敵基地攻撃能力の保有は違憲/対話・交渉の平和外交を/NHK日曜討論 山添政策副委員長が主張
「違憲」との指摘には全く同感ですが、そうした認識がないのか、世論調査では「反対意見」が多くないことにはげんなりしますが、地道に批判を強めるしかないのでしょう。問題は泉立民が「敵基地能力容認」の「自民補完勢力」維新にすり寄り、この問題での立場を「曖昧にごまかしてること」です。最大野党がろくに批判しないことが「批判世論の形成」を阻害してることは明らかです。
勿論、「支持率が増えれば容認していい」わけではないですが、そんなことをしたところで「維新に追いつかれた立民の支持率」が回復し「維新を突き放す」ことなどなく「維新と立民でどんぐりの背比べ状態(維新と立民で抜いたり抜かれたり状態)」なのだから泉も馬鹿者です。明らかに維新を利している。
しかしこうなるともはや市民連合も野党各党(共産、社民、れいわ)も「野党共闘は事実上、泉によって破壊された(泉が代表を退任しない限り共闘が成り立たない)」という認識で動くしかないのではないか。
「会費ではなく購読料」/統一協会系団体へ 秋葉復興相の支出/本紙に回答
「統一教会系雑誌とは知らなかった」という「モロバレの嘘」をついてみっともない醜態をさらす秋葉には心底呆れます。岸田もとっとと更迭したらどうなのか。
風呂なし公営なくせ/紙氏「住宅の実態調査必要」
是非以前(勿論俺は非の立場ですが)に「風呂無し公営住宅(銭湯の利用が前提?)」が今だにあることに驚きます。
FATF対応法案 参院委可決/共謀罪対象拡大やめよ/井上議員反対
感染症法改定案 参院委可決/医療抑制政策転換こそ/倉林議員反対
また「共産が反対する法案」に自民、公明、維新、国民民主と一緒に賛成する泉・立民です。野党共闘を推進する気があるのか。
どう見ても「野党共闘に後ろ向き」なことが「衆院選、参院選の敗北理由」でしょうに、「その間違った路線」を「敗戦の責任者・泉を更迭もせずに」継続し、あげく予想通り「支持率が低迷してる」のだから、立民は「バカにつける薬はない」としか言い様がないですね。まずは泉を代表から更迭することが必要でしょう。
女性転落死 再発防げ/本村氏、相談所改善を要求
転落死と書いてありますが、おそらく「遺書がない」ために自殺と断定できないだけで、自殺の疑いが強いのだろうと思います。
何せ
児相が一時保護の少女「トイレに行く」、数分たっても出てこず…3階の窓から転落し死亡 : 読売新聞
少女が「トイレに行く」と申し出てトイレに入ったが数分たっても出てこなかったため、女性職員が様子を見に行くと窓から約10メートル下の駐車場に倒れていた。
ですからね。げんなりします。
きょうの潮流 2022年11月24日(木)
畑田重夫氏*1が亡くなられたそうです。謹んでご冥福をお祈りします。
【2023年2月23日追記】
五十嵐仁氏*2の畑田氏追悼記事を紹介しておきます。
2月22日(水) 追悼 畑田重夫さん:五十嵐仁の転成仁語:SSブログ2023.2.22
〔以下の追悼文は『学習の友』No.835 、2023年3月号、に掲載されたものです。〕
国際政治学者の畑田重夫さんは、私にとって大恩ある「先生」でした。就職のきっかけを作っていただいたからです。その方の訃報に接し、残念な思いでいっぱいです。
私が初めて畑田さんにお目にかかったのは1986年の夏でした。学習の友社から刊行された畑田重夫編『現代の政治論』執筆の打ち合わせのためです。このとき初の単著*3刊行の労も取っていただき、それがきっかけとなって定職*4に就くことができました。
東大卒で旧内務省を経て名古屋大学助教授になった経歴を捨て、「高級官僚や大学教授への道をあえて敬遠して、労働者・国民と共に学び、ともにたたかう道を選択した」(『わが憲法人生70年*5』)ために、「定収のない生活」でのご苦労も多かったと思います。それにもへこたれず、労働者教育協会会長や勤労者通信大学学長、全国革新懇の代表世話人、日本平和委員会の代表理事などを歴任され、都知事選にも2度立候補されています。
とてもまねのできない、一本筋の通った苛烈な生きざまでした。政治学者で労働者教育協会理事、全国革新懇の代表世話人として同じような道を歩んできた私にとっては偉大な先達であり、手の届かないお手本です。亡くなる直前まで、新聞への投書などで励ましていただきました。
大軍拡の波が押し寄せ、憲法破壊の危機が高まる下でのご逝去でした。心残りだったと思います。やり残された課題を引き継ぐために、畑田さんがよく口にされた言葉を深く胸に刻みたいと思います。
「学び、学び、そして学べ」
*1:1923~2022年(享年99歳)。労働者教育協会会長、勤労者通信大学学長、全国革新懇代表世話人など歴任。著書『新安保体制論』(1966年、青木書店)、『民族と民族問題』(1967年、新日本出版社)、『共産主義のはなし』(1968年、日本青年出版社)、『70年安保闘争と統一戦線』(1969年、青木書店)、『学生運動と統一戦線の思想』(1969年、汐文社)、『青年と軍国主義』(1971年、日本青年出版社)、『国家論入門』(1972年、学習の友社)、『河上肇』(1973年、汐文社)、『安保のすべて』(1981年、学習の友社)、『日米韓「運命共同体」と教科書問題』(1983年、あゆみ出版)、『東京を創る人びと』(1991年、あけび書房)、『PKO法と安保』(1992年、学習の友社)、『戦後50年の原点』(1995年、学習の友社)、『安保問題のすべて:安保大改悪と日米共同宣言』(1996年、学習の友社)、『自動参戦・列島総動員の新「ガイドライン」:安保・有事立法・改憲策動』(1997年、学習の友社)、『どうみる新しい内外情勢』(2010年、学習の友社)、『わが憲法人生七十年』(2016年、新日本出版社)、『畑田重夫の卒寿の健康力!』(2019年、本の泉社)など(畑田重夫 - Wikipedia参照)
*2:法政大学名誉教授。全国革新懇代表世話人。著書『保守政治リストラ戦略』(1995年、新日本出版社)、『徹底検証・政治改革神話』(1997年、労働旬報社)、『政党政治と労働組合運動』(1998年、御茶の水書房)、『戦後政治の実像:舞台裏で何が決められたのか』(2003年、小学館)、『現代日本政治』(2004年、八朔社)、『この目で見てきた世界のレイバー・アーカイヴス』(2004年、法律文化社)、『労働再規制』(2008年、ちくま新書)、『労働政策』(2008年、日本経済評論社)、『対決安倍政権』(2015年、学習の友社)、『活路は共闘にあり』(2017年、学習の友社)、『打倒安倍政権』(2018年、学習の友社)など
*3:恐らく、五十嵐『戦後保守政治の転換:「86年体制」とは何か』(1987年、ゆぴてる社)のこと(五十嵐仁 - Wikipedia参照)
*4:1987年の法政大学大原社会問題研究所専任研究員・助教授への就任のこと(五十嵐仁 - Wikipedia参照)