ライプツィヒの夏にいろいろコメント(2022年6月22日記載)

昔の日本の通勤電車というのも、ひどいものだったのだと思う(高樹澪の受難) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

 現在はさすがにこの時代よりは痴漢に対する社会的な姿勢が厳しくなっている
 最近では、当時より通勤地獄も多少なりとも緩和されているし、そういう意味ではいい時代になったのかもしれません。

 「安倍のモリカケ、桜」など見るとつい「昔は良かった」といいそうになりますが、話は単純ではないわけです。
 社会は「一直線に進歩するわけでもなければ、一直線に劣化するわけでもない」。
 「黒人大統領オバマが登場した後に、白人優越主義のトランプ大統領(そして今はさすがに反差別の巻き返しでバイデン大統領)」みたいな厄介なところがある。

 劣化が激しいですね。それは仕方ありませんが、あんな美人だった女性がねえという気はします。

 この辺り例は誰でもいいのですが、「科捜研の女」を長年続けてきた沢口靖子などはすごいもんです。
 勿論「年相応に劣化(?)」はしているのですが、一般人と比べたら全然目立たない。


昔のドラマでは、視聴者へのサービスで、女優が水着になったりしていた(浅野ゆう子と早乙女愛をご紹介) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

 当時はヌードも地上波でOKな時代*1

 というと小生が思いつくのは江戸川乱歩の美女シリーズ - Wikipediaですね。
 多くは「替え玉」ですが、

ウィキペディア参照】
第2作「浴室の美女」(1978年:原作『魔術師』)
◆水原ゆう紀:ミサコ(玉村幸右衛門(演:渡辺紀行)の妾)
 1979年、日活ロマンポルノ『天使のはらわた 赤い教室』に出演。現在も女優活動は続けているものの、占星術師を本業としている。
第3作「死刑台の美女」(1978年:原作『悪魔の紋章』)
第9作「赤いさそりの美女」(1979年:原作『妖虫』)
◆三崎奈美:川手ハル子(川手庄太郎(演:増田順司)の次女:第3作)、春川月子(「燃える女」の主演女優:第9作)
 1977年に東映映画の『処女監禁』などに出演した後、日活に移籍しロマン・ポルノやテレビドラマに出演
第5作「黒水仙の美女」(1978年:原作『暗黒星』)
◆泉じゅん:伊志田悦子(伊志田鉄造(演:岡田英次)の次女)
 1976年、日活ロマンポルノ映画『感じるんです』の主役に抜擢されてデビュー。なお、泉じゅんという芸名は、デビュー作『感じるんです』の原作者である泉大八*2命名による。彼の名字である『泉』と、『感じるんです』の原作のタイトルであり、泉じゅんの役名でもある『ジュンちゃん』から取ったものである。料理研究家結城貢と結婚し、現在は芸能界から引退
第8作「悪魔のような美女」(1979年:原作『黒蜥蜴』)
◆加山麗子:岩瀬早苗(岩瀬庄兵衛(演:柳生博)の娘)
 日活ロマンポルノの清純派として活躍
第11作「桜の国の美女」(1980年:原作『黄金仮面』)
田中真理:浅沼由貴(ニュー白銀ビルのオーナー・白銀弥之助(演:宇佐美淳)の秘書)
 高校在学中の1967年、スカウトされて日活に入社。1969年、田中マリの名で『女番長 仁義破り』にて映画デビュー。日活がロマンポルノへと路線を転向した1971年、『セックス・ライダー 濡れたハイウェイ』(蔵原惟二監督)でポルノ映画の主役を飾る。白川和子、片桐夕子に次ぐ「ロマンポルノの星」として売り出され、初期ロマンポルノを代表するスターへと成長する。
第14作「五重塔の美女」(1981年:原作『幽鬼の塔』)
◆ 宮井えりな:レイコ(ファッションデザイナー・進藤健三(演:石浜朗)の彼女)
 1976年、松竹映画『超高層ホテル殺人事件』で映画デビュー。1976年、日活ロマンポルノ『団地妻(秘)出張売春』にて主演。現在は引退。
第16作「白い乳房の美女」(1981年:原作『地獄の道化師』)
◆片桐夕子:野上みや子(野上愛子(演:岡田奈々)の姉、この作品のヒロイン(美女役*3))
 1971年に役名がそのまま芸名となった日活ロマンポルノ『夕子シリーズ』の主演に抜擢され、以降日活ロマンポルノ初期のスターの一人となる。
◆北原リエ:アケミ
 北原理絵の名で日活ロマンポルノ女優として1980年の『ハードスキャンダル:性の漂流者』でデビュー。1987年、小説「青い傷」(後に1992年、中公文庫)で女流新人賞を受賞、以後作家となる。著書『あのひとの行方』(1994年、講談社文庫)
第17作「天国と地獄の美女」(1982年:原作『パノラマ島奇談』)
宮下順子:人見英子(人見広介(演:伊東四朗)の妻)
 日活時代は、小川節子、田中真理と並ぶロマンポルノ女優の代表格とされた。
第18作「化粧台の美女」(1982年:原作『蜘蛛男』)
◆志麻いづみ:岸田マキ(ホステス)
 1977年、日活スタッフにスカウトされ日活専属となり、日活ロマンポルノの女優として、団鬼六原作作品を中心にロマンポルノ後半期の10年に活躍した。現在は引退して建設会社の社長夫人になっている。
第23作「炎の中の美女」(1984年:原作『三角館の恐怖』)
朝比奈順子:鳥井靖子(鳥井和子(演:久保菜穂子)の娘)
 1953~2021年。1981年、日活ロマンポルノ「女教師のめざめ」で主演デビュー。1984年、活動期間約4年、出演13本(うち主演10本)で、惜しまれつつロマンポルノ出演を終了させた。

ということで日活ロマンポルノ出身の女優も出演しており、その場合は「替え玉ではなく本人」の場合も多いようです。

*1:なお「地上波でヌードがNG」なだけで「CSのアダルトチャンネル」などでは、「昔の地上波のヌード」がかわいく見えるどぎつい放送がされてるわけです。

*2:1928年生まれ。本名は百武平八郎。1959年に『アカハタ』へ投稿した「空想党員」が入選しデビュー。1960年に『新日本文学』7月号掲載の「ブレーメン分会」で芥川賞候補となる。1962年2月、前年の日本共産党第8回大会において、安部公房(「空想党員」が入賞したときの選者のひとり)らと共に日本共産党中央指導部を批判する文書を公表したことを理由に党を除名される。1968年に官能小説へ転向。1970年代にはスポーツ新聞各紙の連載で主に「痴漢モノ」を執筆し、人気を集めた

*3:他作品とは違い、この作品だけは日活ロマンポルノ出身者が「美女役」というかなりの大役です。