今日の産経ニュースほか(2022年11/19分)

片山さつきを乗せた車が信号無視事故で「被害者置き去り」 | 週刊文春 電子版
 事実ならば「完全な当て逃げ」であり、本来、政治的な批判どころか、刑事責任を追及されてしかるべきでしょう。


首相、寺田氏の進退「首相として判断したい」 - 産経ニュース
 この期に及んで「更迭」と言えない岸田です。とはいえ世論の批判が怖くて「更迭しない」とも言えないわけです。こうなると「寺田をかばいたい岸田が渋々」ではあれ「更迭ももはや間近」かもしれません。


【記者発】ロックと野党と高齢化 政治部・千葉倫之 - 産経ニュース

 この秋、安倍晋三元首相の国葬や、安全保障関連法などに反対する集会を何度か見た。
 参加者はだいたい、ガンズファンの親世代くらい。

 で、「本心なのか、産経社員であり続けるための処世術か」はともかく、悪口雑言する産経記者ですが「産経らウヨの政治集会」に若者の参加が多いわけでは無論ないので、「自分を棚上げしてよく言う(呆)」ですね。そもそも国葬について言えば「反対が過半数」なのに何を抜かしてるのか。


【産経抄】11月19日 - 産経ニュース

 憲法自衛隊を明記すれば自衛隊違憲論は成り立たなくなる*1

 勿論産経や自民の改憲論はそんな話ではなく「専守防衛の枠を外し、『ベトナム戦争での韓国軍』のように、米軍と海外で共同軍事作戦をやる」と言う「酷い代物」です。嘘も大概にしたらどうなのか。せめて正直に「海外で軍事力行使したい(でも今の憲法ではできないから改憲したい)」と言ったらどうか(勿論そういえば改憲支持が減ることは産経も分かってるから嘘をつくわけですが)。
 ついでに言えば「改憲ウヨにとって最大の本丸は憲法九条」ですが、可能なら「政教分離を緩和して首相の靖国参拝を合憲化する」「天皇の元首化」等の「右翼的野望」もあるのでそういう意味でもこうした物言いは大嘘です。

*1:同様の「改憲正当化の嘘」に「憲法15条(公務員を選定することは、国民固有の権利)を改正しないと外国人地方参政権違憲論が成り立つ(→いわゆる傍論だが、最高裁はそのような立場ではなく外国人地方参政権を法律で制定しても違憲にはならないと判断している)」「憲法24条(婚姻は、両性の合意のみに基いて成立)を改正しないと同性婚違憲論が成り立つ(→24条の「両性」は「同性も含む」と解釈する余地があるし、異性限定と理解しても「同性婚憲法制定当時は想定してないだけで禁止はしてない」と解釈するのが通説)」「憲法33条(現行犯として逮捕される場合を除いては、権限を有する司法官憲(ボーガス注:裁判所のこと)が発し、且つ理由となつてゐる犯罪を明示する令状によらなければ、逮捕されない)を改正しないと『無令状での逮捕』である緊急逮捕違憲論が成り立つ(→【1】緊急逮捕の必要性、【2】対象が「死刑又は無期若しくは3年以上の懲役若しくは禁錮にあたる罪」に限定されてること、【3】逮捕後至急に裁判所に令状請求することが義務づけられてることから合憲とするのが判例・通説)」「憲法89条(公金その他の公の財産は、(中略)公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない)を改正しないと私学助成違憲論が成り立つ(→「公の支配」は国公立を意味せず私立であっても、行政が補助金支給に当たって一定の管理、監督をしていれば「公の支配」に当たるというのが通説)」があります。一番多用される嘘はやはり憲法九条関係でしょうが。