「ウクライナ戦争ガー」ばかりの日本人に呆れる(副題:今日もTBSラジオ『森本毅郎スタンバイ』を称える)(2022年6月8日記載)(追記あり)

「イスラエルに占領終了の意図なし」国連調査委が非難 - 産経ニュース
 こうした事実は何ら「ロシアの軍事侵攻」を正当化しませんが「(例えば米国は)ロシアは非難してもイスラエルは非難しないのか」「親米国家(イスラエル)か反米国家(ロシア)かで扱いを変えるて、それ単にご都合主義なだけやん、ロシア非難の正当性が大いに失われるわ」感はあります。そういった問題意識って多分「"安倍氏「ロシアにはだまされた感あった」 NATO拡大で、侵攻は批判"(時事)/タイトルから安倍がプーチンに騙されたと言い訳しているのかと思ったが違った。安倍は山本太郎と同じことを言っていた(呆) - kojitakenの日記などで『ロシア非難しかしない』kojitakenにはかけらもないんだろう」とは思います。
 つうかこういうこと書くから俺はkojitakenに「ロシア擁護認定」されるのでしょうが。
 高世仁も「似たようなこと」を記事に書いていた記憶がありますが、そういえば先日、知人と「ウクライナ難民支援も対ロシア制裁も勿論、支持するけど、例えば内戦状態のミャンマーについて、ミャンマー難民支援とか対ミャンマー制裁とか日本でほとんど話題にならないのは何かおかしい気がする。何故ウクライナミャンマーで明らかに差があるのか。日本に対するG7諸国(特に米国)の働きかけの差か?。G7諸国(特に米国)が日本に強くウクライナ支援を要請するから応じてるだけで、だからミャンマー難民には冷たいのか。それともアジア人(ミャンマー)と欧米人(ウクライナ)の差か?。欧米人(白人)コンプレクスとアジア人差別か?*1(勿論ネタはミャンマーでなくてもいいですが)」つう話になったことを思い出しました。そういえばTBSラジオ森本毅郎スタンバイ(日頃から愛聴してます)」の「現場にアタック」でも

ミャンマーの暮らしを伝える高校生「一過性の話題にさせない」 | トピックス | TBSラジオ FM90.5 + AM954~何かが始まる音がする~
 連日ウクライナの惨状が伝えられていますが、世界ではウクライナ以外にも様々な危機が起きています。ウクライナのニュースに隠れがちだけど、依然として厳しい状況にある世界に目を向ける動きについて、「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)「現場にアタック」で取材、報告しました。
★「映画を観て、ミャンマーを知る」 上映4月22日(金)まで
 それは昨年2月に軍事クーデターが起きた「ミャンマー」の市民を支援しようという動きについて。まずは、「映画を観て、ミャンマーを知る」というイベントを実施している、映画監督の藤元明緒(ふじもと・あきお)さんに伺いました。
(中略)
 4月16日(土)~22日(金)の期間開催されている、映画の上映会です。2本立てで、前半は16分の短編ドキュメンタリー『白骨街道ACT1』。後半は、1時間40分の長編映画で2018年に公開された映画『僕の帰る場所*2』。
★「かるた」でミャンマーの魅力を伝える高校生
 藤元監督は「映画だと敷居が低い」とお話していましたが、もう一人、ミャンマーを身近に感じてもらおうと、行動に移した高校生がいます。現在16歳、高校2年生の野中優那(ゆな)さんのお話です。
ミャンマーの人々の暮らしや文化、歴史を伝える「ヤンゴンかるた」を作りました。私自身が2年間、ミャンマーに住んでいたので、主要な観光地も入っていますが、マイナーで旅行客は行かないような所も入ってます。私、実は百人一首が大好きで、結構恋の歌とかも好きで、短い文言っていうのがキャッチーなんじゃないかっていう風に思ったから。ただただ話を聞いたり、教科書を読むだけって正直つまらないなって感じることも多くて、遊びながら学べるっていうのはすごくいいなって(中略)思いました。」
 日本生まれの野中さんは、中学2年生から卒業までの2年間、父親の仕事の都合でヤンゴンに住み、現地の日本人学校に通っていました。そして昨年、帰国してから「ヤンゴンかるた」というオリジナルかるたを製作。
(中略)
ミャンマーを忘れ去られた地にしない
 翌月の3月、軍の弾圧が酷くなり、父親を残して帰国することになったのですが、空港に向かう道中、銃撃戦に巻き込まれたらどう身を守るか、家族で真剣に話し合ったと話していました。日本に帰国後、昨年4月から日本での高校生活がスタートした野中さんですが、実は、同級生からのある一言に違和感を覚えたことを教えてくれました。
「「危ない国から帰って来れてよかったね」って言われて、それにすごい違和感を覚えました。帰ってきたからもう関係ないと言われている気がした。でもその時、私自身、アフガニスタンタリバンの問題*3とか、ウクライナの問題とか、積極的に知ろうとしてきたかなって思った時に、同じように無関心だったんだと気づきました。なんで私達は教科書で貧困とか紛争のことを学んでいるのに、自分の事として捉えられないんだろうと思ったとき、それは、そこで実際に生きている人々の顔や息遣い、そういった生命のストーリーを知らないからじゃないかという風に思って、高校生の私にはお金も力はないけれど、私が知ってるミャンマーのことを皆に伝えることはできる、と思ってヤンゴンかるたを作りました。ミャンマーのニュースが報道されてても、ウクライナのニュースが報道されたら人々の関心はそちらに向いてしまうと思うんですけど、やっぱり一番大事なのは、「話題で終わらせないこと」かなっていう風に思ってます。」
(野中優那さん)

ということで以前「ミャンマー難民」の話をしていましたね。
 野中さんについては以下の記事も紹介しておきます。
「素顔のミャンマー かるたで知って」 ヤンゴン帰りの高1制作 政変前の「日常」伝えたい:東京新聞 TOKYO Web2022.3.28
ミャンマー知って、元日本人学校生「かるた」作製 どんたくで販売|【西日本新聞me】2022.4.21(有料記事なので途中までしか読めませんが)
Yuna NONAKA (@YunaN_Karuta) | Twitter(野中さんのツイッター
 しかしミャンマーについては日本は以下のような惨状ですからねえ。こうしたことをほとんど報じないテレビにも呆れますが。

日本政府、ミャンマー国軍から新たに士官候補生・幹部を受け入れ訓練 | Human Rights Watch2022.4.27
 岸信夫防衛大臣は2022年4月26日、衆議院安全保障委員会で、日本政府が新たにミャンマー国軍関係者を受け入れ、防衛省管轄施設で訓練を行うことを明らかにした。
 ミャンマー国軍を「内部から変化させる」という名目での試みは、日本政府の希望的観測に過ぎず、むしろ逆効果を与えることが懸念される。

赤旗国際社会の信頼失う/ミャンマー軍から留学生 井上氏が批判/参院外防委2022.5.3
 日本共産党井上哲士議員は4月28日の参院外交防衛委員会で、政府が26日に表明したミャンマー国軍の留学生の受け入れは「国軍を容認し、ミャンマー国民、国際社会から信頼を失う」と批判し、受け入れの中止を求めました。
 岸信夫防衛相は、「ミャンマーは戦略的に重要な地域に位置しており、将来的に民主主義や文民統制について正しい認識を持った人材の成長効果がある」と強弁。井上氏は、「今、市民が殺されているという現状がある」と怒りをこめて告発しました。

 「ふーん、なら是非とも、

北朝鮮は戦略的に重要な地域*4に位置しており、将来的に民主主義や文民統制について正しい認識を持った人材の成長効果がある

つう理屈で、北朝鮮国軍*5の留学生の受け入れでもやってほしいですね(ボーガス注:勿論皮肉、嫌み*6であって、やってほしいわけではないし、『救う会、家族会言いなりの日本政府がそこまでアナーキー(?)なこと』をそもそもやるとも思えない。そんなことよりも『救う会、家族会の反対など無視して』まずは平壌に常駐事務所を置いて欲しい*7)」と言いたくなります。

【追記】
 上では「北朝鮮国軍留学生受け入れ」と書きましたが、勿論これは「岸への皮肉、嫌み」ですので「中国軍(人民解放軍)」「ロシア国軍」でも構いません。
 しかしさすがに今の状況で「ロシア国軍受け入れ」などやったらG7諸国(特に米国)の日本批判がすさまじいでしょうが「ロシア国軍受け入れなど容認しないだろうにミャンマー国軍なら容認するのか。G7諸国(特に米国)もデタラメだな」とは思います。

*1:例のウィシュマさん(ウィシュマさん死亡事件 - Wikipedia参照)も「スリランカ人(アジア人)」だから、入管であんな酷い目に遭ったんじゃないか。欧米人、それも白人相手にあんなことを果たしてしますかね?

*2:藤元明緒 - Wikipediaによれば『白骨街道ACT1』『僕の帰る場所』ともに藤元氏の監督作品。藤本氏には他にも「ベトナム人技能実習生の現状」を描いた劇映画海辺の彼女たち - Wikipedia(2020年)がある。

*3:最近はテレビも「ウクライナガー」ばかりで一時期の「タリバンでアフガン女性の人権侵害の危機ガー」つう報道も大分減りましたね(特にテレビで)。そういう問題が消えて、なくなったわけでもないでしょうに。

*4:勿論言うまでもなく隣国北朝鮮の方がミャンマーよりも日本にとって「戦略的に重要な地域」でしょう。

*5:ミャンマー国軍」と語呂合わせでこう書きましたが確か「中国人民解放軍(建前は中国共産党の軍)」と同じで「朝鮮人民軍」は「建前は朝鮮労働党の軍」です。これは勿論、中国、北朝鮮ともに「建国前から党の軍として存在した」という歴史的経緯が大きく、実質的には「国軍」と評価していいのでしょうが。

*6:この種の皮肉、嫌みを「いちいち断らなくても皮肉、嫌みとわかるはず」「皮肉、嫌みをわざわざ『皮肉、嫌みである』と書くのは野暮で格好悪い」として「皮肉、嫌みである」とはっきり書かないとid:kojitakenのような『読解能力の低い御仁(あるいは曲解能力の高い御仁)&アンチ北朝鮮』は「ボーガスは本気で北朝鮮国軍留学生の防衛省自衛隊含む)への受け入れを希望している」と見なして『この人(ボーガス注:俺のこと)がもともと、北朝鮮を擁護したり(天皇制と共産党と山本太郎と - kojitakenの日記参照)』なんて書いて、俺のことを「北朝鮮シンパ」と認識するんですかね?(苦笑)

*7:平壌に常駐事務所設置」は「アンチ北朝鮮」kojitaken的に『この人(ボーガス注:俺のこと)がもともと、北朝鮮を擁護したり(天皇制と共産党と山本太郎と - kojitakenの日記参照)』に該当するのか聞きたいところです。「平壌に常駐事務所設置」が「北朝鮮擁護」とは俺は思いませんが