常岡浩介に悪口する(2022年7月30日分)

常岡浩介がリツイート
サーシカ
 「ウクライナ側で戦ったロシア人を除き、今後50年間は全てのロシア人の入国を完全に禁止し、ロシア人に居住許可を与えない」という請願をゼレンスキー大統領は審議するという。

 事実なら「おいおい(呆)」ですね。さすがに「審議するだけで可決せずガス抜き」かもしれませんが、それにしたって「日系人強制収容所送りにした太平洋戦争時代の米国」並に無茶苦茶でしょう。
 「プーチン政権には賛同してないが、弾圧が怖くて黙ってる」「できれば国外に移住したいが金がないからロシアに住んでる」つう人間も当然いるわけで「ロシア人」というだけで「反プーチン派以外は皆プーチンシンパ」扱いされ、そこまで敵視される言われもないでしょう。あのロシアですら「米国人の入国禁止」は「全ての米国人」ではなく「政治家など反ロシア分子と認定した特定個人限定だった」と思いますが。
 つうか「今後50年」て。「50年間、ウクライナ、ロシア関係が変わらない(つうか、変える気がない)」とでも言いたいのか,50年後にはプーチン(1952年生まれ、今年で70歳)もゼレンスキー(1978年生まれ、今年で44歳)も死んでる*1だろうに?、と心底呆れます。
 今から50年前(1972年)だって

1972年 - Wikipedia
◆2月21日
 ニクソン米国大統領、訪中
◆5月15日
 米国から日本へ沖縄返還沖縄県発足。
◆9月25日
 田中首相訪中し、周恩来と会談
◆9月29日
 日中国交正常化の共同声明に調印
◆12月27日
 朴正煕、韓国第8代大統領に就任。第4共和制発足。

ということで「1972年に初めて日米が中国との国交樹立に動く」「韓国は朴正熙軍事独裁」など、今とは大きく政治状況が違ったわけです。
 勿論こうした暴論を「批判する気がないらしい常岡と類友」にも呆れます。まあ、ウクライナがバカなことばかりやってるとそのうち、良識派に見限られるんじゃないですかね。いくら「ロシア政府が酷い」にしても。
 北朝鮮が酷いからと言って「救う会、家族会」を手放しで褒められないのと同じで、俺もウクライナ政府を手放しで褒める気は最近はさすがになくなってきました。こういうことを書くとid:kojitakenから「ロシア擁護」扱いされるようですが。

常岡浩介がリツイート
◆kazukazu88
 ウクライナの捕虜が一方的に爆破で大量に殺害されて、「両国が互いを激しく非難しています」って常識で考えておかしな構図*2だと分かるだろうに、日本の報道はそのまま流して、ウクライナ側ではなくロシア側の見解を主に取り上げるのだなと。

 完全なデマです。「将来はともかく」現時点ではこの殺害を「ロシアの犯行」と断定できる決定的証拠がないのは確かでしょう。だから両論併記ですが、それは「ロシア擁護」ではない(意見保留に過ぎず勿論「ロシア側の見解を主に取り上げ」てるわけではない)。
 ロシアの犯行という見方が有力になれば日本マスコミはそう報じるでしょう。日本マスコミは別にロシア贔屓ではない(勿論、「ウクライナの犯行という見方が有力」になればそう報じるでしょう)。
 また、日本マスコミは「ウクライナ侵攻それ自体(国際法違反の侵略と評価)」「ブチャの虐殺」などでロシアを非難してるのに随分と酷い誹謗です。

常岡浩介がリツイート
◆サーシカ
 ロシアという国は極端な知性と極端な野蛮が混在している国だと思う。ドストエフスキー*3トルストイ*4みたいな優れた文学や芸術を輩出したのが知性だとしたら、ウクライナで行ってる戦争犯罪が野蛮に相当する。とにかく両極端な側面を持つ国なんですよ

 馬鹿馬鹿しくて吹き出しました。「アンチ・プーチンロシア」の「常岡と類友」らしいですが「それ、ロシアに限らねえだろ」ですね。

◆米国
 トランプ派による上院襲撃
◆ドイツ
 ナチホロコースト
◆日本
 関東大震災での朝鮮人虐殺、731細菌戦部隊

などほとんどの国には何らかの黒歴史(野蛮)がある。その一方で優れた文化もある。
 そもそも、多くの国において「国民が一枚岩ではない」のだから当たり前ですが。

*1:まあゼレンスキーは「50年後は94歳」なのでやや微妙ですが。中曽根元首相(享年101歳)やボー・グエン・ザップ(元ベトナム国防相、享年102歳)並みに長生きすれば生きてるかもしれない

*2:何がおかしな構図だかさっぱり分かりません。「ロシアの犯行であることは明白」と決めつけてるからこういう言葉が出るのでしょうが。

*3:著書『悪霊』(光文社古典新訳文庫新潮文庫)、『カラマーゾフの兄弟』(岩波文庫光文社古典新訳文庫新潮文庫)、『地下室の手記』(光文社古典新訳文庫新潮文庫)、『罪と罰』(岩波文庫、角川文庫、光文社古典新訳文庫新潮文庫)、『白痴』 (光文社古典新訳文庫新潮文庫)など

*4:著書『アンナ・カレーニナ』(光文社古典新訳文庫新潮文庫)、『戦争と平和』(岩波文庫光文社古典新訳文庫新潮文庫)、『復活』(岩波文庫新潮文庫)など