわ批判にかまけるkojitakenは感覚が狂ってると言うべきでしょう。彼って一体、何のために政治を論じてるんでしょうか?
 「社民1%未満」にはげんなり*2ですが、「辻元氏など所属議員が立民にどんどん行く」「一方で福島氏以外に看板がない」のではやむを得ない話でしょう。
 それにしても「自民50%」でありながら「自民の共闘相手・公明4%」というのも変な話です。政策で支持だったらこんなことはあり得ないでしょう。
 また「維新8%」というのは「何故、非常識極右でコロナ失政の維新など支持する(呆)」「衆院選に続く一定の議席増が危惧される」と言う意味では「げんなり」ですが、「立民に大差をつけて最大野党に成り上がるのではないか」と当初危惧されたほどには「支持が伸びてない」のも一方では事実です。維新の脅威をいささかも軽視はできませんが、最終的には自民に吸収された過去の各種保守政党新自由クラブ新党さきがけ、保守党など)同様に「一時のあだ花」で終わるのかもしれない。
 理由はともかく「衆院選で維新に流れた票が自民や立民に戻ってきた」ということなのでしょう。
 共産の場合「50年分裂、1980年代の中曽根長期政権や社会党土井ブーム(社会党に大分、左派層を取られた)など、過去にいくらでも苦境を経験し何とか乗り切ってきた」ということで「勿論、支持者として敗戦していいわけでは全くありません」が「選挙結果によっては内紛で党が消滅しかねない立民、維新、国民民主」「このままでは国会議席が早晩ゼロになるであろう社民*3」ほどには心配していませんが、やはり議席を1議席でもいいので増やしたいところです。


山形東根市長選、現職が出馬表明 8回連続で無投票か - 産経ニュース
 さすがに「無投票で7選」というのはまずいのではないか。


河瀬直美監督に仏文化勲章 大使公邸で叙勲式 - 産経ニュース
 フランスへの苦言がきわめて腰が引けているのがなんとも(苦笑)、あと北朝鮮がらみで非難する作戦も以前ほどの効果はないと思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)というのは「フランス&福島氏への言いがかり」と思った俺も今回の河瀬についてはいかに河瀬が映画監督として有能とはいえ「受賞させていいのかしら?」と思います。というのもご存じの方もいるでしょうが「映画スタッフを拳で殴って怪我をさせた」というパワハラ疑惑が河瀬には浮上しているからです。フランス側も「パワハラ疑惑報道を知らない」ということもないと思うのですが。もし民事訴訟にでもなって「暴行の事実が認定」されたりしたらそのときは「勲章返上」ということになるのか、どうなのか。


【主張】止まらぬ米乱射 銃規制強化をためらうな - 産経ニュース
 ウクライナ戦争では「外国(ロシア、中国、北朝鮮)の脅威」を口実に「軍拡」を唱える産経が「銃規制」を唱えるのは矛盾ではないのか。
 実際、全米ライフル協会などは「犯罪者から身を守るには武器が必要」と「産経の軍拡」とほぼ同じ理屈を展開してるわけです。
 今のところ、憲法九条で「専守防衛」の枠がはまっているからいい物の、今後「その枠が仮に外れた」場合、勿論「自衛隊の武器が戦前日本軍のような形(無法な侵略)で悪用されない」保障はどこにもない。


【主張】セクハラ疑惑 議長は身の処し方考えよ - 産経ニュース
 「報道は事実でありかばいきれない」と見たのか、産経が細田辞任を主張しています(ただしタイトルが「辞任せよ」でなく「身の処し方考えよ」と婉曲な点は自民党応援団・産経らしい)。
 とはいえ、「細田をかばい続けてきた岸田ら自民党執行部」については何一つ非難しない点は所詮産経です。


新潟県知事選、花角氏の再選確実 - 産経ニュース
 「国民民主党(現職を支持)や連合」に忖度したのか、はたまた勝てない闘いとみて逃げたのか、立民が候補を擁立できず、自主投票になったこと(幹事長の西村*4新潟県連代表、新潟県選出なのに!*5)、新潟が自民党王国であることを考えれば、予想の範囲内ですが、「野党共闘日本共産党」支持者としては残念です。
 それにしても「菅*6最高顧問の応援演説など個別の立民関係者の支持」はあったとはいえ、党としては対決から逃げた「立民のやる気のなさ」にはいつもながら呆れます。こんなことでは参院選での立民の惨敗は避けられないのではないか。

*1:プーチンロシアの侵攻(ウクライナでの苦戦で分かるようにロシアは日本の脅威ではあり得ませんが)」「物価高騰」による生活不安がむしろ「変化を嫌う」という方向に行ってるんですかね?。あるいはマスコミが自民批判から逃げてることも影響してるのか。勿論「将来はともかく現時点ではコロナが一時期に比べて収束傾向にある」ということも大きいでしょう。

*2:俺は共産支持とはいえ、社民は「維新や国民民主よりはマシ」と思いますので。

*3:共産はさすがにそこまでの苦境ではありません。

*4:鳩山、菅内閣外務副大臣、野田内閣厚労副大臣などを経て立憲民主党幹事長

*5:まあ、それ以前に西村の存在感のなさに呆れますが

*6:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相、首相などを経て立憲民主党最高顧問